フェリーとクルーズ船のポータル・サイト

2005年9月の海外旅客船情報

リオ・デ・ジャネイロ発。ブラジルのサン・ジョセ・デ・リバマル湾でフェリーが沈没し、少なくとも13人が溺死した。大部分は子供であ ると報じられた。

当局者は、事故は州都サン・ルイスに近いマラニャン州の北東で、木曜日に起きたと語った。15人以上が未だに行方不明で、死者数は増え そ うだと当局者は語った。目撃者によると、沈没時、フェリーには50人近い人々が乗船しており、多くの人は岸に泳ぎ着いたという。

消防局の広報官は、強風が沈没原因と見られていると話した。しかし沿岸警備隊の広報官は、フェリーは乗客を乗せ過ぎていたと語った。

夜になり、救助・復旧作業は休止となったが、潜水夫とヘリコプターによる作業は、金曜日に再開された。（NewKerala.com: Posted on 02 Sep 2005）

ロサンゼルス発。金曜日、入渠中のRoyal Caribbeanのクルーズ船で日常保守作業をしていた3人の労働者が、生ゴミの容器から漏れ出たメタン・ガスで死亡した、とロサンゼルス消防局の当局者は語った。

Royal Caribbeanによって運航され、ロサンゼルス港から航海に出ているMonarch of the Seasは、事故当時、入渠中であった。他に10人が、目の涙や呼吸困難などの症状を訴えた。当時、乗客は下船しており、乗客に怪我人はいなかった。

死亡した者は、本船のプロペラ・シャフトの1つで作業中で、乗客から離れた本船の区画から5ガロン（23リットル）の生ゴミの容器から 漏 れ出たガスによって死亡した、と消防局の広報官Melissa Kelleyは話した。（Reuters: Fri Sep 2, 2005 3:30 PM ET）

Carnival Cruise Linesは、ハリケーンKatrinaの被災者を収容すべく、保有船のうち3隻の航海を休止する。

Ecstasy、Sensation、Holidayの予定は、今後6ヶ月間、白紙となった。前2隻はテキサス州ガルベストンに接岸 し、 3隻目はアラバマ州モービルに接岸する。合わせて約7,000人の乗客を収容することができる。

このクルーズ船に対する要請は、Federal Emergency Management Agency（＝連邦緊急事態管理庁）からのもので、傭船料は非公開。

Carnivalでは、これらのクルーズの予定を休止したことをお詫びしている。影響を受ける人は1万人に上るものと見られている。再 予 約する者は、1人当たり100ドルの船内割引が受けられる（Ohio News Network: September 3, 2005）

Ras Al Khaimah（＝ラス・アル・ハイマ港）は、今月、イラン沖のキーシュ島とケシム島間にフェリー運航を開設する、とGulf Newsが報じた。この港は、38人乗りの60万ドルの高速旅客フェリー2隻を購入している。運賃は250ディルハムの見込み。（AME Info: Sunday, September 04 - 2005 at 08:05）

2,000人近い乗客・乗員を乗せたクルーズ船は、ニュー・カレドニアで座礁したが、その後離礁した。

P&O Cruisesは、Pacific Skyは昨日の午後、パイン島近くの砂洲に乗り上げたと話している。会社では、今朝早く離礁し、現在は検査のため、パイン島に投錨していると話している。

このクルーズ会社は、船と乗客は常時安全であったと話している。本船は、南太平洋で3日間クルーズをしていた。（Newstalk ZB: 5/09/2005 14:14:21）

クルーズ運航事業者のCarnivalは、ハリケーンKatrinaの影響が2,400万ドル（1,910万ポンド）に上ると予想され ることを、今日発表した。

同グループは、北米、ヨーロッパ、オーストラリアで79隻の船舶を運航しているが、この大惨事によって、1本のクルーズが休止になり、 他 の2本の短縮を余儀なくされたと話した。また、ニューオーリンズを本拠とする2隻の船は、同地からは「かなりの」期間、運航できないもの と見られるとも話した。

CunardとP&O Princessの所有者であるCarnivalは、このハリケーンによる全ての経済的影響を算定することは難しいが、1株当たり1米セントから3米セント、すなわち全体 で800万ドル（640万ポンド）の減収となると見ていると語った。同社は6ヶ月間、ハリケーンの救援活動のために3隻の船を傭船に出し ている。会長兼最高経営責任者のMicky Arisonは、次のように話している。

「弊社の思いと祈りを、この大惨事によって大変に酷い損害を受けたニューオーリンズとメキシコ湾岸の人々に捧げます。」

Carnival Cruise Linesは、このハリケーンによって影響を受けたが、Carnivalによって運営されている12の商標のうちの1つ。他の商標には、P&O Cruises、Princess Cruises、そしてCunard Line等がある。（Ireland Online: 05/09/2005 - 08:54:20）

Sea Containersグループの1部門、フィンランドのフェリー運航事業者のSiljaは、グループ全体のフェリー運航の再編の一環として、2隻のフェリーを運航から引退 させた。

1977年建造の35,000総トンのFinnjetは、英国のファルマスで係船されている。Siljaの広報部長Tuomas Nylundは、Siljaの社旗の下で本船を復帰させる計画はない、と語った。一方、1979年建造のro-paxフェリー、Star Windは、Siljaの貨物フェリー部門のSeawind Lineの下で運航して来たが、トゥルクで係船されている。Seawindの他の2船と違い、本船は鉄道無蓋貨車用の線路がなく、売却か傭船に出すこととなる。

Siljaは400人を削減して、ヘルシンキからの短距離クルーズを行っている26,000総トンのクルーズ船、Silja Operaを処分するという噂がある。Fairplayは今朝、Siljaから論評を得ることはできなかった。SiljaとAker Finnyardsとの間で交わされたSeawind向けの2隻の全長200mのro-paxフェリーの同意書は反古になった。この船は、2007年第2四半期と2007 年第3四半期に引き渡されることになっていたもので、Siljaが2億500万ユーロ（2億5,700万ドル）の負担をするものであっ た。

Sea Containersは、10月第1週の最終日より前に、フェリー部門全体の再編計画が公表されることはない、とする2005年第2四半期の中間営業報告書を8月8日に発 行している。（Fairplay: September 5, 2005）

政府は昨日、今年の夏の深刻な問題を受け、部分的な切符価格の規制廃止を含むフェリー運航の改善に主眼を置く計画を明かにした。

商船省大臣Manolis Kefaloyiannisは、最近あったフェリーの遅延を根絶する10点からなる計画を発表した。しかし、いつ実行することになるかについては、明かにできなかった。こ れらの対策には、少なくとも3社のフェリー運航事業者が航路を経営し、多数の乗客が利用することを条件に、ピレウス港での切符価格を政府 の支配から自由にすることが含まれる。

「正しい条件の下で、これは価格を引き下げて、運航を改善し得ることとなります。」とKefaloyiannisは語った。

野党は、これは船主に利益をもたらすだけだと言って、同対策を一蹴した。業界筋によると、この部分的な規制廃止で、地域的な規則がEU の ガイドラインに1歩近づけることになるという。政府は、観光業界がこれまで経験した最高のシーズンであった、今夏の国内港における混乱を 鎮めたい考えだ。

6月から8月にかけて、ピレウスを約500万人がフェリーを利用して出発した。乗客からの苦情には、遅延時に会社が何らの通知もしてく れ なかったというものがあった。将来、乗客はその権利・義務として情報の提供を受けることができるようになる、と大臣は語った。 （Kathimerini: Thursday September 8, 2005）

Caledonian MacBrayne年金計画の評議員は、同社のフェリー航路の売却計画に懸念を表明した。

スコットランド行政府では、ヨーロッパ競争法に適合するために航路を売却する必要があるかも知れないと話してきた。しかし Scottish National Party（＝スコットランド国民党）は、大臣らは年金基金の評議員を安心させることはできず、労働者が自己の年金が危機に瀕していることを心配していると言っている。運 輸大臣は、SNPは「無責任に世間を騒がせている」として非難している。

SNPのFergus Ewing MSP（下院議員）への返信において、CalMacの常務取締役Lawrie Sinclairは、このフェリー運航事業者が民間企業に民営化されることとなる将来、年金基金が問題に直面することになることを認めている。

しかし大臣らは、年金計画の構成員が損害を受けることはないと主張している。Tavish Scott運輸相は、CalMacの年金が保護されることが確実なものとなるよう、話合いが続けられていると話している。Ewing氏は、状況は修羅場を迎えていると語っ た。

SNPのMSPは、大臣らは構成員に対してどのようにして安心させるのか説明しておらず、同計画の2,400万ポンドの欠損については 疑 問符が残ると語った。（BBC News: Thursday, 8 September 2005, 23:45 GMT 00:45 UK）

木曜日にサンダーベイに350人以上の訪問者が寄港した。クルーズ船のColumbusが、五大湖周遊11日間の一環として Keefer Terminalに接岸した。

木曜日の訪問は、今年の秋に本港に3回予定されている最初のもの。はしゃいだ乗客らは、Terry Fox Lookout（＝展望台）、Ouimet and Eagle Canyons（＝峡谷）、Fort William Historical Park（＝歴史公園）を訪問するために下船した。更には、Wasaya航空により空から街を見物する者もいた。（Thunder Bay's Source: 9/8/2005 8:00:01 PM）

Irish Continental Groupは今日、6月末までの税引き前利益が170万ポンドであると報告した。これは昨年の同時期よりも50万ポンドの減少である。売上は1億3,580万ポンドから1 億3,960万ポンドに伸び、この会社の1株当たりの儲けは、2.5セントの損失から6.4セントに上昇した。このフェリー会社は、 2004年度よりも燃料費が340万ポンド上昇したと話した。

フェリー部門の売上収益は、昨年の同時期の7,150万ポンドから7,250万ポンドに上昇。運航からの利益は、180万ポンドから 230万ポンドに上昇した。

Irish Ferriesの中核となる旅行業は自家用車旅行であり、業界の統計によると、英国からヨーロッパの各目的地に向かう全ての自家用車観光は、主として航空会社との競争によ り、今年の前半において約5％落ち込んでいる。

Irish Ferriesは、今年の最初の6ヶ月間に総計162,000台の乗用車を輸送したものの、昨年同時期の165,000台よりも減少している。乗客総数は、徒歩客市場にお ける減少が響き、3％減少の総計670,000人となった。

「旅行形態の変化と原油価格の新たな高止まりを受け、弊社では国際的に通用する水準に費用を引き下げる提案を推し進めている」とICG の 営業報告書にはあった。（FinFacts Ireland: Sep 8, 2005, 08:36）

アラバマ州、モービル発。災害当局者はCarnivalのHolidayというクルーズ船を、ハリケーン被災者のために、モービルから ミシシッピー州ガルフポートかニューオーリンズに移動させることになる。モービルを母港とするHolidayは、FEMA（＝連邦緊急事 態管理庁）が6ヶ月間賃借したCarnival Cruise Lineの3隻の船舶のうちの1隻。

FEMA広報官のJames McIntyreは、同庁では、避難所を必要としている被災者の近くに船を移動させる決定をしたと話している。

モービル市長Mike Dowは、Federal Emergency Management Agency（＝連邦緊急事態管理庁）の計画は、今週、何度も変更になっていると話している。この都市では、FEMAを通じてHolidayから得られるはずだった歳入の 補償を希望している。（KLFY: September 9, 2005）

フィンランド、ヘルシンキ発。金曜日、400人余の労働者が一時帰休と人員削減に抗議して、Aker Finnyards造船所のヘルシンキでの操業を止めた。このストライキは月曜日の朝まで続ける予定で、先月この会社が、経営の幾つかを外注にして、ヘルシンキの要員を4 分の1以上か120人削減し、本店をトゥルクの南西部に移転すると発表したことから始まったもの。Aker Finnyardsの社長Yrjo Julinは、このストライキは違法であると語った。

「（余剰人員の）交渉の最中に、この違法ストライキを始めたことは、大変に不幸なことだと思います。」とJulinは話した。「我々の 狙 いは、ヘルシンキ造船所を競争力のある旅客フェリー工場に転換することにあるのであって、さもないと、当地に仕事は全くなくなるのですよ。」

ノルウェーのAker Yards ASAグループの一部であるAker Finnyardsは、Kvaerner Masa-Yardsと、Akerの別のフィンランドの造船経営と合併して、1月に成立した。西海岸のヘルシンキ、トゥルク、ラウマに3つの造船所を有している。同社で は、今年の暮れまでにトゥルク造船所で200人の新人を募集すると話していた。

3月、Aker FinnyardsはColor Line ASに、3,600人の乗客と1,400人の船員を乗せることのできる、3億ユーロ（3億9,500万ドル）の取引となる巨大クルーズ船（注、クルーズフェリーの誤り）の 2番船を引き渡すと発表した。これは、この造船所が2月に引き渡したColor Fantasyの姉妹船。新船は、このフィンランドの造船所で建造された初期のVoyager級の船舶よりも、空間と乗客収容力において約15パーセント大型になっている （注、別の船と混同）。

ヨーロッパ最大の造船所であるAker Yardsは、2つの指導的なノルウェーの産業グループ、KvaernerとAkerが合併して成立した。ノルウェー、フィンランド、ドイツ、ルーマニア、ブラジルに13 の造船所を有し、14,000人余の労働者を雇用している。（WJLA: Friday September 09, 2005 9:03am）

クアンタン発。ティオマン島行きのフェリー運賃の引き上げは違法である。なぜなら政府が承認していないからである。

運輸大臣Datuk Seri Chan Kong Choyは、同省の承認を得ようともせずに、フェリー運航事業者が決定するのは間違いだと話した。

「我々に伺いを立てなければならないのです。この引上げについては聞いてもいませんでした。」と今日、ここパハン州であった海事局の計 画 概要説明に出席後、記者に語った。

7月7日、ロンピンのタンジュン・ゲモクの唯一のフェリー運航事業者は、ティオマン島への片道運賃を、大人30リンギットから35リン ギットに引上げた。子供運賃は、20リンギットから25リンギットへ引上げている。（New Straits Times: Tuesday, September 13 2005, 10:46:57 AM）

フロリダ州は合衆国におけるクルーズ船産業の船長である、と新たに発行された調査報告は言っている。

2004年度には、フロリダ州の5港（マイアミ、フォート・ローダーデール、カナベラル、タンパ・ベイ、ジャクソンビル）は、年間 810 万人の消費者を集める300億ドル産業である北米クルーズの58.3パーセントを占めた。合計で472万人の訪問者がフロリダ州の港湾を 出発しており、2003年度の467万人の数字よりも、約1％伸びている。

タンパ港では、2004年度は791,772人の乗客だったが、2003年度の810,114人の高記録よりも僅かに減少した。更に 2004年度には、約150万人のフロリダ州民がクルーズに出かけ、17パーセントの最高の比率で、その他全ての州の先頭を走っている。

ポート・カナベラルは、2003年度は110万人近い訪問者だったのが、2004年度には122万人に成長し、12パーセント上昇して 事 業が伸びている。ポート・カナベラルは、国内のクルーズ全体の15パーセントを僅かに超える乗客を扱った。上昇して、マイアミが落ち込ん だにも関わらず、ポート・カナベラルはフロリダ州で第3位に留まった。とは言うものの、世界第2位のクルーズ港であると宣伝している。

一方、マイアミ港は、未だに州内そして国内における最大のクルーズ船事業向けの港湾である。2004年度は14パーセント落ち込んだ が、 この南フロリダの港湾は168万人を扱い、北米の事業全体の20パーセントを占めている。

隣のポート・エバグレーズは132万人を扱い、第2位の港湾に留まって、国内クルーズの16.3パーセントを占めている。これら上位3 港 で、北米クルーズ事業全体の半分以上を占めている。

International Council of Cruise Linesの委任を受けてBusiness Research and Economic Advisorsの行った新しい記録からは、クルーズ船業界に関する最新の情報が得られる。それによると、クルーズ業界の国内の経済的影響全体の6分の1は、フロリダ州で 消費されているという。

この調査によると、2004年には事業が大きな港湾から小さな港湾に移転するという注目すべき動きがあった。それによると、マイアミ は、 ポート・エバグレーズ、ポート・カナベラル、ジャクソンビルにクルーズ事業を取られているという。

フロリダ州における直接の財政的影響は、クルーズ客や船員による消費や、クルーズ客船会社の陸上での雇用、港湾サービスや船舶の保守・ 修 理に対する支払いから生じている。

フロリダ州における影響は、直接的な消費が52億ドル、加えて128,000人の雇用に対して支払われる46億ドルである。この数字 は、 同業界の国内消費の約35パーセントを占め、2004年度の合衆国に本拠を置くクルーズ関連雇用の約60パーセントを占めている。 （Tampa Bay Business Journal: 10:53 AM EDT Wednesday）

フィンランドに本拠を置くフェリー運航事業者Silja Lineは、その大型旅客船Finnjetを、ハリケーンKatrinaの合衆国の被災地に派遣することにした。Silja Lineは、Louisiana State University（＝ルイジアナ州立大学）医学部（注、医学校、あるいは医科大学院の誤り）に本船を貸与した。

同学部では、ハリケーンのために破壊された施設を補うために、出来るだけ早く本船を必要としている。この船は家を失った人々向けの避難 所 としては使われない。

Finnjetは、ニュー・オーリンズの上流160キロメートル程のバトン・ルージュのミズーリ河（注、ミシシッピー河の誤り）の川岸 に 投錨する。この賃貸は、少なくとも6ヶ月間に及ぶが、必要ならば延長されることとなる。

Finnjetは9月20日に出発し、目的地には10月2日に到着するものとみられる。このミシシッピー州への派遣で、ロストク―タリ ン ―サンクト・ペテルブルク航路のFinnjetの予定されている最終運航は、19日となる。9月22日の運航は休止となる。 Finnjetでは予約客に情報を提供している。

Finnjetは499室の船室を擁し、1,800人の乗客を輸送できる。この船は全長215メートル、全幅25メートルで、1977 年 の建造。

Silja Lineによると、同社ではしばしば保有船を、緊急事態時ではない様々な目的のために賃貸している。例えば昨年Finnjetは、合衆国大統領George W Bushがラトビアを訪問した際に、同国のリガで宿舎として使われた。（Newsroom Finland: 16.9.2005 at 17:02）

パキスタン海運港湾大臣のBabar Khan Ghauriが、木曜日、当地においてカラチ―ムンバイ間のフェリー運航は直ぐに始まると語った、とオンライン通信社が報じた。

同相は、先月ニューデリーを訪問した際に、インドとの海運議定書が議論されたと話した。Ghauriは、来月インドを訪問する際に、海 運 議定書は調印されるとの楽観的な見通しを表明した。Ghauriは民間テレビ局に対し、パキスタンは交通手段を提供して、インドとの既存 の海路を発展させたがっていると話した。

議定書が調印されたら直ぐに運航の準備をする、と選別された会社が誓約しており、カラチとムンバイ間のフェリー運航は、調印後15日で 開 始される。（Webindia123: News Updated on Friday, September 16, 2005 7:11:44 AM）

マニラ発。月曜日の夜明け前にフェリーの機関室から出火したが、直ぐに鎮火し、乗船していた525人の乗客の全員は無事だった、と沿岸 警備隊と海軍関係者は語った。

m/v Our Lady of Fatimaは、マニラの南東630キロメートル（390マイル）のドゥマゲテ市の近くで、出火当時、南部のオザミス市からフィリピン中央部のセブ島に向かっていた、とセ ブ島沿岸警備隊の一等下士官Vicente Rubaは話した。火は直ぐに消火され、船は1基の機関で航行可能だったと語った。1隻の船がセブ島までこのフェリーを護衛したと話した。出火原因ははっきりしていない、 と捜査が行われると付け加えて語った。

「火災は船員によって直ぐに鎮火し、援助や救助活動の必要性はありませんでした。」と海軍広報官Geronomo Malabanan中佐は話した。

先月、フィリピン南部に停泊中のフェリーで、ボール箱に隠された爆弾で4人が死亡し、26人が怪我をしている。Gloria Macapagal Arroyo大統領はテロリストの仕業であるとして、当局者はal-Qaida関係のAbu Sayyafグループを告発した。

Abu Sayyafは、昨年のこの国最悪のテロリスト攻撃を行ったと主張されており、マニラを出港したフェリーで爆弾が爆発し、火災で116人が殺害されている。（Sun Star: Monday, September 19, 2005）

クルーズの巨人Carnivalは、昨日、夏季シーズンの利益記録を公表したが、ハリケーンKatrinaの余波と燃料費が見通しを曇 らせていると語った。

北米、ヨーロッパ、オーストラリアで79隻の船舶を運航しているCarnivalは、8月31日までの3ヶ月間の純収益が、11万 5,000ドル（6億3,700万ポンド）であると語った。

乗客はよりクルーズの切符を買うようになっており、空き部屋が殆どないことから、年に4回ある燃料費の請求の上昇に会社は打ち勝ち、改 善 されているという。

合衆国に本拠を置く船舶がハリケーンの被災地で救援隊によって使用されているにも拘らず、最近の予約は好調を維持している。

同社では、ハリケーンの衝撃と燃料の請求が2004年度よりも1億7,000万ドル（9,420万ポンド）近く上昇したにも拘らず、今 年 は1株当たりの儲けは約20％伸びていると話した。価格が下がらなければ、Carnivalは来年度、燃料費を2億ドル（1億1,000 万ポンド）余計に支払わなければならなくなる。（ic Liverpool: Sep 20 2005）

北ウェールズのフェリー労働者は昨夜、幹部がアイリッシュ海航路で500人以上を削減すると話し、余剰人員問題に直面した。

ダブリンの怒った組合幹部は、このIrish Ferriesの人員削減声明を受けて緊急に組合員と話合いを持った。職員には、自己の将来を決断するのに、きっかり2週間が与えられた。

この会社は困った労使関係に付きまとわれ、この人員削減計画は、運航費用の上昇、賃金と労働条件、更に海外からの低賃金斡旋職員を使用 す る件に関する論争のために行われることとなったと言われている。ダブリンとロスレアの船員の大半はクビであるが、この会社はホリーヘッド に55人の労働者を抱えており、その大半は陸上勤務。

経営側は、昨年、英国への自動車に乗った乗客は9％落ち込んで状況が悪化しているのに対し、燃料費は2005年だけで50％も上昇して い ると話している。Irish Ferriesの最高経営責任者のEamonn Rothwellは、職員に対し、人員削減を求めることを残念に思うと話した。

「もし行動を起さなければ、Irish Ferriesはアイルランド政府が援助してくれない限り、B&Iと同じ運命を辿ることになるのです。」と語った。

B&Iというフェリー会社は、長年、慢性的な赤字を抱え、1990年代初期に800万ユーロで買収されるまで、継続的な政府の 助 成金によって浮かんでいた会社だ。（ic NorthWales: Sep 20 2005）

バンクーバー発。B.C. Ferriesは原油価格の上昇に対処すべく、更に燃料料金を加算するかもしれない。

世界の原油価格が急騰し始めた後、この会社は7月に4パーセントの追加料金を徴収した。火曜日にウェスト・バンクーバーで開かれた同社 の 年次株主総会では、燃料価格の上昇が続けば、第2の追加料金を徴収することとなることが話し合われた。

「燃料費の上昇により、当社は大変な挑戦を受けております。」とFerry Services President（＝フェリー運航代表）David Hahnは語った。「結果として、当社は原油価格が今日の水準のままであれば、第2の燃料追加料金の徴収をBritish Columbia Ferry Commissioner（＝ブリティッシュ・コロンビア州フェリー長官）に対し申請することとなりそうです。」

一方Hahnは、船齢45年のQueen of Tsawwassenの代船を建造するため、同社はVancouver Shipyardsとの間で同意書に署名したと話した。しかし連邦政府の支援等のしかるべき条件が整わない限り、最終合意には至らないこととなる。

同社ではまた、顧客満足度調査も発表し、それによると昨年の82パーセントから増えて、88パーセントの顧客がサービスに満足している と いう。夏にフェリーが故障して幾つかの航路で遅延が発生したにも拘らず、この満足度を達成している。（Canada.com: September 20, 2005）

ノルウェーのOVDSは、イタリアのFincantieriと6,800万ユーロ（8,200万ドル）の契約に署名した。

2007年4月に500人乗りのice級のクルーズ船が引き渡されるというもので、2008年に姉妹船を引き渡すという選択権が付いて い る。（Marine Log: September 20, 2005）

もう1隻のクルーズ船がサウサンプトンを本拠とすることになる、と火曜日に発表された。

3,100人の乗客を1,200人の上級船員と下級船員と共に輸送することとなるP&OのVenturaが、2008年に同港 よ りクルーズ運航を開始する見込みだ。

最近のQueen Mary 2によりは小型であるが、船主によると、この116,000トンの船は、英国市場向けに単独で建造された最大の船となるという。

8つの食堂、5つのプール、そして1つの大型劇場を持つこととなる。本船は、イタリアの造船業者Fincantieriで建造される。 （BBC News: Wednesday, 21 September 2005, 11:55 GMT 12:55 UK）

ライバルのフェリー運航事業者が、ダヌーンとグーロック間の運航の経営権を獲得すべく、入札戦争に参戦する見込みだ。あるマン島の会社 が、これから始まる入札に参戦する多くの会社の1つになると考えられている。

昨夜のEvening Times最終版での報道では、運輸大臣のTavish Scottは、同航路を競売に出す計画を発表すれば、入札戦争になりそうだと示唆したという。これは納税者の何千万ポンドものお金を節約することになる動きだ。

現在CalMacは、Dunoon PierとGourock Pier間で助成金を受けた運航を行っている。スコットランド行政府は、1時間毎の運航に制限しているが、CalMacによると、運航は「大変な赤字」になっているとい う。

しかしWestern Ferriesでは、競合する運航を行っている。このダヌーンの会社は、政府の助成金は全く受けておらず、1時間に4回の横断を運航している。大臣は、今ではCalMac の運航を、政府の助成金の必要をなくして、商業的に成り立つものにしたい、と話している。

CalMacとWestern Ferriesは、2年間運航できることになる同航路の入札に興味があることを既に表明した9社に含まれる。現在Westernは、ダヌーンから2マイル郊外にある Hunter's Quayとグーロック近郊のMcInroy's Point間で、カー・フェリーの運航を行っている。常務取締役のGordon Rossは、この動きを歓迎しているが、競売の文書が出るまでは、入札を「拒否することも、しないことも」拒否した。CalMacも決定が遅れている。（Glasgow Evening Times）

Collaroyが巻き込まれた月曜日のフェリーの衝突後になされた薬物とアルコールの検査の手続きに誤りがあり、Sydney Ferriesの舵を取っていた2人が辞職した。Sydney Ferriesの会長と安全総支配人の2人は、この件で辞職した。

月曜日の午後、接岸作業中にCircular Quayの波止場にCollaroyが衝突したとき、200人以上が乗船していた。乗客2人が軽傷を負った。

衝突の原因は捜査中だが、運輸大臣は内閣に対し、事故後直ちには薬物とアルコールの検査法案を提出しないと語った。

何人かの船員に対して薬物とアルコールの検査を実施したが、フェリーの船長と3人の他の船員には、事故後3時間の制限時間以内に検査を し ていなかったと大臣は話している。

「この誤りは受け容れられないものです。」と言った。

しかし、経営陣は経営最高責任者と政府、取締役会に対して、検査は正しく行われたと語った、と大臣は話している。（ABC Online: Thursday, September 22, 2005. 5:20pm (AEST)）

フランスに本拠を置くフェリー運航会社が、今月の終わりにP&O Ferriesによって大鉈を振るわれることになっている人気の海峡横断航路を引き継ぐこととなった。

LD Linesは、ポーツマスとフランスの港湾ル・アーブルとの間で1日1回の運航を、10月3日月曜日から始める。横断時間は5時間30分。

このニュースは、ノルマンディやブリタニー、南フランスやスペインに旅行するときに同航路に頼っていた観光客、フランスに第2の家を所 有 している者にとっては、ホッとする歓迎すべき出来事になるだろう。料金は、主要なライバルとなるBrittany Ferriesよりは安くなる傾向。

切符価格が未だにはっきりしないものの、LD Linesの社長Pierre Gehanneは語った。「競業他社よりは確実に安くします。」

古いか新しいかという主な違いは、航海回数や船上での快適さに出てくる。

P&Oが1日3回だったのに対して、たったの1日1回の航海となる。ポーツマスを午後11時に出発して、フランスには翌朝の午 前 7時30分（フランス時間）着となる。復路は、午後5時にル・アーブルを出発して、午後9時30分（英国時間）にポーツマスに到着する。

亡くなったP&Oのサービスについてのよくあった苦情の1つが、フェリーには高い船室が多いために、横断中、静かに座る快適な 場 所がないというものだった。Gehanneは話した。「弊社では、乗客の皆様が何を望んでいるか、そして低価格を望んでいることに耳を傾 けて参りました。容易には船室を取るためにお金を出さないものです。」

ということで、この新しい運航では、多くの座席が用意され、寛いで眠ることのできる静かな場所が提供されることになるのだろう。3つの バーや3つの食堂と共に、船室を取りたい人のための船室も用意されることになる。

しかし新しい時刻表が始まるまでの1ヶ月で、改造は終わりそうにない。リクライニング・シートの多くは製造業者からは届かないことか ら、 乗客は「最初の数週間は大変な低料金」を期待できる、とGehanneは話した。

切符は、数日のうちに同社のウェブ・サイトで販売されることとなる。また、現在はまだ受け付けていないが、電話でも予約を受け付ける。 取り敢えずの番号は、0825 304 304（フランスのみ）。

フェリーは1,850人までの乗客と、約700台の乗用車を積載する。イタリア船籍で、年間600,000人から800,000人の乗 客 を輸送するものと見られている。

LD Linesでは、他の地域を結ぶ貨物運航の他、フランスとイタリア間でも旅客フェリーを運航している。（This is Money: 23 September 2005）

ニューヨーク発。それは、多くの者がブルックリンの決して望ましくないと考えていたところを、大変に望ましい場所へと変貌させることに なるだろう。

マンハッタン島やレッド・フックのアトランティック・べースンの10億ドルの光景を引っさげて、Brooklyn Cruise Terminalが登場し、330人の新しい雇用が生まれる。クルーズ業界は昨年、この都市に6億ドル以上の経済を爆発的にもたらしている。

マンハッタン島のウェスト・サイドの旅客ターミナルは、ニューヨークでの業界の成長によって、窒息しそうな状態になっている。東のブ ルッ クリンへと拡張されることで、この都市に入る年間船客数は、25万人に増加することになる。

Carnival Cruiseという客船会社が、今朝、イングランドからやってくるOrianaを接岸させて、この新しいブルックリン・ターミナルを最初に使用することになる。 （WABC: September 24, 2005）

ホルムズ海峡にあるケシム島は、約1,500平方メートルのペルシャ湾最大の島。救命胴衣や無線等の救命設備を備えたフェリーが、バン ダル・アッバースとケシム島間の主要な交通手段となっている。

フェリーは昼間だけ動くことが許されている。日没後は、大型の発動汽船が、乗客を目的地に運ぶために使われている。（Islamic Republic News Agency: Sunday September 25, 2005）

900人の乗客が乗船した「Peace Boat（＝平和の船）」、MV Topazが到着し、昨日の朝、モンバサ港に接岸した最初の船として鳴り響いた。

観光客は大半が日本からで、直ぐにTsavo and Maasai Maraの競技の予約を行った。

この船のケニアにおける代理店Abecrombie and Kentの常務取締役のAuni Kanji氏によると、この到着はクルーズ観光シーズンの幕開けとなるという。

午前6時に接岸した巨大な白い船から観光客が下船すると、約140台の見学旅行用のバンが、埠頭にずらりと並んだ。観光客は、伝統的な 舞 踊一座のBakulutuの踊子達に歓迎された。

ナイロビに本拠を置くConqueror Tours and Safarisの3人の職員が、シンガポールで本船に乗船し、ケニアの野生動物と伝統的なアフリカ音楽、Kiswahiliについて船員に教えて来た。

このクルーズのHadeyoki Taga San氏（注、Sanは日本語の「さん」のことか？）は、ケニアのGreen Belt Movement（＝緑地帯運動）の構成員とKenya Professional Boxing Association（＝ケニア・プロ・ボクシング協会）の会長Peter Orwaが乗船したと話した。

本船はエジプトのポート・サイドに向けて今日出港し、平和推進のための地球一周旅行を続ける。（Standard: Monday September 26, 2005）

Estoniaの沈没から11年目を迎える前夜の火曜日の晩、別の旅客フェリーが、ストックホルムの多島海の同じ航路で座礁した。

運航している会社のTallinkでは、Regina Balticaに損傷は見られるものの、乗船していた540人に怪我はないという。Tallinkは、予備情報によると、船は機関不調により航行システムが麻痺して座礁し たと話している。このフェリーはスウェーデンに戻り、乗客は下船することになる。

Estoniaは1994年9月28日に沈没し、852人が死亡した。先週、エストニアの委員会は、極秘に兵器を輸送していたという推 測 を否定している。（SR International - Radio Sweden）

フロリダ州マイアミ発。FEMA（＝緊急事態管理庁）は、更なる批判に直面している。今回は、ハリケーンKatrinaの何千人もの避 難民を収容するためのCarnivalのクルーズ船との2億3,600万ドルの取引である。

FEMAは、避難民のためにクルーズ船を使用することの承認を求めて、9月1日にU.S. Military Sealift Commandに対し緊急の嘆願を行った。この承認は翌日までに必要だったと言われており、その結果、ハリケーンKatrinaの救助活動の最も論議を呼ぶ契約の1つと なった。

綿密に検査されているこの契約は、Carnival Cruise Linesとの間での、元々は避難民を収容するために3隻の船を使用する2億3,600万ドルの合意であったが、現在は係留され、殆ど空家になっている。

批判者によると、6ヶ月間の契約の価格は議論のあるところだという。Tom Coburn上院議員（共和党、オクラホマ州）の助手が、仮に船に6ヶ月間、7,116人の避難民を収容した場合を計算したところ、避難民1人当たりの価格は、週 1,275ドルになるという。テキサス州ガルベストンから出る7日間の西カリブ海クルーズが、1人当たり599ドルだ。

声明の中で、CoburnとBarack Obama上院議員（民主党、イリノイ州）は、次のように言っている。「連邦政府が現状を改め、実際に避難民を豪華な6ヶ月間クルーズに送ることを止めて何百万ドルも実際 に節約する時には、我々がどれほど見落として来たかを再考すべきである。短期間の一時しのぎの解決策は、長期的にははなはだ高過ぎる、ク ルーズ客船会社に甘い取引となっている。」

この合意において、Carnivalは6ヶ月間以上の契約に1億9,200万ドルの値を付け、更に港湾使用料、燃料、食料、接岸の費用 と いった返済しなければならない費用として、4,400万ドルを要求している。Carnivalの経営陣にとって、この契約は同社が損得な しになることを確実にするものである。International Council of Cruise Lines（＝クルーズ客船会社国際会議）の会長J. Michael Cryeは、政府の要請に応えるために、約100,000人の乗客が休暇を取消したと主張している。

Carnivalの広報担当者Jennifer de la Cruzは、次のように話す。「結局は、弊社が3隻の船を就航させ続けているのと比べて、この取引によって弊社が余計にお金を得ることにはならないのです。それが当初から の弊社の立場であって、変更はございません。」

批判の渦中にあって、問題の船はFEMAが当初予想していたよりもずっと少ない避難民を収容している。多くの避難民は、この船は仕事や 可 能性のある新生活からは遠過ぎて、行き詰まりの選択だと感じている。

Ecstasy（＝有頂天）とSensation（＝大評判）は、職を維持しているニュー・オーリンズの最初の応募者を収容している。 最 盛期には、船は2,000人近い労働者とその家族を収容していた。この船は、ハリケーンRitaの後、月曜日に再接岸した。

火曜日の朝の段階で、625人がEcstasyに乗船している。本来は2,544人乗りとして登録されているものだ。更に820人が Sensationに乗船しているが、登録の2,579人よりは少ない。アラバマ州モービルに接岸しているHoliday（＝休暇）に は、342人が乗船している。（All Headline News: September 28, 2005 12:30 p.m. EST）

それは労働争議において、前例のない動きであった。

フランスの奇襲部隊は、ストライキ決行中の船員の集まっていたコルシカ島のフェリーを急襲し、フランス本土に強制的に帰還させた。この 作 戦は約10分程のもので、非暴力でなされたことで、内務大臣により賞賛された。

船を奪取した労働者は、フランス法令の下で最高20年の懲役刑に直面しているが、この行為は航空機を乗っ取るのと同じ位、深刻なもので あ る。マルセイユでSNCMのフェリーを乗っ取り、コルシカ島のバスティア港に向かっていた。

フランス軍は直ぐにこれを捕捉した。拿捕されるのを避けるために、このフェリーは接岸を試みず、同港の入り口で一晩中、錨を降ろしてい た。

この行動は、政府の民営化に反対する抗議行動である。SNCMは、投資会社に売却されることとなっている。政府は10パーセントから 15 パーセントの象徴的な持分を保有し続けるが、これでは労働者たちをなだめることにはなりそうもない。コルシカ島の都市バスティアでは、失 職の不安から、ストライキは2晩目に突入し、暴力が炸裂した。バスティア港とマルセイユ港は、未だに封鎖されている。

ヨーロッパ委員会は、次の段階が始まることが迫っていると話している。（Euronews.net: 28 September 2005）

ホノルル発。連邦判事は木曜日、島嶼間フェリー運航の最後の法的障害を取り除いた。Hawaii Superferryは、今や資金の調達と就航の目途がついたと話した。

州と連邦政府は、島嶼間フェリー運航についてかなり支援をしてきており、ホノルル港にはターミナルを既に建設している。

環境保護論者の中には、Hawaii Superferryを、近隣の島々にホノルルの交通渋滞を持ち込み、近隣の島々の有害動物をホノルルにもたらす最悪の脅威と見ている者がいる。

しかし連邦判事のHelen Gillmorは、同フェリーの環境影響陳述を申立てたSierra Clubの訴訟を棄却した。

「判事は間違っていると思います。弊社は、ハワイの市民はこの件について環境調査をする権利があると考えています。州裁判所と連邦裁判 所 における望ましい判断というのは、弊社が邁進することを許可するというものです。資金調達の目途はついており、願わくば数週間のうちに完 了できることでしょう。」とHawaii SuperferryのJohn Garibaldiは語った。

命名されていない件の船は、アラバマ州モービルの造船所で40パーセント完成している。引渡しは来年の暮れに予定され、2007年まで に 就航する。

Sierra Clubは木曜日の決定に対し、近隣の3つの島の郡議会が環境影響陳述を欲していると指摘して上訴する見込み。会社側は、批判者を安心させると誓約している。

「弊社は共同体と作業しているのでありまして、弊社は受け容れられることでしょう。それが弊社の主眼とするところです。」と Garibaldiは話した。（Hawaii Channel.com: 5:26 pm HST September 29, 2005）