★TITANIC関係のWebサイト
INDEX
TITANIC研究に関するもの (Titanic
Sites)
映画「TITANIC」に関するもの
(Movie Sites)
COMMENTS
1997年版の映画「TITANIC」は、船が大好きでコンピュータを操作するのが大好きな皆さんならば、恐らくご覧に
なっていらしゃることと思う。映画を最近になって見始めたというティーンズの中には、これまで見た映画の中で最
高の映画になっている方もいらっしゃるかもしれない。
しかし、一本の映画として見た場合、私はそれ程出来のいい映画だとは思っていない。なぜならあれだけ大掛り
な舞台を用意しておきながら、そこで描かれている話はありきたりのラブストーリーであり、しかも回想という形式を
採っているために、映画の前半でその恋物語の結末を、察しのいい観客ならば、知ってしまうからだ。さらに船旅
好きな皆さんならば、映画のインチキな部分を本能的に発見してしまうのではないだろうか。たとえば、20ノットを超
える速度で航行する船の舳先でキスをするなんてなことは、映画としてはロマンチックなシーンだとしても、実際に
はかなり困難なことだろう。氷山が漂う深夜の大西洋を航行する船の甲板で、主人公がウロウロしているのも、現
実的ではないと思う。真っ暗闇で凍えてしまうはずだ。 それにもかかわらず、この映画にとらわれてしまうのはな
ぜか。それはこの映画の本当の主人公である客船TITANICの持つ魅力だと思う。
映画の冒頭、ジェームズ・ホーナー(James Horner)の作曲したアイルランド民謡調の音楽が流れると、そう言えば
この船は、北アイルランドのベルファスト(Belfast)の造船所で建造されたもので、アイルランド人の労働者によって
作られたものなんだ、といったことが思い起こされて、それだけでグッときてしまったかもしれない。
また、クルーズ客船ファンの皆さんならば、サウサンプトン(Southampton)の港が出てくると、クイーンエリザベス2
世号(QE2)を連想してしまったかもしれない。TITANICの乗客を救助したカーパシア号はキュナード社の船だった、
などと蘊蓄を傾けたくなった人は、私だけではないだろう。
この映画の一番のシーンは出港のシーンだ。大きなホテルのような巨大な船体がゆっくりと岸壁を離れていく様
を捉えた映像は見事であり、船旅ファンでなくてもワクワクしたはずだ。
何だか旅に出たくなってきた。インターネットも楽しいけれど、また潮風に吹かれてみませんか。

(c) 1997 TWENTIETH CENTURY FOX AND PARAMOUNT PICTURES.
This music is downloaded from Titanic-The Ship of Dreams download archives.