フェリーとクルーズ船のポータル・サイト

2021年2月の海外旅客船情報

MSC Cruisesの幹部は、同社は、船隊において18番船であるMSC Virtuosaの引き渡しを、月曜日に受けたと発表した。

MSC Virtuosaは、夏季シーズン向けに4月16日に就航し、地中海での4回の航海を行い、新しい母港、キール港へ移動して、5月8日から北欧旅程を開始することになる。

このMSC Cruisesの新船は、巨大なLED skydome（＝発光ダイオード・スカイドーム（＝丸天井））のある、長さ331フィートの遊歩道によって特徴づけられるMeraviglia世代船の1隻だ。2層の甲板空間は、日中は、ブティック（注、小規模洋品店）、食堂、酒場、晩には、音楽や娯楽を呼び物としている。

MSC Virtuosaも、今年の夏に海に戻ることになっている大手クルーズ客船会社の中では、最初の船となったMSC Grandiosaの姉妹船。運航に復帰して以来、Grandiosaは、西地中海の7泊旅程で、40,000人近い乗客をもてなしている。（後略）（TravelPulse: 11:24 AM ET, Mon February 01 2021）

旧Sea Princessが、今や正式にCharming（＝チャーミング、注、「魅力的な」の意）となり、中国の乾船渠で新たな装いを身に着けた。

本船はCrew Centerによると、Mazhou IslandのChina Merchants Industry Holding Co造船所で、乾船渠に入渠していた。また同船上で、Foresee Cruises商標であることが明らかになっている。本船は、Carnival CorporationがSanya International Cruise Development Co.に2020年に売却していた。

クルーズは、この1998年建造船で5月に始まる見込みだ。（Cruise Industry News: February 02, 2021）

2組の合衆国クルーズ客船会社が、今や乗船するためにはワクチンを要求し、 義務的な接種を求める最新のクルーズ会社となった。

7月1日から、American Queen Steamboat Companyとその姉妹会社のVictory Cruise Linesは、全ての航海で、COVID-19予防ワクチンの接種を、全ての乗客 と船員に求めることになった。（中略）

これらのクルーズ客船会社は、50歳以上の乗客を扱っている会社であるSaga Cruisesに加わるもので、ここは先月、乗船の少なくとも14日前に、ワクチン を完全接種していることを全ての客に求めることになると話していた。

ワクチンの普及は緩慢なままだが、ワクチン旅券の構想は勢いを増しており、 セイシェルやルーマニアのような国では、ワクチンを完全接種した旅行者を歓 迎している。（Travel Leisure: February 03, 2021）

カナダが2022年2月までクルーズ船に対する禁止を延長し、これにより今年、 大型クルーズ船がアラスカ州を訪問することが、ちょうど2020年にあったように、できなくなりそうだ。

Transport Canada（注、カナダ運輸省）は、木曜日の朝、COVID-19のパンデ ミック（注、国境を越えた大流行）中「cruise vessels in Canadian waters pose a risk to our health care systems（＝カナダ水域のクルーズ船は我が国の医療システムに対し危険をもたらす）」と言って、この延長を発表した。カナダは2020年の春以来、100人以上の乗客のクルーズ船を禁止し、この禁止は、今年の2月末に失効することになっていた。

アラスカ州を訪問する大型クルーズ船の大半は、外国に登録している。アメリカの連邦法は、アメリカの2港間で航海することを、外国船籍の船舶がその2港の間で外国の港に寄港しない限り、禁止している。この規則を遵守するために、アラスカ州に向かう大型クルーズ船は、カナダから航海を開始するか、途中でカナダに寄港している。

2年前、130万人のクルーズ船客が南東アラスカを訪れ、当州の観光客の大半を占めていた。そうした観光客の多くは、アンカレッジ、デナリ国立公園、フェ アバンクスへの小旅行のために上陸していた。

Rain Coast Dataというジュノーの会社が出した統計によると、昨年、COVID- 19のパンデミックとカナダの規制の間、僅かに48人のクルーズ船客が南東アラスカを訪問したという。（Anchorage Daily News: Feb 4, 2021）

バー・ハーバーとノバ・スコシア州ヤーマスの間を走る高速フェリーは、今年は走らないことになり、連続3年間、運航は中止になった。

Bay Ferriesは、そのウェブサイト上において、Catというフェリーは、パンデミック（注、国境を越えた大流行）のため、今年は再び走らないと述べた、とPortland Press Herald紙は火曜日に報じた。このフェリーは、113マイルの距離を3時間半で横断することができるものだ。

昨年は、コロナウイルスがこのフェリーを休業させていた。2019年には、このフェリーは、Customs and Border Patrol（＝税関・国境警備局）が命じたスクリーニング（＝審査）施設の設置の遅延のため、走らなかった。

「国境が再開されて、公衆衛生環境が許すことになれば、弊社は速やかに再び運航することを楽しみにしております。」とBay Ferriesは、そのウェブサイトに書いていた。

3月に合衆国とカナダは、非本質的な旅行（注、不要不急の旅行）については、国境を閉鎖することで合意し、先週、カナダは、追加の厳格対策を発表した。これには、入国する旅行者に、同国内に到着するや、自己負担でホテルで14日間隔離することが含まれていた。（WGME: Thursday, February 4th 2021）

ノルウェー政府は、沿岸クルーズとスバールバル諸島への制限を延長し、2021年5月1日まで、状況を再評価することになると話した。基本的にこの制限には、乗客と船員を含めて30人までの日帰り旅行を除く、スバールバル諸島でのクルーズ禁止が含まれている。

ノルウェーと外国の船による、ノルウェーの港湾のみを寄港する、ノルウェー発の沿岸クルーズは、旅客定員の50パーセントにまでに制限されており、乗客と船員を含め、200人以上を乗船させることはできない。

外国の港湾発の沿岸クルーズも、最大200人まで乗船という制限があるが、乗客と船員は、上陸することが許されていない。しかし船員が、帰国するために、船員交替に関連して上陸することは許されている。

クルーズを運航することを希望する会社は、健康・安全手順、現行法令や規制を遵守することを提示したうえで、ノルウェー当局に計画を提出しなければならない。

現在の旅行制限は、観光客がノルウェーに入国することを許可していない。通常、ノルウェー人とノルウェーに居住する外国人は、ノルウェーに旅行することは可能だが、到着の24時間以内のCOVID-19検査で陰性でなければならず、その後、到着時にもう1度検査することになり、その後、10日間の隔離期間が続く。（Cruise Industry News: February 06, 2021）

2014年のSewolというフェリーの沈没の惨事の後で中止していた仁川（＝インチョン）と済州（＝チェジュ）間のフェリー便は、9月に再開する。

Incheon Regional Office of Oceans and Fisheries（＝海洋水産部仁川地方事務所）は火曜日、2019年に運航事業者として精選されたHydex Storageが、9月までに新しいフェリーを完成させると話した。27,000トンのBeyond Trustは、Sewolの大きさの4倍で、船員40人で、旅客810人、貨物200TEUまで輸送することが可能だ。長さは170mで、幅は26m。

この新しいフェリー便は、月曜日、水曜日、金曜日の午後8時に仁川を出発し、翌日の午前9時頃に済州に到着する。（Chosunilbo: February 09, 2021 12:39）

Royal Caribbeanのクルーズ船の開いていた窓から転落して死亡した18か月の孫娘の祖父は、プエルト・リコのDepartment of Justice（＝法務省）によると、月曜日、保護観察3年の判決を言い渡されたという。

インディアナ州バルパライソのSalvatore “Sam” Anelloは、孫娘のChloe Wiegandが、2019年7月にプエルト・リコのサン・ファンに接岸していた船の11階の窓から転落したことから、昨年、過失致死罪で有罪を認めていた。

Anelloは当初、有罪を認めなかったが、昨年2月、家族がこの悲劇から立ち直ることができるよう、有罪を認めることにすると話していた。この司法取引で、Anelloは懲役を回避し、故郷の州で保護観察を受けることになる、とWiegand家の弁護人であるMichael Winklemanは話した。

Chloeは母親と、第11甲板にあるプールの、子供用親水公園区画にいた。同家がRoyal Caribbean Cruisesに対し、2019年12月に提訴した進行中の訴訟によると、母親は別の用事のために、Anelloに面倒を見るように頼んだという。

同社はこの主張を強く否定しているが、同家は、このクルーズ船会社は、Chloeの死について過失があったと論じている。Royal Caribbeanは月曜日、論評の求めに対し、直ちには応じなかった。

この訴訟では、孫娘である「when Chloe walked over to a nearby wall of glass（＝Chloeが直ぐ近くのガラスの壁に向かって歩いて行った時に）、Anelloは「closely supervising（＝ひどく驚いた）」としている。Anelloは後について行き、この少女がガラスを叩けるよう、窓側に移動させたが、少女は腕から滑り落ち、開いている窓から転落した。

Anelloは、窓が開いていることを知らなかった、と繰り返し話した。一方、クルーズ会社は、Anelloが窓に寄りかかっており、それ故、窓が開いていることを知っていたとする画像を公表していた。Winklemanは、この絵は「misleading（＝誤解を招くもの）」だと話した。

2019年7月、Chloeの母親であるKimberly Wiegandは、11階のプール甲板で、開放している窓があるというのは、困惑するものだと話していた。「安全にするためにできることが、大量にあります、」と話した。（NBC News: Feb. 9, 2021, 4:48 AM JST）

2021年は、2020年の年初には116隻の船だったのに対し、今後6年間にたったの105隻の新船が計画されているだけという薄っぺらのクルーズ船注文簿で始まった。

これは、COVID-19の直接の影響を受けたもので、発注された新船の数が24隻から23隻に落ち込んだ2013年以降、注文簿が薄くなったのは初めてのことだ。このことは、Cruise Ship Orderbook Data Reportによると、過去10年間に亘り、業界がいかに果敢に成長進路を計画してきたかを示すものだ。

2020年、経済の不安定性と世界的なパンデミック（注、国境を越えた大流行）のため、船舶注文はほとんどなくなり、一方で、他の注文は遅延し、引き渡しは将来にズレ込み、サプライ・チェーンは減速した。

しかし業界が回復して立ち直るにつれ、造船所の容量制約による助けもあって、せめぎあいは継続することになる。現代的なクルーズ船を建造できる非常に多くの造船所業者がおり、それは1度に非常に多くを建造できる。すなわち、競争が再び始まり、注文簿はこれからの10年間の終わりに向け、間もなくいっぱいになる。（Cruise Industry News: February 09, 2021）

Carnival Corporationは今日、2027年満期の5.75％のsenior unsecured notes（＝優先無担保社債、シニア債）、元本総額35億ドルの私募を行ったと発表した。

発行される優先無担保社債の元本総額は、35億ドルに増加した。優先無担保社債の募集は、2021年2月16日に締め切られるものと見られているが、プレス・リリースによると、慣習的な完了条件に従うという。

この優先無担保社債は、半年ごとに、毎年3月1日と9月1日に利息を支払うこととなり、年利5.75％で、2021年9月1日開始。この優先無担保社債は無担保で、20217年3月1日に満期を迎える。（Cruise Industry News: February 10, 2021）

テキサス州ガルベストン発。テキサス州に本拠を置くクルーズ船内でデート中に、女性の首を絞めようとしたことについて、有罪の答弁を行ったノース・ダコタ州の男が、連邦刑務所での3年の判決を受けた。

ワットフォード・シティのHector Blanco（45）は火曜日、マイアミに本拠を置くRoyal CaribbeanのLiberty of the Seas（＝リバティ・オブ・ザ・シーズ、注、「海の自由」の意）というクルーズ船での2018年の暴行について判決を受けた、と連邦検事は話した。彼はこの暴行罪で、2020年1月に有罪の答弁を行っていた。本件は、FBI（＝連邦捜査局）によって捜査された。

「被害者にとって、夢の休暇が恐ろしい悪夢に変わることになったHector Blancoの暴力行為を正当化することのできる弁解はありません。」とSpecial Agent in Charge（＝特別訴追官）のPerrye K. Turnerは語った。

Blancoは、クルーズ船の船室内で、この女性の首を絞めようとしたことを答弁において認めたが、女性は逃げることができた。検察官は、この攻撃は、ガルベストンから約45マイル（70キロメートル）離れたメキシコ湾内において発生したと話している。（ABC News: 11 February 2021, 02:19）

MSC Cruisesには、乗客に受けることが確実な新人バーテンダーのRobがいる。

Robは、特別カクテルを提供したり、酒を注いだり、客に特別の飲み物を作ったりする能力のような、予想される全ての技量を有している。ロボットに過ぎない。正確には、世界初の洋上人型ロボット・バーテンダーということになる。

今年後半に出航することになっている来るべきクルーズ船、MSC Virtuosaの船内にある、このクルーズ客船会社の新酒場、MSC Starship Clubで見かけることになる。

この酒場は、未来的なテーマを誇ることになり、SFファンには確かに受けることになる。乗客は、「MSC Starliner one」との異名を持つ宇宙船風の舞台の中で、酒を飲むことになる。

Robは、単に先端技術の特徴だけを売り物にしているのではない。他の目玉には、3次元ホログラム、没入型デジタル・アートの壁、そして「personalised galactic tour（＝個別銀河旅行）」ができるデジタル対話式テーブルなどがある。

もちろんRobは、疑いもなくこの見世物のスターとなる。彼は8つの言語を話し（英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ブラジル・ポルトガル語、中国語、そして日本語）、客に話しかけることができ、飲み物を注いだり、シェイクしたり、カクテルを注いだり、付け合わせを出したりする際に感情を伝達するためのLED（＝発光ダイオード）の明かりが、顔面にあるのだ。

注文するためには、客は「vertical digital cockpits（＝仮想デジタル・コックピット）」を使って注文し、これには、飲み物の状態を示すティッカー・テープ風の細長いものを出すデジタル・モニターが付いている。

飲み物は、特注意匠の未来的なグラスに入れて提供されることになり、客は、宇宙冒険の思い出の品として持ち帰ることが可能で、Robと新たなやり取りをするために、好きな時にこの酒場に戻って来ることができる。

MSC Cruisesは6年間、この新しいStarship Club構想と取り組んできた。ロボット工学の専門家と作業し、全体の体験を創造するための自動化と取り組んできた。

この酒場は、MSC Virtuosaが処女航海に出航する際に、正式に営業を開始することになる。現在は、4月16日が予定されている。このウェブサイト上（注、URL省略）で、更に知ることが可能だ。

残念ながら英国人は、Robに会いに行けるようになるには、少しばかり待たなければならないかもしれない。執筆時において、Foreign Office（＝外務省）は英国人に対し、パンデミック中、クルーズ船旅行には行かないよう勧告し続けている。一方、連合王国（注、英国）内の全国的なロックダウン（＝封鎖）には、国際旅行の禁止が含まれており、英国人が息抜きのために外国旅行することを、違法なものとしている。（Mirror: 15:57, 11 FEB 2021）

再開したクルーズ客船会社のSwan Hellenicの2番船、Vega（＝ベガ）のキール設置式（注、起工式）が、フィンランドのHelsinki Shipyardで開催された。

Vegaは、Helsinki Shipyardがこの客船会社向けに建造する目的をもって設計された3隻の耐氷級探検クルーズ船の2番船。この10,500トンの船は、Arctic Northeast Passage（＝北極北東航路）を航海した最初の船に因んだものだ。

式典では、コイン設置も行われ、Helsinki Shipyardのproject manager（＝主担当員）のJonas Packalenと、Helsinki Shipyardのchairman（＝会長）Victor Olerskyがホストを務めた。

Swan Hellenicは、この乗客152人乗りの船の76室の旅客室の「the vast majority（＝大部分）」には、広いバルコニーが付くと話している。120人の船員が乗り組む。

本船は、この客船会社の1番船であるMinerva（＝ミネルバ）が今年11月に引き渡されてから、来年4月に引き渡される予定だ。3隻目の、より大型の船である、現在、Vega 3と呼ばれているものは、2022年末に進水することになっている。（後略）（Travel Weekly: Feb 11th 2021, 10:39）

1100万ドル相当のクルーズ船食料の在庫が、2月23日に競売に付される。

Tiger Groupは、クルーズ産業の納入業者であるKansas Marine Co.の、近いうちに閉鎖されるマイアミ流通センターに残る在庫品のオンライン競売を行うと発表した。プレス・リリースによると、提供品目は、消費可能な食料品4000万品目以上で、冷凍食品、缶詰、プロテイン、乾燥食品、保税品だという。114,000平方フィートの食品施設の在庫品に対する入札は、2月16日にウェブサイト上（注、URLは省略）で開始し、2月23日の（東部時間）午前10時30分に終了する。全ての入札者は、ウェブサイト上（注、URLは省略）で、競売に先立って登録することが必要。

「Tigerは、クルーズ業界への北米最大の食品納入業者の1つから拡張在庫を市場に放出することで、興奮しております。この競売は、クルーズ客船会社、ホテル、食堂、酒場、飼育業者、そして在庫を確保したい飲食物の卸売り・仲介業者に対し、非常に大きな機会を提供するものであります。」とTigerのCommercial & Industrial（＝商業・産業）部門のDirector Of Business Development（＝事業開発部長）のJonathan Holidayは話した。

目玉品目には、次のようなものが含まれている。アピタイザー（注、前菜や食前酒）、アジアの海産食品、ベーグル（注、ドーナツ型のロール・パン）、バー・ミックス（注、レモンやライムのジュースに砂糖を加えたもの）、下地クリーム、豆、レンティル豆、飲み物、パン、製パン用ミックス粉、ケーキ、ケーキの素、キャンディ、シリアル、サクランボ、チーズ、チップス、チョコレート、ココナッツ、コーヒーとお茶、着色料、香辛料、クッキーの生地、クッキー、料理用ワイン、クスクス（注、北アフリカ原産の粒状パスタ）、クラッカー、クリーム・ブリュレ（フランスのお菓子の一種）、クロワッサン、乳製品、デザート、デザート・マカロン（注、フランスの焼き菓子の一種）、ドーナッツ、生地、ドレッシング、卵、エッセンス、フィリング（注、具）、小麦粉、フルーツ・カラー、果物、シロップ、粗びきトウモロコシ、ハチミツ、アイス・クリーム、ジャム、ゼリー、コーシャー製品（注、ユダヤ教に準拠した食品）、肉、牛乳、マフィンとパンケーキのミックス粉、ムース、木の実、油、オリーブ油、パスタ、練り粉、ペーストリー生地、ペーストリー・クリーム、ピーナッツ、パイ、ピザ、芋、鶏肉、ピューレ（注、トマトなどを煮詰めたもの）、米、塩、ソース、ソーセージ、海産物、香辛料、スープ・ベース（注、だし）、薬味、砂糖、糖蜜、トッピング（注、ピザなどで上に載せる肉や野菜）、トルティーヤ（注、小麦粉やコーンの生地を薄く焼いて肉や野菜を巻いて食べるメキシコ料理）、ビーガン製品（注、菜食主義者用食品）、野菜、食用酢、ワッフル、その他。

興味を持った買い手は、2月22日の（東部時間）午前10時から午後5時まで、この在庫品を下見することが可能。面談予約や追加情報を得るには、こちらに連絡。Jonathan Holiday、電話（805）367-3893番、電子メール（注、アドレス省略）で。（Cruise Industry News: February 12, 2021）

ルイジアナ州レーク・チャールズ発。Louisiana Department of Transporation and Development（＝ルイジアナ州運輸開発局）(DOTD) は、2021年2月15日月曜日から、全てのフェリー乗客は、フェリーに乗船中あるいは利用中、マスクか顔面被覆を着用するよう要請されることになる、と発表した。窓を閉めて車両内に留まる乗客は、この要請の例外となる。

この新たな指令は、2021年1月29日に発令されたCenters for Disease Control and Prevention（＝疾病対策予防センター）(CDC)の要請に合致するものであり、COVID-19の拡大を防ぐために、輸送中や交通中心地においては、住民にマスクを着用するよう勧告している。このCDC（＝疾病対策予防センター）の命令は、ここで読むことが可能（注、リンク先省略）。（KPLC: February 12, 2021 at 11:48 AM CST）

Virgin Voyagesは、来月行う独占的発表を祝うため、代理店に対する刺激策として、「swag bags（＝記念品）」を配り、カリブ海クルーズを行う。

この客船会社は、特別仮想取引行事のためにTravel Weeklyと提携しており、これは3月8日月曜日にFacebook上において放送されるもので、受賞者の発表の他、インタビューや最新発表を行う。

associate vice-president for international sales（＝国際販売共同部長）であるShane Rileyは、次のように話した。「弊社の最新の『Ship Tease（＝船の誘惑）』のため、Travel Weeklyと提携して喜んでおります。過去6か月間に亘り、マイアミの弊社所有ターミナルの建設と共に、船を作ることで忙しく、弊社の発注は16％増で、新人First Mates（注、「一等航海士」の意）の電子プラットフォームであるSeacademy（注、「海事学院」の意）を開設いたしました。

「最新発表に向け準備していることから、5個のVirgin Voyagesの記念品のうちの1つを得る機会を提供いたします。幸運な勝利者1名は、自身と同伴者1人に対するCaribbean Voyage（＝カリブ海航海）1本を手に入れることになります。3月8日に参加して、弊社のEpic Sea Change（注、「壮大なる大変化」の意）という、興奮する次の一歩を聞かれることを望みます。」

Travel Weekly Groupのeditor-in-chief（＝編集長）のLucy Huxleyは、次のように話した。「Virgin Voyagesは開業以来、旅行取引に対する取り組みを力説してきており、このワクワクする代理店行事について、同チームと共同作業することで興奮しております。」

「パンデミック（注、国境を越えた大流行）は、代理店や広く業界に多くの手腕を試す事態を作り出し続けており、それ故、戦略の中核において、しっかりと取引している納入業者と共に、輝かしい未来を見ていることから、最新のニュースを祝い、読者に何がしかの輝かしい賞を与えることは、素晴らしいことになります。」

この行事に出席するための登録と、記念品の1つか、カリブ海クルーズを獲得するには、こちらをクリック（注、リンク先省略）。条件があり、申込期限は3月3日水曜日の午後5時となっている。（Travel Weekly: Feb 15th 2021, 9:30）

Carnival Cruise Lineは、Hasbroと提携した人気のボード・ゲーム（注、盤を使用するゲーム）のMonopoly（＝モノポリー、注、サイコロを振って盤の駒を「独占（＝モノポリー）」する双六の一種）の自社版を公開した。

2021年2月16日から、このボード・ゲームは、Carnivalのオンライン・ストアーで、39.95ドルで発売開始となる。第1回の発送は、今月後半。

この制限版のゲームは、Carnival船の特色を持った財産と、港湾税やクルーズ・ディレクターの発表のようなものさえもある、航海を主題とするCarnivalやクルーズの仕掛けがあるものだ。（Cruise Industry News: February 16, 2021）

MV Werftenで、おおよそ3,100人の雇用のうち1,200人分が、ウィスマール、ロストク、そしてシュトラルズントに生産拠点を有するGenting Hong Kongが支配する造船所グループの継続的実行可能性を確保するために削減される可能性がある。

MV Werftenの職員に宛てた内部動画の中で、CEO（＝最高経営責任者）のPeter Fettenが舵を取る経営陣によるこのメッセージで、メクレンブルク・フォアポンメルン連邦州では真剣な懸念が炸裂している。既に経済的に恵まれない地域に大打撃を与えている雇用喪失は別として、地元政治家と労働組合員は、生産拠点の1つが、恐らくは最もありそうなのがシュトラルズントだが、閉鎖される可能性さえもあることを恐れている。MV Werftenは、その件については何も発表していない。

先週、MV Werftenは、公式表明において、ドイツのEconomic Stabilization Funds（＝経済安定化基金）(Wirtschaftsstabilisierungsfonds ? 'WSF')の助成資格要件の中に、人員変更があると述べていた。総額4億5000万ユーロと見られるものが、MV Werftenの将来を確保すべく、供給される可能性がある。1億9300万ユーロは、既に同グループの流動性補強と、3月末まで生産を継続するために助成されている。

3月31日までに、WSF（＝経済安定化基金）の関与についての決定がなされるものと見られており、その時までに、雇用削減に関する評決が、表面化することになる。削減計画と補償計画についてのMV Werftenの経営陣と労働者の評議会との間の交渉は、既に始まっている。

この危機的な状況を考え、連邦政府のMinister for Economic Affairs（＝経済大臣）のHarry Glaweは、今週の金曜日に連邦議会のCommittee on Industry and Trade（＝産業・貿易委員会）に報告することになっている。連邦議会のLeftist Party（＝左翼政党）の党員は、シュトラルズント生産拠点の閉鎖計画と、殆ど従業員のいない工事チームだけを維持することに言及している。しかしMV Werftenは、そうした情報について、発表も確認もしていない。

労働組合のIG Metallは、水曜日の雇用削減に反対する抗議活動を呼び掛けている。シュトラルズントでは、MV Werftenは現在、探検船のCrystal Endeavorの作業中であり、間もなく竣工する。加えてDream Cruises向けのGlobal Dreamが、ウィスマールで工事中だ。（Seatrade Cruise News: Feb 16, 2021）

ソウル発。元南朝鮮（＝韓国）の沿岸警備隊長（＝海洋警察庁長）が、月曜日、同国で最も死者のあった海難事故の1つでの救助活動の失敗を巡る過失の疑いを晴らした。この時は、300人以上が死亡し、大半が生徒だった。

Sewolというフェリーは、2014年4月に南部海岸沖で転覆し、修学旅行中の生徒の多くが、船がゆっくり沈没している際に、船室内に留まれという命令に従った。

この惨事は、当時の大統領、Park Geun-hye（＝朴槿恵、パク・クネ）が、事故が明らかになった時、数時間に亘って連絡が取れなかったことから、国民の怒りを引き起こした。

Seoul Central District Court（＝ソウル中央地方裁判所）は、当時、海洋警察を率いていたKim Suk-kyoon（＝金錫均、キム・ソッキュン）は、この失敗した救助活動との関連で無罪であると判断した。

また、他の9人の現役及び退役海洋警察庁係官も、同一の事件で起訴されていた。「被告人の行動が、業務上過失を構成すると判断することは困難である。」とメディア報道によると、評決されたという。

避難命令は発令されており、「an appropriate call of action based on information provided to the defendants（＝被告人らに提供された情報に基づく適切な行動の呼びかけ）」だと付け加えた。

Kim（＝金）はこれまでに、この事故について、犠牲者の遺族に謝罪していたが、過失罪については否定していた。Sewolの船長であるLee Joon-seok?oneは、この沈没しつつあった船から離れた最初の人々の中におり、内部に閉じ込められた数百人の子供達を見捨てたのであり、2015年に過失罪と殺人罪で有罪となり、無期懲役の判決を受けている。他の船員は、18か月から12年の範囲で投獄された。（The News: February 16, 2021）

Pride of YorkとPride of Brugesは、いずれもハンブルクに本拠を置く船舶仲介業者により、売却一覧に掲載されている。

これは、1月1日に抗議があったにも拘わらず、ハルからゼーブルージュ（注、ゼーブルッヘとも）に向かう旅客航路が削減された後で出てきたもの。貨物専用船は、同航路で週3日、運航を継続する。

この2隻の長さ179メートルの船は、1050人の乗客を乗せることができるもので、Global Ferry and Cruise Shipbrokersによって売却される。価格は申し込み次第。（後略）（Yorkshire Post: Thursday, 18th February 2021, 6:00 am）

フランスの造船所、Chantiers de l'Atlantiqueは、人目を惹く80メートルの「eco-friendly（＝環境に優しい））」ファイバーグラス（注、繊維ガラス）とカーボン（注、炭素）製の羽目板張りの帆を最上部に設置したクルーズ船を建造する計画だ。このSolid Sail/AeolDrive構想は、同造船所によると、クルーズの排気ガスを50％まで削減することになるという。

Chantiers de l'Atlantiqueは、MSC GrandiosaやCelebrity Apexなどの最上の船を背景に、今週あった行事において、これもこの造船所で建造された、まだ就航していないクルーズ船であるMSC Virtuosaからの実況放送で、この構想を語った。

Chantiers de l'AtlantiqueのGeneral Manager（＝本部長）であるLaurent Castaingは、このチームは環境に優しいクルーズの解決策として長らくピンポイント航海をしてきたと語った。しかしクルーズ船には長い航海を必要であり、このチームは、既存の技術と繊維を使用して工事することが難しいことが判ったのだった。そのため同造船所は、何か新しく違ったものが要求されていると判断した。

結果として出てきた設計は、機関や暗車を使用した帆リグ（＝仕掛け）を作り上げることになる折り畳み式の羽目板のある、この造船所が「an accordion（＝アコーディオン）」だとしているものに似ている。そのため、完全に強風に依存しているわけではない。航海用マストは、回転し、傾くこともできるもので、この造船所が言うには、クルーズ船が、パナマ運河も含む橋の下を航海することを可能にするという。（中略）

クルーズの将来

この設計は、3枚のjet black sails（＝ジェット・ブラック帆）で名高い、2019年にSuperyacht Awards Sailing Yachtを受賞したOceancoのBlack Pearlから、5枚の折り畳み式の帆によって走る船である、大西洋横断自動車運搬船のOceanbirdまでの、近年就航した他の環境に優しい航海を行う船を思い起こさせるものだ。

Chantiers de l'Atlantiqueは、このSolid Sail/AeolDriveは、スーパーヨット市場でも役に立つと考えているが、Silenseasが完成予想図で示しているように、クルーズ船を念頭に設計されてきたものだ。

クルーズ産業は現在、Covid-19のパンデミック（注、国境を越えた大流行）の結果、何だか行き詰まったものになっており、多くのクルーズ会社が財務上の損失を被り、クルーズの将来は今なお不透明だ。しかしクルーズ船は、未だに工事中のままであり、一見したところ、業界はChantiers de l'Atlantiqueの帆の構想に関心を持っているように見える。

2020年に遡って一例を挙げると、MSC Cruisesは、来るべき事業に関して、Chantiers de l'Atlantiqueと提携する契約に署名した。これには、帆で駆動するクルーズ船の開発が含まれている。（CNN: Updated 19th February 2021）

今月、同社は、幹事会社であるNordea Bank, New York Branch（＝Nordea銀行ニューヨーク支店）との間で、2022年満期の15億5000万ドルの無担保リボルビング式信用枠、幹事会社であるThe Bank of Nova Scotiaとの間で、2024年満期の19億2500万ドルの無担保リボルビング式信用枠、そして幹事会社であるBank of America, NAとの間で、2022年満期の10万ドルの非証券化債権を改訂した。

とりわけこれらの改訂は、四半期毎に検査される固定補償、2022年第3四半期までの各信用枠における資本還元合意に対する純負債、あるいはより早期には、2022年1月1日より後に繰り下がる日時に権利放棄を延長するものであり、同社が修正合意に応じることを選択することになる。

加えて、2023年末まで継続する権利放棄期間に引き続き、直ちに資本還元合意に向けてなされる純負債の検査水準と同様、計算されたこうした合意方法は、しかるべき場合には一時的に、その他の場合には恒久的に修正された。

この改訂はまた、同社が少なくとも5億ドルにまで増資したならば、3億5000万ドルに引き下げる条件で、権利放棄期間中に毎月検査する最小流動性合意を、5億ドルにまで増加させるものでもある。

これらの改訂により、配当金の支払制限と株式買戻しの発効は、2022年第3四半期にまで延長されることになる。

Finnvera、Icon級船に向け改訂

以前、開示されたように、2020年第3四半期において、Royal Caribbean Groupは、2021年第4四半期を含め、財務条項違反が、義務的前払いか債務不履行を引き起こさない限り、輸出信用枠を延長させていた。これらの改訂との関連で、同社は、しかるべき子会社が、このいずれも船舶を保有していないが、輸出信用枠の下で債務保証することになる。

更に今週、Royal Caribbean Groupは、フィンランドの輸出信用機関であるFinnveraによって保障されたしかるべき輸出信用枠を改訂した。これにはRoyal Caribbean International向けのIcon級の1番船、2番船、3番船の購入が含まれている。これらの船は、Meyer Turkuと契約している。

これらの改訂は、以前、合意した、財政延長改訂合意の下での義務を満足させる保証を提供することになる。この保証は、他の債務が、無担保・無保証で返金あるいは借り換えがなされていることから、しかるべき環境の下で発表されることになる。

Finnveraの保証枠との関連で、保証子会社は（輸出保証枠側の当事者よりむしろ）貸し手の側に立って追加保証をすることが制限されており、しかるべき保証子会社は、追加的債務を負うことを制限されている。

更にFinnveraの枠組みは、輸出信用の裏付けのある融資により融資された新船の引き渡しを受ける子会社の中間親会社によってなされた保証から、利益を得ることになる。（Seatrade Cruise News: Feb 19, 2021）

新しい豪華定期船は、Arviaと命名された。「from the seashore（＝海岸から）」という意味で、南部海岸から、カリブ海を含む異国風の目的地に運航することになる。この184,700トンの船は、Ionaの姉妹船で、Arviaでの休日は、来月（3月）発売される。

P&O Cruises president（＝社長）のPaul Ludlowは、次のように語った。「Arviaは、傑出した、多様な、現代の休日を提供する、革新的で、未来に焦点を合わせた船として、Ionaに加わります。」「Arviaは通年、太陽を求める旅行を行い、船上のどこからでも、大洋と海岸の景観を最大限にすべく設計されたもので、そのため、大変にふさわしい名前であり、船上でのお客様の体験を反映したものとなります。」この名前は、昨日（2月18日）、仮想式典において公開された。

Ludlow氏は、次のように付け加えた。「ここの海岸は、寛いだ気分にさせる特質と平穏なことで知られており、Arviaでの休日は、これを祝うもので、本来的に寛ぐものです。」「浜辺を歩くことで若返って復活し、活性化させる浜辺の空気は、多くの新しい特色を取り込めることになる船内の広々とした空間の他、船上と陸上の双方の体験を反映したものとなります。」

ポーツマスは、クルーズ産業にその名をを記すことになることを望んでおり、これに先立って、Fred OlsenとSagaのクルーズ船との間で、Covidの指針が許せば、今年、新しい運航を開始するための話し合いをしている。（The News: Friday, 19th February 2021, 9:30 am）

バコロド市発。旅客ロール・オン、ロール・オフ(RoRo)船が、ネグロス・オリ エンタル州のサン・カルロス市の沿岸沖のタニョン海峡で時化に遭遇し、港に戻ることを余儀なくされた。

Philippine Coast Guard （＝フィリピン沿岸警備隊）(PCG) Negros Occidental station commander（＝ネグロス・オリエンタル基地司令官）の Captain Ludovico Librillaは、Lite Shipping Corp.のM/V Lite Ferry 2は、 昨日の午前11時20分頃、Port of San Carlos City（＝サン・カルロス市港） を出発したと話した。セブ島のトレド市に向かっていた。

出発して間もなく、同船は、ネグロス諸島とセブ島を隔てているタニョン海峡で、時化に遭遇した。同船の船長は、安全性の理由から帰還を選択した、とLibrillaは話した。

午後1時頃、サン・カルロス市に無事接岸した。この出来事で、怪我人はいなかった。（Panay News: Saturday, February 20, 2021）

Royal Caribbean Groupは、コロナウイルス危機で、クルーズ船が接岸したままになっていることから、第4四半期において10億ドル以上の損失を被ったが、2022年の堅調な予約傾向を指摘した。

クルーズ運航事業者は、COVID-19のパンデミック（注、国境を越えた大流行）により、同業界が実質的な休業状態に追い込まれたことから、過去数か月間に亘って新株を発行し、資産を売却するか数十億ドルもの借金を増やすことによって、手元資金を補強してきた。

船が航海をしていないことから、Royal Caribbeanの当四半期の総収入は、昨年の25億2000万ドルから3410万ドルに落ち込んでいる。Refinitiv IBESの資料によると、分析者は3560万ドルの収入を予測していた。しかし同社は、2022年上半期の予約は歴史的な範囲内にあるとし、クルーズに対する堅調な需要を強調した。

Royal Caribbeanは、昨四半期に稀な否定的収益を計上していたが、第一四半期と2021年営業年度に純損失を被ることを予測していると話していた。数人の分析者は、Royal Caribbeanと、競合他社であるCarnival CorpやNorwegian Cruise Line Holdings Ltdは、合衆国やその他の主要市場の政府が大勢の人々に対してワクチンを接種していることから、今年下期に徐々に航海を再開するものと予測している。

12月末現在、Royal Caribbeanは、約44億ドルの流動資産（注、現金）を保有しており、第4四半期に株式公開において10億ドルに引き上げたことを受けて、第3四半期末の約37億ドルからは増えている。

この「Oasis of the Seas」や「Symphony of the Seas」の運航事業者は、12月31日締めの四半期において、1株当たり6.09ドル、すなわち13億7000万ドルの純損失を計上した。これに対し1年前は、1株当たり1.30ドル、すなわち2億7310万ドルの利益を計上していた。調整後基準では、分析者は5.20ドルの損失と予想したのに対し、同社は1株当たり5.02ドルの損失だった。（Skift: Feb 22, 2021 11:35 am）

ドラルに本拠を置くCarnival Corp.は、普通株を10億ドル以上、募集する。

このクルーズの巨人は、声明文において、それぞれ25.10ドルで、4045万株の普通株を募集する計画であることを明らかにした。この募集は、水曜日には締め切られる見込みだ。

Carnival (NYSE: CCL)は、一般事業目的での販売から得ることになる10億2000万ドルを使用する計画。同社の世界最大のクルーズ船隊は、Covid-19のパンデミック（注、国境を越えた大流行）のため、2020年3月中旬以来、合衆国では乗客を乗船させていない。

第4四半期の営業報告において、Carnivalは、現金及び現金等価物を、約95億ドル手元に有し、当四半期を終えたと述べていた。収益が得られることのないそうした資金は必須のものだが、毎月、何百万ドルも流出している。Carnivalは、四半期報告において、第1四半期に毎月約6億ドルの現金燃焼率が見込まれると述べていた。Carnivalは昨四半期、約22億ドルの損失だった。

しかし、ここやその他の大手クルーズ会社は、今年、アジアよりは別の場所での、より広範な航海再開に向けて準備している。AIDAを含むクルーズ商標の中には、3月下旬にヨーロッパでのクルーズ再開の意向を発表しているところがあり、Carnival Horizonは、合衆国での航海再開の準備のため、PortMiami（注、マイアミ港）に戻っている。

Centers for Disease Control and Prevention（＝疾病対策予防センター）が、合衆国水域からの航海を許可するに先立って、クルーズ会社は、入念な検査手続きを実施して、試験航海に船を送らなければならない。これまでに専門家は、クルーズが合衆国で再開された時は、南フロリダの港は国内のどこよりも賑やかなことになりそうだと話していた。

Goldman Sachs & Co.が、この株式募集での唯一の幹事会社兼引受会社として、行動している。（South Florida Business Journal: February 23, 2021）

海峡横断フェリー・レジャー会社のBrittany Ferriesは、連合王国（注、英国）、フランス、スペイン間の運航便の中止を拡大する。

この発表は、イギリス海峡両岸のいずれかの政府によって、現在、必須の旅行のみが許されるという渡航制限が施行されたことから、なされたものだ。

改訂された予定では、Bretagneは、ポーツマスからサン・マロに航海せず、 Cap Finistereは、ビルバオからサンタンデルには行かないことになる。他の船は、ル・アーブル、サンタンデル、シェルブール、そしてカンに行く航路を、依然として航海することになる。

Brittany FerriesのCEO（＝最高経営責任者）であるChristophe Mathieuは、 次のように話した。「3月中旬に弊社の全航路での運航再開を望んできました が、現実には、大半の人々が、現時点において、旅行することができないことになっています。」

「予約水準は極端に低いもので、この困難な時期において、弊社は融資に頼っているのです。ですから、現時点において、不採算航路を運営することは実行可能ではないのです。」

「しかし弊社の全市場である連合王国、アイルランド、フランス、そしてスペインの健康・旅行状況を監視し続けます。弊社のお客様が旅行を再びできるようになるや、直ぐにも再開することになります。」

Mathieu氏は、同社は旅行ルートの再開に向けて、政府に「co-ordinated and clear roadmap（＝調整された明確なロードマップ（＝予定表））」求めていると話している。一方、同社は、主として貨物専用便は維持することになる。

「ワクチンの強化で、意外にも早く再開できることになると信じています。」 とこのCEOは付け加えた。（The News: Tuesday, 23rd February 2021, 11:20 am）

U.S. Rep.（＝合衆国共和党）のDon Youngは水曜日、今年の夏に大型クルーズ船がアラスカ州に戻って来ることを許すことを狙う法案を提出した。

今月これまでに、カナダはCOVID-19の広がりを抑えるため、クルーズ観光に対する禁止を延長した。この決定は事実上、アラスカ州のクルーズ・シーズンを中止にさせるものだった。というのは、Passenger Vessel Services Act（＝旅客船運航法）という合衆国の海事法令は、大型の外国船籍のクルーズ船は、ワシントン州とアラスカ州の間を旅行する際には、カナダに寄港することを要求しているためだ。

Youngの法案は、Alaska Tourism Recovery Act（＝アラスカ観光業復興法）と呼ばれるもので、アラスカ州とワシントン州の間の周遊航海を、合衆国法の下で外国航海にするという、臨時の次善策を提案するものだ。カナダのクルーズ禁止の期間中にのみ、適用されることになる。

プレス・リリースにおいてYoungは、パンデミックのため、昨年のアラスカ州のクルーズ・シーズンは壊滅したのであり、自分の法案は、観光業に依拠する共同体に対し、救済と確実性を提供するものだと書いていた。

旅客船運航法は、アラスカに復帰するに先立ってクルーズ客船会社が直面することになる障害であるばかりではない。Centers for Disease Control and Prevention（＝疾病対策予防センター）は、全ての船に、しかるべき状況に適合させ、運航に復帰する前に、COVID-19の手続きを検査するための模擬航海を完了させておくことを要求している。

CDC（＝疾病対策予防センター）は未だに、COVID-19の感染の危険が非常に高い間、人々に、クルーズ船旅行を完全に避けることを推奨してもいる。（KTOO: February 24, 2021）

Disney Cruise Lineは、進行中のCOVID-19のパンデミック（注、国境を越えた大流行）のために、少なくとも6月まで接岸したままとなる。

このクルーズ客船会社は水曜日、同社が「refine our protocols and await further technical guidance from the CDC [U.S. Centers for Disease Control and Prevention].（＝同社の手順を改善し、合衆国疾病対策予防センターの更なる技術的指針を待ち）」続けていることから、全航海が5月末まで中止になったという最新の渡航警報を発表した。

船は、出発地と訪問先によっても影響を受けている。例えばDisney Magicのヨーロッパの旅程は、8月10日まで停止することになる、と同社は話した。一方、Disney Wonderの航海シーズンは、カナダ政府の制限のため、宙に浮いたままになっている。Disney DreamとDisney Fantasyという船は、ぞれぞれ6月4日と6月2日に出航する。

Disney Cruise Lineの幹部は、影響を受ける休暇の客や旅行代理店は、同社から中止の詳細と次の段階についての概要を記した電子メールを受け取ることになると話した。

また水曜日には、Carnival Cruise Lineは、合衆国の港湾発の運航の中止を、5月31日まで延長した。クルーズ運航の再開日は、まだ決定していない、と同社はニュース・リリースにおいて述べた。（中略）

Norwegian Cruise Lineと、その姉妹客船会社であるOceaniaとRegent Seven Seasは、既に先週、5月までの全航海を中止していた。Royal CaribbeanとMSC Cruisesは、まだ同じことをしていないが、そうするものと見られている。

クルーズ会社は、北米でパンデミックになったことから、昨年の春にカリブ海での全航海を中止していた。各国は厳重な渡航規制を実施し、CDC（＝疾病対策予防センター）は「no-sail order（＝航海中止命令）」を発令していた。

CDCは3月14日に、30日間、その場に留まらせる目的で、最初に航海禁止命令を発令した。当時、世界を走る数隻のクルーズ船が、大規模なコロナウイルスのアウトブレイク（＝勃発）の感染源となり、その後、日本、パナマ、カリフォルニア州オークランド沿岸沖で、死亡者が出た。（後略）（PEOPLE: February 24, 2021 04:16 PM）

海運会社のTallink Gruppの2020年の純損失は、1億300万ユーロだったと報告された。同社は前年、5000万ユーロの純利益を上げていた。更に同社の2020年の売上高は、53パーセント減の4億4300万ユーロだった、とこの海運会社は木曜日に話した。

同グループの未監査連結収益は、2020年、4億4290万ユーロに上ったが、これは、前年比で53パーセントの落ち込みで（2019年は9億4910万ユーロ）、同グループの同営業年度の未監査EBITDA（＝金利・税金・償却前利益）も、2020年には減少して、800万ユーロだった（2019年は1億7110万ユーロ）。

この年の同社の乗客数が62パーセント減少し、輸送した貨物ユニット（注、コンテナ）数が5.2パーセント減で、そして2019年と比較で、2020年の運航回数が20パーセント減のかなりの減便だったことを考慮すると、世界が世界的な健康・金融危機によって荒廃したこの年の業績は、Tallinkによって送られてきたプレス・リリースによると、驚くほどのものではないという。

この年全体を変えることになった渡航制限の結果、通常は毎日運航の同社の航路は、2020年3月以来、運休しており（タリン―ストックホルム、ヘルシンキ―ストックホルム、リガ―ストックホルム）、同社のホテルや食堂は、2020年の間は、短期あるいは長期間、閉店していた。

同社は夏の間、様々な臨時航路を開設し、運航を許した地域での多くの特別クルーズを運航することで、その経営を急騰させようと試みたが、こうした試みは、渡航規制が徐々にこの地域で再び課せられることになり、再び減少することとなった。

同社の1億ユーロの投資の大半は、新しいLNG（＝液化天然ガス）駆動船、MyStarの前納分割払い金を全額弁済した同社船隊によるものであり、資本支出の最大部分を形成している。（後略）（ERR News: 25.02.2021 19:17）

フェリーのIsland Homeは、プロペラ軸に振動が認められたことから、この前の木曜日に運休した。Steamship Authorityの広報担当者、Sean Driscollが確認した。

Island Homeは、毎年恒例の保守から予定復帰したばかりだが、金曜日の朝にこの問題を解決するため、フェアヘイブンにあるSSA造船所に戻った、とDriscoll氏は話した。

この問題が見つかり、往復2回がこの前の木曜日に中止になり、この日の最後のフェリーである午後9時45分のフェリーが満船となり、ウッズ・ホールには乗船できなかった車が列をなし、少数のビンヤード行きの旅行者が立ち往生した。

Gazette Friday宛ての電子メールの中でDriscoll氏は、貨物フェリーのGovernorの他、フェリーのNantucketが運航に復帰し、渋滞軽減に努めると述べた。（Vineyard Gazette: Friday, February 26, 2021 - 4:57pm）