2026年3月
2026年3月の海外旅客船情報
単にイラン紛争が懸念されるだけではないことから、クルーズ株は下落(米国)
Norwegian Cruise Line Holdingsやその他の同業者株が、投資家らがイラン紛争により、クルーズと旅行産業が損害を受けることになるのを懸念したことから、月曜日に大打撃を受けた。
しかし、それだけではない。費用に敏感な消費者に強力に訴求し、陸上の休暇よりクルーズが安価であるとする他、物事への体験を求める消費者からの強固な需要を大げさに宣伝して来た産業にとっては、Norwegian、すなわちNCLHが、マイナス4.87%だという四半期業績が、良い時期はピークを迎えたのかもしれないという懸念を炸裂させるかもしれないのだ。
このクルーズ運航事業者は、直近の四半期の販売予想が不首尾に終わり、利益と予約の双方の悲観的な見通しを提供した。イラン紛争のために急騰している石油価格により、予想よりは悪化する可能性すらあり、燃料費が僅かに増加するだけになっているのだ。
原油先物は、イラン紛争が供給停止に繋がるという懸念の中、月曜日に6%急騰した。
Norwegianの株は10.3%下落し、S&P 500 indexのSPXを、マイナス1.24%という2番目に悪い役者にするに十分だった。このことは、2四半期連続して、利益を受け、株式が二桁のパーセンテージ以上に下落することとなった。
Melius Researchの分析者であるConor Cunninghamは、同社株式の「significant portion(=かなりの部分の)」の大量売却による急落は、イラン紛争に関係がありそうだと話し、この業績の未達は、同社において変化を促すことになると強く考えている。
Norwegianの同業者は、Carnivalの株式であるCCLがマイナス4.32%で、7.6%下落、Royal Caribbeanの株式であるRCLがマイナス2.23%で、3.2%下落だった。
第4四半期は、Norwegianが、1年前から6.4%増となる22億4000万ドルの総収入を報告したが、これはFactSetが収集した分析者予想平均である23億4000万ドルを下回るもので、旅客切符収益と船内消費の双方において、不首尾に終わるものだった。
FactSetによると、これは4四半期連続で、収益が予想を下回るものだったという。
同社は、クルーズの販売促進活動が第1四半期中に最高潮となった所謂、wave booking season(=予約の波の季節)の期間中、この1年を始める「pressured(=圧力をかけた)」もので、「slightly below the optimal booking range(=最適予約の範囲を僅かに下回った)」と話した。第1四半期において、カリブ海でのクルーズ供給の「material increase(=物的増加)」で消耗せざるを得なかったとNorwegianは話し、ここは、この会社の圧倒的に最大の地域だった。しかし同社は、長期的な需要傾向は、発展的なままであり、とりわけ豪華な提供については堅調だと話した。
再現性のない品目を含む、直近四半期の調整済み1株当たり利益は、46%増で28セントであり、FactSetのコンセンサス(注、意見の一致した)26セントよりも上回った。しかし2026年は、同社は調整済みEPS(=1株当たり利益)は2.38ドルで、予想の2.57ドルを下回るものと予想している。
これには、メートル・トン当たりの燃料価格の2026年予想である670ドルが含まれており、これは、2025年の662ドルよりも1.2%上昇している。(MarketWatch: March 2, 2026 at 5:11 p.m. ET)
イランの革命防衛隊がUSS Abraham Lincolnに巡航ミサイルを発射(イラン・米国)
イランのIslamic Revolutionary Guard Corps(=イスラム革命防衛隊)(IRGC)は火曜日、4発の巡航ミサイルを、合衆国航空母艦であるUSS Abraham Lincolnに向けて発射したと話した。この主張に関して、合衆国当局からの即時の確認はない。
今週これまでに、IRGC(=イスラム革命防衛隊)は、同艦をミサイルで標的にしたとも主張しており、この攻撃の後、同空母はその持ち場から引き下がったと主張していた。しかし、US Central Command(=合衆国中央軍)(CENTCOM)は、同空母は攻撃されておらず、混乱なく運航を継続していると話して、こうした主張を否定していた。(Shafaq News: 2026-03-03 16:49)
ドイツのクルーズ客、イランの攻撃の中、ペルシャ湾で立ち往生(アラブ首長国連邦・カタール・イラン・ドイツ)
これは、この休日の行楽客が思い描いていたクルーズとは違うものだ。中東における危機の激化は、湾岸地域の船上で、何千もの観光客を立ち往生させている。
ペルシャ湾の合衆国軍基地は、今や、土曜日の朝の合衆国・イスラエルの攻撃に応えるイランからの攻撃に晒されている。
TUI Cruisesという会社のMein Schiff 4というクルーズ船は、現在、アラブ首長国連邦のアブ・ダビ港にいるが、観測筋によると、日曜日の午後、同船から離れていない海にミサイルが1発着弾したという。濛々とした黒煙が、海上に立ち上っていると、Bildという新聞は報じた。
船上の状況は、緊迫していると言われている。約2,500人の乗客と約1,000人の船員の中で、怪我人が出ているのかは、まだハッキリしない。この乗客は、日曜日にドバイからドイツに戻る旅を始めることになっていた。
Mein Schiff 4に加え、ドーハ港にいる姉妹船のMein Schiff 5も影響を受けている。この船の乗客は、土曜日に旅行を終わらせ、カタールの首都、ドーハから、飛行機でドイツに帰国することを望んでいた。航空機が再開した際に、飛行機の座席を既に確保した者もいた。
乗客の証言によると、空港で約10時間待ってから、晩にMein Schiff 5に戻ったという。乗客は、空港に手荷物を置いて来なければならなかった。
広範な保安対策が、船上では採られていた。すなわち、外側の甲板に立ち入ることは禁止され、全ての人は船内に留まらなければならず、もし可能ならば、窓から離れなければならなかった。
時折、Qatar Civil Defence(=カタール民間防衛軍)からの、飛来するミサイルについての警報が、乗客のスマートフォンに届いている。
航空機の乗客も立ち往生
合計6隻のクルーズ船が、現在、ドバイのポート・ラシード、アブ・ダビ、そしてドーハの港に停泊している。影響を受けた他船には、MSC CruisesのMSC Euribia、Celestyal CruisesのCelestyal DiscoveryとCelestyal Journey、サウジの海運会社であるAroya CruisesのAroyaが含まれている。
この地域の多くの諸国は、空域を閉鎖しており、海運ばかりか、飛行機での帰国も不可能になっている。何千もの乗客が立ち往生し、いつ帰国が可能になるのかを知らないでいる。
立ち往生している人が、いつ、どうやって避難し、あるいは旅行を継続することができるかも、不透明のままだ。(yahoo!news: Tue, March 3, 2026 at 4:17 a.m. GMT+9)
合衆国軍、グリーンランドの宿舎用に旅客船の傭船を検討(米国・デンマーク)
U.S. Navy(=合衆国海軍)のMilitary Sealift Command(=海上輸送司令部)は、SAM.gov.に投稿されたSources Soughtの通知によると、海事産業に対して、グリーンランドで軍隊を居住させることの支援を求めているという。
海上輸送司令部は、少なくとも300人の人員を収容することができる、飲食のサービスのある旅客船についての情報を求めている。これは、ヌーク地域で、ざっと30日間のものだと、同通知には述べられている。
応答者らは、入手可能性の概要、一日当たりの傭船料金、そして燃料消費量も聞いていた。
投稿によると、「(The Military Sealift Command) requests information about the price and availability of U.S. and foreign flag, passenger vessels capable of carrying, feeding (three meals daily) and berthing (double occupancy), a minimum of 300 passengers(=(海上輸送司令部)は、最低限300人を搭載して、(1日3食)摂取して、(2人1部屋の)寝台施設のある、合衆国及び外国船籍の旅客船の価格と入手可能性についての情報を求めている。)」と通知にはあるという。また、船と行き来する人員を運ぶヘリコプター運用が可能であることが必要であるとも述べられている。
この懇願は、2月26日に発出されたもので、返答期限は、3月2日の東部時間午前10時までとなっている。
運用上の背景に関しては、The Danish Defence(=デンマーク国防軍)が今年これまでに、同様のグリーンランドでの任務のために、Ocean Endeavourを傭船していた。
同船は、デンマークと連合軍の宿泊設備として、「Arctic Endurance(=北極圏耐久)」演習の支援のために、ヌークに停泊していた。この動きは、SunStone Maritime Groupからの1月のニュース・リリースにおいて確認されていた。(Cruise Industry News: March 3, 2026)
Viking、クルーズの下落に抵抗。合衆国、これらの目的地を安全でないと指定(米国)
Viking Cruisesは、Q4(=第4四半期)業績を明らかにした後、火曜日、バイ・ポイントを上回る反発を見せた。競合するクルーズ客船会社のCarnivalとNorwegianは、U.S. State Department(=合衆国国務省)が、中東のアメリカ人に対し、直ちにこの地域を離れるよう警告したことから、火曜日、続落した。
Viking Holdings (VIK)は、利益が49%近く増加して、調整済み1株当たり67セントになったと報告した。総収入は、昨年との比較で、capacity passenger cruise days(=クルーズ日旅客搭載能力)の増加、稼働率の上昇、そしてクルーズ日旅客当たりの収益増により、ほぼ28%増の17億2000万ドルに急上昇した。
FactSetの分析者は、16億2000万ドルの売上げで、1株当たり54セントの利益を予想していた。
同社は、当四半期に、6隻の川船と2隻の追加船の追加で船隊が拡大したことから、クルーズ日旅客搭載能力が、昨年よりも14.7%増加したと報告した。稼働率は、昨年の92%から95%に増加した。
Vikingは2月15日現在、2026年シーズン向けに、ここのクルーズ日旅客搭載能力の86%を販売したと話した。これは、Q3(=第3四半期)の70%から上昇している。
2026年シーズンの予約は、昨シーズンよりも13%増えており、2月15日現在の予約は、59億6000万ドルとなっている。
「弊社では、常連客と新規のお客様の双方からの、弊社製品全体の堅調な需要により特徴づけられる強固な予約環境を見ているところです。」とCEO(=最高経営責任者)のLeah Talactacは語った。
Vikingは、ここの中核商品の稼働能力は、2025年との比較で、2026年シーズンは7%増となっていると話した。今年、同社は、2隻の遠洋船と10隻の川船の引渡しを受けるものと見られている。当四半期にVikingは、2030年と2031年引渡し予定の2隻の探検船についての建造約束の他、2034年引渡しの2隻の追加遠洋船の選択合意を行った。
Viking株上昇、競合クルーズ会社は後退
VIK株は、火曜日に3.2%上昇し、フラット・ベースでの74.61バイ・ポイントを上回る急騰を見せた。
月曜日に株式は、中東での紛争の影響のため、一般旅行業と共にクルーズ客船会社株が下落したことから、7%の自動のストップ・ロス(注、損切り)規則の引き金を引きそうになる70に下落した。しかしVikingの株式は、月曜日に5.1%の下落で引け、進行中のバイ・ポイントを維持した。
この株式は2月26日に記録的な81.48の最高値を付けて、後退した。株式は今年、7%上昇した。
競合するクルーズ客船会社は、続落した。合衆国国務省の勧告が、同省のXのアカウントで、月曜日午後に投稿され、「due to serious safety risks(=重大な安全性の危険のため)」アメリカ人は、14か国の中東諸国から直ちに退避するよう勧告した。この諸国には、エジプト、イスラエル、そしてヨルダンのような、主要なクルーズ客船会社の多くの目的地が含まれていた。イラン、バーレーン、イラク、クウェート、レバノン、オマーン、カタール、サウジ・アラビア、シリア、アラブ首長国連邦、そしてイエメンも、一覧に挙がっていた。
Carnival (CCL)は、2%以上急落。Norwegian Cruise Line (NCLH)は、4%以上の横滑り。Royal Caribbean (RCL) は、当初の下落から、上昇へと反発した。(Investor's Business Daily: Updated 04:26 PM ET 03/03/2026)
Viking、探検船を発注、更なる遠洋船の選択権(イタリア)
Vikingは、2030年と2031年引渡しの2隻の探検船の建造契約締結したと発表したことから、その成長軌道を続けることになる。
この2隻の探検船は、現在のViking探検船隊である、船客378人のPolarisとOctantisに加わることになる。新船は姉妹船であり、イタリアで建造される。
同時に同社は、2028年7月30日満期の、2034年引渡しの2隻の追加遠洋船の選択合意を締結したと話した。
Viking新造発注簿:
Viking Mira: 54,300トン、2026年建造、船客998人
Viking Libra: 54,300トン、2026年建造、船客998人
Viking Astrea: 54,300トン、2027年建造、船客998人
Viking Lyra: 54,300トン、2028年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2029年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2030年建造、船客998人
新探検船の発注: 未定、2030年建造、船客数未定
名称未定:54,300トン、2030年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2031年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2031年建造、船客998人
新探検船の発注: 未定、2031年建造、船客数未定
Viking新造選択権:
名称未定:54,300トン、2032年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2032年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2033年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2033年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2034年建造、船客998人
名称未定:54,300トン、2034年建造、船客998人(Cruise Industry News: March 3, 2026)
Disney Cruise Line、シンガポールでDisney Adventureを命名(シンガポール・米国)
Disney Cruise Lineは3月4日、シンガポールでDisney Adventure(=ディズニー・アドベンチャー、注、「冒険」の意)を命名し、東南アジアで航海する同クルーズ客船会社の第1船を祝福した。
この命名式は、同船のWalt Disney Theatre(=ウォルト・ディズニー劇場)で執り行われ、地元の歌手や音楽家、23人編成のオーケストラの演奏、Captain Mickey Mouse(注、「ミッキー・マウス船長」の意)とCaptain Minnie Mouse(注、「ミニー・マウス船長」の意)の登場が呼び物とされた。
「アジアを母港とする弊社の1番船として、Disney Adventureは、Disney Cruise Lineの新たな章であり、正に初めて弊社の魔法を体験することになるかもしれない観衆の皆様に、Disneyを紹介するものであります。」とDisney Experiencesのchairman(=会長)で、The Walt Disney Companyの次期chief executive officer(=最高経営責任者)であるJosh D’Amaroは語った。
Disney Adventureのgodparent(=名付け親)であるRobert Downey Jr.は、遠隔から同船に神の祈りをささげた。
「この堂々とした船の名付け親になることは、光栄なことです。」と式典において語った。「I christen thee, Disney Adventure, may God bless this ship and all who sail upon her.(=私は汝、Disney Adventureを命名し、この船とこの船で航海する全ての者に、神のご加護のあらんことを。)」
Disney Adventureは、Disney Cruise Lineの船隊の8番船で、これまでで最も大きなものだ。
同船は、7つの主題のある区画、「Remember(注、「忘れないで」の意)」と呼ばれるブロードウェイ流のミュージカル、そしてこのクルーズ客船会社初の洋上ローラー・コースター(注、「ジェット・コースター」)であるIroncycle Test Run(注、「鉄循環試験走行」の意)を呼び物としている。同船は、3月10日に処女航海に乗り出し、シンガポール発の3泊、4泊旅程の就航シーズンが続くことになる。(Cruise Industry News: March 4, 2026)
American Cruise Lines、ガルフポートに初めて接岸(米国)
ミシシッピ―州ガルフポート発。American Cruise Linesは、Port of Gulfport(=ガルフポート港)に初めて接岸した。
American Symphonyが水曜日に接岸し、約200人の訪問者を、南ミシシッピーに連れてきた。ガルフポート港の当局者は、このクルーズ客船会社は、観光業を急騰させ、更にお金をGulf Coast(=ガルフ・コースト、注、「アメリカ(旧メキシコ)湾岸」)にもたらすことになると語った。
同船は、ニュー・オーリンズからペンサコラに航海しており、その間のガルフポート、ビロクシー、そしてオーシャン・スプリングスを含む数か所に寄港する。それぞれの寄港では、乗客は、下船して、約12時間、その都市を探索することが可能だ。
American Cruise Linesは、ここのGulf Coast Cruise(注、「湾岸クルーズ」の意)で、3月の予定を2本以上有している。湾岸の追加クルーズは、2026年12月、2027年3月、2027年12月を予定している。
American Symphonyには、5層の甲板があり、2022年に建造された。4階建てのガラス張りのアトリウム(注、主空間)、多目的休憩室と食堂、屋外歩行路、そしてフィットネス・センター(注、体育館)がある。旅客室は、250平方フィートから、650平方フィート。(WLOX: Published: Mar. 6, 2026 at 12:35 AM JST)
Vikingのナイル川クルーズ、予想よりも早く再開に向かう(エジプト)
3月出発の全てのナイル川クルーズを中止する予定であるとの先の発表後、今やVikingは、3月12日にナイル川発を再開する見込みだ。
「弊社は、中東の状況を注意深く監視しております。」とこの客船会社は、声明の中で述べた。「十分な注意を払い、弊社は3月上旬のエジプトでの運航を一時的に停止しております。公式の渡航勧告は今や明確で、エジプト向けの現在の勧告は、最近の紛争の開始に先立って、同一のままです。」「エジプトにおける長年の地上運営者と相談して、弊社は今や、2026年3月12日に開始する計画で、エジプト運航を運航する見込みです。」
影響を受けた運航の客は、旅行代理店も同様に、追加情報と次の段階に進むよう連絡を受けているところだ。
Vikingは、Vikingの運航、旅程、あるいは客の旅行計画に、その他の重大な影響を与えるものはないことを強調していた。
「弊社の世界運航チームは、関連当局や警備顧問と緊密な連絡を取っており、進展状況を評価し続けます。弊社のお客様と船員の安全と無事は、常に弊社の最優先事項です。もし状況が変われば、迅速かつ適切に対処するよう、周到に準備しております。」
Vikingは、ナイル川での現在のリバー・クルーズ運航で、AmaWaterwaysやUniworld Boutique River Cruisesに加わっている。どちらの客船会社も、予定を休止していない。(Travelmarket Report: March 06, 2026)
ウイルス勃発でクルーズ船で76人が発病し、衛生上の悪夢が広がる(中国)
80人近くが、先月、主要クルーズ船であったノロウイルスと疑われるアウトブレイク(=勃発)により発病した。
香港のCentre for Health Protection(注、「医療保障センター」の意)が公表した報告書によると、2月27日にKai Tak Cruise Terminalに短時間寄港したHolland AmericaのMS Westerdam(=ウェステルダム、注、オランダ語で「西」の意)であった問題の調査を始めたという。
乗船していた約2,000人の乗客と800人の船員のうち、76人(24歳から92歳までの男性38人・女性38人)が、2月15日から嘔吐、下痢、そして発熱を含む急性胃腸炎を発症したと、調査で確定した。そのうち、65人が乗客で、11人が船員だった。
このクルーズ船は周回航路を運航しており、2月15日以来、日本の複数の都市、朝鮮(注、韓国)の釜山、そして中国本土の上海を含む港湾に寄港していた。発病した2人の乗客は、2月15日に、日本でこのクルーズ船に初めて乗船し、15人が同日、発症した。その後、他の者が影響を受けた。
この調査では、船内の公室区画で嘔吐した患者もいたことも判明した。同船の医師によると、大半の患者は軽症で、臨床的に安定を維持していたという。
当局者は、強化衛生手続きを実施し、追加的大規模清掃を行い、同船はフィリピンへの航海の継続が許された。
「観光客の目的地における現在のノロウイルスの高い活動水準から、とりわけ日本や朝鮮(注、韓国)のような近隣地域では、昨年暮れ以来、活動が上昇しています。国境を通過するクルーズ客や運航事業者には、個人の健康や公衆衛生を守るために、個人、食べ物、そして環境衛生に対して特別な注意を払うことをお勧めします。」とDr. Edwin Tsuiは、声明において述べた。
これは、2026年の最初の3か月間のHolland Americaの船での少なくとも2度目の勃発だ。1月、ノロウイルスの勃発が、ここのRotterdam(=ロッテルダム、注、オランダの地名)という船が、カリブ海に向かっていた際に報告された。この勃発では、90人近い乗客と船員が発病した。
ノロウイルスの感染は、典型的には食中毒やAGE(=急性胃腸炎)の原因になるもので、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、微熱、そして不快感といった症状を呈する。症状は、通常は自己限定的であり、大半の人は、1日から3日以内に改善する。
このウイルスは、汚染した食べ物を食べたり、感染者の嘔吐物や排せつ物に触れたり、汚染した物に触れたりするなどの様々な方法により感染し得る。(MLive: Mar. 06, 2026, 2:55 p.m.)
Aroya、アラビア湾シーズン終了へ(サウジ・アラビア)
Aroya Cruisesは、アラビア湾(注、ペルシャ湾)での現在のシーズンを終了した、と同社は声明において述べた。同社によると、Aroyaは、この地域で催行が予定されていた残りの航海を運航しないという。
2月下旬にアラビア湾に到着してから、この船は5月上旬まで、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、サウジ・アラビアの目的地に向かう、1週間に亘るクルーズを提供することを予定していた。
Aroyaは、この決定は「ongoing regional operational considerations(=現在進行中の地域運航上の考慮)」に関連するものであり、関連海事・国家当局と協力してなされたものだと述べた。同社は、客の全員は、2026年3月7日にドバイで下船したと付け加え、この手続きは、乗客と船員の安全と無事、そして幸福によって導かれたものであることを強調していた。
「この手続きを通じて、弊社のお客様の旅行の手配、支援をしているところです。」とAroyaは付け加えた。「弊社のお客様と船員の安全と無事、そして快適は、弊社の最優先事項であり、弊社のあらゆる経営上の判断を導き続けるものでございます。」
この地域の同社の最初のシーズンを開始して、Aroyaは2026年2月21日にドバイ港に到着した。Aroyaの2026年配船の呼び物の1つは、同シーズンに、ドバイ、アブ・ダビ、ドーハ、そしてオマーンを出発するクルーズが含まれていることだった。
アラビア湾シーズンが中止となったことから、今やAroyaは、5月中旬から紅海での旅程を提供することになっている。ジッダの母港から航海するこの150,000トンの船は、サウジ・アラビア、エジプト、そしてヨルダンに向かう3泊、5泊の旅程を予定し、その後、6月に東地中海に再配船される予定となっている。
関連ニュースとして、Celestyal、TUI、そしてMSCも、この地域の紛争のために地中海での航海を中止していた。CelestyalとMSCが、今シーズンのこの地域で予定されていた全航海を中止したのに対して、TUIは、3月中旬までの全運航を一時中止した。(Cruise Industry News: March 10, 2026)
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