2025年12月
2025年12月の海外旅客船情報
緊張状態のカリブ海観光業:米国―ベネズエラ間の緊張で空の旅とクルーズが混乱する恐れ(米国・ベネズエラ)
ベネズエラ空域に関するUS President(=合衆国大統領)のDonald Trumpの最近の発表は、旅行業と旅行部門における深刻な懸念を上昇させた。President(=大統領)は、ベネズエラ上空と周辺の空域は閉鎖され、航空会社、操縦士、その他には、この地域を避けるよう促すと発表した。この声明が、ベネズエラや広くカリブ海地域で不安を掻き立てる一方で、こうした動きが、どれ位、この地域の生き生きとした観光業に影響を与えることになるのかという疑問も生じている。軍事的衝突は起きていないが、空域閉鎖を取り巻く不確実性は、既に旅行の仕方に影響を与えており、カリブ海の旅行業と航空旅行システムの混乱の可能性についての懸念が高まっている。
空の旅とクルーズ経路に対する影響
カリブ海は、空の旅とクルーズ観光に大きく頼っており、直接の軍事衝突がなくても、これらの緊張の影響を感じる可能性がある。航空会社は、US Federal Aviation Administration(=合衆国連邦航空局)(FAA) により、増大した安全上の危険のため、ベネズエラ空域を回避するよう勧告されている。これにより、航空会社の中には、航空便の針路変更をするところがあり、旅行費用の増加や、アルバ、トリニダード・トバゴ、その他の東カリブ海のような人気の目的地に向かう利用可能な航空便数の減少が生じている。
クルーズ運航事業者も、如何なる緊張の激化も、針路変更を余儀なくされる可能性があることから、懸念している。カリブ海諸島、とりわけセント・クリストファー・ネイビス、あるいはセント・ルシアのような、より小さな目的地は、その経済を着実なクルーズ船の到着に頼っている。こうしたところへの便の混乱は、諸島の浜辺、行楽地、そして自然美を楽しむために海路で旅行する何百万人もの訪問者に影響を与えることになり、直ちに長期的な結果となり得る。(中略)
結論:変化する世界におけるカリブ海の脆弱性
カリブ海の観光業は、合衆国とベネズエラ間の緊張の激化の中で、難しい挑戦に直面している。この地域の経済が観光業にかなり依存していることから、空とクルーズ航路に対する如何なる混乱、あるいは紛争の激化も恐れも、厳しい影響を受けることになる可能性がある。今のところは、多くの目的地は堅調な訪問者数を見続けているが、状況は脆弱なままだ。
合衆国とベネズエラ間の緊張が爆発しそうであり続けていることから、カリブ海の観光業の将来は、どちらに転ぶか分からない。この地域が、空とクルーズ旅行に頼っていることから、世界的な地政学上の変動には脆弱だ。観光当局者は、カリブ海は安全を提供し続けることができ、世界中からの旅行者を歓迎する目的地であることを確かなものとするために、必死になっているところだ。(Travel and Tour World: Published on December 1, 2025)
中国のクルーズ運航事業者、2026年第1四半期の日本寄港を外す(中国・日本)
中国の国家支援クルーズ運航事業者であるAdoraは金曜日、両国間の緊張が高まったことを受けて、2026年第1四半期の日本行きの旅程の全てを中止すると発表した、とCaixin(=財新)は報じた。同社は、その2隻の船であるAdora Magic CityとAdora Mediterraneanは、代わりに南朝鮮(注、韓国)と東南アジアに航海すると述べた。
Adoraは、2か国間の関係が悪化している中で、日本を正式に外した最初の中国のクルーズ運航事業者だ。2隻の中型船を運航しているBlue Dream Cruisesは、12月の旅程を見直すかもしれないと述べ、日本寄港を中止する可能性もある。Cosco Shipping GroupとChina Tourism Groupの合弁企業であるAstro Ocean International Cruise Co、そしてTianjin Oriental International Cruise Coのような、日本航路を持っているその他の中国のクルーズ運航事業者は、変更を発表していない。
MSCのBellissimaやRoyal Caribbean GroupのSpectrum of the Seasのような外国のクルーズ客船会社は、発表された予定では、日本を維持している。業界の内部者は、旅程から日本を外すことは、影響が限定的だと見られるとしても、中国のクルーズ会社を、一時的に競争上不利な立場に置くことになり得る、と述べた。(China Economic Review: Post date December 1, 2025)
基隆―石垣、海運・旅客航路、間もなく開設(台湾・日本)
待望の基隆(=キールン)―石垣島貨客海運航路が、今年の暮れに就航航海を開始する予定だ、とこの航路の運航事業者は話した。
この航路は、台湾と日本の運航事業者によって共同管理されることになっており、先月初めて発表された際に多くの議論を呼んだ。運航事業者は、初期段階では週当たり3往復を提供することを予定している。運航は9月に開始される予定だったが、船の内装設計と書類仕事の問題のために、今月末まで延期されていた。
Trans Wagon International Co(=華岡国際運輸)は、台湾の海運代理店として関わっているが、先週の木曜日に同航路を運航するための申請を行った、とMaritime and Port Bureau(=交通部航港局)は話し、同社は月曜日に代理店としての登録を完了し、国際航路運航事業者として確立した、と付け加えた。
運航事業者によって提案された運賃は、船室の種類によって8つの範疇に分かれている、と同局は話した。最低運賃は、開放寝台船室で1人当たり2,800ニュー台湾ドルで、最も高い運賃はロイヤル・スィートの1人当たり10,500ニュー台湾ドルだと話し、最終的な切符価格は変更になるかもしれないと付け加えた。
Trans Wagon International Coのpresident(=総経理、注、社長)であるTiger Hong (洪郁航)は、同社は申請に対する正式な返答を、今週、受け取る予定だと話した。パナマ政府も、この中米国家に登録されることになることから、同船に関連する書類仕事を検討しているところだ。
「今年末に就航航海を開始する予定です。正確な日時が決まれば、切符販売が始まります。」と話した。
同社は、今から来年の2月までの間、旅行者向けに1人当たり2,000ニュー台湾ドルの最低切符価格の特別価格を提供する予定だ、とHong(=洪)は話した。名目価格と特別価格の最大の違いは、2,000ニュー台湾ドルに達する可能性がある、と付け加えた。
この航路は、石垣島に来る日本人旅行者を惹きつけて、台湾にまで旅行を延長させて、飛行機で日本に戻ることになる可能性がある、と同社は話した。(Taipei Times: Wed, Dec 03, 2025)
元Costa Magicaが中国に向かう途中、スエズ運河を通過(ギリシャ・中国)
元Costa Magica(=コスタ・マジカ)は最近、Tianjin Orient International Cruise Lineへの引渡し航海の一環として、スエズ運河と紅海を通過した。
11月19日にギリシャを出発したこの2004年建造船は、2025年11月25日にこの運河を通過した。Vision(=ビジョン、注、「展望」「美人」の意)という名前で、同船は現在、天津発の夏の配船に先立ち、中国に向けて航行中だ。
Tianjin Orient International Cruise Lineによると、同船はアジアで最初の客を迎えることになるに先立ち、広範な改装を行うことになるという。この事業に因んで、Ideal(=アイディーアル、注、「理想」の意)に改名されるものと見られるVisionは、Dream(=ドリーム、注、「夢」「理想」の意)と並んで、中国国内市場に尽力することになる。
追加の配船の詳細は、後日、明らかにされることになっている。この元Costa Magicaは、11月中旬にTianjin Orientにより買収された。元々は、Costa Cruises向けにFincantieri造船所で建造された同船は、パンデミック以来、クルーズ運航していなかった。
2023年初旬にSeajetsにより買収された同船は、当初、Mykonos Magic(=ミコノス・マジック)としてギリシャで係船され、その後、新しいクルーズ客船会社であるNeonyx Cruisesに移籍した。2024年に開業したこの新興商標は、ギリシャ諸島とトルコでの運航向けに、同船をGoddess of the Night(=ガッデス・オブ・ザ・ナイト、注、「夜の女神」の意)に改名した。
Seajetsに取り込まれた同社は、宴会や夜遊びに特化した新たな商品を提供する予定だった。Neonyxは、実際に運航を開始することは決してなく、この船客2,720人の船は、イタリアであった首脳会議のための宿舎を提供するために、政府機関によって短期間、傭船された。
元Costa Magicaの売却で、Seajetsは今や3隻の船を所有している。つまり、元Veendam(=ビーンダム)、元Majesty of the Seas(=マジェスティ―・オブ・ザ・シーズ、注、「海の尊厳」の意)、そして元Oceana(=オーシャナ)だ。以前はHolland America、Royal Caribbean、そしてP&Oの下で運航していたこれらの船は、ギリシャの港で係船しており、新たな運航事業者を待っていると報じられている。
このギリシャのフェリー運航事業者は、パンデミック中に8隻のクルーズ船を購入しており、これにはCarnival CorporationやCruise & Maritime Voyagesの船が含まれている。2隻は解体工場に売却されたが、その他はヨーロッパで、Celestyal JourneyやRenaissanceのような新たな所有者を見つけている。(Cruise Industry News: December 3, 2025)
スカンジナビアの船、短期滞在(台湾)
Norwegianの船「Norwegian Sun」が昨日、Port of Kaohsiung(=高雄港)に接岸した。1,924人の外国人乗客を乗せた同船は、日本からの11日間航海の途上にある。高雄(=カオシュン)を離れた後は、香港と基隆(=キールン)に向かう。(Taipei Times: Wed, Dec 03, 2025)
100人以上の乗客、船員がクルーズ船のノロウイルス勃発で発病(ドイツ)
100人以上が、AIDA Cruisesの航海中のノロウイルスの勃発で発病した。
Centers for Disease Control and Prevention(=疾病対策予防センター)によると、ドイツのクルーズ客船会社のAIDAdiva(=アイーダ・ディーバ、注、「歌姫」の意)という船の2,007人の客のうち、95人が病気になったと報告され、他に船員6人も発病したという(AIDAは、Carnival Corp.の一部)。主な症状は、嘔吐と下痢だった。
CruiseMapperによると、この船は11月10日に、ドイツのハンブルクから133日クルーズに出発し、イングランド、合衆国、メキシコ、コスタ・リカ等に寄港する予定だという。
このクルーズ客船会社は、強化消毒・清掃対策を実施し、病気の乗客と船員を隔離し、その他の対策を採った、とこの保健機関は話した。「季節性疾病は、11月から4月が最大で、AIDAdivaの報告は、陸上の感染様式を反映しています。」とAIDAはUSA TODAY紙に対し、電子メールで送られた声明の中で述べた。「ですから、弊社では船上衛生手続きを追加しており、症例は既に治まってきています。」
CDC(=疾病対策予防センター)は2025年、公示する基準値に適合するクルーズ船での胃腸病の勃発を21件、記録しており、うち16件がノロウイルスが原因だった。この病気は、2024年には、合計18件の勃発のうち15件の原因となっており、その前年は、14件中、13件だった。(後略)(USA TODAY: Dec. 5, 2025)
バナナを運んでいた輸送用コンテナが貨物船から落ち、クルーズ船が港で立ち往生(英国)
ワイト島沖で、バナナを運んでいた輸送用コンテナが貨物船から船外に落ち、クルーズ船の出発が遅れている。
P&O Cruisesの船、Iona(=アイオナ)は、土曜日の晩に、スペイン、ポルトガル、カナリア諸島への2週間旅行のため、サウサンプトンを出発することになっていたが、出発直前にベンブリッジ沖のNab tower(=ナブ・タワー)灯台近くであったこの事故のために港で立ち往生している。
Maritime Coastguard Agency(=海事沿岸警備長)の報道官(注、女性)は、次のように話した。「12月6日にソレントで貨物船Baltic Klipperから船外にコンテナ16個が落ちたのを受けて、HM Coastguard(=英国沿岸警備隊)が関係機関と作業を継続しているところです。」
負傷した船員はいなかった。
コンテナのうち5個は空で、8個にはバナナ、2個にはプランテン(注、料理用バナナ)が入っており、1つにはアボカドが満載されていた、と付け加えた。
日曜日、貨物の中には、そしてコンテナ自体も、ウェスト・サセックス州のセルシー・ビーチに打ち上げられ始めていた。
「英国沿岸警備隊は、West Sussex Fire and Rescue Service(=ウェスト・サセックス州消防救助隊)とSussex Police(=ウェスト・サセックス州警察)と共に、非常線を張り、人々にコンテナに近づかないよう求めているところです。」とこの報道官は付け加えた。
「他のコンテナは、汀線沖で漂流しているのが見られており、英国沿岸警備隊のヘリコプターと固定翼機が捜索しているところです。」
彼女は続けた。「大衆はこの地域を避けるよう勧告されており、連合王国(注、英国)で発見された全ての難破物は、英国沿岸警備隊のReceiver of Wreck(注、「難破受領部」の意)に報告しなければならないことをお忘れなく。」「28日以内に物品を申告しなかった者は、法律に違反することになり、更なる手段が取られることになるかもしれません。」
一方、船客5,200人を収容できるIonaは、コンテナが回収されるまで港に留まるものと理解されている。(sky news: Sunday 7 December 2025 22:09, UK)
上海と西日本を結ぶフェリー、中国―日本間の喧嘩の中で運休(日本・中国)
上海発。上海と西日本の都市である大阪や神戸と結んでいるフェリー便が、Prime Minister(=首相)のSanae Takaichi(=高市早苗)の台湾に対する論評を巡り、二国間の緊張が高まっている中、北京(注、中国政府)の要請で運休した、と運航事業者は話した。
フェリーのJian Zhen Hao(=鑑真号)を運航するこの大阪に本拠を置く会社は、中国が両国間の旅行の安全性が保障できないと主張したことから、土曜日以来、旅客サービスが止まっていると話した。
この運航事業者は月曜日に、運航がいつ再開するのかはまだ判断しておらず、全ての予約済みの切符は、解約料金なしで払い戻すと話した。このフェリーは、COVID-19のパンデミックのために5年ほど運休してから、6月に旅客便を再開していた。
Takaichi(=高市)が、11月7日の議会で、中国が領有権を主張している自治島である台湾に対する攻撃が、日本の存続にかかわる脅威となり得るとし、同国のSelf-Defense Forces(=自衛隊)による対応を許可することを示唆して以来、北京(注、中国政府)は、東京(注、日本政府)に対する圧力を増大させている。(KYODO: Dec 09, 2025 - 12:57)
クルーズ船で死亡した乗客は33杯の酒を出された、と訴訟で主張(米国)
昨年、Royal Caribbeanのクルーズ船で死亡した35歳のカリフォルニア州の男性は、同船の酒場で、少なくとも33杯のアルコール飲料を出された、と訴訟で遺族が主張した。
このクルーズ会社が本拠地とするフロリダ州マイアミで提出された裁判所文書によると、モレノ・バレーのMichael Virgilは、2024年12月13日に、ロサンゼルスでNavigator of the Seas(=ナビゲイター・オブ・ザ・シーズ、注、「海の探検家」の意)に、婚約者であるConnie Aguilarとその息子と共に乗船した。
メキシコのエンセナダに向かう途中、Royal Caribbeanの船員は、「in a matter of hours(=数時間内に)」「negligently(=不注意にも)」Virgilに酒を出し過ぎ、一方でVirgilは、明らかに酩酊の兆候を示していた、と訴訟では主張している。
酩酊していたが、Virgilは自分の船室を見つけようとして、道に迷い、動揺した、と訴訟では述べられている。Virgilはその後、Royal Caribbeanの警備員と対決することになった。警備員はVirgilを床に組み伏せ、「with their full body weight(=全体重をかけて)」大人しくさせた、と原告は訴訟で主張している。
Royal Caribbeanの船員らは、同船の船長の要請で、Virgilに精神異常の治療に使用される処方薬であるHaloperidol(=ハロペリドール、注、抗精神薬)を注射したと申し立てられている。複数の缶入り唐辛子スプレーも使用された、とAguilarの弁護士は主張している。この父親は「ultimately died in the care of Royal Caribbean staff and crew members(=最終的にはRoyal Caribbeanの職員と船員が見守る中、死亡した)」と訴訟では述べられている。
CBS Newsに対する声明において、Royal Caribbean Groupの広報担当者は、次のように述べた。「弊社のお客様の1人が亡くなったことで、弊社は悲しんでおり、捜査については当局に協力しておりますが、係争中の訴訟に関してこれ以上の論評は差し控えます。」
訴訟において弁護士らは、Royal Caribbeanは明らかに酩酊している者に対して、アルコールを出すことを拒否する権利を有していたが、同社はVirgilの命を守るためにそうしたことを怠った、と述べた。また、このクルーズ客船会社は、故意に「all you can drink(=飲み放題)」の飲み物パッケージを乗客に売り込んでおり、Navigator of the Seasの「every nook and cranny(=ありとあらゆる場所にある)」酒場では、それを請け負っていたとも主張している。
アルコールの過剰給仕の申し立てにおける過失の主張に加え、Aguilarの弁護士は、Royal Caribbeanは、医療や警備の職員を含む船員の雇用や訓練において、過失があったとも主張し、これがVirgilの死に繋がったと申し立てている。
この出来事は、Royal Caribbeanに対する、死亡やアルコールの消費を含む、最近数か月間における2度目の訴訟だ。66歳の女性、Dulcie Whiteは、極度の酩酊にも拘らず、同船の船員がアルコールを出し続けたことから、2024年10月22日に、Taylor Swiftのテーマ・クルーズ中に船外に転落した、と10月に提訴した訴訟において、遺族が主張していた。
この訴訟では、Royal Caribbeanの無制限のアルコール飲料パッケージを引き合いに出してもいた。「その(飲み物パッケージ)のため、(彼女は)飲みすぎ、恐らくは支払ったお金に見合うものを得ようとした。」と娘のMegan Klewinは話した。「母は、ある意味、私が見たことが無い位、完全に酩酊した。それが母の最後の記憶となったのは、悲しい。」(Yahoo!News: Tue, December 9, 2025 at 11:17 PM GMT+9)
Celestyalがジッダに初めて寄港し、Cruise Saudiは世界との結びつきを強化(サウジ・アラビア)
ジッダ発。サウジ・アラビアは、Public Investment Fund(注、「公共投資基金」の意)の子会社が完全所有するCruise Saudiにより、世界的なクルーズ中心地となるために前進することを加速させ、王国の紅海とアラビア湾(注、ペルシャ湾)の港湾への、更なる旅行者を誘致すべく、国際的な提携を拡張している。
この最新の一里塚は、受賞歴のあるギリシャのクルーズ客船会社であるCelestyalが、ジッダに史上初の寄港を完了したことから到来したもので、サウジ・アラビアの文化と自然の魅力に対する世界的な関心の高まりという信号を送っている。
訪問は、観光業の成長、地元供給網の急騰、そして王国の広範な経済多様性に貢献することになる通年クルーズの収益構造を作り上げるCruise Saudiの戦略の一環を形成している。
3つのUNESCO World Heritage Sites(=ユネスコ世界遺産地)であるAlUla(=アルラ)、Jeddah Historic District(=ジッダ史跡地区)、そしてAl-Ahsa Oasis(=アハサー・オアシス)は、訪問者の取り組みを進化させるよう設計された集約された陸上観光により、今や海から接近可能だ。
Cruise Saudiは、2035年までに年間130万人のクルーズ客を迎えることを狙っており、50,000人の直接・間接の雇用を創出し、王国を第一の国際クルーズ目的地として位置付けることになる。
船客1,360人乗りのCelestyal Discoveryは、11月29日に初寄港した船客1,260人のCelestyal Journeyに引き続いて、2月5日にジッダに到着した。Journeyは、トルコとエジプトに寄港する7泊アテネ―ジッダ旅程を終え、Cruise Saudiの幹部、港湾当局者、そしてCelestyalの代表者が出席した伝統的な楯交換式を記した。
乗客は、伝統的なサウジの歓待によって迎えられ、ジッダの歴史的なアル・バラド地区、賑わっている青空市場、そして文化遺産を観光した。ムスリムの観光客の中には、Umrah(=ウムラ、注、巡礼)を果たすべくマッカ(注、メッカ)も訪問した者もいた。(中略)
2021年に開業して以来、Cruise Saudiは、5つのクルーズ港を活性化させ、王国最初の国産クルーズ客船会社であるAroya Cruisesを導入し、Aman Groupにより、超豪華な合弁企業であるAman at Seaを設立し、2027年に開業することになっている。同社は、ターミナルや停泊地から、集約された観光までのfull value chain(注、完全価値連鎖)を管理しており、既に120か国以上からの600,000人以上の乗客を迎えている。
Celestyalは、2隻の改装船で、年間140,000人以上の乗客を運んでいるが、王国のVision 2030という沿岸観光業を変容させる野心と協調している。ジッダを出発してから、Celestyalの両船は、アブ・ダビに向かい、同社2度目のアラビア湾のシーズンを開始する。
Aroya Cruisesも、ミコノス、アテネ、クレタ、そしてトルコの沿岸都市に寄港することを売り物とする新たな季節プログラムを開始し、95,000人以上の客を惹きつけた成功した就航シーズンを拡大させることになる。
この高まる活動で、現代的な社会基盤によって支えられ、航路は拡張し、王国の文化、遺産、そして歓待を呼び物とする体験により、世界一流のクルーズ目的地としてのサウジ・アラビアの出現を際立たせている。(Arab News: December 10, 2025 20:40)
西日本の旅客フェリーが世界で初めて自律走行へ(日本)
岡山発。西日本の岡山と小豆島間を運航している旅客フェリーが、世界で初めて自律航行を可能とする技術を使用し始める、とNippon Foundation(=日本財団)が水曜日に述べた。
同財団によると、岡山県の新岡山港とこの香川県の島の土庄港との間を走るOlympia Dream Seto(=おりんぴ・どりーむ・せと)が、この技術を取り入れる政府の認定を受けて、木曜日に半自律運航を開始するという。
航行中、同船上であった記者会見で、海運、その他の分野の問題と取り組んでいる同財団のexecutive director(=常務理事)であるMitsuyuki Unno(=海野光行)は、この第一歩は、日本の悪化する労働力不足に対する「become one of the solutions(=解決策の1つとなり)」得るものであり、有人の離島への輸送機関を確保できるものだと語った。
このフェリーは、実演において、桟橋から静かに離れ、静かな海を進んだ。また前方の船を捕捉し、自律的に針路変更する能力も示した。
おりんぴ・どりーむ・せとを運航するKokusai Ryobi Ferry Co,(=国際両備フェリー)は、船員がこのシステムにより馴染むや、自律航行機能を十分に活用することを狙っていると話した。
この第一歩は、日本財団やその他50社以上の企業が関与する無人操縦船の商業化を図るための広範な計画の一環。実現すると、物流を安定化することに役立ち、海難を減少させるものと見られている。
コンテナ船を含む他の3隻も、2026年4月までに、この機能を使用して商業運航を開始する予定だ。(Japan Today: December 11, 2025, 06:28 am JST)
幽霊船がフェリー乗り場を塞ぐ(米国)
Washington State Ferriesは、木曜日の朝早くに、マキルチオ・ターミナルの正面に現れた、船員のいない、長さ100フィートの「ghost boat(=幽霊船)」の動画を記録した。
Coast Guard(=沿岸警備隊)の当局者は、この商業漁船、Mary B(=メアリー・ビー)は、エバレットに近いHighway 2橋の南に位置するSanko Fisheries Pier(注、「サンコ漁港桟橋」の意)で、係留索から外れた3隻の船の1隻だと述べた。しかしスノーホーミシュ川を上流に流されたのは、この1隻だったようで、ピュジェット湾にまでやって来た。
この船が、接近するフェリーが接岸するのを妨げる動画は、その日遅くに、このフェリーのFacebookに投稿されて、6,500回の反応があった。投稿によると、この船がターミナルに損傷を与えることはなかったという。
「Stephen King(=スティーブン・キング)の映画の幕開けのようだ。怪我人や損害もなくて、何よりだ。投稿ありがとう!」と誰かがこの動画に対し、論評していた。
この投稿によると、フェリーのTokitaeは、2基の投光照明を頼りに、闇を抜けてゆっくりと埠頭に接近していたが、幽霊のような船が、針路を外れて漂流して来た。
「このような状況は、単に普通ではないというものではなく、危険です。」とWashington State FerriesはFacebookに書いていた。「点灯していない船は、海上では深刻な危険となり得るもので、他船や人々を危険に晒すものです。こうしたことから、弊社フェリーの航行灯は、非常に重要なのです。」
この投稿は「the training and professionalism they bring every day to help keep our customers safe(=日々の訓練と専門的技術が、弊社顧客の安全を維持するのに役立っている)」として、従業員を称えてもいた。
その日、後になって、沿岸警備隊は、Mary Bは安全に牽引されたと報告した。(Whidbey News-Times: December 12, 2025 1:30 am)
このクルーズ客船会社は公共区画でのスマート・グラスを禁止した。他社も続くか?
スマート・グラス市場は急騰しているが、MSC Cruisesで航海する旅行者は、船に持ち込む前に考え直したくなるかもしれない。
このクルーズ客船会社は、そのウェブサイトによると、ここの船の公共区画で「capable of covertly or discreetly recording or transmitting data (e.g. smart glasses)(=こっそりと、あるいは控えめに記録したり、データを送信したりする能力のある(例えばスマート・グラス))」品目に対する禁止を実施したという。MSCはUSA TODAY紙に対して、この対策は7月に発効したと話した。
このクルーズ客船会社は、客は未だにスマート・グラスを船内に持ち込むことは許されているものの、こうした技術は「only permitted in cabins, ashore, and other non-public spaces(=船室、陸地、その他の非公共空間でのみ許される)」と述べた。
「スマート・グラスや類似の装置は、悪用時に弊社の警備チームが介入したり没収したりすることができる装置として、禁止品目に記載されています。」とMSCは電子メールで送られてきた声明において述べた。「この対策は、専ら全てのお客様と船員のプライバシーと安全を保護するために実施されているものです。」
旅行者に人気のある他の会社は、様々な取り組みを行っている。
この点、Carnival Cruise Lineは、そのウェブサイトによると「Google-type glasses are permitted on board in public areas, but cannot be worn at any gangway operation(=グーグル型の眼鏡は、船上の公共区画では許されていますが、舷門での作業の際には着用することはできません。)」という。Delta Air Linesも、従業員が勤務中に、スマート眼鏡類を身に付けたり、使用したりすることを禁止していることを、同社は確認した。
一方Disneyは、拡張現実を通して、お客が体験を高める1つの方法として、スマート・グラスを受け入れている。「他とは大変に違ったものとなる魔法の物を被せることができるのです。」Walt Disney Imagineering President and CEO(=社長兼最高経営責任者)のBruce Vaughnは、USA TODAY紙に話した。客が、電話のように環境から注意をそらすことになるのではなく、実際的な情報を、環境から注意をそらすことなく届けることができる能力を評価もしていた。「私の周りにあなたがいることを、決して忘れません。私がDisneyland、あるいはどんな世界であっても、私がいるところを決して忘れないのです。」(USA TODAY: Updated Dec. 13, 2025, 8:44 a.m. ET)
ドバイーイラクを結ぶフェリー便が始まる(アラブ首長国連邦・イラク)
DP Worldは、陸上のトラック輸送よりも速く、1航海当たり145台のトレーラーを積載できる代替手段を提供する、ドバイのミナ・ラシッドとイラクのウム・カスル港間の新たな36時間の海上便を開始した。
この便は、ミナ・ラシッドで開始され、新航路を運航する専用RoRo船であるDP World Expressを正式に迎えた。この船は最近、Drydocks Worldで改修され、今年の12月に運航開始する予定になっていた。(後略)(Logistics Business: December 14, 2025)
MSC、Meyer Werftにクルーズ船4隻発注、加えて2隻の選択権(ドイツ・スイス)
MSC Cruisesは本日、「New Frontier(=新開地)」政策の開始を記す、4隻の次世代クルーズ船と、2隻の追加的選択権を、ドイツのパーペンブルクにあるMeyer Werftに新規発注したことを発表した。180,000トンで、船客の最大搭載人員が5,400人の「New Frontier」船は、2030年から毎年引き渡されることになる。
この発表は、Federal Minister for Economic Affairs(=連邦経済大臣)のKatherina Reiche、Energy Minister-President Lower Saxony(=ニーダー・ザクセン州エネルギー大臣兼知事)のOlaf Lies、MSC CruisesのExecutive Chairman(=会長)であるPierfrancesco Vago、そしてMeyer WerftのCEO(=最高経営責任者)Dr Bernd Eikensにより、行われた。(中略)
この発注は、ドイツ、とりわけニーダー・ザクセン州とパーペンブルクにおける何千人もの雇用を確保することになり、パーペンブルクではMeyer Werftは基礎となる雇用主であり、同造船所の広範な供給者網の仕事を維持している。3,200人以上がMeyer Werftに直接雇用されており、その経営に関連するより広い地域の20,000人以上の雇用を支えている。
2030年代にまで引渡し予定が拡張したことで、この合意は、世界的なクルーズ建造の戦略的中心地としてのパーペンブルクの役割を強化し、ヨーロッパで最も進んだ海事製造業の生態系の1つの継続性を確かなものとした。(Cruise Industry News: December 15, 2025)
1994年のフェリーEstoniaの惨事は、爆発ではなく、船首の不具合によるものと報告書は確認(エストニア他)
30年以上も前の、フェリーEstoniaの沈没は、船首区画の不具合によるものであり、何がしかにより主張されたような爆発によるものではなかった、と当局者は、第二次世界大戦以来、ヨーロッパ最悪の民間海難について最終的な決着をつけることを狙った報告書において述べた。
「MV Estoniaは、その船首構造の崩壊の結果として沈没した。」とエストニア、スウェーデン、フィンランドの調査員は語った。「それ故、新たな本格的な…事故調査を開始する根拠はない。」
1994年9月28日の夜、このロール・オン、ロール・オフ式のフェリーは、嵐の中、バルト海で沈没し、852人の命を奪った。
1997年の正式調査では、このフェリーの船首遮蔽体が機能不全に陥り、急速に浸水して、同船を海底に送ったものと結論付けていた。
しかし代わりとなる理論が増殖し、2020年には、テレビ・ドキュメンタリーの動画で、同船の船体にこれまで判明していなかった穴が示され、この惨事を改めて調査するよう当局を促したのだった。
この報告書は、沈没現場の6つの異なる調査、生存者に対するインタビュー、模型や技術的分析に基づき、船体に対する損傷は、海底の岩により生じたものだと結論付けた。
「調査では、MV Estoniaが、航海中、他の船やその他の物体に衝突したことを示す如何なる兆候も明らかにできなかった。」と調査官らは話した。「同船上で爆発が起きた如何なる兆候もない。」
2023年の予備報告書では、船隊の穴は、岩のせいだとしていた。また、このフェリーは、最終航海当時、耐航性がなかったとも結論付けていた。(The Guardian: Tue 16 Dec 2025 13.10 GMT)
Windstar、初のStar級船の引渡しを受ける(米国)
Windstar Cruisesは、新しい全室スィートの船、Star Seeker(=スター・スィーカー、注、「星の探究者」の意)の引渡しを受けた。この船客224人の船は、この客船会社のStar級で最初に新造されたものだ。
最終準備が、マラガからマイアミへの処女航海という、今月のお目見えを前に今やなされているところで、マイアミはWindstar Cruisesの本社があるところだ。
洗礼(注、命名)式は1月15日に執り行うことになっており、その後、Star Seekerは、カリブ海で就航シーズンを開始し、その後、来年遅くには、アラスカと日本に配船となる。
本船は、ポルトガルのビアナ・ド・カステロにあるWestSEA造船所で、同社に引き渡された。Star Seekerは、最新の持続可能で安全な技術を取り入れており、これにはtier III Nox-rated Rolls Royce機関、ポンプ・ジェット・スラスタ、前方対向ソーナー、陸上電力接続性、そして進んだ汚水処理システムが含まれている。
姉妹船のStar Explorer(=スター・イクスプローラー、注、「星の探検者」の意)が2026年12月に続き、2027年5月31日にロンドンのタワー・ブリッジで洗礼(注、命名)されることになっている。
Windstar president(=社長)のChristopher Prelogは、次のように語った。「新船の引渡しは、造船の旅における最も有意義な瞬間の1つであります。」「進水から引き渡しまで、我々はStar Seekerが類まれな職人の技により形作られるのを見て参りました。」「間もなくお客様を船上でお迎えするのを、待ちきれません。」(Travel Weekly: Dec 17, 2025, 06:49 GMT)
Ferguson Marine造船所、予算超過フェリーGlen Rosaの引渡しを再び遅延(英国)
大幅に遅延し、予算を超過しているフェリーの引渡しが、再び先送りされた。Ferguson Marineは今や、来年遅くまで到来することはないと話している。
Glen Rosaは、2026年第2四半期に、フェリー運航事業者であるCalMacに引き渡されることが期待されてきたが、8月の乾船渠、入渠中に、船体塗装膜と船尾の配管の腐食が見つかり、この最新の遅延に繋がった。
同造船所によると、乾船渠に別の期間、入渠することが必要となっているが、最も早い利用可能な時間枠は「later in 2026(=2026年遅く)」だという。
同船が就航するためには、試運転と船員の習熟が必要となり、島民がこのフェリーを利用できるようになるのは、2027年になる可能性がある。
この発表は、スコットランド議会のNet Zero, Energy and Transport Committee(注、「正味ゼロ・エネルギー及び運輸委員会」の意)に宛てた書簡の中で出てきたものだ。
この遅延は、インバークライドのポート・グラスゴー(注、「グラスゴー港」の意)にあるスコットランド政府所有の造船所で建造されている2隻のフェリーが直面している、長く続いている問題の最新のもので、Glen Rosaと姉妹船のGlen Sannoxの両船は、アラン島と本土間の航路に就航すべく、2018年に引き渡されることになっていた。Glen Sannoxは今年の1月に就航した。
両船の予算は、当初の契約価格が9700万ポンドであったにも拘わらず、4億6000万ポンド以上に急騰しており、この新たな遅延で、費用はさらに増加することになりそうだ。
同造船所の直近のchief executive(=最高責任者)で、この施設を民間部門に向けて舵を切ることを望んでいる男でもあるGraeme Thomsonは、会社は遅延を「deeply regret(=誠に遺憾に思う)」と述べた。
「実際、混乱していることには気が付いており、これにより影響を受けることになる全ての方、とりわけ本船の就航を辛抱強く待っている島の共同体の皆さんには、心からお詫びしたい。」と語った。
「Glen Rosaは複雑な事業で、これからもそうあり続けるでしょうが、チームと私は引き渡しに向けて、できることは全て行うよう全力を注いでおり、現在進行中のことについては、出来る限り透明なものにしております。」(Sky News: Friday 19 December 2025 13:24, UK)
Carnival株が今日、急騰した理由(米国)
記録的な利益で、このクルーズ運航事業者は配当金を元に戻すことになった。
Carnival (CCL+9.81%)(CUK+17.63%) 株は、このクルーズ客船会社が記録的な利益を発表して、1年前の予想を好転させたことを受けて、金曜日に急騰した。
Carnivalの利益は急騰中
Carnivalの第4四半期の収益は、前年比で7%上昇し、63億ドルとなった。同社の正味利回り、すなわち利用可能な旅客クルーズ日当たりの収益から、しかるべき変動費を差し引いた価格決定力の主要指標は、不変通貨基準で5.4%改善し、200.84ドルに改善した。
こうした利益は、Carnivalの原価統制戦略と相まって、調整後純利益を途方もない140%にも高め、4億5400万ドル、1株当たり0.34ドルにまで至らせることに役立った。これは、調整1株当たり利益0.25ドルと予想したウォール街の見積もりを打ち負かすものだった。
通年で、Carnivalの調整後純利益は、60%以上も急騰して、31億ドルだった。
「この勢いは、2026年にも持ち越され、もう1年、2桁代の利益成長により、これらの注目すべき業績さえも凌駕するもので、13.5%を超えるものとみられる投下資本の投資に戻って来るもので、弊社の20年間高に肉薄しています。」とCEO(=最高経営責任者)のJosh Weinsteinは、プレス・リリースにおいて述べた。
Carnivalは配当金を元に戻すことに
Carnivalは、この3年も経たない間に、100億ドル以上の負債を即金で支払うため、フリー・キャッシュ・フロー(=純現金収支)の何がしかを利用した。今や低くなったレバレッジ比率(注、負債比率)とより強固になった貸借対照表により、このクルーズ船の先導者は、資本を株主に返還し始める時期であると判断した。
Carnivalのboard of directors(=取締役会)は、2月27日に支払い可能な1株当たり0.15ドルの当初比率に、四半期配当金を元に戻すことを承認した。
「この決定は、弊社の将来の業績の信頼性を高めるものであり、株主に価値を引き渡すことに尽力し続けるものです。」とCFO(=最高財務責任者)のDavid Bernsteinは語った。(後略)(The Motley Fool: Dec 19, 2025 at 6:49PM EST)
運河「陥没穴」を巡り、重大事故宣言(英国)
警察がシュロップシャー州の運河での陥没穴と呼んだものを巡って、重大事故が宣言され、船がぽっかりと割れた空洞に嵌っているか、あるいは急に落ち込んだ縁の瀬戸際にいる。
写真からは、ホィットチャーチのケミストリー地域に長く伸びた水路の構造的完全性が完全に崩壊し、洪水の恐れが高まっているのが示されているように見える。2隻のナローボートは、穴の中に沈んだと言われ、水は完全に干上がっているように見える。他の2隻は、縁の瀬戸際にいる。
Shropshire Fire and Rescue Service(=シュロップシャー州消防・救助隊)は、地滑りに対応しているところだと話し、運河がその影響を受けたことを確認した。West Mercia Police(=西マーシャ警察)によると、犠牲者は報告されていない。警察は人々に、この地域を避けて、代替経路を探すよう求めている。水路の近隣地域にいる人々は、消防隊員の支援を受けているところだ、と付け加えた。
The Canal and River Trust(=運河・河川基金)は、この事故は、運河上の穴として見ており、優先事項は、ボーター(注、ナローボートと呼ばれる船に乗っている人)と隣接地域の人々の安全であると話した。
「我々はこの穴の可能性ある原因について、初期調査を行っているところで、やがてより詳しい詳細を提供することになります。」と話した。「できるだけ早く、穴の両岸の水位にまで戻すよう努力し、影響を受けたボーター(注、船に乗っている人)と穴の両岸隣接地域の人々を支援しているところです。」(後略)(BBC News: 22 December 2025)
観光客がラオスの死亡フェリー惨事で救助される中、助けを求める叫びとパニック(ミャンマー)
Anthoninの父親が生まれたラオスでは、単にもう一つの木曜日となるはずだと思われていた。
ところがこの30歳のフランス市民は、大半は観光客の140人以上の人と共に、自身がメコン川で転覆したフェリーの船上にいることが判ったのだった。3人を除く全員が、安全な場所にまで何とか辿り着いたものと思われている。
オンライン上の動画では、混乱の現場が写っている。人々は助けを求めて叫んでおり、子供は泣き、乗客らは自分の所持品を先を争って取ろうとしている。
フル・ネームを提供することを拒んだAnthoninは、このフェリーに乗船していた母親とその2人の子供を見たことを思い出したが、彼らは救命船の上では見かけることはなかった。
月曜日、ラオスのメディアは、Pany Herという名前の女性の遺体が川から収容されたことを伝えた。救助隊員はその後、彼女の子供の1人と考えられる1歳児の遺体を発見した。2人目の子供を捜索する努力は続いている。
この船は、先週の木曜日、ファイ・サーイという川岸の街から、北部ラオスのルアン・プラバンという歴史的な都市に向かう途中だった。ここはメコン川に沿った一般的な経路で、同国にやって来る訪問者の中では人気の経路だった。
Laotian Times紙が掲載した正式報告によると、Tam Ting (Pak Ou) 洞窟近くの水中岩礁に衝突した際、4人の船員を含む、観光客118人と地元民29人が船には乗船していたという。数分以内に、フェリーは沈没し始めた。(中略)
こうした沈没事故がラオスで起きたのは、初めてのことではない。
2023年9月、ファイ・サーイとルアン・プラバン間という同じ川の回廊を航行中の旅客船が、パークベン地域のメコン川で転覆し、3人が死亡した。この船は報道によると、漁網に巻き込まれ、制御を失い、強い流れの中で船は転覆したという。(BBC News: 23 December 2025)
フェリーの時間について「緊急説明」を求める(フランス・英国)
フェリー運航事業者は、矛盾する情報を得て、サン・マロ発の出発枠に関して「urgent clarification(=緊急説明)」を求めていると話した。
DFDS Ferriesは以前、「sought-after(=需要が高くて入手困難な)」ジャージー島行きの7時45分(グリニッジ標準時6時45分)の時間枠を確保したと話していたが、7時15分の出発時刻を提案する書簡を受け取ったのだった。高速船の運航を優先する指針が、今でも提供されていることについて、サン・マロ当局者からの確認を求めていると話した。
Brittany Ferriesは、サン・マロ発ガーンジー島行きの2026年の出発枠は、昨年の夏よりも出発枠が15分遅い8時15分であることを確認していると話した。CEO(=最高経営責任者)のChristophe Mathieuは、同社は「optimal timings(=最適な時間)」に「delighted(=喜んでいる)」と語った。
「根強い需要」
「この決定は、サン・マロ港に向かうBrittany Ferriesの重要性を反映しており、ここでは一グループとして、2024年との比較で、貨物取扱は48.1%増、旅客輸送は14.1増となっております。」とMathieu氏は付け加えた。「この変更は、弊社がVoyagerと、弊社のポーツマスの船であるSaint Maloの毎日の到着・出発で、運航を最適化できることを意味するものです。」
DFDSは12月16日に、ブルターニュ地方を代表して発せられたPort of St Malo(=サン・マロ港)から書簡を受け取っており、港湾当局とフェリー運航事業者間の議論に引き続き、2026年の提案された出発枠の優先順位を取り決めていた。この書簡では、DFDSの要求した出発時間の大半が承認され、サン・マロとジャージー島間の高速船の運航が優先されることになることを確認していた、とDFDSは述べた。2025年のジャージ島行きのDFDSの便の旅客数と車両台数は、ガーンジー島行きのほぼ2倍で、同航路に対する根強い需要を反映していると付け加えた。
同社は、海峡の両岸の顧客、提携者、そして利害関係者に対し、確実性を提供すべく作業中であると話した。(BBC News: 23 December 2025)
クルーズ船で女性が死亡した件についての審問開始(英国)
クルーズ船で女性が死亡した件についての審問が開始された。
ウォリントンのテンス・クローズのJanet Mary Bates(66)がクルーズ船Britannia(=ブリタニア、注、ローマ帝国が英国を属州化した時の名称、あるいはその地の女神)で8月29日に死亡した、と法廷は聴聞した。彼女の死に対する審問が開始され、senior coroner(=上級検視官)のChristopher Wilkinsonにより移送となった。
Wilkinson氏は、Bates女史が無反応になっているのが判明した時、同船はサウサンプトンのOcean Cruise Terminal(=オーシャン・クルーズ・ターミナル、注、「海洋巡航終着駅」の意)にいたと語った。
次のように語った。「8月29日、船上で倒れているのが、夫のWilliamによって発見された。船上のsenior doctor(=上級医師)により、死亡が確認された。」
死体解剖は完了しており、Wilkinson氏は、予備の死因は混合薬物中毒であるとし、糖尿病、ケトアシドーシス(注、酸性血症)、虚血性心疾患いう背景があったと述べた。
Wilkinson氏は、関連記録の写し、船医からの完全報告書、そして職員及び最近親者の声明文の他、Bates女史のGP(=家庭医)からの声明文を要求した。
Wilkinson氏は、2026年11月2日にWinchester Coroners' Court(=ウィンチェスター検視法定)での聴聞を行うべく、審問を移送した。(Daily Echo: 24th December)
南カリブ海で緊張が高まり、クルーズ客は反応(ベネズエラ・米国)
合衆国とベネズエラ間の緊張が高まるにつれて、クルーズ客はクルーズ産業、とりわけキュラソー島に関する影響の可能性について思案している。
この南カリブ海の目的地は、ベネズエラから僅か約40マイル北にあり、既に軍事活動の影響を受けている。
例えば、Norwegian Cruise LineのNorwegian Epicは、既に2025年12月17日に「naval exercises(=海軍の軍事演習)」のため、キュラソー島のウィレムスタットへの訪問を飛ばさなければならなかった。4,070人の客が乗る船は、この地域を避けなければならなかったのだ。
Norwegian Skyの1月5日のカリブ海航海も、「updated port availability(=最新の港湾利用可能性)」のために、ウィレムスタットを抜港することになっている。
年間凡そ600,000人の乗客がキュラソー島を訪問するという事実と、今や最盛期のカリブ海のクルーズ・シーズンであるということの間で、将来の客は、自分の旅程も影響を受けることになるのかと思わないわけにはいかない。
Norwegian Cruise Lineに加え、 Princess Cruises、Carnival Cruise Line、Virgin Voyages、Celebrity Cruise Line、Holland America Line、そしてRoyal Caribbean(その他)のような人気商標は、現在、キュラソー島の首都において活動中だ。
更なる変化が来るか?
誰もの心に生じる疑問は、安全性についてはそれ程でもないが、むしろキュラソー島行きの航海が、予定通りに行くことができるのかというものだ。
合衆国が、今にも近隣のベネズエラと戦争を行う瀬戸際にあってさえも、キュラソー島は合衆国の旅行勧告が出る可能性は最低以下で、「Level 1: Exercise Normal Precautions(=レベル1:事前に通常の注意)」だ。
新年の早い時期の、来るべき航海のクルーズ客は、どれ位、旅程変更に遭遇しそうかを測定しようと、ソーシャル・メディアを利用している。(中略)
現在のところ、多くのクルーズ客船会社は、「wait and see(=様子見)」の取り組みを取っているようだ。
クルーズ客船会社は、絶対に必要でない限り、旅程の混乱を引き起こそうとはしないもので、最後の瞬間まで、この港に影響を与える軍事作戦についての最新の情報は、受け取ることはないのかもしれない。
それに、現在はクルーズ船に対する能動的脅威がないとしても、将来の訪問が安全であることを確実にするため、クルーズ客船会社は状況を注意深く監視している。
より多くのカリブ海の港が影響を受ける可能性はあるのか?
将来のクルーズ客の中には、結局はしばしばカリブ海の旅程が影響を受けるかもしれないことになる、より多くの目的地を懸念している者もいる。
多くの者は、アルバ島とトリニダー島についても心配しており、こもはキュラソー島よりも更にベネズエラに近いのだ。
アルバ島は、ベネズエラの北約18マイルしか離れておらず、晴れた日にはアルバ島からベネズエラ本土が見える可能性があるほど非常に近い。トリニダード島は僅か7マイルしか離れておらず、ずっと近いのだ。
残念ながら我々は、将来を予想する水晶玉を持ってはいない。しかし以下のことは確実であると思われる。紛争の結果、あるかもしれない如何なる旅程変更も、乗船している者の安全と楽しみを確実にするためになされるものだということだ。(Cruise Hive: Dec 24, 2025)
Coral Adventurer離礁の努力は失敗、立ち往生の乗客、パプア・ニュー・ギニアから飛行機で帰国へ(オーストラリア)
パプア・ニュー・ギニア沿岸沖で座礁したオーストラリアのクルーズ船の乗客は、同船浮揚の努力が失敗したことを受けて、チャーター機で帰国することになる。
Coral Adventurer(=コーラル・アドベンチャラー、注、「珊瑚の冒険者」の意)は、グレート・バリア・リーフの島で、同社によって乗客が1人取り残されて死亡したと言われていることから2か月経過して、土曜日にはサンゴ礁に突っ込んだ。
乗客80人を含む約120人は、ケアンズに本拠置く同船に乗船していたが、モロべ州の首都で、PNG(=パプア・ニュー・ギニア)第2の都市であるラエから約90キロメートルのサンゴ礁に突っ込んだ。この州の知事は、ABCに対し、Coral Adventurerは、「high reef(=高岩礁)」で知られる航路を利用中に座礁したと語った。
地元当局者は、同船を離礁させる試みは失敗し、同船の運航事業者であるCoral Expeditionsは、月曜日に、予定された終了よりも1日前に、このツアーは終わり、乗客はオーストラリアに飛行機で帰国することになると発表した。決定された日にケアンズに飛行機で向かうことになりそうだと理解されている。
同社の広報担当者は、乗客や同船の43人の船員には怪我人はいなかったと話した。「今までのところ、初期検査では、本船には損傷を示すものはなく、本船が浮揚するや、標準手続きとして、更に包括的な船体と海洋環境の検査を実施することになっております。」と話した。(中略)
Coral Adventurerは、80歳のSuzanne Reesが、今年これまでに、グレート・バリア・リーフのLizard Island(=リザード島、注、「トカゲ島」の意)で死亡したのを受けて、調査が行われている。
Australian Maritime Safety Authority(注、「オーストラリア海上安全局」の意)の係官とCoral Expeditionsの代表者は、10月に彼女の死を調査すべく、同船のテンダー(注、小型連絡船)に乗船した。
Rees女史は、10月26日日曜日に同島で死亡しているのが見つかった。前日に同島の展望台への案内付きハイキングを開始していた。会社側に気分が悪いと話し、誰も介護することなく戻った、と彼女の家族は話した。
目撃者は、Coral Adventurerは10月25日土曜日の晩に同島を出発し、その後、Rees女史が行方不明になっていることが判明し、捜索を実行するためにその日の夜遅くに戻ったと報告している。
Coral Expeditionsはその後、Rees女史の死亡と機械問題を受け、60日間航海を中止していた。(ABC News: 29 December 2025)
イェル海峡フェリーの便、明日、船1隻に減少へ(英国)
シェトランド諸島議会は、イェル海峡フェリーの便が、多くの運航が運休となったことから、明日(月曜日)は1隻で運航することになると話している。この便は、予約可能な変更時刻表で運航することになる。
次の運航が運休となっている:
アルスター発トフト行き:7時45分、8時45分、9時45分、16時00分、16時55分。
トフト発アルスター行き:8時15分、9時15分、16時30分、17時30分。
運休となった便を予約した者は、再予約のため、01595 745804番の予約事務所に連絡を取るべきだ。予約事務所は、今日(日曜日)は午後6時まで、明日の朝は午前7時45分に再開する。
イェル海峡は、船員不足のため、12月23日と24日には、船1隻で運航していた。一方、ワルセイ便は、船員不足のため、昨日(12月27日)は船1隻だった。(Shetland News: 28 December 2025 15:12)
16,000回のフェリー航海が技術的故障により欠航(英国)
16,000隻のスコットランドのフェリーが、過去3年間に技術的故障のために運休していることが、新たな資料により明らかにされた。
Freedom of Information(=情報公開)請求により、16,039回の航海が、2023年1月1日から2025年10月31日までの間に中止になっていることが判り、 Gourock-Dunooon航路、Tarbert-Portavadie航路、そしてMallaig-Aramadale航路が最も影響を受けていた。この運休は、天候による運休を含む2023年1月以来の全ての運休、36,707回の航海のうち、43%に上っていた。
この自身の政党が暴露した数字について論評して、 Scottish Liberal Democrat(=スコットランド自由民主党)のJamie Greene MSP(=スコットランド議会議員)は、政府は島の共同体を「second class citizens(=2等国民)」として扱ってきたと述べた。
次のように付け加えた。「我が島の共同体は、本土のスコットランド人のような同一の公共サービスを利用する基本的権利を欠く2等国民として取り扱われてきたのです。」「CumbraeやArdrossanのような、私自身のWest of Scotland(=スコットランド西部)地域の共同体は、いつ果てるとも知れない混乱を被ってきているのです。」
Gourock-Dunoon航路では6,180回の運休で、Tarbert-Portavadie航路は2,206回を記録し、Mallaig-Armadale航路では1,284回だった。一方、MallaigとLochboisdale間の航海の21%は、技術的故障のために運休となり、KennacraigとIslay/Colonsay/Oban間のフェリーは17%だった。
全30航路で、少なくとも31回の運休が、この3年近い時間枠の中で発生していた。(後略)(The Herald: 28th December)
母親がクルーズ船と岸壁の間に落ちた4歳の娘を救うため、海に飛び込む(バハマ)
母親が、その幼い娘がバハマの岸壁とCarnivalのクルーズ船の間に転落したのを受けて、ためらうことなく海の飛び込んだ。この迅速で素晴らしい救助は、動画に捉えられていた。
この出来事は、グランド・バハマ島のセレブレーション・キー近くで展開されたもので、近隣のクルーズ船から撮影され、動画にはCarnival Sunrise(=カーニバル・サンライズ、注、「日の出」の意)脇の水中に、子供とその母親がいる中、作業員と乗客が反応している様子が写っている。
動画は、部屋の外の叫び声を聞いて、何か悪いことが岸壁で起きたことが判ったという、Carnival Conquest(=カーニバル・コンクエスト、注、「征服」の意)に乗船していたと話す利用者のChelspiersにより、TikTok上で共有された。
「Carnival Conquestの自室で座っていたら、外で叫び声がするのを聞きました。」と書いていた。「一見したところ、岸壁とCarnival Sunriseの間に人が落ちたようでした。無事引き上げたのです!お母さんが、自分の赤ちゃんの後を追って飛び込んだのですよ。勇敢な女性です!とても恐ろしい状況でしたが、迅速に救助されました!」
動画には、クルーズ船から1フィートばかり離れた岸壁の縁に並んだ数人の作業員が、見下ろして、救命浮輪を見つけるよう叫ぶ中、他の者は、大急ぎで手助けしているのが写っている。救命浮輪が海に投げ込まれるや、追加の人達が助けるために走り寄り、救助が継続する中、誰かが岸壁の縁に梯子を持ってきていた。
少し経って、4歳児が救命浮き輪を使って無事に引き上げられ、この劇的な救助を見ていた見物人からは歓声が上がった。それから間もなくして、母親が岸壁に引き上げられた。激励の声が消えるにつれ、彼女がすすり泣いているのが聞こえ、過ぎ去ったばかりの恐ろしい瞬間に圧倒されていた。
Carnival Cruise Lineは、Fox News Digital宛ての声明文において、この子供は目を離したすきに、歩いて海に落ち、直ちに船員が対処したと言って、この事件を確認した。
「4歳の女の子は、母親が目を離したすきに、歩いて海に落ちたのです。」と同社の広報担当者は話した。「お母さんは、直ちに後を追って飛び込みました。弊社の船と警備のチームは、すぐさま2人を安全なところに移動させ、弊社医療チームが、2人を診断しました。」「2人は無事で、セレブレーションン・キーでのその日を残りを楽しみました。」と広報担当者は付け加えた。(後略)(Fox News: Published December 30, 2025 9:44pm EST)
Celebrity Cruiseで100人以上が発病、原因はなおも謎(米国)
クリスマス・クルーズは、典型的クルーズの全ての快適設備や気晴らしを楽しむだけではなく、全ての季節的なストレスなしで、独特の記憶に残る方法で、休暇シーズンの魔法を体験する素晴らしい逃避となりうるものだ。
しかしCelebrity Eclipse(=セレブリティ・イクリプス、注、「日食や月食の食」の意)のChristmas Day(=クリスマスの日、注、12月25日)クルーズに乗船した多くの客にとって、この航海は、完全に間違った理由で記憶に残るものとなった。休暇で病気になりたい者はおらず、胃腸ばい菌による病気の休日航海となれば、一層悪いものだ。
3%の報告義務の基準値を超えたとするに十分な客と船員が巻き込まれたことから、病気のアウトブレイク(注、勃発)が、US Centers for Disease Control and Prevention(=合衆国疾病対策・予防センター)(CDC)に報告されている。
乗船していた3,042人のうち、合計95人の客、1,235人の船員のうち、9人の船員が、嘔吐、下痢、そして腹部の痙攣を、同船の2025年12月25日の航海中に報告した。これは、客の3.1%、船員の7%が症状を訴えたことになる。
この8泊クルーズは、アンティグア島、サン・マルタン島、プエルト・リコ、そしてドミニカ共和国を訪れる東カリブ海旅程に、12月20日土曜日にフォート・ローダーデールのポート・エバグレイズを出発したものだ。
勃発は、同船が12月28日日曜日にフォート・ローダーデールに戻って来た時に、CDC(=疾病対策・予防センター)に報告された。遅延はなく、この121,900総トンのSolstice級の船は、既に次の航海に出発している。
誤解がないように明確にすると、CDCに報告された症例数は、全航海中のものだ。異なる日に、異なる客が発病した可能性はあり、必ずしも104件の全症例が、同時に発生したわけではない。(後略)(Cruise Hive: Dec 31, 2025)
Piano Land、香港に復帰(中国)
Astro OceanのPiano Land(=ピアノ・ランド)は、マレーシアでのプログラムを終えて、香港に戻った。この元P&Oの船は、12月31日に1,700人の客を乗せて、Ocean Terminalに到着した。
同社は、マレーシアでのプログラムは、初めて中国のクルーズ船が中国外を母港にしたものだと話した。再配船航海では、同船は主としてマレーシアとシンガポールの客によって予約されていた、と同社は話し、国際的な訪問者を香港に連れて来たことで、一里塚となったとした。
香港に戻り、同社は今や、第1四半期に予定された一連の4泊、5泊、8泊、12泊のクルーズで、新しい港や新しい旅程に集中することになると話した。
2026年に予定された寄港地に含まれるもの:
ブルネイ‐ブルネイ
カンボジア‐シアヌークビル
マレーシア‐コタ・キナバル
フィリピン‐マニラ、スビク
ベトナム‐チャン・メイ、ダナン、ハロン湾、ニャ・チャン、フー・ミー(Cruise Industry News: December 31, 2025)
2025年の船級:13隻の新船が今年引き渡された(抄訳)
多様な顔ぶれのクルーズ船が2025年にお目見えした。豪華新造船から特大船まで、13隻の新船が引き渡された。
こちらが1月以来、就航した新船の一覧表。
Mein Schiff Relax
クルーズ客船会社:TUI Cruises
収容力:船客4,000人
トン数:161,000総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第1四半期
MSC World America
クルーズ客船会社:MSC Cruises
収容力:船客5,400人
トン数:205,700総トン
造船所:Chantiers de l’Atlantique(フランス)
引渡日:第1四半期
Norwegian Aqua
クルーズ客船会社:Norwegian Cruise Line
収容力:船客3,571人
トン数:156,300総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第1四半期
Asuka III(飛鳥III)
クルーズ客船会社:Asuka Cruises(郵船クルーズ)
収容力:船客744人
トン数:51,950総トン
造船所:Meyer Werft(ドイツ)
引渡日:春
Star of the Seas
クルーズ客船会社:Royal Caribbean International
収容力:船客5,610人
トン数:250,800総トン
造船所:Meyer Turku(フィンランド)
引渡日:第2四半期
Oceania Allura
クルーズ客船会社:Oceania Cruises
収容力:船客1,200人
トン数:67,000総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第2四半期
Viking Vesta
クルーズ客船会社:Viking
収容力:船客998人
トン数:54,300総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第2四半期
Luminara
クルーズ客船会社:Ritz-Carlton
収容力:船客456人
トン数:37,000総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第3四半期
Star Princess
クルーズ客船会社:Princess Cruises
収容力:船客4,300人
トン数:175,000総トン
造船所:Fincantieri(イタリア)
引渡日:第3四半期
Douglas Mawson
クルーズ客船会社:SunStone Ships/Aurora Expeditions
収容力:船客186人
トン数:8,000総トン
造船所:CMIH(中国)
引渡日:第3四半期
Celebrity Xcel
クルーズ客船会社:Celebrity Cruises
収容力:船客3,260人
トン数:140,600総トン
造船所:Chantiers de l’Atlantique(フランス)
引渡日:第4四半期
Disney Destiny
クルーズ客船会社:Disney Cruise Line
収容力:船客2,500人
トン数:140,000総トン
造船所:Meyer Werft(ドイツ)
引渡日:第4四半期
Star Seeker
クルーズ客船会社:Windstar Cruises
収容力:船客224人
トン数:10,000総トン
造船所:West Sea(ポルトガル)
引渡日:第4四半期(Cruise Industry News: December 31, 2025)