2026年7月

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2026年7月の海外旅客船情報

Brittany Ferries、費用上昇の中、航路削減(フランス・英国)

海峡横断フェリー運航事業者は、財政問題との戦いの中、航路の閉鎖と船舶の売却の契約を発表した。

Brittany Ferriesは、プールからシェルブールに向かう旅行者を扱っている船舶を売却し、同航路を11月から閉鎖する。同社は、ポーツマスからル・アーブルに向かう航路を、10月から閉鎖することを検討している、とも話した。

Brittany FerriesのCEO(=最高経営責任者)であるChristophe Mathieuは、次のように語った。「弊社は順応する必要があり、これは弊社が運航している地域で暮らし、働いているすべての人達に機会をもたらし続けることになる将来を確実にする計画であることを意味するのです。」

同社は、2026年に2700万ユーロの請求書に直面しており、これは増税、Covid(注、「新型コロナウイルス」)融資の返済、不正競争、そして旅行者の減少のためだとしている。

Covid支援融資の半分を返済したとしても、The European Union Emissions Trading System(=ヨーロッパ連合排出権取引制度)からの新たな負担と共に、より環境に優しい船舶に多額の投資をしているにも拘らず、かなりの債務が残るという。

「より効率化」

プールに行く代わりに、ポーツマスからシェルブールに行く毎日便を走らせると話した。同社は、ガーンジー島、プール、そしてシェルブールに運航している船舶は、11月1日から、より効率的な予定に割り当てることになると話した。

このことで、ポーツマスからガーンジー島、ガーンジー島からシェルブール、シェルブールからポーツマスを結ぶ、ここのIslanderという船を見ることになる。ここのVoyagerという高速船は、プールからガーンジー島への運航を継続するが、サン・マロへの旅行選択付きとなる。

「Brittany Ferriesは、長期的・短期的挑戦に対し、事業を順応させる点で実績がございます。」とMathieuは話した。「弊社は、国境が閉鎖された際にCovidに打ち勝ち、Brexit(注、英国のEU離脱)の結果と格闘し続けており、可能な限り合理的に、フランスとスペインで休日を過ごすための措置を講じているのです。」会社は「realistic(=現実的)」でなければならず、港湾には連絡し、この計画によって影響を受けるあらゆる人と作業することになる、と付け加えた。

Brittany FerriesのNigel Wonnacottは、BBC Radio Solent(注、ラジオ・ソレント局)に対して、「a perfect storm of increased costs at the moment(=目下、費用の増加という最悪の状況)」に直面していると話したが、「there are no staff redundancies in the UK(=連合王国(注、英国)内で、余剰職員の解雇はない)」ことを確認した。この変更の影響を受けることになる予約切符を持っている旅行者は、返金を受けるか、代替サービスに使用する選択肢を持つことになる、と話した。(BBC News: 1st July 2026)

サン・フランシスコに接岸したクルーズ船のRuby Princess、ノロウイルス勃発に襲われる(米国)

サン・フランシスコ発。U.S. Centers for Disease Control and Prevention(=合衆国疾病対策・予防センター)によると、サン・フランシスコに接岸したPrincess Cruisesのクルーズ船で、ノロウイルスの勃発が見られているという。CDC(=疾病対策・予防センター)は、Ruby Princessに乗船している3,000人以上の乗客のうちの102人が、船員23人と共に感染したと話した。発病した人の症状は、下痢と嘔吐を含むものだ。

Ruby Princessに乗船していた乗客と船員は、6月12日に始まった20日間航海中で、木曜日に終わることになっていた。この勃発は土曜日に報告された、とCDCは話した。

Princess Cruisesの代表者は、勃発を確認し、KRON4(注、地方テレビ局)に「a limited number of guests reported mild gastrointestinal illness during the 20-day June 12 Ruby Princess voyage from San Francisco.(=サン・フランシスコ発の6月12日の20日間のRuby Princessの航海中に、限られた人数の客が、軽度の胃腸病を報告した)」と話した。「弊社船員は、船中で強化衛生手続きを実行し、適切に対処いたしました。」とPrincess Cruisesは付け加えた。(中略)

CDCは、VSP(=船舶衛生事業)は遠隔で状況を監視しており、Ruby Princessの勃発に対する対処を調べているところだと話した。

Ruby Princessは、木曜日の朝にサン・フランシスコに到着し、Pier 27(=27号埠頭)に接岸した。このクルーズ会社はKRON4に対し、同船は「comprehensive cleaning and disinfection(=包括的清掃及び消毒)」を受けることになると話した。(KRON4: Jul 2, 2026 / 01:37 PM PDT)

Nippon Maru、インドで解体のため浜に乗り上げ(インド・日本)

MOL O.S.K. Passenger Lines(=商船三井客船)の元Nippon Maru(=にっぽん丸)は6月に、インドで解体するため、浜に乗り上げ(注、座礁)させられた。

5月中旬に、この日本企業での36年間の船歴を終えて、この22,000トンの船は、コモロ船籍となって、インドの解体工場に航海した。最終航海のためにMaryと改名したこの乗客600人乗りの船は、2026年6月19日に、解体工場で浜に乗り上げさせられた。元にっぽん丸は今や、再生利用や別用途で使用するために、建材、備品、家具が撤去される1か月間の工程の中で、取り壊されることになる。

同船が売却されるに先立ち、MOL(=商船三井)も、「Nippon Maru Memorial Goods Project(注、「にっぽん丸記念品事業」の意)」と呼ばれるもののため、船上から数点の物品を撤去していた。この構想の一環として、元乗客や船員らが、別用途で使用する物や美術品に加え、同船の調度品を買うことができた。提供された物品の中には、休憩室のコーヒー・テーブルや椅子、装飾部品、一般的な信号品や照明器具があった。同社は、この事業は、その船歴において、600,000人以上の客と400港以上の港湾を訪問した2,000回以上のクルーズを終えた、同船の歴史を保存することを狙っているものだと話した。

Cruise Industry Newsの資料によれば、この元にっぽん丸は、この1年近い間で、解体のために売却されることになった初めてのクルーズ船となった。

この日本建造船の前には、Astoriaが、解体業者に送られた最後の船となっており、2025年7月に解体されるためにGalloo Gent造船所に到着していた。この1942年建造船は、数週間前にベルギーの再生専門業者に、200,000ユーロちょうどで買収されていた。

Celestyal Cruisesの船隊内で、より大型の、より現代的な船に代替されたのを受けて、Celestyal CrystalとCelestyal Olympiaも、2025年に解体のために売却されていた。Ocean Diamondは、昨年、解体されたもう1隻の船で、様々な運航事業者向けに傭船された探検クルーズを、10年間以上提供して過ごした。(Cruise Industry News: July 3, 2026)

WHO、クルーズ関連ハンタウイルス勃発の正式終了を宣言(スイス・オランダ)

World Health Organization(=世界保健機関)は、クルーズ船に関連した感染者であると最後に特定された人物の隔離が終了し、ウイルスの検査が陰性であったのを受けて、ハンタウイルス勃発の終了を宣言した。

この勃発では13人が感染し、3人が死亡したが、アルゼンチンやチリで典型的に循環している稀なアンデス・ハンタウイルス株が関係していた。クルーズ船Hondiusは、4月1日にアルゼンチンから出航していた。

「本日、クルーズ船MV Hondiusでハンタウイルスに感染した人物の隔離期間が終了し、検査は陰性で帰宅した、との最終連絡がありました。」とTedros Adhanom Ghebreyesusは木曜日に語った。「5月25日以来、更なる症例は報告されておりません。それ故、WHO(=世界保健機関)は、ハンタウイルスの勃発は終わったものと考えます。」と付け加えた。

4月にこのオランダ船籍のクルーズ船は、アルゼンチンのウスアイアから出航し、トリスタン・ダ・クーニャを含む南大西洋の離島に寄港し、その後、スペインのカナリア諸島のテネリフェ島に向かい、そこで残っていた乗客は、飛行機で帰国した。

この極地探検船は、5月18日にオランダのロッテルダムで、最終的に接岸していた。清掃と消毒後、5月30日に同船は再び海に戻ることを許可された。

Tedrosは、33の国と地域の保健当局より、650人以上の感染が特定され、追跡調査を行ったと話した。彼は、WHOではこの勃発と同ウイルス自体を解明する作業を継続する、と話した。(後略)(yahoo!news: Fri, July 3, 2026 at 5:50 AM GMT+9)

トルコ、「倫理観」を引き合いに出し、ゲイ・クルーズ船の接岸禁止(トルコ・米国)

トルコ当局は、アメリカのLGBTQ(=レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング)の旅行者を扱うクルーズ船が、同国の港湾に接岸することを「moral standards and family values(=道徳的規準及び家庭価値観)」を引き合いに出して禁止した。

この「Athens to Venice(=アテネからベニス行き)」クルーズは、旅行を企画したLGBTQ旅行会社のAtlantis Eventsによると、7月5日日曜日にギリシャを出発するものだが、7月7日にトルコの港町クサダシに接岸し、その後、イスタンブールに旅行する予定だったという。

しかしトルコの地元当局は、同船は「known for behaviors incompatible with the fabric of our society and our moral values.(=我が国の社会構造と我々の道徳基準と両立しない行為で知られている)」団体により傭船されたものだと言って、この「event(=行事)」を中止した。

この船は「Scarlet Lady(=スカーレット・レディ、注、「緋色の淑女」の意)」で、Richard Bransonが背景にいるVirgin Voyagesにより所有されている。この10日間クルーズは、ギリシャとクロアチアに寄港して、地中海を航海する予定だった。

同船の1,900人の乗客のうち、約1,100人は合衆国から来た、とAtlantis Eventsのpresident and CEO(=社長兼最高経営責任者)は、CNNに話した。残りの旅行者は、連合王国(注、英国)、カナダ、オーストラリア、その他の諸国から来ている。

「正直に言って、かなりビックリしました。つまり、背景にある理由が、ゲイの団体だというものだからなのです。」とCampbellは、同船が接岸することを禁止するトルコの決定について語った。「どの観光客に入国を許可し、どれを許可しないのかを選ぶことができる決定を一国が行なうのは、私にとっては大変に心配なことです。」

Campbellは、同社の36年間の歴史において、「actively told we may not berth here because of who we are(=我々が何者であるかという理由で、ここに停泊することはできないかもしれない、と積極的に伝えられたのは)」初めてのことだったと話した。

しかしトルコ政府の行動は、驚くべきことではなかった。President(=大統領)のTayyip Erdoganの与党、AK Party (Justice and Development) (=公正発展党)は、LGBTQの権利に対して益々厳しい態度を取るようになり、LGBTQの露出を厳重に取り締まっているのだ。Erdoganはこれまでに、家族制度を弱体化させ、出生率を増加させるための努力を妨害する「perverse(=倒錯した)」傾向と戦うことを誓っていた。

クサダシがあるトルコのアイドゥン県の当局者は、「absolutely no possibility of the group in question visiting our province for an event of this nature(=この種の行事のために、当県をこの団体が訪問する可能性は全くない)」と話した。

一方で、イスタンブールの当局者は、「Atlantis brochure(=Atlantisのパンフレット)」がそこで宴会を開くと宣伝していたという申し立てがあったことから、警察が同市内の酒場を急襲したと話した。CampbellはCNNに対し、このパンフレットは作られてもいないし、Atlantis Eventsと関係もない、と話した。

「これは政治的な組織ではないのです。」とCampbellは話した。「我々はお金を使うこと以外のことはせずに、楽しく過ごし、小旅行をするのであって、我々が訪問するあらゆる文化には、信じられない程、敬意を払っているのです。」

Atlantisは7月2日に、トルコ当局の行為のため、「due to circumstances beyond our control, we have had to change the ports in our itinerary to remove both port calls to Turkey(=弊社の手の及ばない状況により、トルコへの2港の寄港は旅程から外し、港を変更しなければならなくなりました)」と乗客に通知した。

同船は、代わりにエジプトのカイロ、そしてギリシャのクレタ島に接岸することになる。

Instagram(=インスタグラム)での投稿で、ブロードウェイの伝説的人物であるPatti LuPoneは、このクルーズで公演することになっていると話した。

「衝撃を受けました」とEvita and CompanyのTony Award-winning star(=トニー賞受賞歴のあるスター)は書いた。「私が来週、公演するAtlantisのクルーズは、トルコ入国を禁止されました。船は、壮大な船ですが、ゲイの男達で満員です。そして私ですね。トルコへの入国拒否は、単に乗船している人が誰かが理由なのです。」

「私は怒り狂っていますが、船が他の港に寄港することから、私は航海しているところです。このAtlantisクルーズに乗船している、こうしたことよりもずっと良いことに相応しい、素晴らしい男達のために、公演する準備は出来ています。」(Metro Weekly: July 4, 2026)

緑島と蘭嶼行きのフェリー、台風のため欠航(台湾)

台北発、台湾当局は月曜日、緑島(=リューダオ)と蘭嶼(=ランユー)行きのフェリーは、Typhoon Bavi(=台風バービー、注、台風9号)が接近しており、今週中に更なる混乱が見込まれることから、水曜日の午後から運休すると話した。

CNA(=中央通信社)によると、The Maritime and Port Bureau(=交通部航港局)は、フェリー航路は、火曜日は通常通り運航を継続するが、水曜日の朝の蘭嶼行きは、部分運航となると話した。島嶼行きの全てのフェリー便は、水曜日の正午から土曜日まで運休すると話した。

UDN(=聯合新聞網)によると、The Central Weather Administration(=交通部中央気象署)は、この台風は台湾に接近して来ることから、金曜日から土曜日にかけて、同国に最大の影響を与えるものと予想されていると話した。同署は、フェリーの予定は、予想の変更に応じて調整され続けることになる、と話した。

同署は、離島にいる旅行者に、運休が始まる前に、フェリーに乗って台湾に戻るよう促した。また離島への旅行を計画している人々には、旅行を延期するよう勧告した。

聯合新聞網によると、フェリー運航事業者は、入念に状況を監視し続け、いかなる便の変更も、前もって発表するという。(Taiwan News: Jul. 6, 2026 17:27)

Fincantieri、Four Seasons IIIの注文を確認(イタリア・米国)

Fincantieriは、Four Seasons Yachtsの共同所有者・運航者であるMarc-Henry Cruise HoldingsとのFour Seasons IIIの建造契約を発表した。

Fincantieriのアンコナ造船所からの、この34,000総トンの船の引渡しは、2031年が予定されており、2027年暮れのFour Seasons IIの引渡しに引き続くことになる。

価格は、開示されていない。Seatrade Cruise Orderbook(注、「Seatradeクルーズ注文簿」の意)では、Four Seasons IIは4億5000万ドルと見積もっている。

Fincantieriは、この207メートル・679フィートのFour Seasons IIIは、Four Seasons Iのような、全てが同じスィート、居住様式構想になると話した。

新たな一区切り

「3番船により船隊を拡大するという判断は、長期的な業界見通しの強さを反映したもので、贅沢なもてなしと先進の造船が交錯する、成功裏に創造された新たな一区切りという構想に対する、市場の評価を反映するものであります。」とFincantieri CEO/MD(=最高経営責任者兼代表取締役)のPierroberto Folgieroは、語った。

「弊社アンコナ造船所で設計され、建造される本船は、Fincantieriの超豪華な造船の卓越性の中心となっている、アンコナの役割を更に強化するものであります。ここでは、革新、職人の技、そして工業専門知識が合わさって、品質と精巧さの最高水準を実現しているのであります。」(Seatrade Cruise News: July 8, 2026)

Virgin Voyagesの船員、乗客にわいせつ行為をして逮捕(米国)

United States Attorney’s Office for the Western District of Washington(=ワシントン州西部地区合衆国検事事務所)の声明文によると、26歳のインド国籍の人物が逮捕され、クルーズ船での虐待的な性的接触の2つの訴因により起訴されたという。

この男、Pranit Narayan Pawarは、Virgin VoyagesのBrilliant Lady(=ブリリアント・レディー、注、「輝く淑女」の意)で、美容師として稼働していた。 Pawarは、髪の予約でやって来た女性に対し、通常の職務明細とは別のサービスであるマッサージを提供し始めた。この声明文によると、Pawarは美容院の隣の部屋に被害者を移動させ、そこで少なくとも2人の女性に対して性的暴行を働いたという。Pawarはマッサージの際に「allegedly moved his hands under the victims’ shirts and onto their breasts(=申し立てによると、被害者の下着の下に両手を入れて、乳房の上に両手を移動させた)」という。

Pawarは、刑事告発状によると、マッサージのために「four or five(=4人か5人)」の女性を別々の部屋に連れ込んだと述べている。告発状によると、Brilliant Ladyが数日間の航海を行っていた2026年6月26日に、報告された性的暴行があったという。

Pawarは、Brilliant Ladyがシアトルで航海を終えた7月2日から1週間も経たないで逮捕された。この刑事告発状によると、連邦捜査員が同船に乗船して、Pawarを取り調べたところ、3人の女性の「massaged the breasts(=乳房をもんだ)」ことを認めたという。Pawarは「feels guilty for his mistakes, totally regrets his actions, and can see how his behavior would be harassing.(=自己の間違いに罪悪感を感じており、自分の行動をとても悔いており、自分の振る舞いが、どれ程、嫌がらせるものであったのかが判る)」と述べた。

虐待的性的接触は、検察官によると、最大2年間の拘禁刑になるという。

FBI(=連邦捜査局)が本件の管轄権を有している。というのは、申し立てられた事件が公海上で発生したもので、同船が合衆国の港湾を出入りして航海していたためだ。

これは、FBIにより迅速に逮捕されたものであり、クルーズ航海中に犯罪が発生した際の標準となるべきものだ。あまりにも多くの犯罪者が、クルーズ船を立ち去ることが許されており、何か月から何年もの間、結果を直視することを回避できているのだ。

外国人船員は、一旦クルーズ船から離れると、とりわけ逮捕が困難で、しばしば起訴に直面することも回避している。6月までに、元Royal Caribbeanの船員は、23年前に子供を強姦したかどで、有罪の答弁をした。

Virgin Voyagesの広報担当者は、PEOPLE誌に対する声明において、この事件は「is a profound violation of the trust and standards every person working onboard a Virgin Voyages ship is expected to uphold.(=Virgin Voyagesの船で働くあらゆる人が有していると期待されている信頼と水準の完全な違反だ)」と話した。

Pawarの使用者であるVirgin Voyagesに限らず、航海中に性的暴行を乗客に働いたのならば、厳格な責任を負うことになり、暴行された乗客は、被った損害の賠償を、Virgin Voyagesに対して求める権利を有することになる。(Cruise Law News: July 8, 2026)

マーサズ・ビンヤード島のフェリーでの自動車衝突事故で91歳が入院(米国)

マサチューセッツ州オーク・ブラフス発。水曜日の朝にMartha's Vineyard Ferryで、ミニバンが衝突して、高齢女性が病院に空輸された。

Massachusetts State Police(=マサチューセッツ州警察)の報道官によると、91歳の女性は、自分のミニバンを運転して、猛スピードでM/V Island Homeというフェリーに乗船して、衝突したという。彼女の自動車は、甲板の全長を走って、荷役扉に衝突したという。

女性は、医療ヘリコプターでボストンの病院に搬送された。現時点においては、容体は不明だ。付加的な怪我人の報告はない。この衝突で、フェリーの運航は約2時間遅延した。

Steamship Authorityは、M/V Island HomeはU.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)により、ウッズ・ホールに戻ることが許可され、そこで保守人員が、同船の損傷を評価することになると話した。

M/V Sankatyが、M/V Island Homeに代わって、ウッズ・ホール発午後1時15分から運航する。Steamship Authorityは、一日中遅延するものと見られると話した。

衝突原因は調査中で、これ以上の情報は直ちには入手できなかった。(WCVB: 1:24 PM EDT Jul 8, 2026)

裁判所、Frank Del Rioの訴訟を商業訴訟部門に移送させるNCLHの申請を却下(米国)

マイアミ・デイド郡の判事は、Frank Del Rioの顧問料支払い訴訟を、同裁判所のComplex Business Litigation Division(=複雑商業訴訟部門)に移送させるというNorwegian Cruise Line Holdingsの申請を却下し、2027年3月に予定されている審理に向けて急速に進んでいる本件を維持した。

7月8日付けで、7月9日に提出されたこの1頁の命令では、移送の意向は聴取し、却下したと述べていた。7月8日に執り行われたHonorable Gina Beovidesの面前でのZoomによる聴取に引き続くものであり、Chief Judge(=裁判長)のAriana Fajardo Orshanの署名を得ている。

この決定は、本件が同裁判所の一般司法管轄部門に維持されることを意味するものであり、7月4日の事案管理命令は、2027年3月21日に予定された公判期日と、公判前の義務的調停に向かう道筋を進めるものとなった。

被告は、6月25日の申請において、本件を、商業紛争のために確保しているEleventh Judicial Circuit(=第11巡回裁判所)の特別部門である、複雑商業訴訟部門に移送することを求めていた。同部門は、専門の商業判事に割り当てるもので、典型的には、より集中的な事件処理や、標準的な民事手続きよりも長期の予定を含むものだ。

Norwegian Cruise Line Holdingsの元president and CEO(=社長兼最高経営責任者)のDel Rioは、同社と4人の元directors(=取締役)であるRussell Galbut、Harry Curtis、Mary Landry、そしてStella Davidを、800万ドルの顧問料の支払いを受けていないと申し立てて、今年これまでに訴えていた。彼が言うには、2023年の引退に関連して約束されていたという。

NCLH、NCL (Bahamas) Ltd.、そして個人取締役の被告が、6月25日に申請したことを却下するという動きは未決のままであり、別途、聴取されることになる。(Cruise Industry News: July 9, 2026)

フェリーのRockaway Rocketは、浜への急行便と共に土曜日に復帰(米国)

Rockaway Rocket(=ロッカウェー・ロケット、注、「ロッカウェー」はニューヨーク市内の地名)は、土曜日から一定時間、ニューヨーク市の水路に復帰する。

この乗船料12ドルのNYC Ferryの航路は、ロング・アイランド・シティとグリーンポイントからロッカウェー浜に、約80分で直行することになる。切符はNYC Ferryのアプリを使って、出発の少なくとも15分前に購入しなければならない。

朝の1便と午後の1便は、同航路が運航している場合に、ロング・アイランド・シティとグリーンポイントから出発し、午後に2本の帰路がロッカウェー浜からある。

同航路は9月7日まで運航し、週末と休日限定運航。

NYC Ferryの通常のロッカウェー―サウンドビュー航路は、ブロンクス、マンハッタン、ブルックリン、そしてロッカウェー間を走るものだが、夏季は運航を継続する。しかし週末には需要があることから、船の中には何がしかの寄港を飛ばすものがあるかもしれない、と同フェリーは話している。

「高需要のため、浜への補充便は週末に運航しております。時間により、船舶の中にはすべてに寄港するものがある一方で、ロッカウェー、サンセット・パーク、そしてウォール街間のみで運航するものもあります。」とNYC Ferryは、そのウェブサイト上で述べた。

定期フェリー航路の切符は、NYC Ferryのアプリか、NYC Ferryの埠頭で片道4.50ドルで購入することができる。頻繁に利用する者は、29ドルで10回分の定期券、あるいは15ドルで2日間限定定期券も購入可能だ。

選択されたフェリーで場所を確保したい乗船客に対しては、NYC FerryはRockaway Reserve(=ロッカウェー予約)切符を、9月13日まで、1人12ドルで提供し続ける。こうした切符は、ウォール街・Pier 11(=11番埠頭)やロッカウェー船着き場から出発するフェリーに限り、2週間前までに出発便を選択して購入することが可能だ。(Spectrum News NY1: PUBLISHED 10:32 AM ET Jul. 10, 2026)

アメリカのLGBTQ+クルーズ船、トルコが出入り禁止にしたのに続き、エジプトにより阻止:「説明なし」(エジプト・米国)

アメリカのLGBTQ+(=レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング、その他)のクルーズ船が、トルコが寄港を禁止にして僅か数日後に、エジプトへの入国が拒否された。

Virgin VoyagesのScarlet Lady(=スカーレット・レディー)という船で行く傭船クルーズは、エジプトから追い返された、とAtlantis Eventsのpresident and CEO(=社長兼最高経営責任者)であるRich Campbellは、USA TODAY紙に電子メールで回答した。

「我々はエジプト到着の全面的な承認を得ていたのですが、水先案内人を乗せるちょうど4時間前に、税官吏からこの船は入港が許可されることはないと言われたのです。」とCampbellは話した。「この決定に対する説明はなく、我々は大変に失望しております。」

このクルーズは、Atlantisのウェブサイトによると、10泊地中海クルーズで、7月5日に出発して、7月9日にアレクサンドリアに接岸することになっていた。

アレクサンドリアとギリシャのクレタ島は、トルコで予定されていた数日間を置き替えるために、旅程に追加されたものだった。

CampbellはUSA Today紙に、Atlantisはエジプトに「at least five times in the past and never had an issue(=過去に少なくとも5回は行ったことがあり、問題になったことはなかった)」と話した。

「昨年、2,500人の客をアレクサンドリアに連れて行き、その前年は1,200人で、いずれも事件はありませんでした。」と話した。

X上で共有された翻訳されたニュース・リリースによると、6月下旬、人気のクルーズ港クサダシが位置するトルコ西部のアイドゥン県の当局者は、同船の訪問は「sparked significant public concern due to its association with groups known for behavior incompatible with our society’s structure and moral values,(=我が国の社会構造と倫理観と相いれない振る舞いで知られている団体と関連していることから、大衆の深刻な懸念が炸裂した)」と話したという。

今月これまでに、トルコ西部のアイドゥン県の県庁は、ソーシャル・メディア上に声明文を発表し、合衆国に本拠を置くAtlantis Eventsにより傭船されたVirgin Voyagesのクルーズ船、Scarlet Ladyは、7月7日にエーゲ海のクサダシ港に寄港することは、「known for behaviors incompatible with the fabric of our society and our moral values.(=我が国の社会構造と倫理観と相いれない振る舞いで知られている)」団体により賃借されていることから、許されないと述べた。(AL.com: Jul. 11, 2026, 6:05 p.m.)

フォート・ローダーデールを出発したPrincessのクルーズ船から船外に転落した労働者、死亡(米国)

フォート・ローダーデールを出発したPrincessのクルーズ船から船外に転落して、船員が死亡した、と月曜日に同社は話した。

土曜日にフォート・ローダーデールのポート・エバグレーズを出発したRegal Princessの船員が、カンクン近くで船外に転落した。同社は、この船員は死亡したことを確認した。身元は公表されなかった。

「この困難な時にある船員の遺族と友人に対し、心から哀悼の意を表します。苦情支援サービスが、今回の出来事によって影響を受けた客や船員に対して提供されているところです。」と同社は声明において述べた。同社は、捜索・救助活動で支援した地元当局とCarnival Jubileeの船員に対して感謝した。

Regal Princessは航海を再開し、カンクン沖の水域から出発して、ベリーズの火曜日の寄港地に向かった。この7日間クルーズは、予定では7月18日に、フォート・ローダーデールに戻って来る見込み。(NBC6 South Florida: Published July 13, 2026)

ウクライナ保安庁のドローンが、ロシアの哨戒艇、フェリー、倉庫、そして石油タンクを夜を徹して攻撃、火災となる

Security Service of Ukraine(=ウクライナ保安庁)(SSU)が操縦するドローンが、7月12日―13日に、ロシアと一時的に占領しているクリミアの多数の軍事、物流、燃料施設を攻撃し、火災が発生した。

出典:Telegram上のSSU(=ウクライナ保安庁)
詳細:ドローンは、次のような目標を攻撃したと報道されている。

・黒海のProject 12150 Mangustという2隻の哨戒艇、
・一時的に占領しているクリミアのバゲロボ航空基地の軍装備品と特殊装置のある格納庫
・無人船を検出して、UAVs(=無人航空機)を攻撃するためにロシアにより使用されている3基の固定レーダー基地
・ケルチのクリム・フェリー・ターミナルの車両フェリーのYeyskとMariya
・コーカサス港の車両フェリーのLavrentiyとPanagiy
・コーカサス港の油脂積替複合施設の戦車3両
・コーカサス貨物駅のタンク車付きの鉄道車両
・ロシアのスタブロポリ地方のビャーズニキにある給油施設の石油貯蔵施設

ソーシャル・メディア上で公開された写真や動画には、攻撃後、目標とされた場所から火の手が上がっているのが写っている。

「一夜に、異なる遠隔地の多くの標的に対して、同時に攻撃したということは、ウクライナ保安庁が、長距離特別作戦の規模を拡大させていることを指し示すものだ。」

「危うい状態にあるロシアの軍事・石油社会基盤の重要要素は、燃え続けることになる。」とウクライナ保安庁は語った。(Ukrainska Pravda: 13 July, 12:31)

あれはAucklandの2000万ドル新フェリーから立ち上る煙ではなかった、とATは話す(ニュー・ジーランド)

水曜日にオークランドで煙に包まれて現れたフェリーは、実際には電池を充電していただけだ、とAuckland Transport (AT)は話している。

Stuffが共有した動画には、Waitemata Harbour(=ワイテマタ港)で静止しているフェリーが写っており、同船の後ろから煙が立ち昇っているように見える。しかしそれは煙ではない、とATの広報担当者は話した。

「見えているものは、(煙ではなくて)蒸気で、弊社初のelectric-hybrid(=電動ハイブリッド)フェリーのWaitemata 1(=ワイテマタ・ワン)の湿った排気から出て来ていたもので、当時は使用されていませんでした。」と話した。「これは、同船の発電機を使って電池を充電している際に時折発生するもので、予想されていたものです。乗務している船員には危険はなく、Waitemata 1は、通常通り、運航しております。」

Waitemata 1は先月、同機関が「months of rigorous?testing and?sea trials(=数か月間の綿密な検査と海上試運転)」と言ったものを終えてから、デボンポートとオークランドCBD(=中心業務地区)間の運航を開始した。2隻目のフェリーは、今年中に運航を開始することになっている。

これらのフェリーは、ATが所有し、Fullers360によって運航されており、公共交通機関船隊における排ガスを逓減させるというATの計画の一環をなしている。

「このフェリーは、それぞれ約2000万ドル相当で、Auckland Council(=オークランド議会)が49%資金を出しており、これにはClimate Action Transport Targeted Rate(注、「気候行動運輸目標比率」の意)からの支援も含まれており、51%は、NZTA(=ニュー・ジーランド運輸局)からのものです。」とATは、5月に声明文の中で述べていた。(Stuff: July 15, 2026 11:24am)

Gangway Technologies、AIクルーズ予約プラットフォームを開始(米国)

Gangway Technologiesは、旅行者とクルーズ販売者のクルーズ発見と予約体験を向上させるために設計された、クルーズ予約と顧客管理プラットフォームの開始を発表した。

「クルーズ予約は、旅行における最も複雑な過程の1つであり続けています。」とGangway Technologiesのchairperson(=会長)であるChanan Steinhartは話した。

「弊社の目標は、クルーズの計画と予約を、現代の顧客が期待している簡単で直感的なものにすることであり、一方で、クルーズ販売者が機会を獲得して、より効率的に経営することを助けることにあります。私達は、AI(=人工知能)が、基本的にクルーズ休暇の良さが判り、販売され、そして管理していることの形を作り変えるものになると信じています。」と、Steinhartは付け加えた。

このフロリダ州に本拠を置くAI技術会社は、同プラットフォームは、予約から予約後の管理までの最初の問い合わせから、利用者を案内する個人に特化した体験を通じて、旅行者がクルーズ休暇を発見して、比較し、予約することに役立つものだと話している。

Gangway Technologiesは、旅行者の必要性に合わせ、予約の摩擦を逓減し、変更案内を改善して、旅行者がより良くクルーズを見つけることに助力し、他方で、クルーズ販売者が、より早く、より直感的な顧客体験を実現して、より多くの需要を獲得することに助力することを狙っている。(後略)(Cruise Industry News: July 17, 2026)

Costa Serena、アジアでさよならシーズン開始

Costa Serena(=コスタ・セレーナ)は、10年以上この地域で航海し、アジアでさよならシーズンを運航する。

年内に西半球に再配船する予定のこのCosta Cruisesの船は、現在、日本の那覇と台湾の基隆(=キールン)を出発する旅程を運航しているところだ。予定には、この地域での一連の2泊から5泊クルーズが含まれており、石垣、基隆、そして宮古島のような目的地を訪問する。より長い航海では、長崎、佐世保、福岡、釜山(=プサン)、そして麗水(=ヨス)のような、日本と南朝鮮(注、韓国)の追加目的地を訪問する。

9月にこの船は、中国への別れを告げるために上海に到来し、中国と南朝鮮(=韓国)、そして日本の目的地を結ぶクルーズを提供する。Costa Serenaはその後、10月下旬に65泊世界クルーズを提供する予定で、東京からブエノス・アイレスに航海する。この旅程では、オーストラリア、南太平洋、そして南米に航海し、フランス領ポリネシアに寄港する他、インドネシアのバリ島で1泊訪問することが目を引く。

アルゼンチンへの航海を開始するに先立ち、この2007年建造船は、2026 Aichi-Nagoya Asian Games and Para Games(=2026年愛知・名古屋・アジア・パラ競技大会)の期間中、洋上Olympic Village(=オリンピック村)としての役目を果たす予定だ。日本での大会期間中、競技選手を収容するSerenaは、2026年9月19日から10月4日まで、名古屋に接岸しているものと見られている。

2025年の暮れに、この船客3,012人の船は、Costaの2億ユーロ船隊再生事業の一環として、改装した。この事業には、同船の内装と公室の刷新が含まれており、「pop art(=ポップ・アート、注、大衆文化を取り入れた芸術運動の一種)」流のものに触発された斬新な意匠を取り込んだ。その他の重要な強化には、Costaが「a vibrant new food court(=強烈に新しいフード・コート)」と呼ぶものの追加が含まれ、Sushino@CostaやPizzeria Pummid’Oroのような、新しい専門食堂のお目見えがあった。

西半球への復帰のため、Costa Serenaは、南米での旅程を提供する予定で、ブエノス・アイレスやリオ・デ・ジャネイロから出発するクルーズを行う。

同船はその後、2027年初旬にヨーロッパに再配船されて、現在、Costa Fortuna(=コスタ・フォーテュナ、注、ローマ神話の運命の女神)により運航されている配船を引き継ぐ。この2025年に売却された、2003年建造船は、今年の9月に、Margaritaville at Seaに引き渡される。(Cruise Industry News: July 18, 2026)

ダニューブ川とライン川で低水位が船舶に影響(ハンガリー)

記録的に近い低水位が、Reuters(注、「ロイター通信」)の報道によると、ダニューブ川(注、ドナウ川)でのリバー・クルーズに影響を与えているという。この通信社は、水位低下がクルーズ運航に影響を与えつつあり、広くハンガリーでの観光業活動に影響を与えているという。

Reutersは、ブタペスト北部で船舶が立ち往生しており、これは同市でのダニューブ川の水位が、木曜日の朝に過去の低水位記録である8センチメートルにまで低下したためだと報じた。

リバー・クルーズ運航事業者のAvalon Waterwaysは、今週これまでに、来るべき出発便のうちの少数回としてここが説明しているものが、運休を余儀なくされていると話しているのが引用されていた。同社は、この予定変更は、ダニューブ川とライン川の低水位に関係するものであると言及していた。観光旅行や一日クルーズを含むその他の活動も、この状況により影響を受けている、とReutersは付け加えていた。

Vikingは、ソーシャル・メディア上での顧客からの報告によると、一連の個別電子メールにおいて、旅程変更を客に知らせているところだという。

Cruise Industry Newsでは、ダニューブ川とライン川の何がしかの目的地間の旅程を、バスによって代行しているという報告を見つけている。

AmaWaterwaysは、ここのウェブサイト上において、渡航勧告を発しており、通常は、低水位はこの2つの河川部分に影響を与えると述べている。(中略)他の企業では、Riviera Travel River Cruisesも、低水位の影響を受けていることが伝えられている。(後略)(Cruise Industry News: July 18, 2026)

116人乗船のガイアナのフェリーが転覆、50人以上救出(ガイアナ)

地元当局によると、116人の乗客と船員を乗せていたフェリーが、ガイアナ沿岸沖で転覆し、ガイアナの救助隊は、洋上で行方不明になっている多くの人を全力を挙げて捜索しているところだという。

MV Barimaは、土曜日の午後11時頃(日曜日のグリニッジ標準時間の3時)に救難信号を発したが、ガイアナの首都であるジョージタウンからポート・カイトゥマに向かう途中、アイアン・プント近くで転覆した。

ガイアナのPrime Minister(=首相)であるMark Phillipsは日曜日、AFP通信社に対して、53人が救助されたと話した。捜索活動が日中に進捗していることから、当局では、より多くの人々が救助されるものとみている、と同首相は話した。

ガイアナのPublic Works Minister(=公共事業大臣)であるJuan Edghillによると、この活動には、ガイアナの沿岸警備隊や民間船が関わっているという。

Edghillは、このフェリーには、250余りの救命胴衣、8隻の救命艇、その他の安全装置が備えられていると話した。更に捜索地域には、「as soon as they are rescued(=救助されたら直ちに)」治療できるよう、医療チームが派遣されていると付け加えた。

「能動的捜索と救助活動が実施されており、全員の無事を祈っている。」とEdghillは、Facebook(=フェイスブック)で共有されたビデオ投稿の中で述べた。

同船舶事故を取り巻く状況は、直ちには明らかにはなっていなかった。(Aljazeera: Published On 19 Jul 2026)

Cruise Saudi、運航5周年を祝う(サウジ・アラビア)

Cruise Saudi(=クルーズ・サウジ)は、2021年に設立して以来、5周年を記した。

同社は、同国のクルーズ産業の陸上と沿岸の全てのバリュー・チェーン(注、「価値連鎖」)を扱っており、目的地での体験を整理し、寄港地観光を調整し、船舶運航を支援すべく、計画から、開発、そしてクルーズ停泊地、ターミナルの経営までを行っている。同社の声明文によると、開業以来、紅海とアラビア湾(注、ペルシャ湾)の5つのクルーズ港と玄関口が活性化しているという。

「弊社の5年間の旅において、Cruise Saudiは、港湾を玄関口に変容させて、クルーズの寄港を意味のある目的地体験に変えるという野心から活動して参りました。」とCruise Saudiのacting chief executive officer(=最高経営責任者代理)のTaha Nazerは話した。「弊社の次の章は、より品質を向上させることで、サウジ・アラビアの文化を反映し、地元共同体を支援する、洋上での幸福と革新の新たな基準点となる旅を監督することであります。」

ここの旅の一里塚を特徴づけたものは、2024年に初のアラビアのクルーズ客船会社としてAroya Cruisesを開業したことであり、2024年12月16日に処女航海に乗り出した。

同社は、Aman at Sea事業も進めているところで、ここの最初のクルーズ船であるAmangati(=アマンガティ、注、サンスクリット語で「平和なる動き」の意)は、2027年に就航シーズンを航海する予定になっている。

将来に目を転じると、Cruise Saudiは、観光業の多様性と持続可能な開発に向けた触媒として、世界的に競争力のあるクルーズ生態系を作り出すことに焦点を合わせていると語った。

新たなクルーズ玄関口と戦略的提携者を通じて足跡を拡大し続け、紅海とアラビア湾(注、ペルシャ湾)の新たな目的地と体験を解き放っていくことになる。(Cruise Industry News: July 20, 2026)

ガイアナのフェリー惨事の死者総数は41人に、3日間の国家哀悼を宣言(ガイアナ)

イスタンブール発。ガイアナのPrime Minister(=首相)であるMark Phillipsは火曜日、フェリーのMV Barimaの転覆で死者総数が41人に達し、収容作業が強化されていると述べた。

Phillipsは、同船が土曜日遅くに転覆して以来、77人が救助されたことを確認した。難破海域には16隻の船舶が展開しており、捜索範囲は400平方マイル(1,036平方キロメートル)追加され、ワイニ・ポイント(注、岬)、ベネズエラとの国境近くで川が大西洋に流れ込んでいるバリマ・ワイニ州地域の沿岸が含まれている。

Maritime Rescue Coordination Centre(=海上救助調整センター)(MRCC)は、火曜日に救助作業は加速したと報告し、現地時間の午後1時(グリニッジ標準時間の17時)までに、14体の遺体を回収した。

Phillipsは、フランスと地元の潜水夫が、現在、行方不明者を探して、難破地点で水中作業を行っているところだと話した。

当局は、全ての回収遺体は、直ちにCharity River Dam(=チャリティー川ダム)に設置された施設のGuyana Police Force(=ガイアナ警官隊)に移動させるよう指示した。

首相によると、家族が現在、Suddie Hospital(=スーディ病院)で回収された遺体の身元確認を行っているところだという。

犠牲者に敬意を払って、President(=首相)のIrfaan Aliは、7月22日水曜日から7月24日金曜日まで、ガイアナ中で3日間の国家哀悼をささげることを宣言した。

この131フィート(40メートル)の船は、1939年建造で、ジョージタウンからポート・カイトゥマへの航海中に、アイアン・プント近くで沈没した。

公式初期報告では、乗船者数は133人としていたが、後に当局者は、同船ではもっと多くの人が乗船していたことを認め、この数字は、首相によれば177人に引き上げられていた。(Anadolu Agency: 21 July 2026)

乗客100人を乗せていたフェリーが、クレタ島で貨物船に突っ込み、劇的な衝突(ギリシャ)

旅客フェリーのElyros(注、元さんふらわあ つくば)が、7月21日火曜日にクレタ島のハニアに近いサウダ港を出発する際に、貨物船のIosif K.と衝突し、調査が行われている。

このフェリーは、乗客100人と船員118人を乗せて、ピレウスに向けて航海する予定だった。劇的な動画には、2隻の船が衝突する様が写っており、Iosif K.が接岸を試みていたところ、フェリーはこの貨物船の左舷にぶつかっていた。

貨物船は、トラック84台が積載されていたと伝えられており、一方で、Elyrosには、乗用車32台とトラック74台が積載されていた。

Hellenic Coast Guard(=ギリシャ沿岸警備隊)は、怪我人や海洋汚染は報告されていないことを確認した。両船は当初、検査の結果が出るまで航海が禁止されたが、その後、Elyrosは、損傷評価と船級協会による調査を受けて、予定された運航を再開することが許された。

Iosif K.は、関連海事当局による検査の結果が出るまで、航海禁止のままになっている。Coast Guard(=沿岸警備隊)は、衝突原因を調査しているところで、検察官の指示で、法的手続きを開始している。一方、行政罰も検討されている。

Shipping Minister(=商船大臣)のVassilis Kikiliasは、対応を監督させるため、ハニアへの旅行の海上安全の責任者に、沿岸警備隊幹部を任命した。(The Greek Herald: 22/07/2026)

クルーズ船員、自室で死亡しているのをパートナーが発見:報道(イタリア・米国)

この悲劇を自殺の疑いとして取り扱った当局者によると、クルーズ船員(注、女性)が、パートナーにより自室で死亡しているのが発見されたという。

この女性は、「KD」とだけ身元が判明しているが、日曜日の午前7時に、イタリアの港湾都市であるラ・スペツィアに、クルーズ船Celebrity Constellation(=セレブリティ・カンステレーション、注、「有名人の集い」の意)が接岸した際に、自室で発見された、とイタリアの報道機関、Il Secolo XIX が報じた。

この33歳のモーリシャス国籍は、同船で同僚でもある彼女のパートナーにより死亡しているのが発見された。その後、この男性は、この痛ましい発見を同船の上級船員に報告した。

犯罪科学の係官がその後、同船に呼ばれ、検視官が死亡を確認するに先立って、部屋の写真を撮影した。この女性のパートナーは、当局者により「person informed of the facts(=事実を通報した人物)」として描写されているが、取り調べを受け、警官は死亡前の部屋の監視カメラ映像を調べた。

女性の船室の内部の現場は、Il Secolo XIXによると、自殺により死亡したことを示唆するものだという。係官は、鬱病を患っていなかったと伝えられていることから、この女性の死については捜査を続ける。捜査が進行中に逮捕された者はいなかった。

Celebrity Constellationというクルーズ船は、Celebrity Cruisesという客船会社の一部であり、船客2,170人と船員1,000人を乗せることが可能だ。

同船は、日曜日の午後4時30分に、ラ・スペツィアを出発し、現在、11泊の東地中海クルーズの3日目に入っていた。(New York Post: Published July 22, 2026, 9:53 a.m. ET)

Viking、次の2隻の遠洋船の名前を公表(イタリア・スイス)

Vikingは最近、次の2隻の新造遠洋船が、Viking Leda(=バイキング・レダ、注、「木星の衛星の名前」であるとともに、「ギリシャ神話のユピテルが愛した人妻」の意)とViking Vega(=バイキング・ビーガ、注、「こと座の星」の意)と呼ばれることになることを公表した。現在、Fincantieri造船所で工事中の船客998人の船は、2028年暮れと2029年半ばに、それぞれ同社船隊に加わる。

これまでに発表されたように、Vikingは、2026年から2028年の間に、Viking Libra(=バイキング・リブラ、注、「てんびん座」の意)、Viking Astrea(=バイキング・アストレア、注、「ギリシャ神話の星の女神」の意)、Viking Lyra(=バイキング・ライラ、注、「こと座」の意)という3隻の船の引渡しも受けることになっている。

Viking Ledaは、2028年12月に就航する予定で、地中海での冬の予定を開始する。公表されている発表物によると、同船はギリシャ、イタリア、そしてスペインから出発する8泊から16泊の一連の旅程を提供する。このクルーズは、エーゲ海、地中海、そして大西洋の目的地に向けて航海し、これには、ギリシャ諸島、フレンチ・リビエラ(注、コート・ダジュール)、そしてモロッコが含まれている。

Viking Vegaは、2029年6月お目見えで、地中海で最初の客を迎える。南ヨーロッパでの旅程を提供してから、同船は、2029年7月半ばに英国諸島に再配置される予定だ。同船の就航シーズンの呼び物には、チビタベッキア、バルセロナ、そしてベルゲンのような、イタリア、スペイン、ノルウェー、そして連合王国(注、英国)の港を出発するクルーズが含まれていることだ。

LedaとVegaは、イタリアのFincantieri造船所で、Viking向けに建造される17番目と18番目の遠洋船となる。この47,000トンの船は、2015年に同社が導入した最初の新造船であるViking Star(=バイキング・スター、注、「星」の意)と同様の設計を特色とする。

この2隻の船に加え、Vikingの現在の注文簿には、他に9隻の船が含まれており、2026年から2031年の間に引き渡される予定だ。

LedaとVegaを迎える前に、同社は、業界初の水素動力船の引渡しを受ける。それぞれ2027年と2028年に引き渡されることになっているViking AstreaとViking Lyraは、コンテナ化された燃料に依拠する新技術を使用して、排ガス・ゼロで運航することが可能。

Vikingの陣容には、2隻の追加探検船もあり、Viking Octantis(=バイキング・オクタンティス、注、「南極星」、「はちぶんぎ座の星」の意)とViking Polaris(=バイキング・ポラリス、注、「北極星」の意)は、2030年と2031年に加わることになっている。(Cruise Industry News: July 23, 20)

主要フェリー、計画よりも長く運休(英国)

マン島の主要フェリーは、「essential works(=絶対不可欠な作業)」が実施されている間、予想よりも長く運休することになる。

この島のフェリー運航事業者は、先週、Manxman(=マンクスマン、注、「マン島人」の意)が予定された保守作業で入渠した後、「further necessary repairs(=更に必須の修理)」が必要となったと話した。

同船は、以前の旗艦のフェリー、Ben-my-Chree(=ベン・マイ・クリー、注、「我が心の淑女」の意)に、ダグラス―ヘイシャム航路で代替されている、とIsle of Man Steam Packet Company(注、「マン島汽船会社」の意)は話した。

予備貨物船であるMV Arrow(=アロー、注、「矢」の意味)も、Manxmanが運休中、同島に復帰することになっている。同運航事業者は、可能な限り乗客の「reviewing its operational plans to minimise disruption(=混乱が最小限のものとなるよう運航計画を見直しているところだ)」と話した。

Ben-my-Chreeは金曜日から、同社のラーン航路における唯一の運航事業者を引き継ぐことになっていた。

この航海は今や、高速船のManannan(=マナナン、注、「(ケルト人の)海の神」の意)により、催行されることになる。

この予備旅客船自体は、最近は「technical issues(=技術的問題)」を抱えており、日曜日と火曜日のヘイシャム航路での運休を引き起こしていた。

Manxmanは、水曜日に運航に復帰することになっていたが、改訂日は、Steam Packetによって、まだ確認されていない。

Managing director(=代表取締役)のBrian Thomsonは、乗客を「frustrating(=イライラさせる)」ことになることは認めつつも、このフェリーの入渠期間が延長することは「necessary for safety and operational reliability(=安全と運航の信頼性のためには必要だ)」と話した。

次のように付け加えた。「これらの追加作業を完了することで、今や本船は、今後、長年に亘り、定時の信頼できる運航を提供し続けることが可能です。」

この政府保有のフェリーは、北アイルランドのラーンに行く定期航海の他、島とランカシャー州とリバプール間で、毎日運航している。(BBC News: 23rd July 2026)

Aman At SeaのAmangati、ジェノバで進水(イタリア・サウジアラビア)

Aman at Seaの初のクルーズ船、Amangati(=アマンガティ、注、サンスクリット語で「穏やかな動き」の意)が、イタリアのジェノバにあるT. Mariotti造船所で進水した。

声明文によるこの節目の発表で、このクルーズ客船会社は、本船は今や、ジェノバの艤装埠頭に移動し、そこで内装の仕上げが、今後数か月間に行われることになると述べた。

「今日は、Aman at Seaの物語における決定的な瞬間であります。Amangatiの塗装で、水に浮かび、初めて具体化したものを見ることは、長年の設計、職人の技、そして海との出会いを共に目にすることであります。」とAman at Seaのpresident and CEO(=社長兼最高経営責任者)であるJonathan Wilsonは語った。

「T. Mariotti、Sinot Yacht Architecture & Design、そしてAmangatiにこの節目をもたらした全ての職人に対し、弊社は感謝いたします。ここからの一歩一歩が、来年の5月に船上で最初のお客様を迎えることに近づいていくことになります。」

Amangatiは、2027年5月7日に、パルマ・デ・マリョルカからニースに向けて、6泊航海に出発し、地中海、アドリア海、イオニア海、そしてエーゲ海を横断する5泊から8泊の航海を行う地中海就航シーズンが幕開けることになる。

最近発表された2027年カリブ海航海と並んで、処女シーズンの予約を受け付けている。(Cruise Industry News: July 24, 2026)

国際的な一団、ガイアナで転覆したフェリーの引き上げを試みる中、死者数は増える(ガイアナ)

ガイアナ、ジョージタウン発。木曜日、ガイアナ沿岸沖で最近転覆した国有フェリーの死者数が72人に増え、多国籍の一団が、この部分的に沈んでいる船を引き上げようと奮闘している中、更に遺体が収容された。

179人が乗船していたものとみられ、うち76人が救助された。政府は、この事故で100人が死亡したかもしれないと見積もっており、これは、この南米国家にとっては記録された最悪の海難事故となる。

Prime Minister(=首相)のMark Phillipsは木曜日遅くに、隊員らは捜索海域を拡げており、遺族が威厳をもって埋葬できるよう、乗船していた全ての人を発見することに決意したと話した。

「ガイアナ政府は、この困難な時期における影響を受けた全ての人と連帯し続けており、あらゆる利用可能な資源を、この活動が、安全と確固たる結論をもたらすまで、展開することを保障します。」と話した。

船齢87年のMV Barimaは、土曜日に首都ジョージタウンを出発して、ポート・カイトゥマに向かっていたが、エセキポ川沖の大西洋水域で浸水し、転覆した。

Phillipsは、フェリーは損傷しておらず、政府が、葬儀その他の関連経費の支払いをすると話した。

ブラジルやトリニダード・トバゴといった国から来た潜水夫は、同船を引き上げようとしており、当局者は起きたことに対して光を当てることになる可能性がある、いかなる損傷も調べることを希望していると話している。

警察は、刑事捜査を開始しており、これまでに3人逮捕している。これには救助された船長と、マリファナの検査で陽性だったと当局者が話している船員1人が含まれている。

もう1人逮捕された者は、このフェリーの積載の監視に責任のある海務監督だ。政府は、人員と貨物の双方において、最大積載量以下になるようにしているが、生存者は記者らに対して、この船は過積載だったと信じていると話した。

同船の乗客名簿には、乗客116人と船員17人が記載されているが、当局者は、179人もの多くの人が乗船していたと考えている。

生存者の中には、The Associated Press(注、AP通信)に対し、水の中で何時間も過ごしたと話している者もおり、なぜ人を救助するのにこんなに時間がかかったのか、と疑問に思うガイアナ人の数が増えている。

Phillipsは忍耐を求め、当局者が捜査の結果を待っているところだと話した。捜査結果は、調査委員会によって再検討されることになるが、まだ調査委員会は立ち上げられていない。

なぜこの船齢87年の船が、未だに運航していたのかと聞かれ、政府は、MV Barimaと代替するために、最近数か月間にインドから新船を購入していたが、それを収容するのに必要なポート・カイトゥマの新しい埠頭の完成を待っていたと話した。

MV Barimaは、大修理のため2024年に最後の乾船渠への入渠をし、10月に追加作業を行う予定だった。(AP: Updated 11:30 AM JST, July 24, 2026)

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