2026年1月
2026年1月の海外旅客船情報
77歳の女性がHolland Americanのクルーズ船から船外に転落、大規模捜索・救助作戦が展開:合衆国沿岸警備隊(米国)
元旦にカリブ海のクルーズ船から77歳の女性が船外に転落し、捜索が実施された。
Nieuw Statendamという船は、Holland America Lineにより運航されているが、女性が海に転落した際、キューバのサバナの約40マイル北東にいた、とU.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)は木曜日に発表した。
William Trumpという艦船の船員と、Air Station Clearwater(=クリアウォーター航空基地)のMH-60というヘリコプターの隊員によって、捜索が開始された。
ABC Newsによると、Holland America Lineは、声明文において「船長と船員は捜索と救助手続きを開始し、支援のためにカッター(注、小型艦船)とヘリコプターを展開した合衆国沿岸警備隊と緊密に作業して、この海域の捜索をしているところです。」と述べた。
東部標準時間午後5時30分頃の最新情報では、沿岸警備隊は「pending the development of new information(=新たな情報の進展があるまで)」捜索を中止したと発表し、捜索は約8時間継続し、690平方マイル以上に及んだと付け加えた。
このクルーズ船は、12月27日に1週間のカリブ海旅行をするはずだったもののために、フロリダ州フォート・ローダーデールを出発していた。しかしこの事件のため、同船のフロリダ州キー・ウェストへの予定されていた旅行は、中止となった。
「Nieuw Statendamのお客様が、キューバの北の海域を航海中、今日これまでに船外に転落したことを確認し、弊社は深く悲しんております。」とHolland American Lineは声明文において述べた。「弊社の家族支援チームが、このお客様のご家族を支援しているところで、弊社の想いはこの困難な時におけるお客様の最愛の人々と共にあります。」
船外に転落した女性の身元は公表されていない。海中に転落した原因が何かは、ハッキリしていない。
船首から船尾まで1,000フィート近くあるNieuw Statendamは、Carnival Corporationの子会社であるHolland America Lineによると、2,692人の船客を乗せることができるPinnacle級の船だという。
The New York Times紙によると、クルーズ船で船外に転落する事件は稀だが、大概の場合は死亡している。Cruise Lines International Associationの報告書によると、2019年、25人がクルーズ船で船外に転落し、うち17人が死亡したという。
Business Insider紙によると、2023年には、少なくとも10人がクルーズ船から転落し、そのうち2人しか助かっていない。
沿岸警備隊とHolland America Lineの広報担当者は、The Independent紙からの論評の求めには、直ちに応じなかった。(The Independent: Friday 02 January 2026 00:11 GMT)
合衆国のベネズエラ侵略がカリブ海各地で旅行混乱を引き起こす(米国・ベネズエラ)
今週末のTrump政権のベネズエラの軍事侵略が、カリブ海の旅行ネットワークに波紋を広げており、冬季シーズンの最も混雑する週の1つにおいて、航空機の欠航が拡大し、航空交通の経路変更、旅行者の困惑が高まっている。
U.S. forces(=合衆国軍)は、土曜日の朝、政府・軍事拠点を標的にしたベネズエラで組織的な空と陸からの攻撃を開始し、合衆国当局者によると、President(=大統領)のNicolas Maduroとその妻を拘束したという。President(=大統領)のDonald Trumpは、その後、この作戦を確認し、United States(=合衆国)は「restore order and stability(=秩序の回復と安定性)」を図るべく活動しており、権力移行を監視することになると話している。
数時間のうちに、航空当局はベネズエラ近くの空域を規制し始め、商業航空機は緊急発進を余儀なくされた。Federal Aviation Administration(=連邦航空局)は緊急勧告を発令し、大手合衆国の航空会社は運休、あるいはカリブ海西部と東部では飛行経路を変更した。
「これは進展中の状況であり、安全性は弊社の最優先事項であります。」とAmerican Airlinesは声明文の中で述べた。「飛行経路と予定を調整しているところで、この混乱の影響を受けるお客様には、必要とされる柔軟性を提供致します。」
プエルト・リコ、米領バージン諸島、アルバ島、キュラソー島、そしてトリニダード・トバゴの空港は、着陸しようとする航空機が着陸、あるいは迂回させられていることから、次々に遅延していると報告されている。何百もの航空便が、正午までに運休となり、乗客はターミナルで立ち往生するか、後日に再予約を強いられた。
「混乱でした。」とサン・ファン行きの飛行機が、搭乗の数分前に欠航となった旅行者のDaniel Riveraは言った。「飛行機が飛ぶかどうか、飛行が許可される場所も、何時物事が再開されるのかも、誰も判りません。」
クルーズ運航事業者も、予定を調整した。数隻がベネズエラに近い港を避けるために旅程を修正し、一方で、この空の旅の混乱で、乗船・下船の予定が影響を受ける可能性があることを乗客に警告するところもあった。
「十分な注意を払って、臨時旅程変更を致しました。」あるクルーズ客船会社は、客に対する案内の中で述べた。「弊社船や乗客に対する直接的な脅威は、ございません。」
カリブ海各地の観光当局者は、各島の状況は通常通り維持されていることを強調した。「この状況は地政学的なもので、地元の問題ではありません。」とある地域観光当局の報道官は話した。「我々の目的地は安全で、完全に運用可能です。」
混乱は、航空機と行楽地が典型的に満室になっている繁忙旅行シーズンの最盛期に起きた。安心する言葉か、柔軟な再予約の選択肢を求める顧客からの電話が急増していると、旅行業者は報告していた。
航空会社は、多くは変更手数料を放棄しており、旅行者には、最新情報を注意深く監視するよう促している。当局者は、影響は一時的ななるかもしれないと話しているが、軍事作戦が継続し、空域規制が見直されていることから、更に遅延が残る可能性がある。
今のところ、混乱は、飛行機で出発するために待っている、経路変更している、そして意図する目的地から遥かに遠いところで展開されている出来事を注視している旅行者に集中している。(La Voce di New York: January 3, 2026)
別のシアトルのフェリー航路が1隻運航に減便(米国)
シアトルからキットサプ郡に向かう2本目のフェリー航路が、機械的問題のために1隻運航に減便となった。
202台の車両を収容できるWashingtonの最大のフェリーの1隻であるTacomaは、日曜日の朝、送油管問題のために「until further notice(=別途通知があるまで)」シアトル―ベーブリッジ島航路から外された。木曜日、シアトルとブレマートン間を走っている2隻のカー・フェリーのうちの1隻であるWalla Wallaは、暗車の損傷のために、運航から外されていた。
乗客は、来週の何時か、シアトル―ベーンブリッジ航路は完全運航に復帰するものと期待することが可能で、問い合わせた旅行者は、船1隻の予定となる。
木曜日、フェリー労働者は、Walla Wallaの57年になる暗車の羽根がはぎ取られているのを発見した、とWashington State Ferriesは金曜日に話した。Washington State Department of Transportation(=ワシントン州運輸省)は、Everett Ship Repairでの修理は、2週間から3週間かかる見込みで、その航路は、長期運航計画に従って動いているものだと話した。その時まで、フェリー乗船者は船舶1隻予定を問い合わせるか、Kitsap Transitの徒歩で乗船できる高速フェリーに乗船することを検討することが可能だ。同航路で残る乗用車を積載可能船はWenatcheeで、ハイブリッド・電動に改装され、昨年7月に運航に復帰したが、その時以来、僅かな回数、運休しており、1度は1か月近いものだった。
こうした問題は、人員不足と船隊縮小の結果、長年に亘って予定を減らし、遅延していたのを受けて、フェリー便の信頼性をパンデミック以前の水準に戻す州の努力を後退させている。21隻の船を有しているが、常時、最大6隻が、予定されたものと予定されていないものを含め、保守のために運休している。この州フェリー機関は、完全運航をするには、26隻の船が必要だと話している。
Gov.(=知事)のBob Fergusonが就任して以来、より信頼できるフェリーの運航が優先事項だとしてきた。知事は、少なくとも2026年の夏まで、州のフェリー網の電化を延期し、船隊強化のために10億ドル以上を費やす提案をしてきた。
自動車運転者は、車両甲板にどれだけの空間が残っているかといった、次のフェリーの状況を、ここで調べることが可能だ(リンク先省略)。(The Seattle Times: Jan. 4, 2026 at 4:25 pm)
政府、APEC行事での支出を巡り、KCCIを監査へ(韓国)
Korea Chamber of Commerce and Industry(=韓国商工会議所)(KCCI) は、昨年の10月と11月初旬に開催されたAsia-Pacific Economic Cooperation(=アジア太平洋経済協力会議)(APEC)行事のための予算の、申し立てられている不正利用と濫用を巡り、政府の監査に直面している。
木曜日、 Ministry of Trade, Industry and Resources(=産業通商資源部)は、慶尚北道(=キョンサンブクト)の慶州(=キョンジュ)でのAPEC CEO Summit(=APEC首脳会議)を率いた圧力団体の調査を開始する。KCCI(=韓国商工会議所)は月曜日、本件についての独自調査を開始しており、政府の監査に協力すると話した。
この申立ては、組織委員会のチーム長の1人が、10月28日から31日まで開催されたCEO Summit(=首脳会議)の参加国の宿泊先を提供するために委員会が予約したホテルから、リベート(注、手数料)を得ようと試みたとする報告書から生じたものだ。KCCIの内部報告書では、実際の総額が4500万ウォンであるのに、4850万ウォン(33,500ドル)を請求するホテルが発行したインボイス(注、請求明細書)を得たとする人物が示されていた。その後、この人物(注、男性)は、自身の銀行口座に350万ウォンの超過分をホテルに送金させようとした。
KCCIは、この行為は未遂段階に留まり、この幹部は、内部調査のため停職になったと述べている。
他の申し立てでは、KCCIの同行事の経費の扱いが、複数の口座で過度に消費されていたことを示していた。
KCCIによると、28億5000万ウォンの契約で、首脳会議行事を組織するよう委託すべく入札で企業を選定していたという。この行事の後、同社は120億ウォン相当以上のインボイスを持ち帰った。KCCIは、巨額になるものとは予期していたかったようだが、同社と交渉して、100億ウォンを僅かに超える数字に低く抑えることで合意していた。
首脳会議の客人の宿泊先を提供するための同委員会の2隻のクルーズ船の予約も、KCCIの過度の消費問題に繋がっていた。このクルーズ船は、慶州の北40キロメートルにある浦項(=ポハン)の迎日湾(=ヨンイルマン)港に接岸していたもので、客人向けに1,000室のスィートを提供するために準備されたものだった。この施設を利用したのは、客人の100人もいなかったことが判り、KCCIではその代わり、ここの従業員に同船で夜を過ごすよう余儀なくされたのだった。
クルーズ船は、KCCIの客人向け宿泊先の過剰予約の唯一の例ではなく、他のホテルも、客人の必要数が足りないことになる予約を受けていた。予約したスィートを十分に活用しなかったために、KCCIは最低利用保障の一部として、30億ウォンを損失した。
KCCI幹部は、この超過支出は、委員会が、首脳会議から生じる追加プログラムを調整しようとしていたことの結果であると話した。クルーズ船の船室の過剰予約には、複数の予期しない要素が関わっており、これには、中国人客の何がしかが出席できなくなったことや、慶州のホテルで、突然、利用可能となったところがあったことなどが含まれていると語った。
「通常、客人の宿泊先を保障するために十分なホテルのスィートを予約しなければなりません。アメリカ企業に関連したプログラムの変更のような、客人名簿が減ることとなる予期せぬ出来事がありました。」とこの幹部は話した。「我々は、政府の予定する監査に、完全に協力致します。」
KCCIの労働組合は日曜日、全ての委員は監査に従うよう要求する声明を出した。同労組は、政府の調査は、適切な罰と法定刑罰に従うべきであり、調査はKCCIが会員企業、市民、そして従業員の信頼を回復するためには必要であると述べた。(The Korea Times: Published Jan 5, 2026 4:32 pm KST)
ロシア、クルーズ客船会社の立ち上げで助成へ(ロシア)
新しい政府後援のクルーズ運航が、極東ロシアで今年の春遅くに始まる可能性がある。
Ministry for the Development of the Russian Far East(=極東ロシア開発省)は、以前は多くのクルーズ船がウラジオストクに寄港していた極東ロシアでのクルーズ観光を発展させることになる旅行業者向けに、複数のクルーズ船の買収に助成金を出す意向だ。
RBC Primoryeによると、この来るべきPacific Cruise(=太平洋クルーズ)事業は、極東ロシア地域に年間50,000人以上の客を誘致することを狙っているという。この新たな運航では、ウラジオストクを出発して、サハリン、クリル諸島(注、千島列島)、そしてカムチャツカの目的地にむかう10泊から12泊の一連のクルーズを開始すべく、最初の船を買収する予定だ。
「こうした客船会社を創設する構想は、約10年近く浮かんでいたもので、今や形になり始めているのです。」とState Council Commission on Tourism(注、「国家評議会観光委員会」の意)のchairman(=議長)で、Primorsky Krai(=プリモルスキー・クライ、注、「沿海地方」と呼ばれる)のgovernor(=知事)であるOleg Kozhemyakoが話したのが引用されている。
Kamchatka Krai(=カムチャツカ・クライ、注、「カムチャツカ地方」の意)のgovernor(=知事)であるVladimir Solodovは、この事業は「important step in the economic development of Russia’s Far East region(=極東ロシア地域の経済発展における重要な一歩)」であると付け加えた。
「我々は、観光業を創設するという道筋を目的をもって追い求めており、観光業は、関与する専門家の数と発展の速度の双方において、現在、最速で成長しているところです。」と説明した。
ロシア人に加え、このクルーズ客船会社は、追加的な経済影響をもたらすと言われている国際的な客を誘致することを狙っている。RosmorportとSovcomflotが、この事業に関わっており、主要投資家の1つとしてのJSC KS-Strategic Alliance(注、「JSC KS戦略提携」の意)となるものと言われている。RBCは、当局は「推進のための財政から物流までの全ての問題に取り組む最大限の支援を以てこの事業を提供する準備がある」と付け加えた。
極東ロシア開発省は、この計画を「an example of effective collaboration between the state and private investors(=国家と民間投資家の間における事実上の協力の一例)」であると呼んでいる。
Board of Directors of JSC KS-Strategic Alliance(注、「JSC KS戦略提携取締役会」の意)のchairman(=議長)のKirill Shubskyによると、同事業は8年から9年の時間枠で現金を回収するものと見られているという。このクルーズは、「modern diesel-electric(=現代的なディーゼル・エレクトリック)」船により運航されることになると付け加え、この名称未定の船は、高級な体験を提供することになるという。
「船上には、1,000席ある劇場・演奏会ホールがあり、8つのテーマのある酒場と食堂、スパに、フィットネス・センターがあります。」とShubskyは付け加えた。
この船は、クリル諸島をクルーズして、ペトロパブロフスク・カムチャツキー港に到着するに先立ち、ウラジオストクとコルサコフで方向転換するものと見られている。コマンドルスキー諸島とチュレーニー島(注、「海豹島」とも)への追加訪問が含まれることになる逆方向の旅程も、検討されている。
他の消息筋は、この新会社がAstoria Grandeの姉妹船を探しているのかもしれないことを示唆している。この船は現在、Aquillon Shippingの旗印でロシアの黒海沿岸でソチから航海している。
Tourdom.ruは、このPacific Cruise事業は、最近、中国で係船となったBlue Dream Melodyを買収すると報じた。
OTV Primeは、この船客1,400人乗りの船は、2026年春にロシアで最初の客を迎えるに先立ち、Astoria Novaに改名されることになっていると付け加えていた。2024年にBlue Dream Cruisesに買収されてから、Melodyは今月これまでに、運航から撤退していた。
Cruise Industry Newsにより以前報道されたように、この中国に本拠を置く会社は、元AIDAvitaがハードウェアの刷新と保守を受けることになっており、その後、まだ発表されていない日時に客を迎えることになる。しかし中国のソーシャル・メディアのアカウントは、異なる絵を描いており、この会社は、来るべき航海で十分な予約客がいなかったと報じている。
ドイツの Aker MTW造船所建造のBlue Dream Melodyは、元々はAIDA Cruises向けに発注されたもので、2004年に就航した。2022年のパンデミック中にトルコの船主に売却されたこの船は、北ヨーロッパで数か月間、係船して過ごしてから、Blue Dream Cruisesに買収された。(Cruise Industry News: January 6, 2026)
クルーズ船が「強風」の中、他船と衝突(アルゼンチン)
風の強い天候により、探検クルーズ船がアルゼンチンのウスアイアで他船と衝突した。
Ushaia24TVがYouTubeにアップロードしたビデオ映像には、Atlas Ocean VoyagesのWorld Voyager(=ワールド・ボイジャー、注、「世界航海者」の意)という船が回転して、当時、接岸していたViking Octantis(=バイキング・オクタンティス)の船尾の縁に船首を衝突させているのが写っている。
「今週これまでに、World Voyagerは、強風の状況のためにウスアイアの港内で事故を体験しました。」とAtlasはUSA TODAY紙に電子メールで送られてきた声明において述べた。「当時、お客様は乗船しておらず、船員に怪我人はおりませんでした。本船は検査し、現在は旅程を航海中です。」
この事故は1月5日に発生した。CruiseMapperによると、World Voyagerは現在、10泊南極クルーズを航海中だという。
Vikingは、論評の求めには直ちには応じなかった。Forecasting Operations(注、「天気予報業務」の意)のAccuWeather DirectorであるCarl Ericksonは、1月5日の状況は「blustery(=激しい風)」で、同港では激しい雨を伴っていたと話した。
「同港に近いウスアイアの空港の気象観測では、午後2時を少し過ぎた時点で、時速54.1マイル(47ノット)の突風が報告されていました。」と電子メールでUSA TODAY紙に送られてきた声明の中で述べた。「豪雨で一時的に視界が1マイルに下がりました。午後4時頃、時速47.2マイル(41ノット)の突風を伴う強風が戻りました。突風は夜、そして深夜まで長引きました。」
この事故は、最近数か月間における唯一のこの種のものではない。6月にはCelebrity Cruisesの船が、アラスカ州ジュノーで、「sudden wind squall(突風)」の中、係留索から離脱した、とこの客船会社の親会社であるRoyal Caribbean Groupは、当時、話した。Norwegian Cruise Lineの船も、前月、強風の中、シチリア島のカタニアの埠頭から外れ、客の1人がギャングウェイ(注、舷門)から海中に転落した。(USA TODAY: Jan. 9, 2026, 12:01 p.m. ET)
強風でフェリー運休、ギリシャ中で有形的損害(ギリシャ)
数か所のギリシャの海での強風により、土曜日、旅客船の予定が混乱し、ギリシャ本土の港からエーゲ海やイオニア海の目的地に向かうフェリーの航海が運休となった。
異常気象が、本土と島嶼に吹き荒れるにつれ、北東部のアレクサンドルポリスから、西部のパトラやミソロンギまでの通りは水浸しとなり、財産は損傷した。
National Meteorological Service(注、「全国気象業務」の意)は、エーゲ海とイオニア海の双方で、風はビューフォート階級8の疾強風に達し、場所によっては9に達すると警告した。
今週末には、予定の変更が増えるか、変更が発表される可能性がかなり高いことから、当局は旅行者に対して、地元港湾事務所や旅行代理店を通じて、フェリー運航についての最新情報を得るよう警告した。
フェリー、ギリシャで土曜日いっぱいは運休
ギリシャの島嶼へのフェリーでの旅行は、この日遅くまで影響を受け続けるものと予想された。
Hellenic Coast Guard(=ギリシャ沿岸警備隊)によると、ピレウスを出発してキクラデス諸島や東部・北部エーゲ海諸島に向かう船舶の朝の予定は運休となったという。
強風の影響は、チノス島の港にあるカメラで捉えられた。
Blue Star Chiosの土曜日の午後の航海も運休となり、ティラ島(サントリーニ)、アナフィ、ヘラクリオン、シチア、カルパトス島、ディアファニ、ハルキ島、そしてロードス島に向かう旅行が影響を受けた。
アルゴ・サロニコス湾では、在来型フェリーのみが航海を許された。
ラフィナ港では、エビア島のマルマリ港行きの予定は通常通り運航されたが、キクラデス諸島のアンドロス島、チノス島、そしてミコノス島に向かう予定は運休となった。
ラブリオ港も同様に、朝の航海は運休となった。
更にイオニア海のイグメニツァ―レフキンミ―コルフを結ぶ海峡の予定と、コリント湾のリオ―アンディリオのフェリー航路も、土曜日は運休した。(後略)(Greek Reporter: January 10, 2026)
ミマロパ諸島を結ぶ新フェリー航路(フィリピン)
Regional Development Council(=地域開発評議会)(RDC)は、正式にミマロパ諸島中の接続性を急騰させることを狙って、ミンドロ島、マリンドーケ島、ロンブロン島、そしてパラワン島を結ぶ新しい島嶼間フェリー便である「Diamond Route(=ダイアモンド航路)」に実行許可を与えた。
Marinduque Governor(=マリンドーケ州知事)のMel Goは、この航路は、例え手腕を試されるような海上模様であっても、安全で効率的な旅行を確実にするように設計された現代的で世界に通用する船を呼び物とすることになると話した。この事業は、President(=大統領)のFerdinand R. Marcos Jr.の運輸現代化計画を支えるもので、Senate Majority Leader(=上院多数党院内総務)のJuan Miguel “Migz” Zubiriと最近、議論されていた。
RDC Chair on Infrastructure(=地域開発評議会社会基盤長)であるGovernor(=知事)のGoは、このダイアモンド航路が、物流、観光アクセス、そして経済統合の改善により、どれだけ地域的な成長を刺激することが期待されるかを強調した。「これは、ミマロパ諸島の接続性と経済の最大の可能性を解き放つものです。信頼できる島嶼間輸送は、農民にとっては、より良い市場アクセス、住民にとっては、より安全な旅行、そして4州全ての更なる観光機会を意味するものであります。」と語った。
Zubiriは、この地域の運輸、社会基盤、農業、そして観光業構想に対する支援を表明した。またGovernor(=知事)のGoを、地域的優先事項を更に議論するため、1月26日のSenate session(=上院議会)の初日に出席するよう招待した。これに対してGoは、マリンドーケ州の開発構想や観光業の可能性を直接、視察するために、同上院議員が同州を訪問することを歓迎した。
このダイヤモンド航路は、既存の海上輸送網を補完するものと見られており、ミマロパ州中で、旅行者や事業に、より頻繁で信頼できるサービスを提供することになる。(Daily Tribune: Published on: 11 Jan 2026, 00:31)
たったの12人の乗客を乗せて英国を周遊航海する小さなクルーズ船の内部(英国)
スコットランド西部とヘブリディーズ諸島沿岸の穏やかで透き通った水域を航海するThe Majestic Lineは、ヨーロッパの港で見られるような巨大船とは違う世界の、異なる種類のクルーズ体験を提供する。ここは、船隊に4隻の小型船を保有しており、あるものは専用ミニ・クルーズ船で、他のものは、穏やかな環境を探検するのに完璧な、別の目的の豪華船に刷新した漁船だ。
ここの最新船であるMV Glen Shielは、たった7つの船室を提供するだけで、幸運な乗客は、一連の旅程の中から選択することが可能だ。6泊のマル島及び諸島から、10泊のCoastal Odysseyがあり、これはグレート・ブリテンの最北西の岬であるCape Wrath(=ラス岬)を周遊する見張らせるクルーズであり、多くの航海選択がある。
こちらが、この小さいが最高のクルーズ船で航海し、忘れがたい場所に接岸することが、どういうものかということだ。詳しくは、Majestic Cruisesのウェブサイトへ。(後略)(Mirror: 03:30, 11 Jan 2026)
フロリダ州発のクルーズ船がノロウイルスの勃発に襲われ、94人感染(米国)
フロリダ州タンパ発。フロリダ州を出発したクルーズ船が、Centers for Disease Control and Prevention(=疾病対策・予防センター)によると、ノロウイルスのアウトブレイク(=勃発)に襲われているという。
CDC(=疾病対策・予防センター)は、2025年12月28日から2026年1月9日までの航海中に、Holland America Lineのクルーズ船であるRotterdam(=ロッテルダム)で94人が発病したと報告した。ノロウイルスの勃発によって感染した人は、嘔吐と下痢という典型的な症状を呈していた。
このウイルスは、感染力が高く、Cleveland Clinic(=クリーブランド・クリニック)によると、合衆国における食中毒の第1位の原因であるという。症状は、感染後、12時間から48時間で現れ、腹痛、頭痛、そして発熱のような他の症状が含まれる可能性がある。
CDCによると、2,593人の乗客のうち85人が発病したと報告されているという。1,005人の船員のうち9人も、同様に発病したと報告している。
CDCは、Holland America LineとRotterdamの船員は、清掃・消毒対策を増強し、病気が更に広がるのを防ぐために、発病した者を隔離したと話している。
CruiseMapper.comは、同船は12月28日に、フォート・ローダーデールを出発したとしている。このクルーズ客船会社のウェブサイトにも、同様にフォート・ローダーデールから出発する将来の数本の航海がある。
「弊社のお客様と船員の健康は、最優先事項であり、CDCの手順に従って、フォート・ローダーデールで金曜日にクルーズが終了した際に、船の広範な浄化を実行いたしました。」とHolland Americaの広報担当者は話した。(WFLA: Jan 12, 2026 / 04:37 PM EST)
ワイト島のフェリー会社、Red Funnel、無料切符165周年を記す(英国)
RED Funnelは、大規模無料提供を以て2026年の開始を記している。ワイト島の住民に、5,000枚のfree day-return foot passenger tickets(=無料日帰り往復徒歩客切符)を提供しているのだ。
この構想は、このフェリー運航事業者の165年記念と同時に起こったものであり、長年の支援に対し、島の共同体に感謝することを狙ったものだ。
Red Funnelのchief executive(=最高責任者)であるFran Collinsは、次のように語った。「弊社は、大変長年に亘ってワイト島に奉仕してきたことを誇りに思います。そしてこの無料提供は、弊社の歴史のあらゆる章を通じて、弊社をご支援していただいた共同体に対する感謝を述べる一つの方法なのであります。」
この切符は、2026年中のいつでも、旅行に使用することが可能。(後略)(Isle of Wight County Press: 13th January)
タリン―ヘルシンキ間のフェリーの死者、殺人として捜査(フィンランド)
フィンランド警察は、人がタリン―ヘルシンキ間のフェリーの車両甲板から転落したのを受けて、殺人の可能性を捜査している、とDelfi紙は報じた。
フィンランド紙のIltalehti紙からの引用では、目撃者は、タリン―ヘルシンキ間のViking XPRSの車両甲板で「accident(=事故)」が起きて、その車両甲板から人が落ちて死亡したと話したという。警察は殺人としてこの事件を捜査していると、Iltalehti紙は付け加えた。
同船は、火曜日の午後7時30分に、ヘルシンキのカタヤノッカ・ターミナル港に到着したと伝えられており、最初の応答車両は、約20分遅れて到着するのが見られ、車輛が同船から既に下船した後で、消防車、救急車、そして警察が、、同船のランプ(注、傾斜路)で見られという。
一方、Viking XPRSの広報担当者は、1人が同船の車両甲板の出口付近であった事故で負傷したと話している。
Viking Lineのウェブサイト上の予定情報では、Viking XPRSは、午後5時30分にタリンを出発して、午後7時30分にヘルシンキのカタヤノッカ港に到着することになっていた。
フィンランドのメディアは、この事故のために、同船のカタヤノッカ港からタリンに向かう復路の出発は、約1時間遅れたと報じていた。(ERR News: 14.01.2026 17:21)
Royal Caribbean Group、第4四半期テレビ業績発表会開催へ(米国)
Royal Caribbean Groupは、2026年1月29日木曜日、東部標準時間午前10時00分に、電話会議(注、テレビ業績発表会)を予定している。同社の第4四半期と2025年通年の決算結果を議論する。
この会議は、同社の投資家向け広報ウェブサイトであるrclinvestor.com上のウェブキャスト(注、インターネット放送)でも、同時に放送される。このウェブキャストの再生は、会議に引き続き、30日間、同一ウェブサイト上で利用可能となる。(Cruise Industry News: January 16, 2026)
送水管の障害でMSCのクルーズ船で洪水となる(ブラジル)
送水管の障害が原因で、MSCのクルーズ船で洪水となった。
ブラジルのニュース局であるUOLによってYouTubeにアップロードされたビデオ映像では、MSC Seaview(=MSCシービュー、注、「海の光景」の意)の廊下に水がよどんでいる様子が写っているように見える。あるクリップ(注、切り抜き動画)では、客が、ずぶ濡れの旅客室の絨毯の上で裸足になっているのを見ることが可能だ。
この出来事は1月12日に起こったものであると、このクルーズ客船会社は確認した。この船は、CruiseMapperによると、1月10日にブラジルのサンパウロのサントスから出発した1週間の南米航海を、現在、航海中であるという。
「船内で漏出が起きたために、お客様にご不便をおかけし、大変申し訳なく思っております。」とMSCは、電子メールで送信された声明文において、USA TODAY紙に語った。「障害が送水管の中に見つかり、不幸にも水が、数多くのお客様の船室や、共用の廊下に流れ込む結果となりました。この障害は、直ちに検出され、弊社の技術チームによって解決し、影響を受けた全ての船室は、念入りに清掃されました。」
同社は、影響を受けた船室数を明確にしなかったが、漏出は「no risk to guest safety(=顧客の安全に対する危険はなく)」、このクルーズ客船会社は、乗客とは意思疎通し、支援していると話した。「弊社は、お客様が影響を受けた程度により、一連の補償を提供いたしました。これには、上の等級の船室の提供、全額返金、150米ドルまでの船内クレジットが含まれます。」とMSCは付け加えた。
この事件は、近年におけるこの種の唯一のものではない。2023年には、Carnival Cruise Lineの船で送水管が破裂し、同船の一部が洪水になったことがある。(USA TODAY: Jan. 16, 2026, 2:04 p.m. ET)
世界最大の電動フェリーであるIncatの船体番号096番のChina Zorillaの海上試運転がホバートで始まる(オーストラリア)
世界最大の電池駆動の船が、建造されているタスマニアの造船所から、南米の新しい本拠地に移動される時、「gargantuan(=巨大な)」重量物運搬船の助けが必要となる。
ホバートのIncatで建造されたHull 096(=船体番号096番)は、金曜日にホバートのダーウェント川で海上試運転を開始し、大きさと収容力の点で、それ自身を進化させることになる最初の電動船としての歴史を記すことになる。
この130メートルのフェリーは、船客2,100人と車両225台を積載できる能力があるが、約260トンの重さがある5,000個以上の電池によって駆動する。1回の充電で、このフェリーが90分間走るに十分なエネルギーを得る。
Hull 096は、2014年に死亡したウルグアイの映画・劇場のスターに因んで、China Zorrillaと命名される。
ウルグアイの首都であるモンテビデオと、リオ・デ・ラ・プラタ(ラプラタ川)の対岸にあるアルゼンチンの首都であるブエノス・アイレスとを結ぶ南米のフェリー運航事業者であるBuquebusによって使用されることになる。同船の母港はモンテビデオとなり、両都市間を30海里、1日3回旅することになる。
このフェリー旅行は、ほんの1時間しかかからず、同船の電池の範囲内だ。しかしIncatが南米向けに建造したことのあるディーゼルのフェリーとは違って、この船は、そんな遠距離は自力では移動できない。(後略)(ABC News; Sat 17 Jan)
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