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2018年10月の海外旅客船情報

過去5年間に、朝鮮（注、韓国）に不法に入国して捕まった外国人の10人のうち8人は、中国人だった。圧倒的多数は、南部の行楽の島、30日間査証免除を行っている済州（＝チェジュ）島から、本土に渡ろうとして逮捕されたものだ。

日曜日にKorea Coast Guard（＝海洋警察庁）が出した資料によると、2013年から2017年の間に、朝鮮（注、韓国）に不法に入国しようとして逮捕された129人余の外国人のうち、107人が中国人で、22人がベトナム人だったという。大半は、済州で逮捕されており、残りは、釜山（＝プサン）や木浦（＝モクポ）のような南部の港湾都市。

Justice Ministry（＝法務部）によると、合計11,979人の外国人が、今年1月から7月までの間に、済州島に上陸してから、朝鮮（注、韓国）に、査証免除滞在を超過して滞在していたという。（Chosunilbo: October 01, 2018 11:41）

ポートランド（注、メーン州のポートランド）の男性が、クルーズ船をホームレスの人々のための洋上施設に転換するという自分の発想を、市が真剣に検討することを望んでいる。

非営利のMemoryWorksのfounding director（＝設立理事）であるKenneth A. Capronは、Portland City Hall（＝ポートランド市役所）で、手頃な住宅や移民の住宅の他、ホームレス施設として使うことができる中古クルーズ船を買収するという自分の構想を議論するために、火曜日の午後にある会合に、可能性ある出資者を招待している。この船は、社会奉仕家のための空間ともなるかもしれない。

「（Nason’s Cornerの）市のホームレス施設の提案が、あんなに否定的な反応があったときに、何か他のものがあるかもしれないと思ったのです。」とCapronは、日曜日の夜の電話インタビューで話した。「他の人が試そうとしないものに、私は夢中になっているのです。」

Capronの計画は、実現可能性の調査を行うため、今月（注、9月）末にRobert Wood Johnson Foundationに認可申請している。Capronによると、彼のletter of intent（＝趣意書）は、約2か月前に同財団に送付されているが、好意的な反応を得ているという。同財団はそれ自体、健康理念のための国内最大の社会奉仕団体だ。実現可能性の調査は、資金が得られたならば、ポートランドの住宅が必要とするものに対処するために、再度目的を持つことが可能な中古クルーズ船を買収する可能性を調べることになる。乗客800人と船員300人を収容できる中古クルーズ船は、500万ドルから1億ドルする、とCapronは話した。

「これは、10月に申請するに先立って行う唯一の発表となります。あらゆる点に関する全ての反応を調べているところで、それでRobert Wood Johnson Foundationが関心を示すと予測することができたのです。」とCapronは、出資者を招待する電子メールで述べていた。

Capronは、この船は、ポートランドの波止場に恒久的に接岸することになりそうだと話した。市は、彼の提案に対しては、まだ正式な反応を示していないが、Mayor（＝市長）のEthan Strimlingは、自分の他、City Council（＝市議会）議員の中には気が付いている者もいると話した。Strimlingは日曜日の夜、これ以上の論評をすることを拒否したが、Capronには提案を発表する機会を確実に与えたいと付け加えた。

Capronは、この事業には真剣だと語っており、Hope Harbor（＝希望の港）と呼んでいる。

火曜日の会合は、Portland City Hall（＝ポートランド市役所）のRoom 24（＝24号室）で、午後1時から3時まで開かれる。（Press Herald: Updated October 1）

10月1日、世宗（＝セジョン）発。南朝鮮（注、韓国）の企業監視機関は、下請け業者が供給した部品に対し過剰に削減して支払っていたとの申立てを受けて、国内最大の造船業者であるHyundai Heavy Industries Co.を調査している、と業界筋が月曜日に話した。

同筋によると、Fair Trade Commission（＝公正取引委員会）(FTC) が、ソウルの南東410キロメートルにある蔚山（＝ウルサン）にあるHyundai Heavyの本店に、不正行為についての証拠を収集するために、調査官を派遣したという。同筋は、FTC（＝公正取引委員会）は、同様の容疑で、Samsung Heavy Industries Co.のような他の地元造船所に対して調査を拡大するかもしれないと話した。

これに先立ち、FTC chief（＝公正取引委員会委員長）Kim Sang-joは、地元造船所による不公正事業取引を調査すると話していた。（Yonhap News: 2018/10/01 16:05）

合衆国のブラックリスト上にあるロシアの貨物船が、違法に北朝鮮に石油を供給したとして、釜山（＝プサン）港から出港することを禁じられている。

Ministry of Oceans and Fisheries（＝海洋水産部）は、Foreign Ministry（＝外交部）の要請により、ロシア企業のGudzon所属の貨物船、Sevastopolを、先週の金曜日に釜山港で抑留した、と報道官が日曜日に語った。

8月21日、U.S. Treasury Department（＝合衆国財務省）は、Sevastopolを含む6隻のGudzonの船舶を、UN Security Council（＝国連安全保障理事会）の制裁に違反して、違法な船対船の移動（注、瀬取り）により北朝鮮に石油製品を供給した疑いがあるとして、ブラックリストに載せた。

Sevastopolは、ブラックリストに載る前の8月14日に、修理のために釜山に入港したが、先週木曜日に修理が完了するや、出発するものと見られていた。

「Sevastopolが国連制裁に違反しているかどうかを調べているところです。」と外交部当局者は話した。

Gudzonのgeneral director（＝最高責任者）のGennady Kononenkoは、Interfaxという通信社に、土曜日、Sevastopol は一般貨物コンテナ船であり、石油を積載することはできないと話し、北朝鮮を訪問したことを否定した。「この抑留は、政治的動機に基づいているものだ。」と付け加えた。（Chosunilbo: October 01, 2018 09:31）

バンコク発。2000年のLeonardo DiCaprioの映画「The Beach（＝ザ・ビーチ）」で有名になったタイの浜辺が、生態系に回復の時間を与えるため、無期限に閉鎖されることになった、と当局者は火曜日に話した。

アンダマン海のピー・ピー・レイ島にあるMaya Bay（＝マヤ湾）は、6月1日に、気温の上昇と観光客の洪水により損傷を受けていたこの地域のサンゴ礁を復旧させる試みで、4か月間閉鎖された。6,000人もの観光客が、近隣の行楽の島であるピー・ピー諸島やプーケット島、そして本土のクラビー県から、スピードボート（注、高速のモーターボート）で、毎日、この浜辺を訪れていた。

「4か月間の閉鎖は十分ではありませんでした。」とOffice of National Parks（＝国立公園事務所）のdirector（＝所長）であるSongtham SukswangはReuters（＝ロイター通信）に話した。「環境、これにはサンゴ礁、マングローブ、そしてこの浜辺が含まれますが、この環境をを回復させるためには、少なくとも1年か2年、あるいは更に長い期間が必要です。」とSongthamは語った。

観光業は、タイ経済の約12パーセントを構成しているが、急増する観光客を管理する同国の能力について、懸念が高まっていた。（news18.com: Updated:October 2, 2018, 5:27 PM IST）

ニュー・ジーランドの南部にある保護された亜南極のスネアーズ諸島近くの水域で、岩礁に船を座礁させた事件で、フランスのクルーズ客船会社に70,000ドルの罰金刑、その船長の1人に30,000ドルの罰金刑が科された。

Compagnie Du Ponantは、亜南極水域で小型クルーズ船を走らせているが、2017年1月、乗客・船員356人が乗船したL´Australが、島から300メートルも離れていない潜岩に衝突した。同社歴23年のmaster mariner（＝船長）Regis Daumesnilが、船長を務めていた。同社は、傷つきやすい環境故に保護されている水域で、運航許可を受けていた。しかし船が島から300メートル以内に入ることは、許可されていなかった。同社と船長の双方は、Resource Management Act（＝資源管理法）の下で、許可条件に違反したとして起訴に直面し、一方、船長は、他人を不必要な危険に晒したことで、他に2件のMaritime（＝海事）告発に直面した。両者は、有罪を認めていた。

Environment Court（＝環境裁判所）judge（＝判事）のCraig Thompsonは、火曜日、同船は、野生生物を見ることができるよう、ゾディアック船（注、ゴム・ボート）に乗客と船員を乗せて、諸島の1つの近くにいたと述べた。この一行が、昼食休憩のために同船に戻ったとき、天候が悪化したため、ゾディアック船に戻って同船に戻る判断をした。ゾディアック船を船に吊り上げる作業をしていた時、同船の位置は監視されておらず、最終的に岩礁に衝突した。船体は内側から検査し、損傷がほとんど見つからなかったために続行する判断を行った。同船はその後、修理のためにブラフに送られた。Thompsonは、損傷が何であれ、そこには岩礁があったのであり、漏出あるいは汚染物質による環境に対するその他の損傷はなかったと述べた。

「所定の保護がなされている、極めて傷つきやすい環境である。」

この行為は、不注意であり、完全制御を欠如していると分類した。同判事は、現実の危険がなかったことは認めたが、不必要な危険の要素があったということも認められる、と述べた。

同社弁護人のBruce Scottは、同社は以前において起訴に直面したことは決してなく、注意深いという評判を誇っていたと述べた。ここは、怪我を負わせたり、告発されたりすることなく、何万人もの人々を運んできた長い伝統を有していた。Scottは、この起訴は、Daumesnil（注、船長）の地位と名声に対し、深刻な影響のあるものだと語った。船長は捜査中に、既に辞職していた。（Stuff: 13:10, Oct 02 2018）

先月、1000人以上の男が、プール甲板で一連の宴会をするために、バーレスク・ダンサー（注、ストリップの踊り子）を船に連れ込んで、クルーズ船で暴れ回った、とNewsweek誌は報じた。

このシドニー発のクルーズは、家族向けの冒険として宣伝されていたが、むしろ、船上のバッカス祭（注、乱痴気騒ぎ）に近い、一種の巨大な洋上スタグ・パーティー（注、男ばかりの宴会）として終わったのだった。

Voyager of the Seasのオーストラリア人乗客の大半は、この男達、すなわち会議のために乗船していたインドの煙草会社の1300人の労働者だが、プール甲板、酒場、主要ビュッフェ（注、セルフサービス食堂）区画を封鎖したことに苦情を申し立てた。

肌もあらわな踊り子が、音楽に体をくねらせて、Playboy Bunny（＝プレイボーイ・バニー）の服を着ていたと報じられている。この卑猥な見世物は、家族連れを船内に追い払ったが、乗客の中には、クルーズ側が認めた活動よりも、この見世物に興味を示す者もいたようだ。例えばビンゴは、通常はクルーズ船では好まれるものだが、無関心故に、中止となった。

この船を運航しているRoyal Caribbean Internationalは、乗客に全額返金すると話した、とnews.com.auは報じた。大騒ぎをしていた件の労働者も返金を受けたかどうかは、不明。

「ほとんど巨大なバックス（独身者）の宴会のようでしたよ。1200人の男だけの宴会です。」とシドニーの乗客、Cassandra Riiniは、Australian Nine Networkの「A Current Affair（注、「最新事件」の意）」で話した。

「ドアは開いていて、横を通り過ぎることもできて、このドアを通り過ぎるときに、見ることができるようなものです。この男どもが、四六時中、大騒ぎしているのを見た後で、忘れることは難しいです。」

ある乗客の若い娘やその友人は、この男達に携帯電話で写真を撮られて、嫌がらせを受けたと話した。

インドの会社であるKamla Pasandは、gutka（＝グトゥカー）、すなわち、すり潰したピンロウの実、煙草、アセンヤクノキやその他のものを混ぜたもので、唾液と混ぜると、使用者は、煙草を噛んだり、喫煙したりするよりも、高い刺激が得られるものを製造している。（SFGATE: Published 11:37 am PDT, Tuesday, October 2, 2018）

モンバサの通勤者は、混雑するリコニ海峡で2隻のフェリーが撤退して、てんてこ舞いの観光繁忙期に対し心の準備をしておくべきだ。Kenya Ferry Services (KFS)は、国内最大のフェリーの1隻であるMV Jamboと、MV Kilindiniを撤退させた。MV Kilindiniは、分解修理のためにAfrican Marine and General Engineeringの乾船渠に移動している。

船齢28年のMV Kilindiniは、乗客1,440人と車両40台を積載できるが、義務的な構造作業を行うことになり、3か月を要するものと見られている。MV Jamboは現在、3週間、運休している。

KFS managing director（＝代表取締役）のBakari Gowaは、MV Jamboの機関の1基が、機械的問題を進行させていると話した。KFSの消息筋は、予備の部品を輸入しなければならず、修理作業はまだ始まっていないと話した。（Business Daily: Wednesday, October 3, 2018 21:19）

サン・フランシスコ発。大阪の市長は、World War II（＝第二次世界大戦）中に、日本兵との性交を強いられた女性を称える像に抗議して、サン・フランシスコとの60年間に亘る姉妹都市関係を終わらせると話している。

Osaka Mayor（＝大阪市長）のHirofumi Yoshimura（＝吉村洋文）は、今週、サン・フランシスコに書簡を送り、公式関係の大半から撤退すると発表した、とSan Francisco Examiner紙が水曜日に報じた。

この像は、カリフォルニア州の朝鮮、中国、フィリピンの共同体によって、昨年、市有地内に建立された。San Francisco Mayor（＝サン・フランシスコ市長）のLondon Breedのspokesman（＝報道官）であるJeff Cretanは、Yoshimura（＝吉村）の判断は残念なものであるとし、両市は「people-to-people ties（＝人と人との直接の結びつき）」を通じて、依然として関係を持ち続けると話している。サン・フランシスコのJapanese Consulate（＝日本領事館）は、論評を拒否した。

「記念碑を巡って関係を破壊することは、言語道断で、馬鹿げたことだ。」とComfort Women Justice Coalition（＝慰安婦正義連合）のco-chair（＝共同議長）であるLillian Singは語った。「これは、大阪市長と日本の首相が真実を恐れ、歴史を否定しようとしていることを示すものです。」

歴史家は、日本軍の売春宿で働くために、しばしば強制されたり、騙されたりして、アジア中の何万人もの女性が送られたと言っている。日本は1993年に謝罪したが、この問題は近隣諸国、とりわけ1910年から1945年まで、日本の植民地化の強烈な記憶を有する南朝鮮（注、韓国）との間で、公の不和となって残存している。

謝罪から徐々に後退し、日本政府は今や「comfort women（＝慰安婦）」と日本語で呼ばれている女性が性奴隷となることを強いられたことを、公的文書の証明がないことを引用して否定している。そして、サン・フランシスコや、様々な国に建立された同種の像は、不当に日本を批判するものだと言っている。（Japan Today: Oct 4, 06:38 am JST）

Dublin City Council（＝ダブリン市議会）は、クルーズ船にホームレスを住まわせる計画を再検討している。

100人から150人のホームレスのために、民間クルーズ船を賃借するという考えは、以前、取り止めになっていた。市議会議長のOwen Keeganは、9月にアイルランドのHousing Minister（＝住宅建設大臣）に、この計画は「revisited（＝再検討）」し得るものだと話した。このやり取りは、Irish Times紙に公表された。

最新の数字では、ダブリンのホームレス収容施設に1,367世帯いる。これは2017年9月以来、229世帯増加している。この数字は、Dublin Region Homeless Executive（＝ダブリン地方ホームレス行政局）によって集められたものだ。（中略）

水曜日、約12,000人が、この住宅危機に抗議するため、ダブリンで全国決起集会に参加した。この示威行動は、ホームレスと住宅に関するDail（注、アイルランド共和国の議会の下院）での動きに先立って行われた。

住宅建設大臣のMurphyは、水曜日の晩に、この住宅危機に対する緊急対応がなされることを繰り返し述べた。木曜日のツィートでは、クルーズ船の考えは、困窮しているホームレスの家族には不適切だと述べていた。（BBC News: 4 October 2018）

ウェールズの海岸沖で、ドイツのU-boatに雷撃された日本の商船の犠牲者が、式典で追悼される。

Hirano Maru（＝平野丸）は、1918年にペンブロークシャー沖で沈没し、300人が殺害された。この紛争の間、日本はGreat Britain（＝英国）の同盟国だった。10人の死者がAngle Church（＝アングル教会）に埋葬されたと記録されており、後に、記憶するため、記念碑が建立された。しかしながら、元の記念碑はその後、朽ち果て、そのため村人らは、交換のための資金集めを開始していた。日本の当局者と遺族が出席して、Duke of Gloucester（＝グロースター公）により、木曜日に除幕される。

新しい記念碑のための活動を開始していた地元歴史家のDavid Jamesは、「humbled that my efforts should have such and impact on so many people（＝私の努力で、非常に多くの人々に、こんなにも影響を与えたことで、恐れ多いもの）」を感じたと語った。（BBC News: 04 Oct 2018）

クロアチアのドゥブロブニク市は、クルーズの目的地としての成功を管理する目的で新対策を発表した。この古都の益々増加する訪問者数は、その繁栄をもたらしたが、混雑と排気ガスももたらしている。そこでMato Frankovic市長は今週、市当局は、埠頭に接岸できるクルーズ船の数の上限を定めると発表した。来年初めから、1日当たり僅か2隻の船と合計5,000人の訪問者が、ドゥブロブニクに入域することが許されることになる。

「ある時は僅か1隻だけ、ある時は2隻が同時に到着し、ある時は朝に1隻で午後に1隻となるのですが、1日に最大2隻です。」とFrankovicはDubrovnik Times紙に語った。

更にドゥブロブニクは、日程を最適化し、歴史的中央地域で、徒歩での移動をより効率的にするために、Cruise Lines International Association（＝クルーズ客船会社国際協会）と共同作業している。

「クルーズ船にとって、より良い到着・出発の日程を調整しています。これにより、ドゥブロブニクのOld City（＝旧市街）に入域するお客さんの流れを改善するのです。」とCLIAに支援を求めていることを認めて、Frankovicは話した。

近年、ドゥブロブニクは、驚くべき交通増加を経験しており、1つにはその景観、そしてもう1つはその名声によるものだ。テレビでは、この都市は、Game of Thrones（＝ゲーム・オブ・スローンズ）という、来年第8シーズンと最終シーズンに突入する人気テレビ番組の中での架空の土地である「Kings Landing（＝キングズ・ランディング、注、ウェスタロスと七王国の首都）」となっている。

2011年にこのシリーズが放映されて以来、同市は、飛躍的に観光客数が増加し、UNESCO（＝国際連合教育科学文化機関）を煩わせるに十分なものとなっている。ここは、訪問者数を抑制できないのならば、ドゥブロブニクはWorld Heritage Site（＝世界遺産）の地位を失う危険があると警告している。UNESCOは同市に対し、包括的観光戦略とクルーズ観光に対する規制を「expedited（＝迅速に）」整備するよう求めてきた。（The Maritime Executive: 2018-10-04 19:10:04）

Sunderland Echo紙の読者の1人が、ウェアサイドの造船所の郷愁に満ちた記憶を分かち合って、正式な受賞者となった。夏の間、Wearside Echoe紙とMarriott Hotel（＝マリオット・ホテル）は、造船の時代の、この都市の海の記憶を求めて呼びかけた。

過去を思い出させてくれる多くの素晴らしい人達から大反響があり、今や、当選者がAlan Winterであることを明らかにできることになった。William DoxfordやSons Shipyard、そしてサンダーランドのEngine Worksで若き見習いとしての興味をそそる日々を、私たちに思い起こさせてくれた。

Alanは現在、ダーリントンで暮らしているが、Second World War（＝第二次世界大戦）の直後にそこで働き、そして実際のところ、記憶を求める我々Echoes紙の呼びかけに、真っ先に応じてくれた人だった。今やニューキャッスルのMarriott Hotel Metro Centreでの、自分と4人のお客の昼食1回を獲得した。Alanは現在89歳だが、自分の名前をブリキ職人工場の見習いとして登録することになった造船所に、どうやって父親や祖父、伯父や従弟の後に続いて行ったのかを語った。こう付け加えた。

「私は幸運にも、19年間、銅、真鍮、軟鋼から、自分の手で、航海用灯火を作って過ごしたのです。」

それを彼が言うには、悲しいことに、その製品がプレス加工によって作られるようになって、その技術が消された時まで続けたのだった。しかしAlanはこう付け加えた。

「造船所で働いていた時、多くのことを学びました。しばしばそうした幸せな日々のことを思い出します。」造船所での日々を、笑いと友情と重労働の生活だったと描写した。

Marriott Hotel（＝マリオット・ホテル）のMulti Property General Manager（＝複合資産総管理者）であるEamonn Thompsonは、このコンテストで、遠い昔の海の記憶の価値が明らかになり、Alanは最も価値ある受賞者だったと話した。

このコンテストに参加して、過ぎ去りし時代の素晴らしい記憶を共有してくれた全員に対して、我々は感謝している。（Sunderland Echo: 11:00 Friday 05 October 2018）

Deputy Mayor（＝助役）のJelka Tepsicは、City Hall（＝市役所）で核兵器使用の結末を発表した国際的な組織であるPeace Boat（＝ピース・ボート）の代表団を歓迎した。広島から来た来賓のTsukamoto MichikoとSora Tamikoは、1945年の原爆投下で生き延びたことと、核兵器によってもたらされた破滅的な結果についての証言を共有し合った。

City of Dubrovnik（＝ドゥブロブニク市）、Mayor of Dubrovnik（＝ドゥブロブニク市長）のMato Frankovicを代理して、deputy（＝助役）のTepsicは、ピース・ボートとドゥブロブニク市の間で成功を収めた連携が、様々な活動を通じて、長年に亘って行われてきたことを称えた。彼女は、この組織の積極的な取り組みの重要性を強調し、この来賓が個人的な話を共有してくれたことに感謝した。

ピース・ボートは東京に本拠を置いており、30年間に亘って、大西洋航路船（注、この記述は誤り、クルーズ船のことか）での教育的プログラムを企画してきた。ここは、2017年にNobel Peace Prize（＝ノーベル平和賞）を受賞したInternational Association for the Elimination of Nuclear Weapons（＝核兵器廃絶国際団体）であるICAN Steering Committee（＝核兵器廃絶国際キャンペーン運営委員会）の構成員である。

この旅行の主題は、「From the ban to the abolition of nuclear weapons with the power of civil society（＝市民社会の力によって核兵器禁止から廃絶へ）」だ。

紹介の声明文において、この組織のrepresentative（＝代表）の1人であるTerachi Ami（＝寺地亜美）は、核兵器は恐るべき結末を招くものであり、あらゆる意味での使用を禁止すべきであり、世界を危機に晒していると強調していた。彼女は、現在のピース・ボートの計画と、United Nations nuclear weapons prohibition agreement（＝国際連合核兵器禁止合意）が批准された現状を提示していた。

Tsukamoto Michikoは、原爆投下で生き残った時、10歳であり、集まった学生、団体や社会組織の代表、その他を前にした発表において、核兵器と人々は共存できないと語った。彼女は、自分の証言は歴史的な話なのではなく、現在の現実なのであり、現在の多くの人々が、放射線の影響で苦しんでいることを力説した。（the dubrovnik times: Oct 05, 2018）

地元消息筋によると、Barreras Shipyardは、10月9日火曜日にRitz-Carlton Yacht Collectionの第1船を進水させることにしているという。乗客298人乗りの船が、初めて海に触れることになる。この船はその後、最終的なホテルや海事艤装のために、埠頭に移動する。状況に詳しい消息筋によると、進水は予定よりも3か月前に行われるものだという。

本船は、2020年初めに就航することになっている。（Cruise Industry News: October 06, 2018）

マルセイユ発。大型クルーズ船のアメリカ人船長が月曜日（10月8日）、硫黄水準がヨーロッパの制限を超えた燃料を使用していたかどで告訴され、マルセイユで裁判に直面している。この地中海の港町は、船での観光の増加につながっている汚染の影響と取り組んでいる。

Azuraは、3,000人以上の乗客を輸送する能力があるが、P&O Cruisesが運航する船隊の中で最大のものの1隻であり、親会社がCarnivalであるこの会社も、起訴されている。マルセイユの検察当局は、フランスの地中海沿岸で、船の船長に対して汚染課徴金が科されるのは初めてのことだと話している。

同市では、より儲かるクルーズ観光の誘致をしてきたことから、近年のスモッグの増加と格闘している。当局者は、海運はマルセイユの大気中の、損害を与える粒状物質の10から20パーセントの責任があり得ると話しており、これは呼吸障害や肺病の原因となる可能性があるものだ。

3月にAzuraで行った抽出検査で、燃焼しているバンカー燃料には、1.68パーセントの硫黄が含まれており、1.5パーセントの制限を超えていることが判明した。高硫黄燃料は、低いものよりは安価であり、酸性雨や海洋の酸性化に繋がる硫黄酸化物を生み出すものだ。

この船の58歳の船長は、氏名は公表されていないが、禁固1年と200,000ユーロ（230,000米ドル）の罰金刑に直面している。マルセイユの東で停船中に検査を行った数日後に、捜査官に追い詰められて、船長はこの燃料を使用していることを認めた。しかしCarnival側の弁護人が、会社には責任がないと論じた7月の予備法廷審尋には、出頭しなかった。

環境擁護者は、海運はマルセイユでは特に有害なものだと言っており、微粒子の水準は、この都市の他の場所よりも、この都市の混雑している港の近くでは100倍高いという。大気汚染監視機関であるAirPacaによると、埠頭に停泊している時であっても、1隻の船は、10,000台から30,000台の乗用車と同じ位多くの汚染物質を排出しているという。

UN（＝国連）のInternational Maritime Organization（＝国際海事機関）は、長年に亘って、許容される硫黄水準を逓減させて来ており、0.5パーセントという新制限が、2020年に発効することになっている。しかしNGO（＝非政府組織）のFrance Nature Environnement（注、「フランス自然環境」の意）は、新しい最高限度は依然として高過ぎると言って、この船長に対する起訴を歓迎している。ここでは、バルト海や、北海、そして北米、カリブ海の沿岸を含むその他の指定Sulphur Emission Control Areas（＝硫黄排出管理海域）で強制されている0.1パーセントの硫黄制限に言及している。

マルセイユは昨年、155万人のクルーズ船客を記録しており、当局者は今年、ベニスの数を抜いて、地中海でのクルーズ船の寄港回数が第4位になることを望んでいる。この都市では、2020年に200万人のクルーズ客船観光客になることを狙っている。（Channel NewsAsia: 08 Oct 2018 10:56AM）

日曜日の朝、フランスの地中海の島であるコルシカ島の近くで、貨物船が別の貨物船に激突した。怪我人はいなかったが、当局者が言うには、燃料の可能性がかなり高いものが漏出したという。

チュニジアの運航事業者であるCTNが運航しているUlysseが、午前7時30分頃、島の北端から約30キロメートルのところに錨泊していたキプロスに本拠を置くCLS Virginaに突っ込んだ、と地方海軍当局者は話した。CTNが公表している運航予定によると、Ulysseは、イタリアのジェノバから、チュニスに近いチュニジアのラーデ港に向かっていた。Virginiaは当時、如何なる貨物も積載していなかった。

「この衝突でかなりの損傷が生じており、CLS Virginiaの船体に長さ数メートルの亀裂が生じています。」と海軍当局者は語り、漏出液体が「several hundred metres（＝数百メートル）」に亘って広がったと付け加えた。当局者は、この液体をまだ特定していないが、この事故に近い筋は、恐らく「from one of the fuel tanks（＝燃料タンクの1つから）」漏出しているのだろうと語った。事故原因はまだ不明だが、天候状態は要因とは考えられておらず、当時は比較的穏やかな海で、この海域の視界は良好だった。

このチュニジア船は「was maybe going too fast compared to its ability to react（＝対応する能力と比較して、恐らく速過ぎる速力で走っていた）」と同筋はAFPに話した。曳船1隻が現場に派遣されており、フランス海軍も、漏出による汚染を阻止・浄化するために特化した船舶1隻を派遣した。イタリアも、海洋汚染の場合に共同介入することになっているフランス、イタリア、そしてモロッコ間のRamogepol accord（＝ラモージュポル協定）の一環として、支援を申し出ている。

「イタリア当局者は支援を申し出ており、当方はそれを受け入れた。」と海軍当局者は話した。

当局者は設備を組み立てて、漏出の封じ込めを開始する。（news.com.au: October 8, 20181:52am）

Genting Cruise Linesは、9月30日、天津（＝ティエンチン）発のSuperStar Virgoの母港就航航海を祝った。ここから、鹿児島、福岡、別府、長崎を含む日本の複数の目的地に向かう7本のクルーズを行う。

この機会は、Star Cruisesの北中国での今年2度目の母港就航を記念するものでもあり、SuperStar Virgoの大連（＝ターリエン）での5週間の母港シーズンが先行し、今年後半には、青島（＝チンタオ）という沿岸都市の母港でのお目見えと続くことになる。

「天津へのSuperStar Virgoの初母港配船は、中国やこの地域全体のStar CruisesとDream Cruises双方の市場開発に向けた強固な基盤となるばかりではなく、アジアにおける基幹産業の指導者としての、Genting Cruise Linesの注目を確立する上で有用なものです。」とGenting Cruise Linesのpresident（＝社長）であるKent Zhuは語った。

Star Cruisesのpresident（＝社長）であるAng Moo Limは、次のように語った。「この地域で25年間の経験を有するアジアのクルーズの開拓者として、Star Cruisesは、アジア人旅行者の必要とするものに対して最良のものを提供するテーマ性のあるクルーズで、アジア人旅行者を魅了して参りました。」

SuperStar Virgoの天津を母港とする配船は、中国の家族旅行の繁忙期、すなわち10月の黄金週間の休暇と秋の旅行に合わせたもの。（Seatrade Cruise News: Posted 08 October 2018）

Royal Caribbeanの親会社による買収から僅か数か月で、Silversea Cruisesは成長モードに入った。

このモナコに本拠を置く豪華客船会社とRoyal Caribbean Cruisesは、月曜日、2022年に引き渡しが始まる2隻の新船の建造で、Silverseaが、ドイツの造船所であるMeyer Werftとの間で、memorandum of understanding（＝覚書）に署名したと発表した。この名称未定の船は、Evolution級と呼ばれることになるSilverseaの新たな一連の船の第一船となる。

SilverseaとRoyal Caribbean Cruisesは、月曜日、Silverseaが、オランダの造船所であるShipyard De Hoopとの間で、ガラパゴス諸島で運航する新しい探検船1隻の建造で契約書に署名したことも明らかにした。Silver Originと呼ばれることになっているこの船は、2020年3月にお目見えし、現在、Silverseaの乗客100人乗りのSilver Galapagosによって運航されている旅程を引き継ぐことになる。SilverseaとRoyal Caribbean Cruisesは、この船の大きさや、その他の詳細については明らかにしなかった。

4月、Royal Caribbean Cruises は、Silverseaのchairman and owner（＝会長兼所有者）であるManfredi Lefebvre D’Ovidioとの間で、Lefebvreの家族が20年以上に亘って経営してきた同社の3分の2の持ち分を買収することで合意に達したことを発表していた。

この数年で最大のクルーズ取引となったものにおいて、Royal Caribbean Cruisesは、この持ち分に対して約10億ドルを支払うことになると話した。またLefebvreは、2019年から2020年の期間に、しかるべき業績達成基準に達することを条件に、Royal Caribbeanの約472,000株を受け取った。（USA TODAY: Published 8:24 a.m. ET Oct. 8, 2018）

数百人の乗客が、地中海のクルーズ船で発病したと言われている。300人までの旅行者が、Aida Primaで発病したと報じられた。

Daily Mail紙によると、この船は、最初の病気の波が報告された9月22日に、マヨルカ島のパルマを出港したという。症状には、嘔吐と下痢が含まれていた。病気になった人は、船室に留まるよう言われた。Aida PrimaはAida Cruisesグループに所属するが、予想よりも早くマヨルカ島に戻ることを余儀なくされた。

この船は、乗客3300人と船員900人を乗せることができるもので、2016年に就航した。（Stuff: 13:57, Oct 10 2018）

連邦検事によると、ニューヨークの男がクルーズ船で恋人を窒息させて起訴されたという。

U.S. Attorney's Office for the Southern District of New York（＝ニューヨーク州南部地区合衆国検事局）は水曜日、ニューヨーク州エルムハーストのCarlos Batista Jr.を、9月8日に、ニューヨークからバハマに向かう船の玄関で、自分の恋人を、口論の後、「grabbed, dragged, pushed and pulled（＝つかんで、引きずって、押して、引っ張った）」と主張した。

女性が助けを求めて叫んだ時、連邦検事により水曜日に公表された事件概要によると、Batistaは、この女性の口を塞いで、呼吸させないようにし、一時は女性をぐったりさせたという。起訴によると、Batistaは、自分の船室に女性を引きずり込んで、この女性の叫び声に応答して、船内の他の者がこの船室の扉を開けることができるまで、暴行を続けたと申し立てられている。検察官は、Batistaは、女性の首に腕を回していたことが判っていると話している。

検事によると、Batistaは、配偶者、親密なパートナー、あるいはデートのパートナーに対する、窒息させる方法による暴行の訴因で起訴されているという。有罪判決となれば、最大で10年の刑期に直面することになる。U.S. Attorney's Office（＝合衆国連邦検事局）は、この申し立てられている暴行がなされたクルーズ船の名前を明かさなかった。

USA TODAY紙は、Batistaから論評を得ることができなかった。（USA TODAY: Published 3:11 p.m. ET Oct. 10, 2018）

テキサス州、ガルベストン発。Coast Guard（＝沿岸警備隊）は、ガルベストンとボリバル間で走っているフェリーから船外に転落した男性の捜索を木曜日に中止した。

水曜日の午後7時15分頃、当局者は、クリーム色のジャケット、緑色のシャツ、そしてブルー・ジーンズを着た30代前半の徒歩客であるヒスパニックの男性が、船外に転落したと話した。複数の官庁が Seawolf Park近くで23時間に亘る捜索に関与した。当局者は、259平方マイル以上を捜索したと話した。（Click2Houston: 9:19 PM, October 10, 2018）

国境検問所の税関職員の深刻な不足が、海外からの観光客の増加の中で直面している。

外国人観光客が、2020 Games（注、2020年の東京五輪）に向けて増加するものと期待されていることから、Finance Ministry（＝財務省）は、税関検査を円滑にして、テロリズムやその他の犯罪を防ぐ対策を実施するため、来年4月から始まる2019年会計年度に、2018年会計年度当初の9,387人から、更に263人、税関職員の数を急増させることを希望している。更に同省では、高性能金属探知機とX線の警備検査装置を導入するために、2019年会計年度に59億円の予算を獲得することを狙っている。

中国と南朝鮮（注、韓国）の近くに位置する九州の例では、両国から何千人もの観光客を乗せた大型クルーズ船が、しばしばこの島（注、九州）の港に寄港している。職員不足に直面して、北九州市のMoji Customs（＝門司税関）は、近隣の税関出張所から派遣された係官の応援により、水際対策を実施している。「許可されていない薬物のような何か違法な物が発見されると、関連文書の作成や検査に忙殺されることになります。」と門司税関の係官の1人は話した。「その結果、通常の税関業務に遅延が生じるのです。」

一方、長崎市にあるNagasaki Customs（＝長崎税関）は、人気の観光地である奄美大島、屋久島、その他の離島も所轄しているが、クルーズ船が到着する度に、港に職員を派遣しなければならない。

税関職員不足の背後にある別の要因としては、金価格の急騰に端を発した金の密輸の増加がある。2017年に摘発されたそうした事案の件数は、前年度から66パーセント上昇して1,347件を記録しており、押収された金の合計は、2倍以上の6,236キログラムに跳ね上がっており、これも最高記録となっている。

「仕事量は、常に増えているのです。」と財務省のCustoms and Tariff Bureau（＝関税局）の高官は語った。「設備の向上による業務の流れの効率化と、職員数の増加は、適切に手荷物検査を実施するためには不可欠です。」と付け加えた。

日本政府は、同国にやって来る外国人観光客数を、2015年の2000万人から、2020年は4000万人、2030年には6000万人に増やすことを狙っている。日本にやって来る外国人観光客数は、2017年に2869万人に達しており、2007年の835万人から3倍以上になっている一方、2018年会計年度当初の税関職員数は、2007年会計年度から僅かに9.6パーセント増えているだけだ。（The Japan Times: Oct 10, 2018）

木曜日の朝、シドニー港で男性が溺死したのを受けて、大規模な警察の作戦が始まり、フェリーは運休した。

警察の広報官（注、女性）は、この男性は午前7時30分ちょうど過ぎにマンリー近くのSydneyフェリーから船外に転落し、遺体が間もなくして海から引き揚げられたと話した。ローズ湾とピルモント間のフェリーは、警察の作戦のために運休した。

救急隊員は、救急医療隊員がCPR（＝心肺機能蘇生）を実施したが、男性を助けることはできなかったと話した。

警察の広報官（注、女性）は、この男性の死亡は、疑わしいものとして扱われていないと話した。（The Sydney Morning Herald: 11 October 2018 7:54am）

南朝鮮（注、韓国）は、北朝鮮に対する制裁解除の可能性を撤回している。

水曜日、南朝鮮（注、韓国）のForeign Minister（＝外交長官）であるKang Kyung-wha（＝康京和）は、国会議員に対し、同国は46人の南朝鮮（注、韓国）の水兵が殺害された2010年の海軍艦船に対する攻撃後に導入された制裁の見直しについて「flexible（＝融通を利かせる）」ものにすると述べた。北朝鮮は第一容疑者だが、この非難については否定している。南朝鮮（注、韓国）は、北がその海上交通路を使うことを禁止し、両国間の共同経済計画の大半を終了させていた。

Kang（＝康）の提案は、U.S. President（＝合衆国大統領）のDonald Trumpの他、保守派からの非難をもって迎えられた。Trumpは、次のように言って反応した。「They won’t do it without our approval. They do nothing without our approval.（＝連中は、我々の承認なくして、それをすることはない。連中は我々の承認なしでは、何もできないんだ。）」大統領は合衆国の同盟国に対して、北朝鮮が非核化するまで「maximum pressure（＝最大限の圧力）」を維持するという断固たる態度を取った。

木曜日、南朝鮮（注、韓国）のunification minister（＝統一部長官）は、南朝鮮（注、韓国）が制裁を解除することを検討する前に、北朝鮮が海軍艦船を沈没させたことの責任を取る必要があると言って、康の論評を明確にした。（10News: 7:49 AM, Oct 11, 2018）

中国最大の民間造船業者であるYangzijiang Shipbuilding（＝揚子江船業集団公司）は、日本の大手造船業者であるMitsui E&S Shipbuilding（＝三井E&S造船）(MES-SC) とMitsui & Co（＝三井物産）との間で、この中国企業の既存の造船所に本拠を置く新たな提携を行った。

Yangzijiangは、この9990万ドルの株式資本を有することになる合弁事業の51％の持ち分を有することになり、使用総資本は2億9900万ドルになるものと見られる。この合弁事業は、幅広い船種の商船の建造に特化するもので、Mitsui（＝三井）が広範な経験を持ち込んでいるLNG（＝液化天然ガス）市場に狙いを定めている。

「この新たな合弁事業は、MES-SCの進んだ造船技術と、弊社の費用効果の高い造船能力を強固なものとするものと期待されております。中国のLNGの輸入とLNG運搬船に対する需要については楽観視しています。」とYangzijiang Shipbuildingの executive chairman（＝会長）であるRen Yuanlinは語った。

この合弁事業は、中国の太倉（＝タイツァン）にあるYangzijiangの既存の施設内に置かれることになる。

MES-SCは、この合弁事業は三井の広範な営業力からも利益を得ることになると話した。「設立以来、101年間に積み重ねられてきた技術を活用して、MES-SCは、船舶及び海事産業の顧客の需要に見合った製造会社として、新たな価値を供給し続けます。」とこの日本の造船業者は語った。

中国の造船業者は、海運市場の不振と新造船発注の急落によって、とりわけ手酷い打撃を受けている。一方、日本の造船所は、中国と朝鮮（注、韓国）の低価格造船業者と苦しい戦いをしている。（Seatrade Maritime News: Posted 11 October 2018）

ワシントン発。U.S. President（＝合衆国大統領）Donald Trumpが、日本のPrime Minister（＝首相）であるShinzo Abe（＝安倍晋三）に、最高のTrumpへの資金提供者が経営している米国企業が、日本でカジノを建設する免許の認可を「strongly consider（＝積極的に検討する）」ように依頼した、と合衆国のメディア1つが、水曜日に報道した。

Trumpは、2017年2月にフロリダ州にある大統領のMar-a-Lago（＝マー・アー・ラゴ）の私有地で安倍と会談した際に、Sheldon AdelsonのカジノであるLas Vegas Sandsを勧誘した、とこの会談の概要を知っている2人の人物を引用して、ProPublicaが報じた。

Trumpの圧力に、安倍の側近は驚き、この首相は「didn't really respond, and said thank you for the information（＝明らかに返答はせずに、情報を提供してくれてありがとうと言った）」と、事実の究明と報道で知られるProPublicaによると、「Trump's Patron-in-Chief（＝Trumpの最高のパトロン）」と題する記事において、消息筋の1人が語ったという。

大統領が、最高の資金提供者の個人的取引上の利害関係を、直接、外国の指導者との関係で持ち出すことは、長年の慣行に反するものだと、この記事は書いていた。

これとは別に、Adelsonは、ワシントンで2017年2月にあった安倍とアメリカ企業幹部の少人数のグループとの間でなされた朝食会で、このカジノ問題を取り上げた、と報じている。

マー・アー・ラゴでの会談について問われ、安倍は、今年7月の日本の国会で、Trumpがカジノ会社を強く依頼することはしなかったが、このことが話題になったことは否定しなかった。

7月、国会は、日本におけるカジノを認可する法案を通過させた。この法律は、ホテル、スポーツ区画、娯楽設備を含む「integrated resorts（＝統合型リゾート）」の一部として、3地点までで、カジノを設置することを許容している。

この記事によると、Adelsonは最近の業績発表で、Sandsの日本市場で勝ち残るための努力は利益をもたらすと言って、匿名の内部関係者を引き合いに出していたという。「事情を知る人物による推定では、彼らは判っており、彼らは判っていると我々は信じているが、我々はNo. 1 pole position（＝第一位の有利な地位）にいると言っている。」と言っているとして、Adelsonは引用されていた。

MGMやGentingのような巨大企業を含む少なくとも13社が、免許を得ようと競い合っている。たとえSandsが、その規模とシンガポールでの成功したリゾート故に、既に積極的に検討されているとしても、日本の観測筋の中には、AdelsonのTrumpとの関係が、Las Vegas Sandsを数百億ドルの獲物獲得に近づけることに役立ったと考える者もいる、とこの記事は伝えていた。

「日本は、次の大市場として考えられているものです。Sheldonは、その方向で見ていますよ。」と元Sands幹部が語るのが引用されていた。記事によると、Adelsonは、100億ドルの「integrated resort（＝統合型リゾート）」、これは業界用語で、ホテル、娯楽の場、食堂、そして商店街のあるカジノを特色とする大型複合施設を意味するが、これを建てることを思い描いているという。

Adelsonと妻のMiriamは、2016年の大統領選の際には、2000万ドルの小切手を切り、翌年の就任式典のために、500万ドル追加して出してくれたと書かれているTrumpの最大の後援者だ。（Japan Today: Oct. 11 04:00 pm JST）

ワシントン州、キングストン発。木曜日、Washington State Ferryの幹部らは、今後20年間に頼りにできるフェリー乗客数を維持するため、どのようにするかに関して、計画を大衆に発表した。

Washington State Ferryは現在、その船隊で23隻の船を保有している。しかしながら、これらの船舶の半数は、今後20年間に寿命に達することになる。ある場合では、船舶代替の必要性が差し迫っている。幹部らは、来年までに2隻の船が代替されると話している。

木曜日、顧客は、エドモンズからキングストンに行くフェリーに乗るのに1時間以上も待たされた。WSFの幹部は、ピーク時においては、夏や休日のように、待ち時間が3時間から4時間になり得ると話している。「実際、定時運航が、私たちが聞いている首位のテーマなんです。」とWSFのHadley Roderoは語った。昨春、WSFはフェリーで見たい変化や改善は何かについて、共同体から聴取していた。

木曜日、Roderoとその他州政府幹部らは、大衆に対し、新計画を知ることができる機会を提供した。この計画では、待ち時間に対処すべく、予約のようなものの活用を検討している。この計画の最も金のかかる側面は、16隻の新しいフェリーを建造するというものだ。

「これは、現在の顧客と、将来の顧客にサービスを維持する必要があるということです。」とRoderoは話した。計画の総費用は、今後20年間に142億ドルというもの。「大要求であり、16隻の新しいフェリーを建造するには大金が必要なのです。」とRoderoは話した。

昨年、約2500万人がフェリーに乗船したとWSF幹部は話す。この数字は、成長するものと見られている。この手続きにおける次の段階は、この1月に議員らに最終的な計画を提供することなる。望みというのは、今年の夏、金がそこにあり、新しいフェリーが工事中になっているということだ。

共同体では、10月25日までこの計画のオンライン情報を提供している。（Q13FOX: Updated at 11:42PM, October 11, 2018）

チャンネル諸島とノルマンディー間のフェリー運航は、英国からEU（＝ヨーロッパ連合）から離脱した時に影響を受けない、とManche-Iles Expressのmanaging director（＝代表取締役）は、話した。この諸島と、グランビル、カーテレ、ジレットという小さな港の間で定期便の運航をしている会社のHugues-Robert Grosは、2019年3月29日のBrexit（＝ブレグジット、注、英国のEU離脱）の最終期限後に、港湾の社会基盤や手続きに対して如何なる変更もないものと考えている。

これは、他の多くの財界首脳と並んで、ノルマンディの地域議会の議長であるHerve Morinが、ブレグジットは地域経済に対する「major threat（＝大きな脅威）」であると警告し、もし取引なしの「hard（＝強硬）」ブレグジットの場合、新たな国境設備に2000万ユーロから3000万ユーロの支出をしなければならなくなると述べた論評に引き続くものだ。Morin氏は、先週、ガーンジー島であった政治・文化首脳会談で、チャンネル諸島の代表団と会談したが、変更のための補助金の支払いを要求する国の政権に宛てた公開書簡も公表した。彼は、政府は「the worst（＝最悪）」の場合に備えるべきだと述べた。

「フランスは夢を見始めています。ブレグジットが、あたかも1つの機会であるかのように夢見ているのです。とりわけパリの金融部門でです。しかしチャンネル諸島の隣の地域にとっては、とりわけここノルマンディーでは、その見立てはかなり違うものになっています。」と語った。「合意無きブレグジットは、我々の経済、とりわけ我々の港にとっては、大きな脅威となります。」

しかしながら、Manche-Iles Expressのmanaging director（＝代表取締役）であるHugues-Robert Grosは、ノルマンディーの大型カー・フェリーと貨物港だけが影響を受けることになると考えていると語った。

「小さな港が影響を受けるとは思いません。それにここには、連合王国（注、英国）への直行航路はないのです。大丈夫だと思いますよ。」と語った。「カン、ウイストルアム、そしてル・アーブルのようなところは違うでしょうが、Manche-Iles Expressにとって問題になるとは思いません。」「ノルマンディーの弊社の港では、既に警察の管理がなされており、何も変更はないと思うのです。」（Jersey Evening Post: Published: Oct 13, 2018）

コーチ発。バハマに本拠を置く豪華クルーズ定期船、MV Boudiccaが、日曜日の朝、コーチ港に停泊し、ケララのクルーズ・シーズンの始まりを告げた。

この豪華定期船は、1973年に建造されたもので、英国に本拠を置くノルウェー人所有のクルーズ海運会社であるFred Olsen Cruise Linesに所属する。同船は、506人の観光客と389人の船員を乗船させて、午前6時30分頃、コーチ港に到着した、と当地の新聞発表にはあった。

このクルーズ船は、10月4日にアブ・ダビから旅を始め、ゴアに到着するに先立ってムンバイ港に接岸し、ゴアでは1泊停泊した。ゴアからコーチ港に航海。Tourism Department（＝観光部）の当局者は、同船を暖かく歓迎する式典を行うため、クルーズ停泊ターミナルに出席した。（後略）（The Hindu: October 15, 2018 00:00 IST）

Trump政権は、民間輸出ターミナルの建設を州を越えて反対していることから、石炭、天然ガスの輸出に軍事基地を利用することを検討している、とInterior Sec.（＝内務長官）のRyan ZinkeはAP通信に語った。

AP通信は、ワシントン州とオレゴン州当局は、安全性と公衆衛生の懸念から、6つのターミナルの提案を拒絶しており、Zinkeの故郷の州であるモンタナ州は他の5州と係争中であり、ある石炭会社は、ある計画の認可を拒絶したことからワシントン州を提訴していると報じている。

「私は、ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州を尊重はします。」とZinkeはAP通信に語った。「しかしまた、我が国の同盟国が手頃な価格のエネルギー商品を入手できるよう確実にすることは、我が国の国家安全保障に関わることでもあるのです。」（EcoWatch: Oct. 16, 2018 08:12AM EST）

地元警察によると、ある女性の遺体が、月曜日の夜にトゥルクで、Tallink SiljaのBaltic Princessというクルーズ船の船室内で発見されたという。

この女性は30代で、Baltic Princessが月曜日の午後7時15分頃、フィンランド南西のトゥルクに接岸後、船の清掃職員によって発見された。Tallink SiljaはIlta-Sanomatという新聞に、女性はフィンランド市民であると語った。

トゥルク警察のDetective Superintendent（＝刑事局長）のJussi Helesvirtaは、女性には夫が同伴していたと話した。しかしHelesvirtaによると、彼は誰にも彼女の死については通報することをせずに、1人でトゥルクで同船から下船していたという。

船はストックホルムから到着したばかりで、2人は一見したところ、23時間クルーズをしたようだった。警察は、（フィンランド語の）Ilta-Sanomat紙によると、港湾地区で死亡した女性の夫の居場所を突き止めることができ、留置したと語ったという。警察は、女性を死に至らしめるような犯罪に当たるか否かを調べているところだと話した。

同船は、トゥルクを午後8時15分に出発する予定になっていたが、この事件のため、90分遅延した。乗客らには、この出発の遅れは医学的緊急事態によるものだと話した、とこのクルーズ客船会社のcommunications chief（＝広報部長）のMarika Nojdは（フィンランド語で）同紙に語った。（Yle: 16.10.2018 10:41）

Norwegian Joy（＝ノルウェージャン・ジョイ、注、「ノルウェーの美の女神」、あるいは「ノルウェーの喜び」の意）のことを考えると、もうこの陽気な名前に沿ったものではなくなっている。事実、このNorwegian Cruise Lineの豪華船は、2017年6月に上海でお目見えしたのに、来年4月には、つつましくも撤退するのだ。

「中国は良い市場です。しかしアラスカ程、良くはありません。」と同社のpresident and CEO（＝社長兼最高経営責任者）のAndy Stuartは説明した。Norwegian Joyは、アラスカ発で「highly profitable（＝高収益を上げている）」クルーズ周遊を行っている姉妹船のNorwegian Blissに加わるという。

クルーズ船の運航は、薄利の厳しい市場だが、なぜ合衆国の最も人口が少ない地域から出発する定期船を運航することが、世界最大の国で運航するよりも収益を上げることができるのかを疑問に思うべきだ。それは欲深いdamas（注、スペイン語で「ご婦人」の意）（退職が近いことから、目玉が飛び出すほど驚くようなことをする中国人女性）だったのか。地元の記者らは、Norwegianのクルーズ定期船は、恐らく貪欲な中年中国人女性によって本拠地を奪われたのだと示唆している。

一見したところ、中国人客は、船内食堂にあるものを空っぽにして、近時のクルーズでは、無料の食事の大半を平らげたように見える。チキン・ドラム肉（注、鶏の脚の骨付き加工肉の下部）、海老、種々の肉などの大量の食べ残しが、少量を取って、他人に対して礼儀正しく振舞うよう顧客に対してお願いする表示がなされているにも関わらず、毎回の食事の後で、テーブルの上で見られていることが報告されていた。

タイのあるビュッフェで、可能な限り多くの海老を自分の皿にかき集めている中国人旅行者の一団が映っているある動画が、2016年に急速に広まったことがあった。

Norwegianの販売促進の小冊子では、クルーズ船の職員は、60トンの鶏肉と食肉、20.5トンの魚、11トンの芋、7トンの西瓜、1トンのバナナ、750ガロンの牛乳、52,000個の卵を用意してきたと述べられていた。

この観点からすると、4泊5日の旅行で、1,949（注、単位は「元」か）（281米ドル）という安い料金しか支払っていない者もいることから、容易に彼らは支払った価値に見合うものを得ることが可能だったわけだ。（MENAFN: 10/16/2018 7:50:41 AM）

世界最大のコンテナ海運事業者の1社である日本のOcean Network Express（＝オーシャン・ネットワーク・エクスプレス）は、新しい情報技術、職員不足、そして燃料費の急速な上昇のために、営業第1年目で6億ドルの損失に直面している。

この海運会社は、ONEとして知られているが、日本の3大海運会社であるMitsui O.S.K. Lines（＝商船三井）、Kawasaki Kisen Kaisha（＝川崎汽船）、そしてNippon Yusen Kaisha（＝日本郵船）が、そのコンテナ事業を合併させるために30億ドル注ぎ込んで、4月に設立したものだ。同社は元々、年収1億1000万ドルを予想していた。

同社は太平洋横断便において、合衆国と中国との間で一連の関税を課すことになるのに先立って、合衆国の輸入業者がアジアからの輸入を増やした初夏シーズンに大きく当てを外していた。予約の遅延と多くの怒った顧客らが他の運航事業者に切り替えることにつながった新たなIT（＝情報技術）システムの「teething troubles（＝初期問題）」と呼ばれるものと格闘していた。新たなチームが作られ、従業員が日本から転勤したことから、世界中で職員も不足していた。

「ONEは、7月から9月までの繁忙期に失地回復しようとしていたが、（コンテナ）荷役が、その主要なアジア―北米航路とアジア横断航路で否定的な影響を受けたままだったことから、予想より低調なままであった。」と同社は声明文において述べた。

コンテナ海運会社は、概して主要貿易航路における弱含みの運賃と余剰能力と格闘しているところだ。Maersk Lineの親会社であるA.P. Moeller-Maersk A/S、そしてHapag Lloyd AGは、2018年上期に、弱含みの業績を報告しており、これは1つには燃料費と運賃のためだ。

ONE Chief Executive（＝最高責任者）のJeremy Nixonは、この運送業者の創業時の問題は今や解決されたが、ONEは燃料価格の高騰と格闘しており、これは既に不運になっている荷主に転嫁されることになると語った。

「燃料は、3月に（メートル）トン当たり350ドルから上がり、今や約460ドルで、潜在的に上昇傾向にあります。うちでは、年間約440万トンを燃やしており、弊社の費用ベースは4億5000万ドルを超えています。」とNixon氏は、香港で今月初めにあったインタビューで、The Wall Street Journal誌に語った。

運送業者や燃料供給業者が、2020年に発効する無公害燃料を燃焼させることを要求する新規則に適合させることから、広く海運業界は、追加の400億ドルのエネルギー法案に直面している。

「現在の予想では、トン当たり220ドル以上であり、今や手に負えなくなっています。」とNixon氏は語った。「大変に顕著な増加であって、運賃の中で割増料金となることになります。弊社では、燃料費を顧客に転嫁しようとしていますが、それを正に有効に行うことができないのです。」（The Wall Street Journal: Oct. 16, 2018 10:26 a.m. ET）

Inland Waterways Authority of India（＝インド内陸水路庁）(IWAI)は、Government of Assam（＝アッサム州政府）と提携して、マユリ島との連絡を改善すべく、新たなro-ro運航を開始した。この発想は、現在、Tezpur Road Bridge経由で、400キロメートルの道路ルートを使わなければならない道路運送の輸送時間を短縮するためのものだ。ro-ro船を利用した河川ルートの利用と比較すると、13キロメートル以上、距離が短縮される。

IWAIは、新船のBhupen Hazarikaを、この新しい運航のために確保しており、同様にターミナルといった社会基盤も提供する。長さ46.5メートルの船は、トラック8台と旅客100人を積載することが可能。IWAIでは、今やブラマプトラ川で使用するこうしたro-ro船を更に取得する計画を立てている。（The Maritime Standard: 18 Oct 2018）

記録破りの185,000人のクルーズ客と船員が、2018年にベルファストに寄港した。

昨日の朝、MS Black Watchが到着して、同港のクルーズ・シーズンが終了した。このFred Olsen Cruise Lineの船は、3月以来、115回目の接岸となった。

8月は、クルーズ定期船にとっては最も忙しい月となった。同港に24回接岸し、40,000人の乗客と船員が、この都市にやって来た。最終集計は、Belfast HarbourとVisit Belfastの共同事業であるCruise Belfastによる今年初めの予想の117回よりは僅かに下回った。しかし数字は、来年は更に増える可能性があり、Disney Cruise Linesが2019年に当地に停泊することを始めることになっている。

当市は、観光客の心をつかみ始めている。7月にベルファストは、人気の批評ウェブサイトのCruise Criticにより、ヨーロッパで最も人気のあるクルーズ目的地の1つに指名された。ベルファストは、同ウェブサイトの年間Cruisers' Choice Destination Awards（＝クルーズ客が選ぶ目的地賞）の第3位だった。（Belfast Telegraph: October 18 2018）

英国の国境管理の長は、英国が合意なくしてEU（＝ヨーロッパ連合）から離脱した場合、フランスの計画が、ドーバーでの国境混乱を招くかもしれないことを懸念している。

これは、President（＝大統領）のEmmanuel Macronのフランス政府が、フランスに旅行する英国人に査証を導入することを計画していることを、昨日、法案を発表して明らかにした後で出てきたものだ。

HM Revenue & Customs（＝歳入関税庁）の長であるJon Thompsonは、Brexit（＝ブレグジット、注、英国のEU離脱）委員会で、MPs（＝下院議員）に対し、もし英国がフランスに求めている合意なくして離脱した場合、国境を「all be fine（＝全て上手くやる）」ことは保障できないと述べた。

Thompson氏は「座って話し合う必要があることは判っていますが、それができないのです。というのは、人々が明らかに合意に至ろうとしているからなんです。」全く話し合うつもりはなく、（話し合いを持つための）手順について話し合おうともしていない。

「しかし明らかに、合意なしになる出来事において、可能な限り速やかに、私たちは心を一つにするために最前線に立たされることになるのです。」「話し合いは数時間以上続くものだとは考えていません。率直に言えば、検査の回数を増やすなと言っているのです。」

しかしThompson氏は、国境検査を最小限にするための英国の提案に対するフランスの反応が、どんなものとなるのかは分からないことは認めた。「ここでやろうとしていることは、フランスの大統領が、税関職員に合意のない場合に実際にするように指示することになることなんです。」「私は、それについては推測はできません。フランスの大統領の心を読むことはできないのです。申し訳ありません。」

European Commission（＝欧州委員会）は、27のEU加盟国に対して、合意なき場合のシナリオについて、英国と話し合わないよう命令したと報じられている。Thompson氏は、「the impact on France, Belgium, Ireland and Holland will also be dramatic（＝フランス、ベルギー、アイルランド、そしてオランダに対する影響も劇的なものとなる）」と警告して、国境に対する「practical approach（＝実際的アプローチ）」が欲しいと語った。

フランス、ベルギー、そしてオランダは、英国がEUを離脱するに先立って、国境管理を強化する対策を取っている。Macron氏の政府は、英国からフェリーや、Eurotunnel（＝ユーロトンネル、注、英仏海峡トンネル）を通過して到着したトラックの検査を行うため、700人追加で国境警備隊員を雇った。しかし不透明になっている交渉の全段階は不確実であり、Thompson氏は、同委員会に対し、将来は不透明だと語った。「全てが上手く行くと話すことはできません。本当に分かりません。」と話した。

フランスの法案は、昨日、発表され、フランスに入国する英国人は「a requirement to present a visa（＝査証を提示することが要求される）」ことになる。

Environment secretary（＝環境大臣）のMichael Goveは、海外にペットを「absolutely certain（＝絶対に確実に）」に連れて行きたいペットの飼い主は、ブレグジット後は、11月に獣医師に行く必要があると警告した。（EXPRESS: 11:54, Thu, Oct 18, 2018）

金持ちのクルーズ客向けの戦いが、正に激化しようとしている。

急成長のMSC Cruisesは、木曜日、Silversea Cruises、Seabourn Cruise Line、そしてRegent Seven Seas Cruisesのような客船会社によって、現在、占められている空間に立ち向かうことになる新たな「ultra-luxury（＝超豪華）」部門を追加する計画を明らかにした。

このスイスに本拠を置くクルーズ運航事業者は、イタリアの造船業者であるFincantieriとの間で、2023年から2026年の間に登場することになる4隻の豪華クルーズ船建造のmemorandum of agreement（＝覚書）に署名した。総計で20億ユーロ以上の費用が掛かる船は、約64,000総トンで、500室の船室を擁するものとなる、と同社は述べた。

今までMSCは、Royal CaribbeanやNorwegian Cruise Lineのようなところが運航している巨大な船で、価格や快適設備で張り合う、巨大かつ行楽地風の船を使って、クルーズのマス・マーケット（＝大量消費市場）の側に集中してきた。現在、15隻からなる船隊を運航しており、10隻以上の大型船を発注している。

それでもMSCは、近年、マス・マーケット船の頂点にあるハイ・エンド（＝金持ち相手の）「ship-within-a-ship（＝船の中の船）」である贅沢な複合体を建造することで、豪華クルーズ市場につま先を付けてきた。この複合体は、MSC Yacht Clubsと呼ばれるもので、金持ち相手の船室、執事サービス、プライベート・プール区画、その他の豪華なものを呼び物としている。MSCの幹部によると、プレミアム（＝割増金付きの）価格で販売され、根強い需要があるという。

「弊社のship-within-a-ship（＝船の中の船）という豪華概念の大成功を背景に、弊社のお客様は、MSC Yacht Clubを自然進化させた超豪華部門に参入することを弊社に求めたのです。」とMSC Cruisesのexecutive chairman（＝会長）Pierfrancesco Vagoは、木曜日にあった発表に付随した声明文において述べた。「これらの船は、その大きさ故に、独特の旅程を提供することができるものとなります。そして顧客へのサービスは、別水準のものとなるのです。」（後略）（USA TODAY: Published 8:46 a.m. ET Oct. 18, 2018）

男が、クルーズ船、Radiance of the Seas（＝レイディアンス・オブ・ザ・シー、注、「海の輝き」の意）からパートナーを船外に放り投げようとしたと申し立てられて、起訴された。

46歳のクィーンズランド州の男が、この船がホバートに接岸した際に逮捕された。警察では、この男が木曜日の午前3時30分に、口論の後、パートナーを船外に放り投げようとしたと主張している。船が接岸した午前8時30分に、警察は船に呼ばれた。警察では、家庭内暴力事件であると描写している。

男は金曜日の午後、Hobart Magistrates Court（＝ホバート治安判事裁判所）に出頭し、再勾留となった。来年の2月にSupreme Court（＝最高裁判所）に出頭する。

クルーズ船の船主であるRoyal Caribbeanは、この事件には警備員が対処し、船がホバートに接岸するや警察が出動したという声明文を出した。同社では、当局には全面的に協力しており、暴力に対しては、顧客と船員の安全が優先するとするzero-tolerance policy（＝不寛容方針）を有していると話した。（ABC News: October 19 2018）

フェリー会社のStena Lineの幹部が、no-deal Brexit（＝合意なきブレグジット）は、北アイルランドの減便の結果を招くかもしれないと語った。

Ian Hamptonは、BBC（＝英国放送協会）に対し、Stena Lineがブレグジットの結果、連合王国（注、英国）と行き交う便を減便することになる可能性があると話した。

Stena Lineは現在、ベルファストからリバプールと、スコットランドのケアンライアンに運航している。連合王国との間を、毎年700万人以上の乗客と200万個の貨物を輸送している。Hampton氏は、Stena Lineは減便を望まないが、これは「could be one of the implications（＝推測される結果の1つとなり得るものだ）」と語った。

「弊社は分からないものを基礎に、計画は立てられないのです。そのため、その結末には大変に心配しているのです。」また、合意なきブレグジットが食料品の供給に影響を与える可能性があることについての懸念も表明した。Hampton氏は、港はブレグジットを取り巻く状況が不透明であることを心配していると話した。

合意なきブレグジットでは、もし英国政府とEU（＝ヨーロッパ連合）との間の離脱交渉で補強合意に達しないならば、国境検査と規制につながり得ることが示唆されている。この補強は、北アイルランドがEU customs union（＝EU関税同盟）に残存し、合意なきブレグジットの際に単独市場に留まるということを許すものだ。

政府報道官はBBCに対し、港湾とは関わっているところで、この問題を議論するため、Stena Lineと面談していると話した。

「我が国がEUを離脱する際に、貿易の流れを保つことは重要です。」とこの報道官は話した。「そのため、我々はEUとの実践的かつ野心的な将来の経済関係を提案しているのです。そして今年の秋に、Withdrawal Agreement（＝離脱合意）と将来の枠組みに関して合意に達するよう専念しているのです。」（Belfast Telegraph: October 19 2018）

ワイト島に座礁したフェリーが「hit several small yachts（＝数隻の小型ヨットと衝突）」し、助けを求める叫び声が聞かれたことから、救助隊員が水中にいる人々を救助するために呼ばれた。

Red Falconというカー・フェリーは、56人が乗船していたが、イースト・カウズから僅か50メートルのところにおり、RNLI（＝王立救命艇協会）の隊員が周辺海域の捜索を行うために派遣された。

HM Coastguard（＝英国沿岸警備隊）の広報官は、日曜日の午前8時過ぎに事故の通報を受けたと話した。当時は、Cowes Harbour（＝カウズ港）に濃霧が襲来していた。（後略）（Metro: Sunday 21 Oct 2018 9:58 am）

沈没したSewolというフェリーを垂直にした後に行われた最終捜索が終わりになった。

「船体に対する事実上、最終捜索になるものは、終了した。」とMinistry of Oceans and Fisheries（＝海洋水産部）のlocal recovery headquarters（＝現地回収本部）は、Sewolの後続対策推進団に補足して、10月19日に宣言した。「船体から取り出した泥のような障害物を取り除いて、10月末まで継続し、締めくくるつもりだ。」と付け加えた。

船体の捜索は完了したものの、この沈没事故の5人の犠牲者は、行方不明のままだ。Danwon High School（＝檀園高等学校）の女子生徒であるNam Hyeon-cheolとPark Yeong-in、教師のYang Seung-jin、そしてKwon Jae-geunとその息子のHyeok-gyuだ。

同本部は、5月にSewolを直立させた後、この5人の行方不明者の捜索を再開し、6月25日に作業員のための安全対策を完了していた。この捜索では、この船が地面に横倒しになっていた時に捜索することが不可能だった船体のざっと10パーセントに集中していた。この期間の本部の調査では、同船の船首にある甲板倉庫、錨錯の収容区画、そして機関からの排気ガスを放出するために使われた煙突などが含まれていた。

同本部は、8月31日に人の歯を回収したが、National Forensic Service（＝国立科学捜査研究院）によるDNA（＝デオキシリボ核酸）鑑定では、以前回収された犠牲者のものであることが確認された。捜索は当初、8月21日に終える予定だったが、予見できない調査範囲の広がりと、現在のところ回収されていない乗客の家族からの要求により、10月19日まで延長されていた。

Sewolの船体の大捜索は、沈没したSewolを引き上げてMokpo New Port（＝木浦新港）に据えてから、2017年4月に始まった。9人の未回収の乗客のうち、4人の遺骨は、3回の捜索の過程で発見された。捜索は今や終了したが、Sewolの船体は、第二期特別Sewol委員会が船体を調べることができるよう、しばらく木浦（＝モクポ）新港のその場所に置かれることになる。（The Hankyoreh: Oct.21,2018 15:10 KST）

U.S. Coast Guard（＝合衆国沿岸警備隊）によると、男性が、パーム・ビーチ港から出港しているGrand Classicaから、ヘリで搬送された後で死亡したという。

金曜日の夜、午後8時15分頃に支援が必要であるとの通報を受けた。男性は、St. Mary's Medical Center（注、病院）に搬送されたが、そこの病院職員が男性の死亡を宣言した、と当局者は語った。

この船の乗客の1人は、男性は転落して死亡したと話したが、当局者はこの説明を確認していない。Grand Classicaのspokesperson（＝広報担当者）は、次のような声明文を出した。

「……乗客1人が医学的緊急事態により、合衆国沿岸警備隊によりGrand Classica から搬送されました。その後、本船は、グランド・バハマ島への旅程を再開しました。」（WPTV: 10:56 AM, Oct 22, 2018）

新しいTitanicを就航させる計画は、継続している。

悪名高い船の複製であるTitanic IIは、Blue Star Lineという団体を率いているオーストラリアの億万長者であるClive Palmerのおかげで、2022年に初航海を行うことになっている。

Blue Star Lineは、正真正銘のTitanicの体験を作り上げようとしており、元の船と同じ内装、船室の配置で、これに現代の安全手順と21世紀の技術を加えて、船客に提供されることになる。2,400人の乗客と900人の船員を迎えることになるが、これは1912年に沈没した船と、ほとんど正確な数字だ。

この複製事業は、元々は2012年に発表され、2018年にドバイからクルーズを行う計画だった。Palmerは今月初め、Cruise Arabia & Africa Onlineに、新船の新たな就航日は、元の船の110年後の2022年になると語った。計画では、船はドバイからサウサンプトンに向かい、そこからサウサンプトン―ニューヨーク間を航海し始めることになると話した。

元のTitanicが氷山に衝突して沈没した際には、1,500人以上が死亡した。（FOX32: Oct 23 2018 04:48AM CDT）

濃霧の中、カウズ港に接近中のカー・フェリーが突っ込んで沈没したヨットが、引き上げられた。

Contessa 32ヨットであるGreylagは、日曜日の朝に、Red Funnelのフェリーに衝突されて、その後、フェリーは座礁し、乗客らは数時間に亘って立ち往生した。

このヨットの所有者であるNigel Minchinは、フェリー会社に対し、200,000ポンドと見積もっている船の完全交換費用を負担するよう求めている。Red Funnelは、保険会社と話し合っているところだと語った。（BBC News: 23 Oct 2018）

中国のroro船運航事業者のBohai Ferryは、同国の造船所、Yantai CIMC Rafflesに、2隻の多目的ro-ro船を発注した。

それぞれのro-ro船は2億700万元（2980万ドル）の価格で、火曜日の新船建造契約の署名から23か月以内に引き渡される。この2隻のro-ro船は、Bohai FerryとHengtong Logisticsの合弁企業であるBohai Hengtong Ferryに傭船される。

Bohai Ferryでは、このro-ro船は、渤海（＝ボーハイ）地域におけるBohai Hengtong Ferryの複合一貫貨物輸送事業の発展に貢献し、煙台（＝イェンタイ）と大連（＝ターリェン）に基礎を置く交通の中心の役割を拡大させることになると話した。（Seatrade Maritime News: Posted 24 October 2018）

市場価格で900万ポンド相当のコカインが、港で差し押さえられた。

Border Force（＝国境警備隊）の隊員が、金曜日にアムステルダム発のフェリーでノース・シールズのタイン港に到着したローリー（注、貨物自動車）の中に、115キロの薬物を発見した。

英国の住所を持たない27歳のポーランド人の男、Rafal Chylが、Class A drug（＝A級薬物、注、甲種薬物）の輸入の容疑で起訴された。Newcastle Magistrates' Court（＝ニューキャッスル治安判事裁判所）に出頭後、再勾留となったが、同市のcrown court（＝刑事法院）に11月22日に出頭することになっている。（BBC News: 24 October 2018）

Black Sea Maritime Archaeological Projectと呼ばれる考古学調査探検が、ブルガリアのブルガス市から約80キロメートル（49.7マイル）のところで、難破船を発見した。一対の遠隔操作の探査機（ROVs）が、この地点の3D map（＝立体地図）を作り、放射性炭素年代測定法のために木片の試料を採取した。それによると、この船は、約2,400年前に建造されたものだという。

その年齢の割には、驚くほど良い状態に見える。船体は未だに完全であり、その貨物は未だに船倉に積まれている。甲板にあるローウィング・ベンチ（注、漕手が座る席）は、今にも船員が櫂を持ち上げて、作業を開始する準備ができているように見える。このような本物の古代の難破船は、通常、海底にアンフォラ（注、古代の容器）やバラスト石が散乱しているだけか、壊れた陶器が途方もない話を物語るだけになっているものだ。ところが黒海の深さが、古代の難破船にとっては、一種のタイム・カプセルのようになっていたのだった。（後略）（arstechnica: 10/25/2018, 12:08 AM）

水曜日の朝にフローニンゲンのエームスハーべンのクルーズ船、AidaNovaであった火災で、放火されたのかもしれない。警察は船長の要請を受けて、火災原因を捜査し始めた、とRTV Noordが報じた。

この船は捜査の間、港に留まることになる。予定されていた6日間旅行は、それ故、中止になった。

約3000人がAidaNovaで働いており、その大半は1晩、船内に滞在した。この火災のため、船主のMeyer Werftは、職員のためにホテルの客室を予約することに決めた。（NL TIMES: October 25, 2018 - 10:20）

Hurtigrutenは、3隻目のハイブリッド駆動、耐氷探検クルーズ船の建造で、ノルウェーのKleven Verftとのmemorandum of understanding（＝覚書）に署名した。引き渡しは、2021年第2四半期になる見込み。

「この画期的な船は、我々の惑星（注、地球）の最も壮観な地域に、これまでに見られたもの以上に、より持続可能で環境に優しい方法でお客様をお連れします。」とHurtigruten CEO（＝最高経営責任者）のDaniel Skjeldamは話した。

新船の設計、建造、工学、そして先端技術は、Hurtigrutenの、現在ノルウェーの造船所で工事中の2隻の次世代船、Roald AmundsenとFridtjof Nansenに基礎を置くことになる。姉妹船と同様、3番船は、乗客530人を乗せることになる。最初の2隻の引き渡しは、Hurtigrutenが6月に吸収合併したKleven Verftでの困難な課題のために遅延している。Roald Amundsenは、元々は2018年7月引き渡し予定だったが、今や2019年5月になるものと見られている。

Roald AmundsenとFridtjof Nansenは、世界初のハイブリッド電池駆動クルーズ船となり、音がしない、排気なしの燃料電池で、短期間運航することが可能だ。3番船の革新的特徴の中には、より持続可能な（注、地球にやさしい）探検航海を行うことができる、相当に大型の電池パックがある。

「3番船の覚書に署名したことで、高品質の快適さを顧客に提供することと結合した環境保全技術を有する進化した探検船をHurtigrutenが提示してくれたという親密な関係を、ありがたく思っております。これは、弊社の独特の技量と設備の証なのであります。」とKleven CEO（＝最高経営責任者）のOlav Nakkenは話した。

この注文は、しかるべき偶発事象次第のものだが、2019年第1四半期に完了する見込みだ。（Seatrade Cruise News: Posted 25 October 2018）

中国市場から撤退するという何がしかの海外クルーズ客船会社の決定は、事業の間違いというよりは、むしろ中国人客、あるいは国内市場の需要とより関係がある、と観光業の専門家が木曜日に語った。

この論評は、若干の海外クルーズ客船会社が、一時的に中国市場から撤退するのは、中国人客の個人的な行動のためであるとのオンラインでの投稿を受けて出てきたものだ。そうした投稿によると、合衆国に本拠を置くクルーズ会社のNorwegian Cruise Line (NCL)は、多くの中年中国人客が船内で食べ物を浪費し、クルーズ運航事業者にとって重荷になったことから中国市場から去ったのだという。

NCLは最近、Norwegian Joyというクルーズ定期船が、中国でたったの約1年しか運航しないで、2019年4月に中国を去り、アラスカ海域に向かうと発表した。この船は、別のNCLの船であるNorwegian Spiritと交替となり、Norwegian Spiritは2020年の夏から中国で季節運航を行うことになっている。このことは、同社の運航が約1年間、中国市場から無くなることを意味する。Princess Cruisesが所有するクルーズ船、Sapphire Princessは、メディアの報道によると、2017年4月に中国市場から撤退している。

専門家は、如何なる船でも、単なる顧客の食欲のために失敗することを想定することは、馬鹿げたことだと話した。根本的な問題というは、近年、中国海域で各社が様子を見たように、中国市場における各社の間違いにある。

1つの間違いは、海外のクルーズ会社は、しばしばクルーズ切符の販売を任せるため、中国の旅行代理店を雇ったことであり、これにより旅行代理店が利益の大部分を食ってしまうことになった、とChinese Academy of Social Sciences（＝中国社会科学院）のTourism Research Center（注、「観光業調査センター」の意）のresearch fellow （＝主任研究員）であるWang Jianminは、Global Times紙に木曜日に語った。

「更に悪いことに、旅行代理店は、クルーズ切符を、しばしば比較的低価格で、それもクルーズ船の狙っている顧客では全くあり得ない中国人客に販売しているのです。こうした顧客は、クルーズ船の収入の重要な部分を占める何か追加のものを消費することに気が進まないのです。」とBeijing Union University（＝北京聯合大学）のTourism Development Academy（注、「観光開発院」の意）のdirector（＝主任）であるZhang Lingyunは、木曜日にGlobal Times紙に語った。

Ctrip.comの資料では、Norwegian Joyの5日間旅行の費用は、約2,500元（360ドル）であり、国内観光業の支出水準としては、かなり少ないものだ。またWangは、より小型の船が、中国の上層階級の観光客を惹きつけることになる品質を提供することになるので、海外のクルーズ客船会社は、乗客3,883人乗りのNorwegian Joyのような過度に大型の船を配船すべきではないと語った。

「またNorwegian Joyのような船は、あまりにも多くの中国的な要素、例えば船内でMalatang（南西中国の四川（＝スーチョワン）の伝統的な香辛料の効いた屋台の食べ物）を提供するなどして、中国人顧客に過剰に訴求していたのです。しかし多くの中国人客は、西洋的な要素が全く見つけることができないと、『Western-style（＝西洋流の）』旅行を放棄してしまうでしょう。」とWangは話した。

撤退にも拘わらず、クルーズに対する総需要は、中国では未だに伸びている、と専門家は強調した。「一時的な市場の変動は正常なものです。」とZhangは語った。

中国に11あるクルーズ港のアウトバウンド（注、外国に向かう）クルーズ客と、インバウンド（注、本国に向かう）クルーズ客は、China Cruise & Yacht Industry Association（注、「中国クルーズ・ヨット産業協会」の意）が10月中旬に発行した報告書によると、今年の初めの8か月間に5.5パーセント増えたという。「クルーズ産業の成長は、近年、安定しており、将来も着実であり続けるものと信じています。」とWangは語った。

それにも拘わらず、この分野では、政治的変動が問題となり得ることを警告した。例えば、悪化している中国―南朝鮮（注、韓国）関係により、近年、両国間の多くのクルーズが中止になっていた。（Global Times: 2018/10/25 22:53:40）

アフマダーバード発。Gujarat Chief Minister（＝グジャラート州知事）のVijay Rupaniは、同国最大のRO-PAX（注、RORO方式の貨客船）フェリー運航を、10月27日にサウラシュトラのGhogha Terminalから始める。

この船は「Voyage Symphony」で、複数車輪の付いた貨物の他、乗客を乗せてGhoghaからDahejに初航海に出る。1航海当たり、60台のトラック、5台から7台のバス、35台から40台の乗用車、40台のバイク、そして525人の乗客を積載できる累積収容力を有する。その大きさが国内最大であるこのRO-PAXフェリー運航は、道路を使うと、GhoghaとDahejの間で10時間から12時間かかる貨物と旅客の旅行時間を、僅か1時間半に減らすことになる。

運航事業者であるIndigo Seaways Pvt Ltdは、スラトに本拠を置くDetoxグループの1部門であるが、所定の航路を定期運航する独占的PPP協定を結び、グジャラート州政府の港湾当局であるGujarat Maritime Board (GMB)との間で、収益分配契約を締結している。この運航事業者の料金は、複数車輪の付いた貨物（空）、バス、トラックが4,500ルピー、乗用車が800ルピー、二輪車が150ルピーとなっている。一方、片道の乗客は、旅行等級により、200ルピーから400ルピーの範囲となっている。

同一航路のHigh Speed ‘Passenger’ Ferry Service（＝高速『旅客』フェリー便）(RO-RO) は、昨年の10月22日にPrime Minister（＝首相）のNarendra Modiにより開始している。

船は、2015年製の、南朝鮮（注、韓国）で建造されたもので、長さは約110メートル、総トン数は6,543トンで、喫水は3.8メートルある。このRO-PAX Ferryは、Dahej港とGhogha港の間を1時間の海上移動時間で15ノットから17ノットの平均速力で航海する両頭船。（The Hindu and Business Line: October 25）

上海発。PFJ Maritimeのprincipal consultant（＝主任相談役）であり、クルーズ市場に参入する中国の造船所の顧問で、Seatrade Cruise Asia Pacific 2018の「Made in, and for, China（＝中国で製造、そして中国向け）」分科会のmoderator（＝司会者）を務めたRaoul Jackによると、計画が軌道に乗れば、中国の造船所は2030年までに年間15隻もの船を引き渡せるようになるという。

「中国中産階級の成長により、消費需要が増加しています。人々は、休暇に、より多角的で高額商品を求めており、私達は、クルーズは中国に巨大な社会的・経済的利益をもたらす成長産業であると信じています。」と、中国の指導的な造船集団の1つであるCSSCのdeputy general manager（＝部長代理）のNan Daqingは論評した。

「船舶の寄港と母港経営を確保するだけでは、十分ではありません。」と付け加えた。「クルーズ船を建造することは、中国が既に巻き込まれている不可避の傾向なのです。」（The Medi Telegraph: October 26, 2018)

リボルノ発。土曜日の夜の3時過ぎに、ウスティカ島からリボルノに向かっていたGrimaldi Linesのクルーズ船、Ausoniaの機関室から出火した。262人の旅客と85人の船員には、明白に重大なことはなく、船倉内の乗用車、トレーラー、モーターバイク（注、オートバイ）、キャンパー（注、キャンピング・カー）も、同様に問題はなかった。この火災により、3基ある機関のうち、1基のみに集約されることになった。

この損傷を受けた船は、6ノット程の速力でパレルモに連れ戻された。（The Medi Telegraph: October 28, 2018）

マニラ発。政府は、マニラからダバオに行く旅客海運航路を、2GO Groupを使って再開し、旅行者に両都市間を往復するより安価な選択肢が与えられることになった、と当局者は語った。

2GOの船であるSt. Michael the Archangelは、10年間利用できなかった同航路を運航する、とDOTrは声明で述べた。日曜日に就航した。

「マニラ―ダバオ航路で旅客海運運航が再開されることは、最も歓迎すべき発展です。President Duterte政権下でのこの航路の復活で、ミンダナオ島の経済成長に拍車がかかることになるでしょう。」とFinance Sec.（＝財務大臣）のCarlos Dominguezは、Twitterで述べた。

また旅客に更なる快適さを提供すべく、日曜日に当局者が、ササ港で新しい旅客ターミナル・ビルディングを開所した、とDOTrは話した。（ABS-CBN News: Posted at Oct 29 2018 03:31 PM）

東京（注、日本政府）は、Russian Trans-Siberian Railway（＝ロシア・シベリア横断鉄道）とフェリーを使った物流試験を行う計画を立てている。これには、ロシア、中国、日本、そして南朝鮮（注、韓国）の4か国が加わることになる、と日本の当局者が火曜日に話した。

この事業の主要目的は、日本の最小の県である鳥取のvice governor（＝副知事）であるNogava Satoshi（＝野川聡）によると、現在、ロシアのウラジオストク市、南朝鮮（注、韓国）の東海（＝トンヘ）、日本の境港を結んでいるフェリー航路に繋がる中国の吉林（＝チーリン）省を含む新たな輸送回廊を創設することにあるという。当局者は、この輸送回廊は、他の領土も含むことになる可能性があることを強調した。

4月、DBSとも言われるフェリーは、ロシアのザルビノ港に寄港して、そこから貨物を中国に輸送したとSatoshi（＝聡）は語り、この配送はかなり速いものだったと付け加えた。ところが関係者は、試験配送の間、いくつかの問題を解決しなければならなかったという。

今年これまでに、日本とロシアは、海路とシベリア鉄道を使用して、日本の商品をロシアに輸送する試験を行った。ロシアの輸送動脈は9,289キロメートル（5,772マイル）あるが、日本のLands, Infrastructure, Transport and Tourism（＝国土交通省）のDeputy Minister of StateのToshihiro Matsumotoによると、両国間での相互貿易に向けた偉大なる発展の可能性があるという。

現在、日本とロシアは、海路と空路を使って商品を貿易している。インド洋を経由して日本からロシアに貨物を船で送ると、62日間もかかっている。航空貨物を使うと、貨物輸送はずっと速いが、費用が掛かるものとなる。この鉄道を経由する新しい貨物航路は、両国間の輸送時間を大幅に削減するものであり、40パーセントまで費用を逓減させることができるものだ。（RT: 30 Oct, 2018 13:48）

Carnival Cruiseの船の客室の内部に隠しカメラがあるのを見つけて、あるフロリダ州の夫婦が、公に話している。

ChrisとDana Whiteは、Inside Editionに対し、この事件はCarnival Fantasyで発生したもので、室内のテレビと配線でつながっていたベッドに焦点を合わせた装置を見たという。

「私は言いました。『あれは、私があれだと考えているものだろうか？』」Chris Whiteは言った。

「そして彼女はそれを見ると、彼女は心配になったのです。それから、私たちは本当に驚愕したのです。部屋の中にカメラがあって、それが埋め込まれていて、しかも動作していたのですからね。」

このペンサコラの夫婦は10月に、アラバマ州モービル出発の3日間カリブ海クルーズに出かけていたのだが、このクルーズ客船会社の返答には失望した。それで、テレビ番組で公に話すことを選んだのだった。

Chris Whiteは、Carnivalの警備員に通報したと話した。それからCarnivalの従業員が、この装置を解体するところを撮影するため、自分の携帯電話を使ったが、その後、同社は、これはカメラではないと話したのだった。Carnivalは後に、それが記録装置であることを認めたものの、Inside Editionに宛てた声明文では、それは動作していなかったもので、FBI（＝連邦捜査局）に引き渡したと述べていた。Whites夫妻は、この評価に同意していない。

「配線につながっていたのです。動作していたのです。触ると暖かかったのです。」とChris Whiteは話した。

Whites夫妻は、この事件の後、二度とCarnivalでクルーズはしないと話した。（Tampa Bay Times: October 30, 2018）

イタリアのラ・スペツィア港で、月曜日、強風と暴風雨の天候のために、伝えられるところによると、係留索が切れて、クルーズ船が別の船と衝突した。

今週、Facebookに投稿された動画には、Celebrity Cruisesが所有するCelebrity Constellationとして知られている船が、漂流して、強風などの厳しい状況の結果、Costa Magicaと呼ばれる別の巨大な船の方向に、ゆっくりと動いているのが写っている。

3隻の曳船が救助に向かった。この映像を投稿したFacebookのアカウントがCrucero Funという人物は、「in the port area and its surroundings（＝港湾地区とその周辺で）」嵐が続く見込みだと述べていた。ソーシャル・メディア経由で月曜日に発表された短い声明で、Crucero Funは次のように書いていた。

「多くの船が、複雑なことをしないで停泊することが可能な港に向かって進路を変更している。5隻の船が、昨日、ベニス港から離れなければならなかったが、未だに係留していて、強風が通り過ぎて、天候が旅程を開始するのに適切になるのを待っている。全てが直ぐに改善すればいいのに！」（後略）（Newsweek: 10/30/18 at 4:56 AM）

フロリダ州ケープ・カナベラル発。Carnival Cruise Lineの幹部は、日曜日の晩にポート・カナベラルを出港後、数時間に亘って、そこの船の1隻が傾いたのは、フィン・スタビライザーのためだったと話している。

客らはNews 6（注、地方テレビ局）に対し、クルーズ船でこの種の傾斜は経験したことがないと話した。

「船が前後に傾くのは普通ではないことではないので、それについては何も考えませんでした。しかし、後ろに傾かなかったのです。傾いたままだったのです。」とロング・アイランドのDavid Crewsは、News 6に宛てたメッセージの中で語った。「平皿や銀製食器が、テーブルから滑り落ち始めました。それから、テーブル自体が滑走し始めたのです。グラスや平皿が落ち始めて、砕け散りました。この時点では、正に混乱でした。叫び声、泣き声、パニック（注、強い恐怖）です。」

通常に戻った後で、この船は1週間に亘るカリブ海クルーズを続けた。写真には、安全のため、夜間に救命胴衣を持ち歩いている客が写っている。（中略）

Carnival Sunshineは、Carnivalの船隊の中では最古の船の1隻。1996年にCarnival Destinyとして誕生し、当時は世界最大のクルーズ船だったが、数年後に広範な改装を行って、改名した。

News 6では、火曜日にドミニカ共和国でこの事故が起きた後で船が接岸した際に、旅行を短縮して早く飛行機で帰宅した客もいた情報を得ている。Carnival Sunshineは、金曜日の朝にポート・カナベラルに接岸する見込み。（clickorlando.com: 5:38 PM, October 31, 2018）

ノルウェーの海運会社Norledは、3隻の同一のハイブリッド・プラグインroll-on / roll-off（＝ロール・オン、ロール・オフ）(RoPax)旅客フェリーの設計と建造のため、Sembcorp Marineに発注した。

Sembcorp Marineの子会社LMG Marinは、本船の設計を行う。船は、Norledのノルウェー近海のHella―Vangsnes―Dragsvik航路に特に合わせて建造されることになる。

Sembcorp MarineのSpecialised Shipbuilding（＝特注造船）のhead（＝長）であるTan Heng Jackは、次のように語った。

「NorledとのSembcorp Marineの事業で、弊社は、RoPaxフェリーの設計と建造分野に参入することになりました。」「これは、再生可能エネルギーによる解決策の指導的供給者になるという、弊社の野心を実証するものでもあります。」

この新しい長さ84.2メートルの複数甲板の両頭船は、旅客と船員合わせて300人まで収容することが可能。乗用車80台、あるいは乗用車10台にトレーラー・トラック10台という組み合わせで積載することも可能だ。この船は、迅速接続・陸上充電プラグ、自動係留、自動横断、高効率船体、推進、熱回収システムを呼び物とする。また、最小限のホテル、エネルギー効率の高い運航のための補助負荷解決策も含まれる。船は、10ノットの巡航速力で、リチウムイオン電池を使って、排ガス無しの運航を行うことが可能だ。このフェリーは、もし必要ならば、統合電池ディーゼル・ハイブリッド支援モードを利用することも可能。フェリーの引き渡しは、2020年の最終四半期になされる予定だ。

Norledのchief technology officer（＝最高技術責任者）のSigvald Breivikは、次のように話した。

「船舶設計、乗客の快適さ、そして人員の労働環境は、この事業をSembcorp Marineに依頼した際の重要考慮事項でした。」「弊社が専心する排気逓減の一環として、排ガス無し技術を備えた革新的な新船を建造するというNorledの野心の共通理解をこの提携者と分かち合うことができて、とりわけ幸せであります。」

2015年にNorledは、世界初の完全電動カー・フェリーであるMF Ampereを就航させている。現在、ノルウェーのLavikとOppedalの間で走っている。（Ship Technology: 31 October 2018）

旅客フェリー（注、Excellent）がスペインのバルセロナ港の巨大クレーンに突っ込んで、港湾労働者は避難を余儀なくされた。クレーンは倒壊し、可燃性製品を含むコンテナから出火した。組合の委員長によると、衝突は悪天候によるもので、強風により船は進路から外れたという。地元メディアは、怪我人はいなかったと報じた。（BBC News: 31 Oct 2018）

10月31日、モスクワ発。ロシアのUnited Shipbuilding Corporation (USC)は、フィンランドのArctech Helsinki Shipyardの株式の100％をNevsky Shipyardと交換する決定がなされたならば、Nevsky Shipyardの100％の持ち分に関心を持つことになる、とUSC President（＝社長）のAlexei Rakhmanovは記者団に語った。

「川と海の船隊の改装と刷新の量を検討しているところです。ええ、確かに。」とRakhmanovは、USCが交換に関心を持っているかどうかという質問に関して答えた。「この決定が最終的になされたならば、Nevsky Shipyardの100％を念頭において、交換することでしょう。」と語った。この取引では、資金部門に対する供給もなされることになる、とRakhmanovは語った。

USCは11月末までに、このフィンランドの造船所の買い手に関し、最終的な判断をすることが可能だと付け加えた。

このロシア企業は、この取引の3つの選択肢を議論している。すなわち、投資会社のKermasとの話し合いの終了、ロシア人実業家への売却、あるいはノルウェー企業への売却だ、とRakhmanovは9月のインタビューの中で、TASSに語っていた。USCの条件の1つは、知的所有権の利用機会を維持することだ。USCは年末までに、このフィンランドの造船所の100％の売買取引を完了させる見込みだ、とこの最高経営者は語った。

フィンランドのYle TV（注、テレビ局）は、2018年1月に、フィンランドに本拠を置くKermasが、Arctech Helsinki Shipyardの支配持ち分の新たな所有者となることが可能だとする消息筋を引用して報道していた。Yleによると、この可能性ある新所有者は、造船事業の経験を有しており、とりわけクロアチアでの経験があるという。

USCは、2014年後半にこの造船所を買収した。Arctechは、ロシア沖合海域の石油・ガス生産設備を含む、多機能砕氷級船舶の建造に特化している。（TASS: October 31, 2018, 18:13 UTC+3）

Fincantieriは、Virgin Voyages向けの4隻目のクルーズ船の建造で、約7億ユーロ（7億9500万米ドル）相当の契約に署名した。2023年末に引き渡される。

この新船は、現在、Fincantieriに発注している3隻の船の姉妹船となる。工事はSestri Ponente造船所（ジェノバ）で進行中で、この最初の3隻の船は、2020年、2021年、2022年に、Virgin Voyageの船隊に加わることになる。

4番船は、約110,000総トンで、長さは278メートル、幅は38メートルとなる。本船は、2,770人以上の旅客を収容するよう設計された1,400室以上の客室を特色とするものであり、1,100人の船員が乗船する。

声明文によると、Virgin Voyagesの船隊の呼び物には、エネルギー回収と環境影響逓減に取り組むために特別に設計された解決策が含まれており、ディーゼル機関の廃熱を利用した、約1メガ・ワットのエネルギー生産システムを備えるという。

Virgin Voyagesの新造船には、Wartsila 46F機関、Wartsilaのhybrid scrubber system（＝ハイブリッド・スクラバー・システム、注、「混成気体清浄化装置システム」の意）、排気ガス清浄化のためのselective catalytic reduction systems（＝選択的触媒還元システム）が搭載される。また、WartsilaのNacos Platinumというintegrated bridge systems（＝統合船橋システム）も搭載される。

Virgin Voyagesは、Sir Richard BransonのVirgin GroupとBain Capitalの合弁事業。（Passenger Ship Technology: Wed 31 Oct 2018）