2025年6月

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2025年6月の海外旅客船情報

首相官邸、駒形丸記念式典で、論争となっている民間伝承話を外す(カナダ)

Prime Minister's Office(=首相官邸)(PMO)は、1914年のKomagata Mar(=駒形丸)事件の今年の記念式典から、真贋論争となっているFirst Nations(=北米先住民族)の話を外し、Musqueam First Nation(=ムスキーム族)が、同船の飢えた南アジアの移民に食事を与えることを手伝ったとする主張を放棄した、とBlacklock’s Reporter紙が報じた。

金曜日の毎年恒例の行事は、同船の1914年5月29日のバンクーバー到着を記念するものだったが、PMO(=首相官邸)は、乗客の運命は「is a stark reminder of how in moments of our history Canada fell short of the values we hold dear(=我々が維持してきた価値に達しない、我がカナダの歴史の瞬間がどのようなものだったかを思い出させる、荒涼たるものだ)」と述べた。

「我々は、過去を書き換えることはできない」と、首相官邸は、金曜日の声明文の中で述べた。

376人のシーク教徒、ヒンズー教徒、そしてイスラム教徒を乗せていたこの汽船は、人種に基づく移民法の下、バンクーバーに上陸することが禁じられた。2人の歴代首相が、この封鎖措置を2015年と2016年に、公に謝罪していた。

今年の行事では、カヌーに乗ったムスキーム族が、港に2か月間投錨していたこの物船の飢えていた乗客に食べ物を届けたという、真贋論争となっている主張に対する全ての言及を省略した。この民間伝承話に触発されて、バンクーバーの連邦ビルの4,000平方フィートの壁画となっている。

Cabinet(=内閣)はこれまでに、この話を「the kindness of spirit demonstrated by the nearby indigenous peoples(=近隣の先住民族により実証された親切心)」を証明する話であるとして称賛した。CBC Newsは2019年、「the generosity of local indigenous peoples in providing food and water to the passengers(=乗客に食料や水を提供する地元先住民の寛容さ)」に関して報道していた。

この主張は、全ての歴史記録と矛盾していた。「歴史家によって検証されたならば、直ちにこの主張を受け入れたが、実際のところは、これを裏付ける調査はなく、検証もないのです。」とYork University(=ヨーク大学)のProfessor(=教授)Ali Kazimiは、これまでにインタビューの中で話していた。「私の深い懸念というのは、この主張を大急ぎで受け入れて、歴史記録の一部にしていることです。」

Professor Kazimiは、駒形丸の話を記録した2004年の映画、Continuous Journey(注、「連続航海」の意)などの業績で、Governor General's Lifetime Artistic Achievement Awardの2019年の受賞者となっている。「I am deeply troubled by this(=これによって、私は深い悩みを抱えています)」と語った。

「この害というのは、もしこれを事実として受け入れると、そして今や4階建ての建物の壁画になっているわけですが、記録の残りが信じがたいほどに欠陥のあるものとなることです。」とKazimiは話した。「私はGovernment of Canada(=カナダ政府)に検証を求めていました。相当な注意を払って行うべきだという奇妙なものです。公的な記録の一部とする前に、連邦政府の閣僚が検証すべきだったと思っています。」

駒形丸の逸話は、カナダ政府によって事実とされた唯一の民間伝承話ではない。Department of Heritage(=遺産省)は2020年に、400年遡ることができるヌナブト準州のBlack settlement(=ブラック・セツルメント、注、「黒人植民地」の意)の主張を認めていた。

この偽情報は、Culture Minister(=文化相)のSteven GuilbeaultによりParliament(=国会)で審議されたOperation of the Canadian Multiculturalism Act(=カナダ多文化運用法)に関する同省のAnnual Report(=年次報告書)の中に含まれている。「多くのイカルイト(注、ヌナブト準州の州都)の住民やカナダ人の大半には知られていないことだが、アフリカ系の祖先が、1600年代初期以来、このカナダ領に存在していた。」と同報告書にはあった。

同省は、1600年代初期以来、ヌナブト準州にブラック・セツルメントはなかったことを認めた。1931年末に、国勢調査員は、ノースウェスト準州で当時、黒人を、1人も見つけることができなかった。(Western Standard: 01 Jun 2025, 8:00 am)

イタリアでクルーズ船客、強風により船外に吹き飛ばされる(イタリア・米国)

イタリア、カタニア発。先週の金曜日、風は、イタリアで停泊していたクルーズ船の船外に乗客を吹き飛ばす程、十分に強かった。

この乗客は、Norwegian Cruise Lineがメディア支局数社に出した声明文によると、シチリア島のカタニアに停泊していたNorwegian Epic(=ノーウィージャン・エピック、注、「ノルウェーの叙事詩」の意)から海に転落したという。

乗客の1人であるBrian Koningは、現地時間の午後1時頃、強風の突風の最中に、この1,080フィートの休暇定期船は、係留索から外れたことをソーシャル・メディアに投稿した。

「全てのロープが、大きな音を立てていた。」と書いていた。

FOX Forecast Center(注、「FOX天気予報センター」の意)は、時速30マイル以上の突風が、当時、近隣のCatania-Fontanarossa Airport(=カタニア・フォンタナローサ空港)で報告されたと話した。

Norwegian Cruise LineのEpicは、2010年建造で、今年これまでに、最新の改装を行った。同社のウェブサイトによると、4,070人までの客を収容できるという。

FOX Weatherは、Norwegian Cruise Lineに声明文を求めて接触したが、今のところ、返答はない。(FOX Weather: Published June 3, 2025 12:46pm EDT)

Disney、費用削減で更に数百人解雇(米国)

Disneyは、世界中で更に数百人をレイオフ(注、解雇)する。同社の映画、テレビ、金融部門が影響を受けることになる。

この巨大娯楽会社は、ストリーミング・プラットフォーム(注、ネット上の動画サイト)を好んで、ケーブルTVの加入から視聴者が離れていることから、圧力を受けている。

「我が産業は急速に変容していることから、最先端の創造性と消費者価値の刷新、そしてDisneyに対する期待を高める一方で、弊社事業を効率的に運営する方法を評価し続けております。」と広報担当者はBBC(=英国放送協会)に話した。

この最新の雇用削減は、2023年に発表された大規模解雇に引き続くもの。2023年は、約7,000人の労働者が、chief executive(=最高責任者)のBob Igerが55億ドル(41億ポンド)を節約するために実施した活動の一環として、解雇された。

この削減は、映画やテレビ部門のマーケティング部門等、複数のチームに影響を与えることになる。Disneyの配役、開発の労働者や、企業金融部門も影響を受けることになる。

「影響を受ける従業員数を最小限にするため、外科的取り組みを行っております。」と広報担当者は話した。同社は、全体的に閉鎖となるチームはない、とも語った。

このカリフォルニア州に本拠置く会社は、233,000人の労働者を雇用しており、合衆国外には、60,000人ちょっとがいる。Disneyは、Marvel、Hulu、そしてESPNを含む娯楽産業全体に、多くの会社を保有している。

同社は、5月に予想よりも好調であったと報告しており、今年最初の3か月間の総収入は、236億ドルだった。これは、2024年の同時期から7%の増加だった。成長は、ここのDisney+というストリーミング・サービスへの新規加入者によって焚きつけられていると話していた。

同社は、Captain America: Brave New World(=キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド)やSnow White(=白雪姫)といった多くの新作映画を、今年公開していた。象徴的なSnow White(=白雪姫)というアニメ映画の再映画化実写版は、多くの否定的な批評に直面し、映画館の予想通り、振るわなかった。

しかしDisneyの最新公開作のLilo & Stitch(=リロ&スティッチ)は、Memorial Day(=戦没者追悼記念日)の祭日と重なる週末の合衆国で、興行成績の記録を塗り替えた。このアニメ映画は、業界資料会社のBox Office Mojoによると、5月に公開して以来、全世界の切符販売が6億1000万ドル以上だったという。(BBC News: 3 June 2025)

ロシアの水中翼船フェリー、Pavel Popovichが就航(ロシア)

Russia's State Transport Leasing Companyは、United Shipbuilding CorporationのVympel Shipyard(=ビーンペル造船所)で建造された新しい水中翼船フェリーの営業航海を開始した。

Kosmonaut Pavel Popovichは、2009年に死亡したウクライナ生まれの元戦闘機パイロットで、Soviet Air Force major general(=ソビエト空軍少将)の故Pavel Romanovich Popovichを称えるもの。

この新造船は、水中翼船フェリーのProject 23160シリーズの最新のもので、5人が乗務し、32ノット以上の速力で、120人までの乗客を輸送する能力がある。

乗客は、ビジネス・クラスとエコノミー座席の区画のある、空調設備のある船室に乗せられ、縦揺れ制御システムにより、より快適な航海をするため、出来る限り水平にフェリーが維持されることになる。

他のProject 23160水中翼船フェリーと共に、Kosmonaut Pavel Popovichは、沿岸航路経由で、都市間通勤便を提供することになる。

Project 23160フェリーの設計作業は、外海と内陸水路の双方での航行を網羅する、Russian Maritime Register of Shipping(=ロシア海事船名録)船級規則に準拠して、Alexeev's Hydrofoil Design Bureauにより行われた。(Baird Maritime: 04 Jun 2025, 3:05 pm)

ノルウェーの造船業者、Brodrene Aa、フェリー契約取消を受け、破産申請(ノルウェー)

ノルウェーの造船業者、Brodrene Aaは、地元の運送業者であるNorledによる3隻の新しいフェリーの契約取り消しに関連する財政難の結果、破産を申請した。

Brodrene Aaは、経営継続を確実にすることに向けて作業してきたと話した。しかし同社は、関係する両者間の広範に亘る議論が、実行可能な解決策を生み出せなかったとし、170人の従業員が解雇されることになることを認めた。担保権実行の通知は、既に地元裁判所に行われており、会社の管理と経営を行う管財人は、指名されている。

Norledが発注した3隻のフェリーは、元々はトロンヘイム・フィヨルドでの配船を予定していたもので、2024年に引き渡される予定だった。この3隻のフェリー中の1番船は、既に売りに出されており、他の2隻は未だ竣工させる必要がある。Norledのトロンヘイム・フィヨルド航路は、船舶代替が実行可能になるまで、一時的にディーゼル駆動フェリーによって運航されることになる。

Brodrene Aaは、破産申請前、今後数週間のうちに、2隻目と3隻目のフェリーの新たな買い手を見つけることに向けて作業していた。

Norledとの元々の契約では要求されていなかったが、Brodrene Aaは、交換可能な電池で、3隻のフェリーを用意する意向だった。しかしNorledのHead of Communications(=広報主任)のCathrine Gjertsenは、この取消は、業績に関連する問題の他、船舶の引渡しが遅延したことによるものであり、電池に関連した作業によるものではないことを明確にした。

Gjertsenは、これまでにノルウェーのメディアに対して、Norledは船の性能問題、とりわけ「achieve the necessary speed(=必要な速力を達成)」することができないという問題を解決するための努力が見られなかったと話していた。(Baird Maritime: 04 Jun 2025, 1:16 pm)

遺棄船の地獄、「1週間は燃えることに」(中国・米国)

太平洋で放棄された貨物船は、少なくとも1週間、制御不能で燃え続けることになる。当局は、この破壊された船を救うために苦闘している。

Morning Midas(=モーニング・ミダス、注、「ミダス」は、触れるものが全て金になるギリシャ神話の王)は、アラスカ州のアダック島の約450キロメートル南西で出火した時、約3000台の乗用車を乗せて、中国からメキシコに向かう途中だった。

この船は、3.048台の乗用車を乗せており、うち70台は完全電動車で、861台はハイブリッド車両。未確認情報によると、火災はEVs(=電気自動車)を運んでいた甲板の1層から出火したという。

US Coast Guard Alaska Division(=アラスカ管区合衆国沿岸警備隊)は、火曜日の午後3時15分頃(現地時間)に遭難信号によって災害現場に呼び出され、電気自動車が積み込まれていると言われる同船の甲板から、煙が出ているのを最初に目撃した。

Morning Midasの船員は、火災を制御することができず、US Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)と協議して、同船を放棄する判断をした。22人の船員全員は、無事に救助された。

同船が燃え続けていることから、同船の船主であるZodiac Marineにより指名されたサルベージ業者は、「approximately June 9(=おおよそ6月9日頃)」まで、同船に辿り着く見込みはないが、このことは、今後1週間、火災のままとなることを意味する。

「サルベージの専門家のチームと特殊装備を乗せた最初の曳船は、既に動員されており、凡そ6月9日頃に現場に到着する見込み。」とZodiac Marineは声明文において述べた。(news.com.au: June 6, 2025 - 1:33PM)

American Melody、アメリカの故郷の町に戻る(米国)

ハンニバル発。数年間に亘って、American Melodyというクルーズ船は、ハンニバルに寄港してきた。そして土曜日に戻って来た。

ミシシッピー川を下るクルーズ旅行は、道中で数多くの町に寄港する。

土曜日、150人の旅行者が、ハンニバルでその日を過ごし、午後10時頃に出発する。同市の観光局代表は、American Melodyが助けてくれるような観光名所で、ハンニバルは将来、第一の観光目的地となると考えている。

「この都市に多くの収益をもたらすもので、これは観光業ばかりではなく、この町の売店や観光名所に対してもです。全ての場所を周って、当地でその日を過ごすのです。午後10時まで当地にいるので、多くの収益、利益、そして興奮をハンニバル市にもたらし、それは我々が当地でやっているものに対してなのです。」とHannibal’s Tourism director(=ハンニバル観光局局長)のTrisha O’Cheltreeは語った。

O’Cheltreeは、American Melodyは、今後数か月間、この町に寄港する複数のクルーズ船のうちの1隻に過ぎない、と付け加えた。(WGEM: Jun. 8, 2025 at 1:56 AM JST)

Oceania、新しいSonata船級の詳細を初公開(米国・イタリア)

Oceania Cruisesは最近、来るべき一連の新造船であるSonata級の初期詳細を明らかにした。

今、イタリアのFincantieriの造船所で工事中の、同船級1番船は、Oceania Sonata(=オウシアニア・ソナータ、注、「大洋州のソナタ」の意)となる。プレス・リリースによると、同船は2027年の夏に、就航シーズンの幕を切って落とすことになっており、Oceaniaの船隊の9番船となるという。

Fincantieriとの記録破りの、Norwegian Cruise Lineの取引の一環として発注されたSonataに引き続いて、姉妹船のOceania Arietta(=オウシアニア・アリエタ、注、「大洋州の小詠唱」の意)が2029年に続く。

これら86,000トンの船は、それぞれ約1,450人の客を乗せる収容力があり、Oceaniaの船隊で最大のものとなる。同社によると、SonataとAriettaは、「most spacious and amenity-rich in the fleet(=船隊内で、最も広々とした、快適設備が豊富)」なものでもあるという。

この新船級は「herald a new era in refined luxury cruising(=洗練された豪華クルーズの新時代の到来を告げるもの)」で、「ground-breaking design(=画期的な意匠)」を呼び物とするものだと、同社は付け加えた。Oceaniaは、この船は「pinnacle of culinary artistry, destination-driven experiences and refined luxury at sea.(=料理の芸術性、目的地主導体験、そして洋上での洗練された贅沢の頂点)」として仕えることにもなるとも述べた。注目すべきことは、以前の新造船と違い、SonataとAriettaは、名称の前にOceaniaを付け加えることになることだ。

この2隻のSonata級の船に加えて、Oceaniaは近い将来、追加のAllura級の船の引き渡しも受けることになる。

2023年建造のVista(=ビスタ、注、「眺め」の意)の姉妹船としてのAllura(=アルーラ、注、「魅惑」の意)は、現在、Fincantieriの造船所で工事の最終段階にある。この新しい船客1,200人乗りの船は、2025年7月に始まる地中海での処女シーズンに先立って、引き渡されることになっている。

更なる船隊の変化において、この高所得者向けの会社は、2027年の終わり頃にInsignia(=インシグニア、注、「記章」の意)という、同社最古の船の1隻を引退させる。この1999年建造の船は、南米とヨーロッパでのお別れ旅行を終え、創業したばかりの豪華居住うクルーズ、Crescent Seasに移籍することになっている。(Cruise Industry News: June 8, 2025)

BC Ferriesの中国の造船所との取引が、オタワで波風を立てる(カナダ・中国)

オタワ発。BC Ferriesは、中国国有企業との大規模な造船契約を発表してから、波及効果がオタワに達し、火曜日、議論の高波を引き起こした。

バンクーバー島のConservative MP(=保守党国会議員)のJeff Kibbleが、水曜日の質問時間に、この問題を提起し、カナダの国益を売り渡すことになる州政府の輸送手段に利益を図ったLiberal(=自由党)政府を非難した。

「BC Ferriesが、重要な雇用、投資、そして産業を中国に手渡す一方で、自由党は(連邦助成金として)3000万ドルをBC Ferriesに手渡すことにしたのであります。」とKibbleは述べた。

BC Ferriesはプレス・リリースにおいて、4隻の新船の建造契約を、「rigorous(=厳格な)」世界入札手続きを経て、China Merchants Industry Weihai Shipyards (CMI Weihai) に裁定したと述べた。

Kibbleは、House of Commons(=庶民院、下院)において、BC Ferriesを、「proven Canadian shipbuilder(=実績あるカナダの造船業者)」の代わりに、中国から船舶を購入したことを非難し、自由党政府は、カナダ建造船を購入するための連邦政府フェリー助成金に限定べきだと強調した。

Liberal Transport Minister(=自由党の運輸大臣)であるChrystia Freelandは、調達についてのKibbleの懸念は、「at all levels of government(=政府のあらゆる水準において)」共有していると語ったが、それは州政府の問題であると言って、このBC Ferriesの契約に関して直接論評しようとはしなかった。

この取引を批判することを躊躇しなかったある政治家は、州政府の大臣がBC Ferriesに対して責任があるとした。

B.C. Transportation Minister(=ブリティッシュ・コロンビア州運輸大臣)のMike Farnworthは、中国の経済侵略の最中において、メッセージを送ることについて懸念していると言って、すぐさまこの決定から距離を置いた。

「私は、不公平な関税や、その他の保護貿易論者の貿易慣行を通じて、カナダ経済を実際に害しているいかなる国からも役務の調達を受けることに関して、実に懸念しております。BC Ferriesについてのこうした懸念を共有しています。」とFarnworthはメディアに語った。

それでも、彼はこうした遠慮にも拘らず、 BC FerriesとCMI Weihai間の取引の阻止を無視したのだった。「BC Ferriesは、自身の経営判断に責任を負う、独立した会社なのです。」とFarnworthは語った。

B.C.(=ブリティッシュ・コロンビア州)政府は、BC Ferriesの唯一の優先株主であり、公的資金を受領している。Farnworthは、この契約には、カナダの造船所が更に含まれることがなかったことで「disappointed(=失望した)」と付け加えた。

BC Ferriesのhead of fleet renewal(=船隊更新主任)のEd Hooperは、Postmediaに対し、CMI Weihaiが落札した契約には、カナダの造船業者からの入札はなかったと話した。

BC Ferries CEO(=最高経営責任者)のNicolas Jimenezは、本取引が発表された火曜日に、この種の船舶のカナダへの輸入に関連して、現在、関税はなく、関税論争は、本決定の要素にはならなかったと語った。契約価格は公表されていない。彼は、この造船所は「the clear choice based on the overall strength of its bid(=入札全体に強みがあることから、明確な選択)」だったと述べた。

「通商政策、産業政策、地政学のようなものが出てきた時、私が思うに、それは連邦政府や州政府に任せ、そうした問題を管理して取り組んでくれるものと期待しています。」とJimenezは語った。(後略)(National Post: Published Jun 11, 2025)

クルーズ船対ドレーク海峡巨大波の写った恐るべき映像(南極)

Drake Passage(=ドレーク海峡)は、南米の最南端と南極半島の北端の間に位置する水域だ。世界で最も危険な一連の大洋の1つとして知られている。ドレーク海峡を危険を冒して進むこのクルーズ船を見るだけで、船酔いしそうだ。

この船の乗客は、前後に激しく揺さぶられる40フィートの波に直面した。この動画の中で、同船のガラス窓に波が激しくぶつかっている様を見ることができ、かなり恐ろしく見える。力一杯しがみついていたことだろう!

この動画では、楽しいことから恐ろしいことまであった瞬間について話す旅行ブロガーとのインタビューも特集されている。彼女は、船を揺さぶった巨大波とのこの48時間の体験にも拘らず、このクルーズを再び続けている。個人的には、この巨大波で48時間も過ごしたならば、治療を受ける必要があると思う。(boingboing: 8:26 am Tue Jun 10, 2025)

St. Johns River Ferry、数週間に亘る運航を経て6月13日に運航再開(米国)

通勤者と週末のクルーズ客は、再びSt. Johns River Ferryに乗船できるようになる。メイポート乗り場の乗船ランプ(注、傾斜路)に船が衝突して、5週間運休し、6月13日に運航再開となる。

このフェリーを運航しているJacksonville Transportation Authority(=ジャクソンビル交通局)は、この一時運休は、乗船ランプの「significant repairs(=かなりの修理)」で、6週間から12週間かかる可能性があると話していた。

運航再開予定は、その目標期日を先んじることができ、メイポートとフォート・ジョージ島の間で、毎日、Florida A1A(=フロリダ州道A1A号線)を下る自動車運転者に、再び直接接続を提供することになる。

5月8日の最新情報では、JTA(=ジャクソンビル交通局)は、フェリーは完全運航が可能なままだと話していたが、メイポートからの出発時に、船が乗船ランプに突っ込んで、損傷したのだった。

一時運休の間、同交通局は、同船に対するU.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)により要請される日常保守作業を実施する決定をした。JTAは、そうした修理は、典型的にフェリーの運休を要することになることから、来年の保守の時間を減らすことになると話している。

2隻目のフェリー:1560万ドルの連邦助成金は、St. Johns River Ferry向けの2隻目を獲得するのに役立つことになる。このフェリーが、メイポートとフォート・ジョージ島の間で運航すれば、川のそれぞれの岸から、30分おきに出発する1週7日間の運航となる。出発の予定は、ウェブサイトで閲覧可能だ。(Jacksonville Florida Times-Union: June 11, 2025)

豪華クルーズ船Queen Elizabethが史上初めてシアトルに来た(米国)

シアトル発。185年の運航で初めて、豪華クルーズ会社のCunard Lineは、ここの「queens(=女王)」の1隻を、アラスカ州への特別一連航海で、シアトルに持ち込んだ。

Queen Elizabeth(=クィーン・イリザベス、注、「エリザベス女王」の意)は、木曜日の朝、Pier 91(=91号埠頭)に到着した。

同船は、7泊から12泊の2シーズン航海で、シアトルを母港にする。Cunardは、同船は今年、シンガポールで「transformative refit(=斬新な改装)」を経て、「newly refreshed(=刷新された)」と話した。

この印象的な船は、長さは約965フィートで、水面上の高さは186フィート、幅は106フィートで、2,081人の客と980人の船員を収容でき、航海が心に残るものになることを確かなものとしている。(後略)(KOMO News: Fri, June 13th 2025 at 11:11 AM)

United、Carnival株は下落。イスラエル―イラン戦争が旅行にとって悪い知らせである理由(米国)

航空会社とクルーズ客船会社の株式は、イスラエルが、イランの核施設とミサイル施設に集中攻撃を開始したのを受けて、金曜日、下落した。石油価格は上昇し、航空機やクルーズ船の燃料価格の急騰の懸念が引き起こされている。(後略)(Barron's: Updated June 13, 2025, 10:29 am EDT)

世界最大の電動旅客フェリー、バルト海の環境に優しい回廊に就航へ(フィンランド)

フィンランド湾の海上運送の二酸化炭素排出量をかなり減少させるよう独創的に設計されたものが、ここの船隊の世界最大の電動旅客カー・フェリーとなる。運航事業者のViking Lineは、来るべきHelios(=ヘリオス、注、ギリシャ神話の太陽の神)という船の初期詳細を明らかにした。

Viking Lineは、ここの船隊の排出量を過去15年間に3分の1に削減してきたが、同社の事業を地球環境に優しくするという使命は、かなり前から始まっていた。このフェリー運航事業者は、1990年代に低硫黄燃料に切り替え、長年に亘って炭素排出量を逓減するための、その他、多くの対策を施して来た。

最初のLNG駆動旅客船(バイオガスでも走ることができるものだった)は、2013年に就航し、もう1隻の「climate-smart(=天候高性能)」フェリーは2022年に追加されていた。今や同社は、現在、Heliosと呼ばれる電池電動フェリーの計画書を作成しており、2030年代初頭に就航が可能だ。

「Heliosは、海上運送の新時代の到来を告げるもので、ちょうどそれぞれの時代の最初の帆船や汽船、発動機船のようなものです。」とViking Line CEO(=最高経営責任者)であるJan Hansesは語った。「この構想は、大規模無公害海上運送が、もはや理想の話ではないことを証明するものです。この世界最大の完全電動旅客カー・フェリーは、次の10年間(注、2030年代)の始めに早くも就航することが可能です。弊社では、Heliosに代表されるこの野心的な構想の実現に、強力に関与しております。」

必然的に、この開発初期の段階では、詳細と言っても僅かだ。しかし同社は、長さ195メートル(640フィート)、最大幅が30メートル(100フィート)の大きさになる船を狙っていることを、我々は知っている。その完全電力電動機構は、最高速力23ノット(時速42.5キロメートル、時速26.5マイル)を出し、85メガ・ワット時から100メガ・ワット時の蓄電池群が使用される。

Viking LineとRauma造船所、そしてその他の提携社が協力して、Heliosは、ヘルシンキ港からエストニア北部のタリンまでのフィンランド湾、43海里(80キロメートル)を、乗客2,000人、車両650台を積載できるように設計しているところだ。

貨物輸送の能力もあり、「approximately 2 kilometers(=凡そ2キロメートル長)」と伝えられている積載能力がある。しかし積載量の立方メートルが、どの位になるのかは承知していない。この電動フェリーは、少なくとも30メガ・ワット時で充電する必要があるものと見られており、これは同船が港に接岸した時に行われる。

「ヘルシンキ―タリン航路は、昨年、とりわけ業績が良く、量は増加し続けるものと強く考えております。フィンランドとバルト海諸国との間には、必要に基づく強固な需要があるのです。」とHansesは付け加えた。「毎年、化石燃料海上輸送に対するEU(=ヨーロッパ連合)の排出量取引料と、規制の強化が図られていますが、無公害技術により、弊社は同航路での収容力の増加を図ることが可能なのです。弊社の目標は、ここの航路向けの2隻の電動船を発注することであり、これで弊社の現在の収容力を、年間を通して倍増させることになるのです。」

このHelios計画が、完全電動によりバルト海地域の海事運航の脱炭素化に貢献する一方、世界中のその他の努力には、アンモニアや水素のようなより清浄な燃料の使用、帆や凧の採用、更には単に抜け目なく考えているだけのものさえもある。(New Atlas: June 13, 2025)

Carnivalのクルーズ船で乱闘勃発。今や関与者は、生涯禁止(米国)

数人のCarnival Cruiseの乗客が、最近の航海での乱闘後、生涯、乗船が禁止された。

TikTokユーザーの@hellokittyyxによって共有された動画には、複数の客が喧嘩に巻き込まれているのが写っており、警備員や船員らが解散させようとしている。少なくとも椅子2脚が、6月7日付の動画の中で、投げられているように見える。

広報担当者は、この出来事はCarnival Sunrise(=カーニバル・サンライズ、注、「日の出」の意)で発生したことを確認し、USA TODAY紙に対し「Those involved will not sail on Carnival Cruise Line again.(=関与者がCarnival Cruise Lineで航海することは、2度とない)」と話した。

4月、24人のCarnivalの乗客が、Carnival Jubilee(=カーニバル・ジュビリー、注、「祝祭」あるいは「ヨベルの年」の意)から下船中に喧嘩となって、禁止された。他のCarnivalの客も、近年、他の船での喧嘩で、禁止となっている。

Carnivalは、規律を乱す行動に対しては、「zero-tolerance(=非寛容、いかなる違反も許さない)」政策を採っている。

Carnivalのウェブサイトによると、「弊社の顧客、チーム構成員、弊社が訪問する目的地や水域の安全性は、弊社の価値や指針の中に組み込まれております。」という。「クルーズ船は共用空間であり、全ての顧客は、他人に対し敬意を払うことが期待されています。」

Carnivalで旅する際には、顧客はこれらの安全と安全政策について留意するものとされている。(USA TODAY: June 13, 2025)

クライドのフェリーから、人が船外に転落し、捜索(英国)

クライド湾のフェリーから、人が1人船外に転落した。

ヘリコプターを含むCoastguard(=沿岸警備隊)隊員と、救命艇の人員は、日曜日の午後、ダヌーンとグロック間であったこの出来事の後、出動した。CalMacとWestern Ferriesは、同航路の航海は、追って通知があるまで一時運休していると話した。

Police Scotland(=スコットランド警察)とScottish Ambulance Service(=スコットランド救急車サービス)も、随行している。この人物が船外に転落したWestern Ferriesの船は、乗用車と旅客の運航をしている。

CalMacは、ここの船であるMV Ali Catが、捜索で沿岸警備隊の隊員を支援していると話した。同社は当初、航海は15時20分に再開することになっていると話したが、今では無期限の延期となっている。Western Ferriesも、航海の全てを中止している。

沿岸警備隊は、グロックの波止場に沿って、徒歩で捜索を実施する一方、警察官は、近隣のフェリー・ターミナルに配置されている。乗客には、旅行に出発する前に、最新勧告を確認するよう警告されている。(BBC News:15 June 2025)

新たな直行Ro-Ro運航が、フィリピンのルソン島とミンダナオ島の間で始まる(フィリピン)

Philippine Ports Authority(=フィリピン港湾局)(PPA)は最近、ビサヤ諸島地域の何がしかの州を通過するトラック交通の混雑解消を狙って、フィリピンのルソン島とミンダナオ島の間で、新たな直行Ro-Ro海運航路を開始した。

マニラに本拠を置くSeen Sam Shippingが運航する85メートル、2,024総トンのRo-Ro船、1018は、スリガオ・デル・ノルテ州のリパタ港を出発して、北に向かう新しい便の就航航海を、先週末に行った。約212時間後にソルソゴン州のバラン港に到着した。

PPA(=フィリピン港湾局)は、これはビサヤ諸島サマル州とレイテ州という隣接する州を通過する航路を含まない、ルソン島とミンダナオ島の間の初のRo-Ro便だと話した。

サマル州とレイテ州を通過する航路は、この2州を結ぶ、長さ2キロメートルのSan Juanico Bridge(=サン・ファニーコ橋)の一時閉鎖により、混雑している。

PPAでは、Seen Sam Shippingは、今後数週間に、同一航路を運航するもう1隻の船を委託するものと見ている。(Baird Maritime: 16 Jun 2025, 12:23 pm)

Kelly上院議員の「ムーンショット(注、壮大な計画)」:合衆国船籍船隊とアメリカ造船業の再活性化(米国)

アリゾナ州のSenator(=上院議員)は、合衆国船籍の船隊とアメリカ造船業基盤の再建を説明し、この行動が、合衆国の経済と国家安全保障に極めて重要なものである理由を述べた。

商船員、海軍飛行士、そしてSpace Shuttle commander(=スペース・シャトルの船長)としての職歴を通じて、US Senator(=合衆国上院議員)のMark Kellyは楽観主義者だった。「私は、最低入札者によって建造された宇宙船に4回も乗り込まなければならなかった男なんですよ。」とこの上院議員は、冗談を言った。

今や、senior US Senator from Arizona(=アリゾナ州選出先任合衆国上院議員)として、Kelly氏は、ムーショット(注、実現すれば利益を生み出す壮大な計画)の同等品に着手している。すなわち、合衆国の海事政策を見直すことを通じた、合衆国船籍商船隊とアメリカ造船業基盤の再活性化だ。

6月16日にニューヨークであったMarine Money Week(注、「海事資金週」の意)での基調演説で、参加者らに語った。「合衆国船籍は、現代の国際海上貿易では、殆ど存在していないのです。」国際貿易で世界的に航海している50,000隻の船のうち、僅かに80隻だけが、合衆国の旗の下で運航しているのだ。

対照的に中国は、ここの旗の下で5,500隻を支配し、ここの造船業者は、これから先の10年間の世界の注文簿の62%となる契約を抱えている。

「海上交通物流は、国家安全保障にとって、極めて重要なものです。海外での長期化する紛争において、合衆国と我らの同盟国は、海外での作戦を支援する必要のある海上リフトを提供する合衆国商船隊に頼らなければならないことになるのです。」と、Kelly氏は述べた。

合衆国は、船員、訓練、溶接工、造船能力の不足に直面しており、そして大量の海上サプライ・チェーン問題を抱えている。

「これらの試練の全てに立ち向かうには、我が国の国家海事戦略を徹底的に考え直す必要が出てきます。我々は、こうしたことをしてきませんでした。この50年で初めて、合衆国の両党の指導者らが、この問題と取り組むべく歩み始めたのを見たのです。」と語った。

この数十年間において初めて、合衆国船籍の海運とアメリカの造船業は、White House(=ホワイトハウス、 注、「米大統領官邸」)とCapitol Hill(=キャピトル・ヒル、注、「連邦議会」)で注目を浴びたのだった。Biden Administration(=バイデン政権)のUS trade representative (=合衆国通商代表部)は1月、中国は世界的に海事・造船業界を操作するため、同業界を「unreasonably targeted(=不当に標的にしてきた)」と結論付け、合衆国が不公正な貿易慣行に対抗すべく適切な行動に出ることを求めた、とKelly氏は言及した。これに、President Trump(=トランプ大統領)による合衆国の海事産業を活性化し再建するための4月の大統領令が引き続いた。

上下二院の超党派によるSHIPS Act for America(注、「アメリカのための船舶法」の意)は、野心的な「bold new targets(=大胆な新目標)」の設定と、国際貿易で航海することになる合衆国船籍船のアメリカの造船所での建造に「significant investments(=かなりの投資)」を行うという、大仕事を再開することを狙っている。

この法案は、今後10年間に、250隻の合衆国船籍船の建造を求めている。US Navy(=合衆国海軍)と商船建造では、合衆国の造船所は、1年間に外洋船の引渡しを、平均10隻も行っていないのだ。

「我々が克服しようとしている挑戦の幅を、私は完全に理解しております。これは、大きな挑戦であります。ある程度の時間がかかり、合衆国政府は海事産業に、明確で一貫性のある信号を送り続けることが求められるものです。そこで、私の目標が、政権全体から海事の再活性化努力が確実に同業界に届くことを確実にするものであることを、皆さん全員に理解していただきたいのであります。」とKelly上院議員は結論付けた。(Riviera Maritime: 17 Jun 2025)

Astoria、報道によれば200,000ユーロで売却(オランダ)

Astoria(=アストリア)は、今週これまでにオランダのロッテルダムで行われた競売で売却された、と報道されている。

オランダのメディアによると、落札者は、1948年に建造されたこの元遠洋定期船に、200,000ユーロで入札したという。この買い手は、匿名とされているが、Rijnmondの報道によると、Astoriaの唯一の入札者だったという。

この船客520人乗りの船は、今後数か月中にロッテルダムを離れるものと見られているが、将来の計画は不透明のままだ、とこのオランダのウェブサイトは付け加えていた。今は亡きCruise & Maritime Voyagesにより最後に運航されたAstoriaは、2020年12月以来、ウァールハーフェンの町に接岸していた。

Rijnmondは、新所有者は、係留されていた埠頭を所有する会社に対する同船の債務を清算する必要が出て来る、と付け加えた。このウェブサイトはまた、運航に復帰するにはかなりの投資が必要となると言及し、この16,100トン船の現在の状態を強調していた。

元々は1940年代の終わりに、遠洋定期船として建造されたAstoriaは、1994年に常勤クルーズ船に改造された。Festival CruisesやValturのような商標の、異なる船名で航海し、この船は2005年にClassic International Cruisesに買収された。他の伝統的な船や元遠洋定期船に加わって、この船はAthena(=アシーナ、注、「アテネ」の意)に改名し、2013年まで、同社の下で航海を続けた。

この船は、2015年にCruise & Maritime Voyagesに傭船され、その後、Portuscale Cruisesに買収された。2020年初期、運航から撤退するに先立ち、Astoriaはフランスに本拠を置くRivages du Monde向けの夏季シーズンも提供していた。

イングランドで数か月間、係船してから、この船は2020年暮れにポルトガルのリスボン港に曳航されることになっていた。しかし北海での荒天により、この航海はロッテルダムに変更となり、それ以来、本船はそこに留まっていたのだった。(Cruise Industry News: June 18, 2025)

クルーズ船、アラスカで逃げ出す(米国)

アラスカ州ジュノーへのクルーズ船の寄港が、乗客が恐らく思っていた以上に、ちょっとばかり興奮させられるものとなった。Celebrity Cruisesの船「Celebrity Edge(=セレブリティ―・エッジ、注、「有名人優勢」の意)」が係留索が切れて、埠頭から離れて漂い始めたのだった。どのようにして突然の暴風雨が、恐ろしい出来事の原因となったのかは、こちらの動画で。(リンク先省略)(The Weather Channel: June 19, 2025)

El Al、クルーズ船経由でキプロスからイスラエルに帰国する選択肢を顧客に提供(イスラエル)

El Alは、海外で立ち往生している顧客や一般人に対し、クルーズ船に乗船して、海路経由で、キプロスからイスラエルに帰国する代替選択肢を提供している。

Mano Maritimeが傭船したクルーズ航海は、6月26日にリマソルを出発して、アシュドッド港に向かうものだが、El AlとSun D’Orの顧客には無料となる。El AlとSun D’Orの航空便は、先週の金曜日にイスラエルが空域を閉鎖して以来、運休している。一般人向けの片道切符の価格は550ユーロで、El Alのウェブサイト経由で予約が可能だ。

Mano cruiseは、約1,500人を輸送可能だが、6月24日にアシュドッド港からリマソルに向け、切符を購入した乗客を乗せて、イスラエルから出発する。このクルーズは、来週の金曜日である6月27日にアシュドッド港に到着する見込みだ。

キプロスからイスラエルへのクルーズを登録した顧客は、本国送還航空便の登録はすることはできないことになる。El AlとSun D’Or、そして一般人により予約されたクルーズ切符は、取り消すことができない。(The Times of Israel: 20 June 2025, 12:55 pm)

立ち往生した2,000人のイスラエル人を乗せた最初のクルーズ船がキプロスから戻り、アシュドッドに接岸(イスラエル)

Transportation Ministry(=運輸省)と協力して、立ち往生していたイスラエル人を乗せた最初のMano Maritimeのクルーズ船が、今朝これまでに、キプロスからイスラエルに到着した。

2,000人余の乗客が、キプロスのリマソルからイスラエル南部のアシュドッド港への航海で、豪華船、Crown Iris(=クラウン・イリス、注、イリスはギリシャ神話の虹の女神)に乗船していた、と運輸省は話した。

Transportation Minister(=運輸大臣)のMiri Regevは、Transportation Ministry director general(=運輸事務次官)のMoshe Ben Zaken、Ashdod port chairman(=アシュドッド港会長)のShaul Schneider、その他の当局者と共に、同港で到着時に帰還者を歓迎した。

「Operation Safe Return(=安全帰還作戦)は、国家の使命です。」とRegevは話す。「我々は、あらゆる道具や手段を使って、イスラエル市民を無事に帰国させるよう、元気に作業を継続します。」

アシュドッド鉄道駅、ベールシェバ、テル・アビブ、そしてエルサレムへの無料の約50台のバスやミニバスが、乗客の到着を待ち受けていた。

運輸省は、海域は開かれたままであり、本国送還作戦は、乗客の安全を維持するために防衛当局者の承認があることを条件に実行中であることを強調した。

「これは、全ての当局者の完全協力の下に実行された複雑な兵站作戦です。」とBen Zakenは話す。「Mano cruiseが最初ですが、最後のものではありません。数日中に追加の乗客が、この方法で帰還する見込みです。」

Ashdod port CEO(=アシュドッド港最高経営責任者)のNissan Leviは、こう付け加えた。「この頃は、港湾労働者は、イスラエル経済の必要性に合わせるため、警報の合間を縫って休むことなく働き続け、献身さと責任を以て帰還船を受け入れているのです。」「これぞ、我々を特徴づけているイスラエル精神の証なのであります。」(The Times of Israel: 20 June 2025, 9:18 am)

男(71)、クィーンズランド州沖のクルーズ船で14歳の少女に暴行し、起訴(オーストラリア)

71歳の男が、クィーンズランド州沿岸沖のクルーズ船で十代の少女を暴行したと申し立てられて、起訴された。

警察は、男は、この14歳とは面識がなかったが、木曜日の午後11時少し前に、エレベータの近くで少女に接近し、自分のものとした。この十代は、直ぐ近くの職員に通報し、職員はすぐさま介入した。少女は、身体的に危害は加えられなかった。

Gateway Child Protection and Investigation Unit (注、「児童保護・捜査部」の意)が、木曜日の深夜にあったと申し立てられた事件を受けて、男を土曜日の朝、Port of Brisbane(=ブリズベン港)で逮捕した。男は、自由の剥奪と、2個のコモン法上の暴行罪の訴因により、起訴された。

警察は男の保釈には反対しており、男は月曜日にBrisbane Magistrates Court(=ブリズベン治安判事裁判所)に出頭するものと見られている。(news.com.au: June 22, 2025 - 1:20PM)

立ち往生のイスラエル人を連れ戻したクルーズ船、ミサイル連打の最中、入港禁止(イスラエル)

立ち往生していた1,800人のイスラエル人を、キプロスから連れ戻したMano Maritimeのクルーズ船は、Home Front Command(=民間防衛軍、イスラエル国防軍)の命令を受けて、アシュドッド港への入港が遅延している。

Mano Maritimeは、アシュドッド港入港間際だったクルーズ船の乗客と、今日、キプロスを出発する予定になっている者に通知したと話している。(The Times of Israel: 22 June 2025, 8:32 am)

Aroya、初シーズンが地中海で予定(サウジ・アラビア)

Aroya Cruisesは、今月末の東地中海での就航シーズン開始の準備ができている。

Aroya(=アロヤ、注、アラビアンとロイアを組み合わせた造語で、「夢」の意)は最近、ジッダからの再配置航海に乗り出し、イスタンブールの同社の新しい母港に到着した。

この船客3,400人の船は、2025年6月28日にガラタポートからの就航クルーズを開始するに先立ち、今や何がしかの日常保守をすることになっている。

「Aroyaを今年の夏、地中海で最も人気のクルーズ目的地の何がしかに向かわせることになり、興奮しております。」とAroya Cruisesのpresident(=社長)であるDr. Joerg Rudolphは語った。

「Aroya Cruisesは、ちょうど6か月前に初めて出航し、紅海での予想を超える乗客数があり、これまでに弊社が成し遂げた全てのことに、信じられぬ位、満足致しました。今シーズンに弊社の大切なお客様をお迎えすることを心待ちにしております。」と付け加えた。

この地域における就航シーズンの一環として、Aroyaは東地中海で、一連の6泊7泊クルーズを提供する。

9月まで延長した今シーズンには、カス、ボドルム、マルマリス、アテネ、ミコノス、ロードス、アレキサンドリア、そしてスーダ湾のようなトルコやギリシャ、そしてエジプトの港に向かう2本の旅程が含まれている。

Aroyaによると、商品は、アラビアに触発された船上体験により、象徴的な目的地を融合したものだという。

「地中海への動きは、Aroya Cruisesにとっては、旅程を拡大し、アラビア文化の味とヨーロッパへのもてなしをもたらすものであることから、戦略的な次の章となるものです。」と同社はプレス・リリースにおいて述べた。

Aroyaは、2024年12月に始まった、紅海での処女シーズンの成功裏の完了も祝った。

ジッダから航海しているこの会社は、エジプト、ヨルダン、そしてサバ・ビーチのサウジ紅海の私有島、Jabal AlSabaya(=ジャボール・アルサバヤ)を訪れる航海で、70,000人以上の客を迎えた。

元々はDream Cruises向けの運航であったAroyaは、2023年暮れに同社によって買収され、新所有者の下での運航を始めるに先立ち、1年間に及ぶ改装工事を行っていた。(Cruise Industry News: June 22, 2025)

Netflixの番組が「うんちクルーズ」を振り返る:これが起きたこと(米国)

Netflixの新たな「Trainwreck: Poop Cruise(注、「一連の荒廃:うんちクルーズ」の意)」の半ばで、Devin Marbleは、使える便所を探し、Carnival Cruise Lineの船の暗い廊下を歩き回っていた。

この当時28歳は、Carnival Triumph(=カーニバル・トライアンフ、注、「勝利」の意)の乗客の1人で、この船は、2013年、機関室火災で動力喪失し、船内の便所の大半が大騒ぎになったのだった。「便所に行くと、毎回ドアを開けて、『Nope, that one doesn’t work,(=ああ、これも駄目だ)』」と番組内で彼は言っていた。「次の便所に行くと『Nope, that one’s disgusting. That one doesn’t work(=ああ、こいつもむかつく。これも駄目だ)』でした。」

この船は、3,000人以上の客を乗せて、メキシコ近くで立ち往生していた。この客にはMarbleと、間もなく妻となるべき人、そして義理の両親が含まれていた。Marbleは、遂に便所を見つけたが、それから10年以上も経過して、彼のカメラの映像が、火曜日にお目見えした「Trainwreck(注、「一連の荒廃」の意)」という名作シリーズの最新の第1回分の一部になったのだった。

「つまり、可笑しなことです。振り返ってみると、当時思ったほど、悪いことではなかったと考えています。」と今40歳のMarbleは、このエピソード(注、「続きモノの番組の1回放送分」の意)の初回を前に、USA TODAY紙に語った。「それに恐らく、時間が全ての傷をいやしたのかもしれません。」(中略)

Carnivalは、USA TODAY紙に対し、この事件は「teachable moment for the entire cruise industry(=クルーズ産業全体にとって、教えられる機会)」だったと話した。(中略)

この船は未だに、Carnival Sunrise(=カーニバル・サンライズ、注、「日の出」の意)という名前で運航している。

「Trainwreck: Poop Cruise」の長さはどれ位?

このエピソードは、約55分。

どうやって「Trainwreck: Poop Cruise」を見るの?

このエピソードは、今、Netflixでストリーム再生可能。

Marbleは「superheroes(=超英雄)」として、クルーにクレジットされており、この試練は彼と、今や新たな拡大家族となった家族との絆を作る体験となったのだった。例えば彼と、今や妻の父親は、2人とも、予め予備の電池と懐中電灯を持って旅行するようになったという。

「危機は、人の本性を見せてくれるものです。」と話した。(USA TODAY: June 24, 2025)

3,000台の車両を積載していた貨物船、アラスカ州沿岸沖で沈没(米国)

U.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)は、アラスカ州沿岸沖で沈没した貨物船(注、Morning Midas)の環境影響を監視しているところだ。

この船は3,000台以上の新車を乗せていたが、アラスカ州の南西沿岸沖の離島、アダク島の約450海里南西で、沈没した。

Coast Guard(=沿岸警備隊)は、車両のうち70台は完全電動車で、700台近くがハイブリッド車だったと話した。「2隻のサルベージ船、Garth FossとSalvage Workerが現場に留まっており、汚染の兆候あらゆる可能性に対処すべく、船内の汚染対策設備を使って、この海域の継続的評価を行っているところだ。」と沿岸警備隊はプレス・リリースにおいて述べた。

油流出対策船も、木曜日に同海域に到着する見込みだ。「応答者の安全性は我々の最優先事項です。」とCoast Guard Sector Western Alaska and U.S. Arcti(注、「西部アラスカ及び合衆国北極圏管区沿岸警備隊」の意)のcommander(=司令官)であるCapt. Christopher Culpepperは話した。「いかなる汚染の兆候の可能性にも。迅速かつ効果的に対処すべく、勧告者としての立場で、Zodiac Maritimeと緊密に作業しております。」

Associated Press(注、AP通信)は、同船には22人の船員がいたが、全員が救命艇を使用して、近くの船舶に救助されたと報道している。この船は、ロンドン郊外の会社によって運航されているが、メキシコに車両を配達する予定だった。(msn: June 26, 2025)

Viking、Viking Vestaを受領する(イタリア)

Vikingは今日、最新遠洋船であるViking Vesta(=バイキング・ベスタ、注、ローマ神話のかまどの女神の意)を受領したと発表した。引き渡し式は、本船がイタリアのアンコーナのFincantieriの造船所に列席の上、今朝、執り行われた。

プレス・リリースによると、Viking Vestaは、998人の客をもてなすことができる499室の客室を呼び物としている。この船は、就航シーズン航海旅程を、地中海と北欧で過ごすことになる。

「弊社の優雅で小型の姉妹船団に、Viking Vestaを、光栄にもお迎えいたします。」とVikingのchairman and CEO(=会長兼最高経営責任者)であるTorstein Hagenは話した。「弊社が世界中で拡大し続けていることから、弊社は喜んで、物見高い旅行者に、Vikingの快適さの中での探検という、新たな選択肢を提供いたします。就航シーズンと、この先何年も、Viking Vestaでお客様をお迎えすることを心待ちにしております。」とHagenは付け加えた。

VikingとFincantieriは最近、排出ガス・ゼロで運航可能な、世界初の水素駆動クルーズ船であるViking Libra(=バイキング・リブラ、注、「天秤座」の意)の詳細を発表していた。既にFincantieriのアンコーナ造船所で工事中であるViking Libraは、液体水素と燃料電池にとりわけ依拠する推進システムを呼び物としており、2026年暮れに引き渡される予定だ。

Viking Astrea(=バイキング・アストレア、注、アストライアーというギリシャ神話の女神のラテン語形)は現在、工事中で、2027年に引き渡される予定で、これも水素駆動となる。

同社では、Viking Vestaは、将来を考慮して設計されたもので、利用可能になるに応じ、新技術を組み込むことが可能だと話した。

Vikingは、同社は、2028年までに追加の27隻の川船、2031年までに追加の10隻の遠洋船を受領する見込みだと話した。こうした発注により、Vikingは、2028年に111隻の川船、2031年に23隻の遠洋船と探検船を保有することになる。(Cruise Industry News: June 26, 2025)

The Ritz-Carlton Yacht Collection、Luminaraを船隊に迎える(スペイン)

The Ritz-Carlton Yacht Collectionは、最新スーパー・ヨットのLuminara(=ルミナラ)を、名付け親で「Bridgerton(=ブリジャートン家、注、Netflixの米国のテレビ・ドラマ)」や「Sex Education(=セックス・エデュケーション、注、Netflixの英国のテレビ・ドラマ)」で高名な女優、Simone Ashleyが導く命名式で、正式に迎えた。

この式典は、バルセロナで執り行われたが、The Ritz-Carlton Yacht CollectionやMarriott Internationalの最高幹部、豪華商標の提携者、メディア、そしてファッション、デザイン、料理、そして旅行に跨る世界的な流行を作り出す人達が一堂に会した。

「この壮大な新しいヨットは、触発された意匠、世界クラスの料理、強化された旅程を1つにまとめるものであり、全てのものが有意義な結合と発見を招くものであります。」とThe Ritz-Carlton Yacht Collectionのpresident(=社長)であるErnesto Faraは話した。

海事の伝統に従い、Ashleyは航海に先立って、献辞を共有し、それから祝杯を挙げて、マストを横切ってChampagne(=シャンパーニュ)の瓶を割る儀式の合図を出し、このヨットの警笛が鳴り、Luminaraの旅の始まりを記した。

長さ794フィート(242メートル)で、452人までの客を収容できるLuminaraは、226室の海の見えるスィートを呼び物としており、これには新しい Residential Suite(注、「居住スィート」の意)という範疇が含まれている。船内の呼び物には、専用のワイン貯蔵室、The Ritz-Carlton Spa(注、スパ)、そしてこの客船会社の特徴となっているマリーナが含まれる。

Luminaraは、7月3日に処女航海に出発し、モンテ・カルロからローマへの7泊航海を行う。地中海シーズンの後は、このヨットはアフリカとインド洋を楽々とこなして、2025年12月にアジア太平洋地域で就航シーズンを開始する。それに引き続いて、2026年夏には、同社初のアラスカとカナダへの航海を行う。(Travel Market Report: June 27, 2025)

BC Ferryで船員が暴行され、噛みつかれた、と組合話す(カナダ)

The BC Ferry and Marine Workers Union(注、「ブリティッシュ・コロンビア州フェリー及び海上労働者組合」の意)は、暴力事件が、BC FerriesのSpirit of British Columbiaで土曜日の朝に発生したと話している。

同組合は、ツワッセンからシュワルツ湾に向かう航海で、午前7時に甲板員の1人が、車両甲板でシャツを着ていない男に殴られて、蹴飛ばされたと話している。

同船の二等航海士と警備員が仲裁しようとした、と同組合は話したが、この男は最後には調理室を走り回り、この二等航海士に噛みつき、腹を立てていた。その後、数人の船員と共に、非番の警察官が関わり、何とかこの男を制圧した。

男はシュワルツ湾で、警察によって留置所に送られた。同船の二等航海士は、念のため、治療のため病院に行った、と同組合は話した。(Global News: Posted June 30, 2025 1:29 pm)