2021年12月

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2021年12月の海外旅客船情報

新フェリーは台湾・馬祖間を僅か3時間で結ぶ(台湾)

台北発。台湾と馬祖(=マーツー)諸島間の海上運送は、早ければ、この航路を定期運航する高速フェリーにより、片道がわずか3時間に短縮されることになる来年4月にも新時代に入る、とCNAが報じた。

群島であることから、馬祖は、船と飛行機でしか接近することができない。しかし台湾―馬祖航路の唯一の航空会社であるUNI Airwaysの運航は、しばしば濃霧によって運休になる。現在、定期運航しているTaimaとTaima Starの2隻のフェリーは、片道8時間から10時間かかっている。

North & South Shipping Coによって運航される新しい高速フェリーの総代理店であるezTravel Coは、水曜日(12月1日)の記者会見で、高速フェリーが来年4月の上旬に就航し、観光客と馬祖の住民に、新たな交通の選択肢を提供することになると発表した、とこの報道は伝えている。

ezTravelのchairman(=会長)であるChou Yun-sheng (周昀生)は、Taipei Harbor(=台北港)から馬祖の南竿(=ナンガン)には、298人の乗客を乗せることができる高速フェリーで、僅か3時間しかかからないと話した。この高速フェリー便は、毎月8,000人以上の観光客を馬祖にもたらすことになるものと見られる、と付け加えた。

North & South Shipping Chairman(=会長)のChen Kai-shou (陳開壽)によると、2隻の高速フェリーが運航することになり、1隻は馬祖の様々な島の間を走り、もう1隻は台湾と馬祖の間を航海するという。両船は、シンガポールで建造されたもので、総額5億ニュー台湾ドル(1800万米ドル)かかった、とこの報道は報じた。

それぞれの船は、長さ49メートルで、幅は8.5メートル、重さ(注、総トン数(容積)の誤りか)は497トンで、最高速力は76キロメートル毎時だ。

ezTravelが公表した情報によると、この高速フェリーは、週3回から4回運航し、切符は1,700ニュー台湾ドルで販売されるという。(Taiwan News: 2021/12/01 21:03)

台湾、内航クルーズ再開を要請(台湾)

台北発。台湾の内航クルーズが半年に亘って休止していることから、Keelung Mayor(=基隆(=キールン)市長)のLin Yu-chang (林右昌)は、水曜日(12月1日)、経済と疾病予防の均衡を図り、クルーズを再開するよう国に要請した。

Linは、Explorer Dreamというクルーズ船を使ってDream Cruisesにより運航されているクルーズは、大変に人気があり、運航基地として基隆を利用してもらっていることで、このクルーズ客船会社に感謝した、とCNAは報じた。

地元のCOVID-19症例がない状況で、国が1か月近く過ごしていることに言及し、同市長は、Central Epidemic Command Center(=中央流行疫情指揮中心)(CECC)は、経済と疾病予防の間で均衡を図るべきだと話した。島巡りと島周遊クルーズの再開をCECCに要請した、とこの報道は伝えた。

香港に本拠を置くDream Cruisesの親会社、Genting Cruise Linesは、声明において、Explorer Dreamの係船で、1か月に1億2000万ニュー台湾ドル(433万米ドル)の費用が同社にはかかっているとし、過去6か月間で、合計7億2000万ニュー台湾ドルに上っていると述べた。

同クルーズ客船会社は、Explorer Dreamの運航再開計画を、CECCに承認申請していると話した。この計画には、船員と乗客にCOVID-19のワクチンを完全に接種していることを要求する他、同船の清掃と消毒の指針が含まれている。

同声明によると、CECCは明確な回答、あるいは指示は出していないという。青信号になってから、同船の出航準備をするのに、少なくとも1か月はかかる。この不透明さ故に、他のますます多くの国や地域がクルーズ産業に再開している中、同社はアジアでのExplorer Dreamの実現可能性を見直すことになった、とGentingは話した。

同社ではCECCに、クルーズ再開の明確な予定と、関連指針を、可及的速やかに提供してくれるよう、懇願している。(Taiwan News: 2021/12/01 17:18)

Rosatom:原子力駆動砕氷船のSibir、1月にカラ海にお目見えする見込み(ロシア)

12月2日、サンクト・ペテルブルク発。Project 22220の原子力駆動砕氷船のSibir(=シビル)は、2022年1月の最初の週に、カラ海に向けて航海することになっている。この砕氷船の試運転の書類は、12月15日にNorthern Sea Route(=北極海航路)管理長に提出される予定だ、とRosatomのDeputy Director General(=次長)Vyacheslav Rukshaは、木曜日に記者団に話した。

「原子力駆動砕氷船のSibirは、8月に就役することになっていました。Baltic Shipyardが、少なくとも計画では、明らかになった不具合を修復するものと期待しています。12月10日に別の試運転が始まり、計画では3日間から5日間行います。15日に、万事うまくいけば、書類仕事を始めるかもしれません。1月の最初の10日以内に、この砕氷船がカラ海に向かうことを希望します。」とThe 11th international forum Arctic: Present and Future(=第11回国際北極海公開討論会:現在と未来)」において話した。

Project 22220のもう1隻の砕氷船、Yakutia(=ヤクティア)は、2024年12月までに準備ができることになっている、と続けた。もっとも動力ユニットの供給遅延で、日時は変更になるかもしれない。更にもう1隻の砕氷船、Chukotka(=チュクチカ)は、2026年12月に予定されている。

原子力駆動砕氷船のSibirは、Project 22220の2番船で、Baltic Shipyardによって建造された。Project 22220の先頭を行く原子力駆動砕氷船のArktika(=アルクティカ)は、2020年10月に就役した。Baltic Shipyardは同事業の一連の4隻の原子力駆動砕氷船、Sibir(=シビル)、Ural(=ウラル)、Yakutia(=ヤクティア)、そしてChukotka(=チュクチカ)の作業をしてきている。

第11回国際北極海公開討論会:現在と未来は、12月4日、サンクト・ペテルブルクにおいて作業を継続している。このプログラムは、52の討論会、2つの全体会議、そして円卓会議を含み、北極の生態系、北極海航路沿いの社会基盤貨物の開発、その他の話題に焦点を当てる。TASS(=タス通信)は、この行事の一般情報提携社。(TASS: 2 Dec, 23:57)

Silversea、新しいLNG駆動船の名称を公表(ドイツ・モナコ・米国)

Silversea Cruisesは、ここの新しい持続維持可能性事業の一環として建造される1番船の名称を公表した。

Royal Caribbean Groupが保有するこの客船会社は、Silver Nova(=シルバー・ノウバ、注、新星の意)と呼ばれる船は「the first hybrid, luxury cruise ship free of local emissions at port(=港で排ガスを出さない、初のハイブリッド、豪華クルーズ船)」となると主張している。

この豪華客船会社と、造船会社のMeyer Werftの幹部が、先月、ドイツのパーペンブルグであった同船の鋼板切断式(注、起工式)に出席した。

乗客728人乗りのSilver Novaは、Project Evolution(=プロジェクト・エボリューション、注、「進化事業」の意)の一環として建造されるもので、2023年夏に就航することになっている。11泊の処女航海は、2023年7月15日にサウサンプトンを出発し、リスボンで終わる。

港内では、燃料電池と蓄電池を組み合わせたものを使用し、これは同船が陸上電力供給がある港に停泊する場合には、排ガスがゼロになることを意味する。港外では、同船は、クルーズ客船会社が入手可能な最も清浄な燃料の1つである液化天然ガス(LNG)により駆動することになる。

SilverseaのMuse級の船との比較では、Silver Novaは、2名使用のスィートにつき、温室効果ガス(注、二酸化炭素)の排出を40%逓減する。同船は、船員対客比率が1:1.3で、同船隊内で、空間対客比率が最も高い。

Silverseaの過去の乗客と代理店は、12月16日からSilver Novaのお目見え番組が利用可能だ。一般販売は、2022年1月6日に始まる。(後略)(Travel Weekly: December 02, 2021, 13:00)

Costa ToscanaがMeyer Turkuから引き渡される(フィンランド・イタリア・米国・ドイツ)

Meyer Turkuは、Costa Cruisesに新しいCosta Toscana(=コスタ・トスカーナ、注、イタリアのトスカーナ州の意)を引き渡した。

「Costa Toscanaにより、弊社は、当造船所の新たなページをめくることになりました。弊社は、造船過程を前倒しにしており、今やこの美しい船という結果を見ているわけです。本船を大変誇りに思っており、今後数年間、乗船客がCosta Toscanaを本当に楽しむことを確信しております。」とMeyer Turku CEO(=最高経営責任者)のTim Meyerは、話した。

「Costa Toscanaは、弊社が開発した技術である、クルーズ船に適用されたLNG(=液化天然ガス)の利用で、更なる貢献をすることによって、弊社が責任ある技術革新に専心することを強化するものであります。これは絶えず進化する生態遷移の道の1つである技術革新です。確かに弊社も、排ガス正味ゼロの最初の船の到来を目標に、燃料電池や蓄電池のような更なる技術革新の検査をしているところであります。」とCosta CruisesのPresident(=社長)であるMario Zanettiは、付け加えた。

「本船の高い燃料効率は、弊社の設計者や建造者により、長年の模擬実験、試験、そして経験を通じて達成したものです。各新船の設計より、弊社では、可能とされるものの限界の壁を乗り越えております。」とMeyerは話した。

プレス・リリースによると、Costaの新しい旗艦は、トスカーナ州という、この美しい地域の最高の単一地点における生活を強調し、もたらすよう設計したAdam D. Tihanyにより監督された、驚くべき創造的事業の結果に対する賛辞であるという。これが、本船、甲板、主要公室区画の名称となった。

Costa Toscanaの最初のクルーズは、2022年3月5日にイタリアのサボナから出発し、この1週間の旅程では、マルセイユ、バルセロナ、バレンシア、パレルモ、チビタベッキア・ローマを訪問する。お目見えに引き続き、この新しい旗艦は、この年(注、2022年)は西地中海に配船されるに留まる。(Cruise Industry News: December 02, 2021)

Norwegian Cruise Lineが11月に転覆した理由(米国)

何が起きた

Norwegian Cruise Line (NCLH 4.54%下落)は、S&P Global Market Intelligenceの資料によると、11月は、開始から24.1%下落で終わったという。このクルーズ船運航事業者は、第3四半期の利益が、もう一度、収益性に向けた針路を取っていることを示していると報告しているように、パンデミック(注、国境を越えた大流行)により起こった豪雨からの避難場所には、全く到達はしていない。

転換優先債権の8億ドル相当を売却するという発表に続き、引受会社がoverallotment(=オーバーアロットメント)の選択肢を行使した場合は、金額が10億ドル近くに増加する可能性がある。

だからどうした

クルーズ産業は、コロナウイルスのアウトブレイク(=勃発)によって大打撃を受けた。というのは、世界経済の多くが再開を許された後でさえも、クルーズ船は港にいることを強いられたためだ。乗客の安全を維持するための厳重な手順にも拘らず、大半の港は、クルーズ船を世界中に感染を広げるのを待つ洋上のペトリ皿と見なしており、停泊したままでいることを余儀なくされたのだ。

この大変動を生き残るため、クルーズ客船会社は多額の債務を負った。例えばNorwegianは、長期債務が、68億ドルから、年末には117億ドル以上に急増し、先月の営業報告書では、9月末に124億ドル以上に上っていた。今や、更に10億ドル近くが積み増しされるかもしれないのだ。

ではどうする

投資家は、当初の希望よりは少し長くかかるかもしれないものの、Norwegian Cruise Lineがこの嵐を無傷で、なおも耐え抜くという希望を持つべきだ。最初にCOVID-19のデルタ変異株が、迅速な回復の希望を沈め、今やオミクロン変異株というものについての憶測は、遠洋への復帰からは更に軌道が外れるというものになっている。

Norwegianは、Norwegian、Oceania、そしてRegent Seven Seasという商標の11隻余りの船の収容力合計の約40%が、全て海に戻っており、2022年の累積予約は、2019年に経験したものと合致していると話している。

これは、同社にとっては記録的な年であり、今日、ここはパンデミック中に沈み込んだ時にクルーズを取り消した乗客に付与するクレジットの影響を含めても、高い価格水準を達成しつつある。

パンデミックの波が、リアビュー・ミラー(注、後方が見える鏡、バック・ミラー)の中で、益々クルーズ客船会社株を揺さぶっていることから、Norwegianの投資家が、回復の道のりにおいて、やや船酔い気味であることは疑いがないところだ。(The Motley Fool: Dec 3, 2021 at 11:07AM)

COVID-19症例がNorwegian Cruise船で見つかり、ニュー・オーリンズに戻る(米国)

3,000人以上の乗客を乗せて、ニュー・オーリンズに接岸することになっていたクルーズ船で、船員と客の中に10人のCOVID-19の症例が見つかった、とLouisiana Department of Health(=ルイジアナ州保健局)は、土曜日遅くに話した。

Norwegian Cruise Line Holdings Ltdにより保有されるクルーズ船、Norwegian Breakawayは、11月28日に1週間クルーズでニュー・オーリンズを出発し、ベリーズ、ホンジュラス、そしてメキシコに寄港した、と同保健局は話した。「NCLは適切な隔離・分離手続きを実行している。」と同局はツィートした。

旅程によると、この船は、日曜日の朝にニュー・オーリンズに到達することになっている。乗船者は全員、出発前にCOVID-19の検査を受けることになっており、U.S. Centers for Disease Control and Prevention(=合衆国疾病対策予防センター)(CDC)による暴露後・隔離公衆衛生指針が実施されることになっている。COVID-19の検査で陽性だった者は、CDCの指針によると、自宅に戻るか、自己隔離することになる、と同保健局は話した。

Norwegian Cruise Line Holdingsは、正規営業時間外の論評の求めには、直ちに応答しなかった。(Inquirer.net: 04:29 PM December 05, 2021)

Bay Ferries、セント・ジョン―ディグビー間の2本の横断を運休(カナダ)

天候状態により、Bay Ferriesは、ニュー・ブランズウィック州セント・ジョ ンとノバ・スコシア州ディグビー間の2本の横断を運休することを余儀なくされた。同社では、月曜日の午後4時セント・ジョン出発と、火曜日の午前9時ディグビー出発便は取り消されたと話している。

Environment Canada(=カナダ環境省)は、ファンデー湾に強風警報を発令している。風速35ノット(時速65キロメートル)が、今日の午後、見込まれており、真夜中近くには、45ノット(時速83キロメートル)に加速し、その後、一晩中、30ノット(時速56キロメートル)に減速する。

予報官は、25ノット(時速46キロメートル)の風速が、火曜日の大半まで継続する見込みだと話している。(CJLS: Dec 6, 2021 9:55 AM)

GentingのStar Cruises、12月22日からマレーシア発の内航航海再開へ(マレーシア)

Genting Cruise Linesは、政府からの承認を受けてから、12月22日より、マレーシア発の内航クルーズ運航を再開する。

週末にGentingが発表した詳細によると、同社のStar Cruises商標は、当初、ペナンから出発する航海をStar Pisces1隻で始める。週に5本の航海が予定されている。

全てのクルーズは、船の収容力を50%に制限して、1泊か2泊のものとなるが、Genting Cruise Linesでは近い将来、シンガポールやタイのような近隣の目的地に行くクルーズの許可を得る短期的な目標をもって、更に船を就航させる計画だ。(中略)

このマレーシア発のクルーズ船航海の再開は、Genting Cruise Linesがシンガポールからのクルーズを再開して1年以上経過して始まった。同社は先週、香港発の航海で、収容力を50%から75%に増やしてもいた。(iag: Mon 6 Dec 2021 at 05:07)

Margaritavilleがクルーズ商標経営へ;Bahamas Paradise Cruise Lineと取引(米国・バハマ)

Margaritaville Resorts & Hotelsは、2022年にクルーズ商標を経営することになる。そしてBahamas Paradise Cruise Lineと提携したと発表した。

元Grand ClassicaのMargaritaville Paradiseは、グランド・バハマ島で広範な改装と見込まれるものを経て、4月30日に就航する。

このフロリダ州に本拠を置くホテル・グループは、クルーズ産業に参入することを検討していると長らく噂されてきたところで、今や、そのホテルとリゾート商標、そして顧客データ・ベースを混ぜ合わせることが可能な、既存の海上・ホテル経営基盤に仲間入りする。

この船は、Margaritaville at Seaという商標の下で航海することになり、このホテル・グループは更に船を増やすことを見込んでおり、Margaritaville Paradiseをここの1番船であるとしている。同社は、 Margaritaville Paradiseは、パーム・ビーチ港からグランド・バハマ島のフリーポートに2泊航海の運航を継続する、と話した。(中略)

業界内の複数の筋が、Cruise Industry Newsに今週これまでに語ったところでは、Margaritavilleがこのクルーズ客船会社を買ったという。Bahamas Paradiseはこれを否定し、声明において、所有権は「100% still the same(=依然として100%同一)」だと述べた。(Cruise Industry News: December 08, 2021)

キー・ウェストの住民、大型クルーズ船の到着に抗議(米国)

Safer Cleaner Ships(注、「より安全で清浄な船」の意)のArlo Haskellは2021年12月9日、大型クルーズ船が私有のPier B(=B埠頭)に到着する際に、キー・ウェストのMallory Pier(=マロリー埠頭)に集まった群衆に対して言葉を投げかけた。同グループは、大型船は環境害の原因だと言っている。(Miami Herald: December 9, 2021, 4:30 PM)

RINA、AIPを中国の自社開発クルーズ船に裁定(中国)

RINAはCSSC Cruise Technology Developmentに対し、その150,000総トン級クルーズ船の設計に対して、主検査証において承認することになった。

独立した知的財産権により、大型クルーズ船を独自に調査し開発するのは、中国にとって初めてのことだ。これは、CSSC Carnival Cruise Shippingの2回目に予定された新造船に向けられたもの。

この設計は、長さ329.4メートルで、幅が38.4メートルとなる。旅客空間率、バルコニー付きの部屋の割合、旅客と船員の比率、速力、船舶排気、その他の主要な技術指標の全てが、同一のクルーズ船種に対する国際要求に適合するものだ。

またこの設計では、船員部屋区画と娯楽施設を増やしており、ビュッフェ区画を拡張し、中国人乗客に需要のある家族部屋と続き部屋の部屋数を増やしている。(Seatrade Cruise News: Dec 09, 2021)

南中国最大の造船業者、豪華フェリーをデンマークに引き渡し(中国・デンマーク)

南中国の広東(=クヮントン)省は、その乱雑に広がった製造部門で「the world's factory(=世界の工場)」とも呼ばれてきた。

中国がWorld Trade Organization(=世界貿易機関)に加盟して以来、過去20年間において、同省の輸出入貿易量は10倍に急騰した。Guangzhou Shipyard Internationalは、共に拡張し、最高級で最も手間のかかる船の指導的な製造業者となった。

CGTNは、同社のVice President(=副社長)であるWilliam Zhouに、最新の輸出取引と、ここまで来た10年に及ぶ旅について聞いた。(CGTN: 15:01, 10-Dec-2021)

女性の遺体、ロード・アイランド州のフェリーから転落して数日後に収容(米国)

ロード・アイランド州ポーツマス発。月曜日の夜に、ロード・アイランド州のフェリーから船外に転落した女性の遺体が、収容された。プルーデンス島の39歳のLaura Wardは、ロード・アイランド州ブリストルのウォーカー湾水域で、木曜日の正午頃、発見された。

Wardは、マウント・ホープ湾のPrudence Islandというフェリーの乗客だった。数人の乗客が、彼女が海に転落するのを見ていた。目撃者は、この女性は、あたかも故意に甲板手摺に上り、海に飛び込んだように見えたと話した。

Coast Guard(=沿岸警備隊)がWardを捜索したが、捜索作業を困難にすることになった強風のため、火曜日に一時中断していた。救助隊は、水温は「hypothermic(=低体温になるものだ)」とも言った。(CBS Boston: December 10, 2021 at 9:30 am)

BC Ferries、強風の予想により金曜日夜の航海中止(カナダ)

強風の予想のため、BC Ferriesは、バンクーバー島と本土間の数本の金曜日の夜の航海を中止することになった。

午後7時と午後9時のシュワルツ湾とツワッセンのターミナル間の両方向への航海は、中止になった。ナナイモのデューク・ポイントとツワッセン間の午後8時15分と10時45分の航海も、中止になった。

Environment Canada(=カナダ環境省)は、非常に強力な太平洋前線が、ブリティッシュ・コロンビア州南岸に雨と強風をもたらすものと見られることから、金曜日の朝、グレーター・ビクトリアに対し、特別天候声明を発令した。突風は、80キロメートル毎時になるものと見られている。

特別天候声明は、バンクーバー島東部と内陸部に対しても、12月10日から発令されている。60キロメートル毎時の最も強い南東の風と、80キロメートル毎時の突風は、金曜日の夜から土曜日の早朝にかけて、ジョージア海峡沿いの地域で予想されている。(Sooke News Mirror: Dec. 10, 2021 2:45 p.m.)

女性がメキシコ沖のCarnivalのクルーズ船から船外に転落(メキシコ・米国)

女性が土曜日の早朝、Carnival Cruise Lineの船のバルコニーから太平洋に転落し、国際的な捜索活動が続行中だ。

この事件は、メキシコのエンセナダの海岸近くのCarnival Miracle(=カーニバル・ミラクル、注、「奇跡」の意)という船で発生したもので、午前3時を少し過ぎた頃に起き、監視カメラの映像に捉えられていた、とU.S. Coast Guard(=合衆国沿岸警備隊)は話した。間もなくして乗客には告知された、とCarnival Miracleの乗客、Josh ZufeltはNBC Newsに話した。同船は午前3時30分頃に殆ど完全に停船し、船員らが救命艇を海に降ろした、とZufeltは話した。

沿岸警備隊隊員は、20代とみられる女性の居場所を突き止めようと、Mexican Navy(=メキシコ海軍)の兵士らと作業している。Carnival Cruise Lineは、Carnival Miracleという船は、捜索の支援をした後で解放され、合衆国国境から車で約90分のエンセナダへの航海を続けたと話した。

「弊社の想いは、このお客様とご家族と共にあり、弊社Care Team(=介護班)が支援いたします。」とCarnivalは声明の中で述べた。同船は、日曜日の朝に予定通り、ロング・ビーチに戻る、とこのクルーズ客船会社は話した。

同社のウェブサイトによると、Carnival Miracleというクルーズ船は、2,100人以上の客と934人の船員を乗せるという。ロング・ビーチ、サン・ディエゴ、サン・フランシスコから出発して、アラスカ、ハワイ、そしてメキシコに航海している。同船での旅行は、2日間から10日間以上の幅がある。(NBC News: Dec. 12, 2021, 10:47 AM JST)

低水位のためにフェリーが止まり、人々はインダス川を徒歩で横断(パキスタン)

マンセラ発。トルガル地区の数か所の村の人々は、乾季のため、水位がかなり下がったために、インダス川の横断が困難になっている。

「川の水位が長引く乾季のため、かなり下がっており、唯一の交通手段であるフェリーを利用している村人らは迷惑している。」と地元住民のAnwar Dadは 土曜日に記者団に語った。

ガーナルと隣接する村の人々は、ハッサンザイに向かい、その後、近隣のブネール地区やマラカンド地区の他の地域に向かうため、川を横断するフェリーにのみ頼っている。(The News International: December 12, 2021)

ヨーロッパ委員会、HHIG-DSME間の取引を阻止するかも(韓国)

Reuters(=ロイター通信)は12月11日、European Commission(=ヨーロッパ委員会)は、Hyundai Heavy Industries GroupのDaewoo Shipbuilding & Marine Engineeringの買収を承認しそうもないと報じた。この報道によると、 前者が潜在的に競争制限となることにないする解決策を考え出すことができなかったためだという。

ヨーロッパ委員会は、この2つの造船所間の合併で、両者の世界的なLNG(=液化天然ガス)船市場占有率が70パーセントを越えることになることから、同グループに解決策を求めていた。この市場においては、Samsung Heavy Industriesを含む主要な南朝鮮(注、韓国)の造船業者の占有率が既に高く、 今のところ、これらと競い合うことのできる外国企業は殆どない。

この買収は、同委員会が不承認の場合は実現できない。全部で6地域における承認が必要だ。カザフスタン、中国、そしてシンガポールは既に承認しているが、European Union(=ヨーロッパ連合)、日本、南朝鮮(注、韓国)はまだ決定していない。(BusinessKorea: December 13, 2021, 13:35)

DFDS、40年間で最大かつ初の新造RoPaxの引渡しを受ける(中国・デンマーク)

中国のGuangzhou Shipyard Internationalは最近、スカンジナビアのDFDS向けの2隻の大型RoPaxフェリー(注、RORO隻の貨客船、カー・フェリー)の1番船の工事を竣工した。このフェリーは、同社の船隊において最大のRoPaxとなり、40年近い間にDFDSが契約した初の新造旅客船でもある。

54,900総トンのAura Seawaysと、中国のNansha shipyardで未だに工事中の姉妹船も、最も環境に優しく、燃費の良いフェリーだ。設計は、EEDI (Energy Efficiency Design Index)(=エネルギー効率設計指標)の新基準を満たしており、トレーラー当たりの二酸化炭素排出量は、現在、バルト海航路を運航しているDFDSの船よりも、20パーセント以上低くなるものと見積もられている。本船にはスクラバー(注、気体洗浄装置)が装着されており、船体は耐氷1C等級で、運航効率を高めるよう設計されている。

レーン長4,500メートルのAura Seawaysは、貨物積載能力の点で、DFDS最大のRoPaxフェリーとなる。同グループによると、貨物・有料荷重、燃料、バラスト(注、安定器)、倉庫収容力を統合すると、重量トンは約12,750トンだという。本船は、1982年に引き渡された同社最後の新船旅客船Scandinaviaとの比較で、ほぼ3倍の貨物と有料荷重を積載可能だ。

旅客収容力の点では、この新しいRoPaxは、250室の旅客室に690人までの旅客を収容することができる。中国の造船業者は、酒場、食堂、様々な娯楽施設を含む旅客施設は、中国国内産の材料を90パーセント使って、最高水準で建造されたものだと述べている。

DFDSは、2018年の初めにこの2隻の船を発注した際には、バルト海の船隊を近代化し拡張するための計画の一環として、この2隻に、3億ドル近くを投資したと話した。この新船は、スウェーデン、リトアニア、そしてドイツ間の航路を運航することになっている。引き渡しは、パンデミック(注、国境を越えた大流行)の影響のため、約6か月遅れており、2隻目のフェリーは、2022年上期に引き渡されるものと見られている。

それぞれのフェリーは、長さが約755フィート、幅が102フィート。車両と貨物用に船尾ランプ(注、傾斜路)と内部ランプ(注、傾斜路)が装着されている。約62人の船員によって運航し、巡行速力は23ノットとなる。

Guangzhou Shipyardにとって、この2隻のRoPaxは、高品質の船により国際市場における同造船所の進歩を示すものだ。同造船所では、イタリアのMoby向けの2隻のフェリーと、英国のP&O Ferries向けのもう1隻を受注している。(The Maritime Executive: Published Dec 15, 2021 8:24 PM)

世界最大のクルーズ船、ポート・カナベラルから出航へ(米国)

フロリダ州ポート・カナベラル発。世界最大のクルーズ船が、2022年11月からポート・カナベラルで波しぶきを立て始める、とRoyal Caribbeanは水曜日に発表した。

Space Coast(=スペース・コースト、注、宇宙基地のあるフロリダ州大西洋沿岸)を周遊航海に出る準備のできている人々は、Royal Caribbeanの記録破りの巨大船、Wonders of the Seas(注、Wonder of the Seaの誤り)で、通年に亘ってそうしたことが可能だ、と幹部は話した。クルーズ収容力は、7,000人近い客に加え、2,300人の船員に達するものとなる。

「弊社はここポート・カナベラルで、既に世界最大の船の何がしかを保有しており、これは最大のものとなります。」とPort Canaveral CEO(=カナベラル港最高経営責任者)のCaptain John Murrayは話した。「満船にする必要のある船であり、我らがポート・カナベラルからそれができるという信頼を、彼らは持っているのです。」

この船は、カリブ海や地中海沿岸も探検するが、「locally loved surf spots, sprawling citrus groves, off-road motor trails and emerald golf courses(=地元民に愛されているサーフ・スポーツ、乱雑に広がる柑橘園、オフ・ロード自動車道、鮮緑色のゴルフ・コース)」を通じて集客する、とリリースにはあった。

Royal Caribbeanによると、Historic Cocoa Village(注、「歴史あるココア村」の意)、セント・ジョン川湿地帯、Exploration Tower and Kennedy Space Center Visitor Complex(注、「探検塔及びケネディ宇宙センター見学者複合施設」の意)を巡ることができるという。

Wonder of the Seaは、このクルーズ客船会社のOasis族の最新の追加物であり、AquaTheater(注、「水中劇場」の意)、Playscape(注、「遊び場」といった意)、フリー・クライミング用の壁やプール、滑り台や模擬装置を備えたUltimate Abyss(注、「究極の奈落の底」の意)やFlowRider(注、「流れに乗る人」といった意)が提供される。

このカリブ海クルーズは、2022年3月(注、冒頭には11月とあるが)に始まり、その後、2022年5月には早くもスペインやイタリアを通過する地中海クルーズと続く。(clickorlando.com: December 15, 2021, 4:33 PM)

44人のクルーズ船客がRoyal Caribbeanの船でCovid-19の検査で陽性(米国)

4ダース(注、48人)近い乗客が、昨日、マイアミに向けて航海したSymphony of the Seas(=シンフォニー・オブ・ザ・シーズ、注、「海の交響曲」の意)という船で行くRoyal Caribbeanの1週間クルーズの最後にあったCovid-19の検査で陽性だった、とSouth Florida Sun-Sentinel紙は報じた。

しかしブレイクスルー症例(注、予防接種したにも拘わらず感染すること)は、今日、クルーズ船では非常に当然のものとなっており、ちょっとした傾向の1つになっている。

このクルーズ客船会社の広報担当者(注、女性)は、Sun-Sentinel紙に対し、全ての陽性症例は無症状だと話した。「将来の旅程は、影響を受けておりません。」と話した。

同船の12歳以上の乗客全員は、完全にワクチンを接種し(注、2回の予防接種済みで)、このクルーズに参加するためには、検査で陰性であることが要求されており、12月11日にマイアミを出発していた。ワクチンを接種するには若過ぎる子供も、航海前に検査で陰性であることを要求されていた。

コロナウイルスのオミクロン変異株による感染上昇に対処し、Royal Caribbeanは今週、ここのマスク方針を強化し、ワクチンの接種状況に拘わらず、全ての乗客に、実際に飲食する際を除いて、全ての屋内公室区画では、マスクの着用を要請していた。以前は、このクルーズ客船会社は、完全にワクチンを接種した乗客には、指定区画においてマスク無しになることを認めていた。この新たな、より厳格な方針は、2022年1月5日まで、全航海において有効のままとなる。

12月4日に出発した前の航海で、この同一の船に乗船していた1人の客が、オミクロン変異株の検査で陽性だった。

今月これまでに、Norwegian Breakaway(=ノルウェージャン・ブレイクアウェイ、注、「離脱」の意)に乗船していた完全にワクチンを接種していた3,200人の乗客のうち、少なくとも17人が、同船がニュー・オーリンズに戻って来た際に、Covid-19の検査で陽性だった。

8月に遡ると、Carnival Vista(=カーニバル・ビスタ、注、「景色」の意)に乗船していた27人が、ガルベストンに戻って来た際に、Covid-19の検査で陽性だった。

Centers for Disease Control and Protection(=疾病対策予防センター)(CDC)は、Covid-19の検査で、乗客又は船員が陽性だった船の、色分けされた一覧表を有している。この色分けは、7日間前の期間内に収集された監視資料と、CDC(=疾病対策予防センター)の調査により発見されたものの双方に基づくものだ。

現在、32隻の船が黄色であり、これはCovid-19の症例数が、CDCの調査の基準値に適合していると報告されたことを意味する。これらの船で、それ以外に共通しているものは何か?それは、全てが航海を継続しているということだ。

Symphony of the Seasは、黄色の船の1隻であり、その意味するところは、乗客の少なくとも0.1%が、Covid-19の検査で陽性だったということだ。今回の最新の航海における44人の症例とは、乗船していた6,074人の客と船員の0.72パーセントということになる、とRoyal CaribbeanはSun-Sentinel紙に話した。

船をより深刻な「red(=赤)」に引き上げる決定を行う前に、CDCは複数の要素を検討する。これには、完全にワクチンを接種した乗客と船員の割合、どの変異株が陽性症例において特定されたのか、船内の医療資源などが含まれている。

合衆国におけるクルーズは、CDCが2020年3月に「No Sail Order(=航海禁止命令)」を発令した際に停止したままとなった。今年の夏、同業界は、最大手のクルーズ客船会社により再開し、今や、船員全員と適格な乗客が、ワクチンを接種し、Covid-19の検査で陰性であることを要求している。

しかしこうした厳格な手順にも拘わらず、クルーズ船でのCovid-19のアウトブレイク(=勃発)は、近頃、定期的に発生している。先月公表された報告書の中で、CDCは、今年の6月26日から10月21日までの間に、クルーズ客船会社が1,359人のCovid-19症例を記録したと述べていた。(Forbes: Dec 19, 2021,06:09pm EST)

初のCarnival China新造クルーズ船が進水(中国・米国・イタリア)

初のCarnival China Cruise Shippingの新造船が、先週、China State Shipbuilding Corporation (CSSC)の子会社であるShanghai Waigaoqiao Shipbuilding Co., Ltd.で進水した。

「Carnivalの我々は、CSSCと、Carnivalの中国戦略の基礎となっている合弁事業のCSSC Carnivalの支援に尽力しております。」とCarnival CorporationのCEO(=最高経営責任者)であるArnold Donaldは、船体番号1508の進水を祝するビデオ演説において述べた。「我々はCSSC Carnivalを成功した完全に機能する中国船籍クルーズ会社に築き上げるために尽力しています。」とDonaldは続けた。

本船は、CSSCと共にCarnivalの合弁商標向けに発注した2隻のうちの1隻であり、CSSCはCarnivalの限定的な提携社。この商標は、中国国内市場を扱うもので、既にCosta AtlanticaとCosta Mediterraneaの所有権を取得している。

この新船は、上海で初めて進水したもので、今や内装の艤装の段階に移り、2023年に引き渡される。姉妹船は2024年に続き、契約では4隻の追加船の選択権がある。新造船はCarnival Vista級を原型としており、Fincantieriと提携しているCSSCと協働作業している。(Cruise Industry News: December 20, 2021)

Staten Islandのフェリー、ニューヨーク市への航海途中でポート・カナベラル観光(米国)

フロリダ州ポート・カナベラル発。ポート・カナベラルでクルーズ船に飛び乗っている人々は、同港でオレンジ色のStaten Islandのフェリーを見て驚いたかもしれない。ニュース・リリースによると、Staten Islandフェリーの「Sandy Ground」が、ニューヨーク市への途中でポート・カナベラルに立ち寄ったという。

この新フェリーは、Eastern Shipbuilding Groupにより、フロリダ州ポート・セント・ジョーで建造された。ニューヨークにやって来るや、最終準備を行い、就航前に試運転を実施することになっている。

新フェリーは、同社が建造中の3隻のうちの1隻。Eastern Shipbuilding Groupでは、このフェリーは大きくなり、厳しい天候により良く対処できると話した。Eastern Shipbuilding Groupは、このフェリーは、1820年代にスタテン島の南岸に設立された解放奴隷共同体であるSandy Group(=サンディー・グループ)共同体に因んで命名されたと話した。ここは、アメリカの最初のアフリカ系アメリカ人の開拓地の1つだ。(中略)

新しいフェリーは、4,500人の乗客を乗せることができるもので、Staten Island ferriesの船隊は、毎年2200万人を運んでいる。(WKMG ClickOrlando: December 21, 2021, 3:01 PM)

Royal Caribbean、1月初めの出発便の新たな予約を中止(米国)

Royal Caribbean Internationalは、船内収容力に更なる制限を課し、より良い物理的距離を取るため、1月初めまでに出発するクルーズの新たな予約の受け入れを中止した。

「これらの航海は、2021年の以前のクルーズで行ったように、弊社ウェブサイトから撤去されました。」とRoyal Caribbeanは声明文において話した。

過去2週間のRoyal Caribbean船は、12月18日にフォート・ローダーデールを出発した最新船のOdyssey of the SeasやSymphony of the Seasを含め、Covid症例を報告していた。(Travel Weekly: Dec 22, 2021)

Carnival Corporationの19隻の船、退場の衝撃(米国)

19隻の船の売却で、Carnival Corporationは、より環境に優しい、より効率的な、より利益を生む将来へと導かれている。

CEO(=最高経営責任者)のArnold Donaldは月曜日、同社の事業最新電話会議での演説で、19隻の低効率船の退場により、同社は、年換算燃費が10パーセント逓減されることになると話した。

「19隻の船の退場を加速させるという弊社の戦略(的な動き)は、全体としては、より効率的で、より活動的な船隊を弊社に残すことになっており、2019年から2025年まで、年間ざっと2.5パーセントの収容力増加に逓減されております。」とDonaldは話した。

「今や、COVID前の年間4.5パーセントからは低くなっております。収容力増加はぎこちないものになっている一方で、弊社は、弊社商標をまたがるこの新船の胸躍る在籍簿の広がりから、利益を受けることになるのであり、累積需要に対する資金供給や、弊社の再開計画を巡る更なる熱狂さえも、可能にするものなのであります。」

これに先立ち、2020年にCarnivalは、18隻の船(それが19隻に増えた)を退場させることは、同社の中止前の収容力の12パーセントに当たるが、これは2019年の営業利益の僅か3パーセントに過ぎないと話していた。(Cruise Industry News: December 22, 2021)

Royal CaribbeanのOdyssey of the Seasという船でCOVIDの検査で55人が陽性(米国)

55人の乗客と船員が、Royal CaribbeanのOdyssey of the Seasというクルーズ船で、COVID-19の検査で陽性だった。この船は、土曜日に8泊のカリブ海旅行でフロリダ州フォート・ローダーデールを出発していた。Royal Caribbeanの広報担当者がUSA TODAY紙に話した。

この船は日曜日、COVID-19に罹患した乗客1人を下船させるため、短時間、港に引き返したが、乗客3,587人と船員1,599人を乗せている。船員と12歳以上の乗客の全員にワクチン接種が要請されており、Royal Caribbeanによると、乗船者の95%が、ワクチンを完全に接種しているという。

「ワクチンを完全接種している船員の定期的な週1回の検査で、COVID-19の検査結果が陽性の者がいたのです。」と同社は火曜日の深夜に、広報のLyan Sierra-Caroにより共有された声明文の中で語った。「濃厚接触者が直ぐに判明し、直ちに隔離されました。」

検査で陽性だった乗客と船員と、濃厚接触者は、Royal Caribbeanによると、隔離されているという。検査で陽性だった者は、症状が軽いか、無症状で、船内の医療班によって監視されている。

Royal Caribbeanは水曜日、このクルーズでは予定されたキュラソー島とアルバ島には寄港しないと発表した。(後略)(USA TODAY: Dec.22, 2021)

フェリー便のBluebridge、合衆国の投資銀行に売却(ニュージーランド・米国)

Bluebridge Cook Strait Ferriesの親会社は、そのオーストラリアの所有者、CPE Capitalにより、Morgan Stanley Infrastructure Partnersに売却された、とAustralian Financial Reviewは報じた。この創立29年の貨客フェリー会社の売却は、5億ドル以上になると報じられた。

シドニーに本拠を置くCPE Capitalは、Bluebridge Cook Strait FerriesとFreight Linesの親会社であるStrait Shippingを、ニュー・ジーランド人のJim Barkerから2017年に購入した。CPEは同年、StraitNZを設立するために、貨物輸送会社のStreamlineも購入していた。

投資銀行のMacquarieも、2018年中庸以来、StraitNZの25パーセントの持ち分を保有しており、ここも今回の取引の一環として、その地位をMorgan Stanleyに売却することになる、と報じられている。

同社は、伝えられているところでは、年間約1億7500万ドルの収益と4500万ドルの営業利益があるという。StraitNZのウェブサイトによると、同社は2隻のフェリー、150台の車両を有し、500人以上の職員を雇用していた。(stuff: 07:59, Dec 23 2021)

バングラデシュで満員のフェリーから出火し、40人死亡(バングラデシュ)

警察官が現場で記者団に、出火により、大半の人々は火災で死亡し、川に飛び込んだことから数人が溺死したと話した。

バングラデシュ南部のスガンダ川で、約800人の乗客を乗せていた満員の3階建てのフェリーから出火し、少なくとも40人が死亡し、他に150人以上が負傷した、と当局者は話した。川が縦横に交錯するこの三角州国家を襲った最新の惨事となった。

金曜日の(現地時間)午前3時頃に、ダッカを出発したバルグナ行きのMV Abhijan-10という小型船の機関室から出火した、と警察と消防隊員は語り、他に多数の乗客が行方不明になっていると付け加えた。

「川から9体の遺体を回収しました。72人の乗客の大半は火傷を負い、Barishal Medical College Hospital(=バリサル医科大学病院)、1か所で治療を受けています。」と消防隊員は地元テレビ局に話した。

このテレビ局は、当局者の話を引用し、この火災で少なくとも40人が死亡したと報じた。(後略)(The Hindu: December 24, 2021 11:22 IST)

マイアミ発のCarnivalのクルーズ、COVID症例で抜港(米国)

マイアミ発。マイアミ発のCarnival Cruise Lineの航海は、船上のCOVID-19 症例のため、何がしかのカリブ海の港から禁止された最新のものとなった。

Carnival Freedom(=カーニバル・フリーダム、注、「自由」の意)は、土曜 日に8日間旅行で出発したが、予定していたボネール島とアルバ島への寄港を 中止した。この客船会社は、代わりに、金曜日にドミニカ共和国のアンバー・ コーブに寄港し、その後、日曜日にPort Miami(=マイアミ港)に戻って来る と話した。

Carnivalは、検査で船上の何人が陽性だったのかは、明らかにしなかった。こ の船には、2,497人の乗客と1,112人の船員が乗船している。

「Carnival Freedomは全ての手順に従っており、COVIDの検査で陽性だったた めに、隔離されている少数の人が船上におります。」とこのマイアミに本拠を 置く会社は声明文において述べた。「弊社の手順では、この可能性を予想して おり、弊社のお客様と船員の健康と安全を守るために必要なものとして実施し ております。こちらはワクチンを接種したクルーズであり、乗船前に全てのお 客様は検査も受けております。残念ながら、ボネール島とアルバ島の当局者 は、本船がこうした港に寄港することを許可しませんでした。」(後略) (WPLG Local10.com: December 24, 2021, 9:23 AM)

十代がマイアミに帰還途中のクルーズ船から船外に転落して死亡(米国)

水曜日、15歳の少年が、カリブ海とバハマへの5泊旅行からマイアミに戻る途中のクルーズ船から船外に転落して、死亡した。

Crew Centerが午後7時30分頃、MSC Seashoreという船が「Man Overboard(=男性船外転落)」警報で乗客に警告を発したと報じた。

ある乗客はCrew Centerに次のように話している。「船長の『Man Overboard(=男性船外転落)』という発表の後、3回汽笛が鳴ったところです。人々は何が起きたのかを調べるため、夜間なのに舷側を走り出しました。船員が私たちの船室にやって来て、バルコニーの扉を閉めて、ブラインドを下ろすように指示しました。マイアミに戻る明日、この悲劇的な出来事を捜査するために警察が乗船します。」(中略)

MSCは、次のような声明文で答えた。「MSC Seashoreに乗船してご家族と旅行中の若い男性が、水曜日の晩に自殺により死亡したように思われます。弊社チームは直ちに当局に通報し、弊社介護班が、船上でこの若い男性のご家族を支援しております。」「MSC Cruisesの全員が、悲しみに打ちひしがれております。ご家族は、弊社の想いと祈りと共にあります。」

MSCは、この家族のプライバシーを尊重して、追加の詳細については議論しようとしなかった。マイアミ・デイドPD(=警察)の刑事は、Fox Newsに対し、木曜日の朝の午前7時にPort Miami(=マイアミ港)に応答したと話している。捜査が進行中であるが、「no foul play is suspected(=犯罪行為は疑われていない)」。(FOX 35: Published December 26, 2021 4:07PM)

旅行会社、助成旅行政策で日本政府に詐欺を働く(日本)

日本の旅行代理店グループのH.I.S. Co(=エイチ・アイ・エス)は、子会社2社が、Go To Travel(=Go Toトラベル)という助成旅行業活動で、政府に詐欺を働いたと話した。

ここは、Japan Holiday Travel Co(=ジャパン・ホリデー・トラベル)とMiki Tourist Co(=ミキ・ツーリスト)が、同活動の一環として予約したと主張して、不正にホテル宿泊数を過剰に報告していたことを認めた。実際には存在しなかったホテル宿泊に対する助成金として、合わせて6憶8300万円相当を受け取っていた。H.I.S.は、内部監査で発覚したと述べた。

Miki Touristは、ホテル経営者のJHAT Co(=ジェイハット)と共謀していたが、Japan Holiday Travelは、インチキ予約の過程において積極的な役割を果たしていなかった。H.I.S. CEO(=最高経営責任者)のHideo Sawada(=沢田秀雄)は、Miki Touristのpresident(=社長)は解任され、H.I.S.は政府に返金すると話した。

このGo To Travelという助成観光業活動は、2020年7月から、Covid症例が増加したことにより中止となった2020年12月まで、旅行費用の50%を負担していた。(travelmole: Sunday, Dec 26, 2021)

旅行株、オミクロンにより拍車のかかった航空機運休、クルーズの中止で大打撃(米国)

旅行株は、進行中のオミクロン変異株症例の急騰により、広範な航空便の運休とクルーズ客船会社の運休の結果となったことから、月曜日の商いでは圧力を受けた。

合衆国国内と合衆国を出入りする1,000便以上の航空便が、Flight Awareの追跡データによると、午後までに運休となった。United Airlinesは、少なくとも93便、すなわち1日のざっと4%を運休した。American Airlinesは、82便を運休、一方でDelta Air Linesは77便、JetBlueは66便を運休した。United、American、Delta、そしてJetBlueの株式は、日中の取引で0.5%から0.9%下落した。

このオミクロンの急騰で、クリスマス休暇の週末の何千もの航空便が運休を強いられた。航空会社は、典型的な天候による運休の他、COVID関連の職員不足と取り組んでいるところだ。United Airlinesは、オミクロン変異株は、「has had a direct impact on our flight crews and the people who run our operation.(=弊社の運航に当たっている弊社航空機乗組員とその他の人々に直接の影響を与えている)」と話した。

クルーズ客船運航事業者も、オミクロンの急騰が、乗客の健康危険についての懸念を更新し、連邦当局者の監視を増加させていることから、落ち目の月曜日を過ごしていた。Norwegian Cruise Line Holdingsは3%近く下落し、Royal Caribbean Cruisesは約2%沈没、Carnival Corp.は約1.5%急落した。

US Centers of Disease Control and Prevention(=合衆国疾病対策予防センター)は、COVID-19暴露の可能性について、70隻近いクルーズ船を調べているところであることを確認した。

CarnivalやRoyal Caribbeanにより運航されているクルーズ船は、ここ数日、 COVID-19のアウトブレイク(=勃発)の影響を受けている、とMiami Herald紙は報じた。Carnivalは、ここの「Freedom(=フリーダム、注、「自由」の意)」という定期船の少数の乗客が、このウイルスの検査で陽性となり、隔離されていることを確認した。

「弊社はCDC(=疾病対策予防センター)や、弊社が訪れる全ての港湾や目的地の地元保健当局と緊密に作業しているところです。」とCarnivalは声明文において述べた。(New York Post: December 27, 2021 3:03pm)

COVID-19の勃発のあったクルーズ船、北部メキシコに接岸(メキシコ・米国)

メキシコ市発。火曜日、メキシコは、COVID-19のアウトブレイク(=勃発)が船内であったにもかかわらず、同政府は、クルーズ船が衛生予防措置が適合している限り、開国を維持すると誓約していることから、クルーズ船の接岸と観光客の下船を許可した。

この船はMs Zuiderdam(=ザイデルダム、注、「南」の意)で、乗客と船員2,000人余を乗せて、北部州であるソノラ州のグアイマス港に接岸した、と州政府と連邦政府の当局者は話した。

声明においてメキシコ政府は、World Health Organization(=世界保健機関)の国際規則に準拠している限り、接岸許可を求めるクルーズ船は受け入れると語った。クルーズ船でCOVID-19に感染した治療が必要な人々は受け入れ、軽症または無症状の症例については、船内で隔離されることになる、と付け加えた。

Zuiderdamを運航するHolland America Lineは、声明において、Zuiderdamのワクチンの完全接種を受けている船員と乗客の少数が、COVID-19の検査で陽性だったと述べた。全員が軽症あるいは無症状で隔離されており、濃厚接触者も隔離されていると付け加えた。Zuiderdamは10日間クルーズの途上で、予定された1月2日にサン・ディエゴに戻ることになる、と声明にはあった。

ソノラ州の厚生相であるJose Luis Alomiaは記者会見で、Zuiderdamでは30人、すなわち船員28人と乗客2人がCOVID-19の検査で陽性で、隔離されていると話した。感染の疑いのある者を識別するために設置した衛生フィルターを通過した約400人が、朝のうちに同船から下船した、とAlomiaは話した。同相は、Zuiderdamには、1,200人余の乗客と800人近い船員が乗船していたと話した。

外貨収入のため、経済が海外からの訪問者に大幅に依拠しているメキシコ政府は、パンデミック(注、国境を越えた大流行)期間中、開国を維持することにし、観光業には比較的殆ど規制を課していなかった。(wsau.com: Dec 28, 2021 4:38 PM)

Genting Singapore、横浜のIRから手を引いたのに引き続き、日本の子会社を閉鎖(日本・シンガポール)

Genting Singaporeは、かっては日本の横浜のintegrated resort(=統合リゾート)(IR)の可能性のある候補者だった。この都市が、その計画を廃棄した時、このカジノ経営者は、厳しい立場に立たされた。今や結果として、その日本での営業の何がしかを閉鎖することになった。

Gentingの名前は、伝えられるところによると、横浜のIRの主宰者となる強力な候補者の1人として浮上していた。それはTakeharu Yamanaka(=山中竹春)が、8月に同市の市長として選出される前のことだった。前市長のFumiko Hayashi(=林文子)は、このIR計画を支援していたが、Yamanaka(=山中)はそうではなかった。就任するや、最初の行動の1つは、IR競争からの撤退だった。

これによりGentingは、困難な状況に置かれることになった。同国内に多くの事業を設立していたが、大半は、このIRを支援するためのものだった。昨日からの発表では、同社は、日本にある子会社の8社を閉鎖することになると述べた。会社の解散・清算に向けた取り組みは、既に始まっている。

8社の中の1つは、Genting International Japan Co Ltdで、東京に本店を置く完全子会社。同グループの残りには、横浜と大阪、その他の地方での事業がある。これらは、日本のGentingの持株会社所有の企業、娯楽・接客サービスに対する直接投資をするために設立されたものだった。

発表によると、これらの事業の解散は、Gentingの2021年度の総正味固定資産に影響を与えるものと見られてはいないという。この変化は、今年の株主に対する1株当たりの収益にも影響を与えないという。(後略)(Casino.org: Posted on: December 29, 2021, 07:30h.)

人々はワクチン接種の状況に拘わらずクルーズ旅行を避けるべき、とCDC話す(米国)

Centers for Disease Control and Prevention(=疾病対策予防センター)は木曜日、近時の船舶でのCOVID-19陽性症例の急騰を受けて、旅行者はクルーズ船による旅行を避けるべきだという新たな勧告を発令した。

同ウイルスのアウトブレイク(=勃発)のあった何ダースもの船の調査に引き続き、同機関は、クルーズの旅行警告をLevel 4(=第4段階)に引き上げた。これは最高段階だ。「ワクチンを完全に接種した旅行者であっても、COVID-19の変異株に感染し、広める危険があるかもしれません。」とCDC(=疾病対策予防センター)は、ウェブサイト上で述べた。

オミクロン変異株の識別後、同機関に報告するクルーズ客と船員の中でのCOVID-19症例数が増加してきている、とCDCは述べた。更に多くのクルーズ船が「level yellow(=黄色段階)」に発しており、これは、CDCが船のCOVIDのアウトブレイクを調査する段階だ。「COVID-19で重症となる危険の高い旅行者は、リバー・クルーズを含むクルーズ船での旅行を、世界中で、ワクチンの接種状況に拘わらず避けることは、とりわけ重要です。」と同機関は付け加えた。

CDCのウェブサイトによると、現在、91隻のクルーズ船が、調査、あるいは観察されているところだという。しかし同機関は、The Associated Press(=AP通信)によると、どれだけ多くのCOVID-19症例が報告されているのかは、特定していないという。追加の3隻が、監視されているところだ。

CDCは、クルーズでの旅行を選択する人は、旅行前にCOVID-19に対する予防接種を受けるべきであり、もし可能ならば、ブースター接種(注、3回目の予防接種)を受けるべきだと勧告していた。加えて、共有空間ではマスクを着用すべきで、COVIDに対するワクチンを完全接種していない乗客は、旅行後、5日間の自己隔離を行うべきだとし、更に帰宅後3日後から5日後には検査すべきだ、とCDCは述べていた。

NPR(=ナショナル・パブリック・ラジオ)に対する電子メールにおいて、Cruise Lines International Association(注、「クルーズ客船会社国際協会」の意)の広報担当者は、同業界団体は、CDCのクルーズ船旅行に対する最新勧告には「disappointed(=失望させられた)」と述べた。

「他の分野との比較で、遥かに上を行き続ける産業であるクルーズ業界を選び出してなされたこの決定には、失望させられ、同意できませんが、CLIAと遠洋クルーズ客船会社の会員は、公衆衛生・安全の利益のため、CDCとの共同作業に専念し続けます。」と同業界団体は述べた。

大半のクルーズ客船会社は、AP(=AP通信)によると、大人の乗客には、COVID-19に対するワクチン証明の提示を要求しているという。今のところCDCの指針では、少なくとも乗客の95%、クルーズ船の船員の95%がコロナウイルスに対するワクチンを完全接種している限り、クルーズ船がマスクの使用のような対策を緩和することを許している。(wusf: Published December 30, 2021 at 6:24 PM EST)

CDCの新指針から1日経ってサン・ディエゴにクルーズ船接岸(米国)

サン・ディエゴ発。Centers for Disease Control and Prevention(=疾病対策予防センター)が一般大衆に対し、COVID-19の症例急増を受けて当面クルーズを避けるようにお願いして1日経って、別のクルーズ船がサン・ディエゴに到着した。

感染力の強いオミクロン変異株が国中に広がり、何がしかの病院機構が患者で過剰負担となることから、木曜日、CDC(=疾病対策予防センター)は旅行者に対し、同機関の来るべき新指針により、ワクチンの接種状況に拘わらず、クルーズ船から離れて過ごすよう示唆した。

「COVID-19の原因となるこのウイルスは、船内の狭苦しい場所で人々の間で容易に拡がり、例えワクチンを完全に接種し、COVID-19ワクチンのブースター接種(注、3回目の接種)を受けていたとしても、クルーズ船でCOVID-19に感染する機会はかなり高い。」とCDCの最新情報は述べていた。

金曜日、Princess Cruisesの船であるRuby Princess(=ルビー・プリンセス)がベイ・エリア(注、サン・フランシスコの湾岸地帯)から到着し、Embarcadero(=エンバカデロ、注、波止場という意味もある)にこの日、接岸した。(中略)

Ruby Princessの到着は、Holland Americaの船がサン・ディエゴに駆り出されて数日後のことだった。この船は、プエルト・バリャルタで最終寄港を行うことになっていたが、同船でCOVIDのアウトブレイクが起きて引き返した。当局者は、21人の船員が検査で陽性だったが、全員が軽症だったと話している。(10News: Posted at 12:20 PM, Dec 31, 2021)

CDCが近づくなと言ったのを受けクルーズ株は下落(米国)

ニューヨーク発。クルーズ会社株は12月、船上でのCovidのアウトブレイク(=勃発)とオミクロン変異株の急速な広がりについての懸念にも拘らず、際立って持ち応えてきた。しかし、もはやそうではない。

US Centers for Disease Control and Prevention(=合衆国疾病対策予防センター)は木曜日、ワクチンを接種した人であっても、もはやクルーズ休暇を取るべきではないと話した。Carnival (CCL)、Royal Caribbean (RCL)、そしてNorwegian (NCLH) の株は、金曜日、それぞれ1%から2%下落した。

Carnivalの株は今や、今年、約7%下落しており、一方、Royal Caribbeanは2021年に19%近く落ち込んだ。Royal Caribbean株は3%上昇しているが、S&P 500の利得は27%以上、低下している。

他の旅行・娯楽株は盛況だ。ホテル所有者のMarriott (MAR)は今年、25%上昇し、競合他社のHilton (HLT)は2021年に40%急騰し、金曜日に史上最高値を付けた。

この大手クルーズ客船会社3社は、破滅的な2020年に引き続いてもがいており、3社全ては、Covid-19のパンデミック(注、国境を越えた大流行)の初期段階に非常に多くの航海を中止することを余儀なくされていた。

Royal Caribbeanの株式は、昨年、45%近く落ち込み、一方、CarnivalとNorwegianは、それぞれ2020年の半値以上も株価を下げている。

3社全ては、昨年、赤字を出し、2021年も再びそうなるものと見られている。分析者は、2022年にNorwegianの別の小さな損失を予想しており、過去数か月間に、Royal Caribbeanの次年度の利益目標を大幅に切り詰めている。(CNN: Updated 1726 GMT (0126 HKT) December 31, 2021)