フェリーとクルーズ船のポータル・サイト

2003年5月の海外旅客船情報

チャンネル諸島を行き交う休日の旅行者達は、悪天候によって計画の変更を余儀なくされている。時化のため離島を結ぶフェリー会社は、時 刻表を変更し運休をしている。

金曜日の午後から夕方にかけての予報されていた強風により、Emeraude LinesとCondor Ferriesは、その後の臨時予定を立てることを余儀なくされた。この会社で旅行をする乗客は、家を出る前に予約の確認をするよう求められている。

Emeraude Linesは、ジャージー島発サン・マロ行きの13時30分発のSolidor 5の出発時刻を、風のため13時に繰り上げた。サン・マロからの18時30分と22時到着の便は運休している。

Condor Ferriesは、プール・ガーンジー島発のジャージー島行きの19時55分到着の高速フェリー及びジャージー島発ガーンジー島・ウェイマス行きの20時30分の高速フェ リーを運休している。

会社によると、その他の便は天候調査中で、通常通り運航するものもあるという。（BBC News: 2/5/03）

航空運賃とフランスのBurgundy地方でのクルーズがパッケージされた秋のツアーが、Europe Expressより売り出される。

それにはフランスで最も奇麗な運河でのLa Belle Epoqueで過ごす6泊と、毎日の朝食・昼食・ワイン付きの夕食と毎日の観光が含まれている。

出発日は、ニューヨーク、ボストン、ワシントンから9月28日。乗客はパリからクルーズ遊覧船まで、バスによって移動することとなる。

この遊覧船には、スィート、スパ・プール、フィットネス・スタジオ、サロン、食堂がある。また旅行者が利用できる自転車も積んでいる。 ミ ニバンで毎日観光に出掛けることとなる。旅行者は、自分のペースで観光を楽しむことができる。

このクルーズでは、中世の街や歴史的な場所、ワインの味見やワイン・セラーの見学等をしながら、田舎をクルーズして行く。お値段は、ダ ブ ルを基準に1人3,390ドルから。宿泊料金と全食事、ワインが含まれる。

詳しい情報は、Europe Express　(800) 927-3876に電話をするか、同社のウェブ・サイトへ。

ご注意：広さは制限されたものとなることがあり、消灯時間があることもある。出発・到着時の税、燃料の追加料金、代理店の手続き料金が 追 加されることもある。（Times Union: Sunday, May 4, 2003）

街の水路ではフェリーが急増している。新米水夫や批判者達は、何百もの通勤フェリーの絶え間ない往来で、海岸線や波止場の設備が乱暴に 扱われ、何百万ドルもの損害が生じていると不平を言っている。

批判の主たる標的となっているのはNY Waterwayであり、ここは首都圏最大の民間フェリー運航事業者である。世界貿易センターが潰れて地下鉄が使用不能になった9月11日のテロ攻撃の後に、ここのフェ リーは増加した。

批判者とNY Waterwayの経営者は、海岸地区に関する特別調査委員会会長のDavid Yassky市議会議員（民主党、ブルックリン・ハイツ選出）が木曜日に主宰する市役所での公聴会に、この事件を提出した。

「規則はかなり緩やかなものとなっているが、ニューヨークの港に「ニューヨークのギャング」がいるというのは正確ではない。」と Yasskyは、公聴会の招集に際して述べた。

Yasskyは、それぞれの事業者に「最短距離航路を開設する」ようフェリー運航に接岸許可を出している市運輸局に要請すべく、近い将 来、規則を導入する予定だと話した。

帆船案内サービスを運営しSafe Wakes Coalition（＝安全喚起連合）の活動家であるEd Baconは、過去16ヶ月の間に、埠頭から遊覧船の果てまでに損害を与えた例が20に上ることを証言した。これらの事件だけでも、財産的損害、人的損害、事業の損失で 430万ドルに上るという。

「状況が如何ともし難くなる前に行動を起こすべき危機に瀕しています。」とCircle Line/World Yachtの副社長でSafe Wakes CoalitionのメンバーであるMark Davidoffは付け加えた。

NY Waterway社長Arthur Imperatoreは、会社では既に波の衝撃を和らげるための処置をしており、更に改善していくと話した。

Imperatoreや他のNY Waterwayの経営陣によると、会社は2000年1月以来、波を余り立たない23隻の新船を買うために3,500万ドルを費やしており、これには事実上波を立てない双 胴船も含まれているという。また全てのフェリーの動きを探知するために、GPSを100万ドルをかけて装着することとなっているという。 （New York Daily News: Originally published on May 5, 2003）

月曜日に州政府の商業経済開発・観光局は、2003年第1四半期に16隻の船で62,345人のクルーズ客がハワイを訪れ、16パーセ ント増加したと報告した。

2002年第1四半期には、15隻の船で53,803人の乗客だった。ハワイの住民を除くと、クルーズ客は2003年第1四半期に 4000万ドルを消費している。これらの訪問者のハワイ滞在の平均は7.21日であり、4.4日間を船上で過ごし、クルーズ前に1.64 日、クルーズ後に1.16日過ごしている。クルーズ客は平均で、1日に90ドル消費している。

クルーズ客（61,399人）の99パーセント近くが州外から来た人で、昨年より17.3パーセント増加している。加えて近隣の島を行 く クルーズでは、モロカイ島へは1,062人、ラナイ島へは1,173人が訪れている。

米国東海岸からの訪問者は、州外からの訪問者の58.2パーセントであり、米国西海岸が29.3パーセント、カナダが7.7パーセン ト、 ヨーロッパが1.6パーセント、その他が3.2パーセント。

ヨーロッパからの訪問者は島に最も長く滞在し、平均で8.87日。米国西海岸からの訪問者は7.79日、カナダからの訪問者は7.6 日、 米国東海岸からの訪問者は6.78日となっている。

米国東海岸から来たクルーズ客は、1日平均で1人当り99ドル消費し、カナダは92ドル、ヨーロッパは77ドル、米国西海岸は72ド ル。 訪問者の約59パーセントが再度訪れた人であり、初めてハワイに来た人は41パーセントである。

訪問者の大半（83.4パーセント）が観光目的であり、8.9パーセントが友人や親戚を訪ねるもので、3.3パーセントがゴルフ、 2.6 パーセントが新婚旅行、0.9パーセントが当地で結婚式を挙げている。（Pacific Business News (Honolulu): May 5, 2003）

オークランドに21隻の船が37回寄港し、53,000人の訪問者が1日に約150ドルを消費してクルーズのシーズンが終った。昨年は 17隻の船が38回寄港し、55,000人が訪れた。

今年のシーズンには、アメリカズ・カップに合わせて、注目すべき3隻の超豪華船、The World、Europa、Silver Whisperがやって来た。

これまでに20隻のクルーズ船が、来年に31回寄港すべく予約している。（NZ Herald: 07.05.2003）

シアトル発。サッカー場の3倍近くあるクルーズ船が、事故でファン・デ・フカ海峡に40トン以上の生ゴミを垂れ流した、と当局は語っ た。

火曜日に州政府環境局当局者が話したところでは、この垂流しはNorwegian Sunがポート・タウンゼントの北西からシアトルに向かう途中で、土曜日の早朝にあったという。船長からの報告を受けて、州政府機関や沿岸警備隊が捜査している。

「このクルーズ船がPuget Soundで運航を開始して以来、このような出来事は扱ったことはありません。」と環境局の地域計画者Ann Kennyは話した。「重大な出来事だと受け止めています。」捜査官は、とりわけ環境に与える影響を調べている。

Norwegian Sunに乗船していた機関士が流しやシャワーからの「灰色の（＝境界線上の）水」だと思って弁を開放したもので、明らかにその空にしたタンクの中に「黒い（＝悪い）水」や 便所からの汚水が入っていたことに気がついていなかった、とKennyは語った。

この船には3,200人近い乗員・乗客が乗船している。

Norwegian Cruise Linesは声明の中で「大変に遺憾である」としたが、その開放が違法だとは考えないと述べている。しかしそれは海岸から12マイル以内では汚水を流すことを禁止し、放出 する前に下水を処理するという会社の方針に反するものだと話している。

クルーズ船はシアトルの都市下水に下水をポンプで汲み出すことはしておらず、また州海域で投棄することは許可されていない。しかし連邦 法 は、少なくとも3マイル沖に出れば投棄することを許している。

太平洋とPuget Soundを結ぶこの海峡では、どの法律の適用があるかは不明だ。なぜなら、「ここが公海か領海なのかについて法律上の論争がある」からだとKennyは話した。

このクルーズ客船会社は、過去2年に2回、不法投棄で出廷を命じられており、そこでは連邦法が適用され海岸から3マイル以上離れていた の で、投棄は合法的だと主張してきた。

アラスカに就航しているホテル級の豪華客船は、3年前にクルーズ船ターミナルが改修されるまで、ブリティッシュ・コロンビア州のバン クー バーを好み、シアトルを概して避けていた。（Las Vegas Sun: May 07, 2003 at 5:27:37 PDT）

沿岸で使用されているフェリーは、航海に適さず代替すべきだという。

モンバサのMtongwe海峡を走るMvitaの製造元は、25年間使用できるものとして建造したが、今や船齢は35年になっている、 と Kenya Ferry Servicesの常務取締役のAlex Leteipan氏は話した。

「Mvitaの状態が酷いので、Mtongweにあと1隻、本当に欲しいところです。あまりにも古いので、維持費が莫大なものになりそ う です。」と話した。政府は新船の購入を確約しているという。

Leteipan氏によると、この会社は毎日フェリーを利用する3,000人以上の自動車利用者から、年間12,000万ケニア・シリ ン グを得ているという。当局は安全基準を語る一方で、通勤者がパニックにならぬよう問題を隠してきた。

「機関が故障したならば、フェリーはしかるべき場所にそのまま停泊させられ、問題は深海に葬り去られてきたのですよ。」と Leteipan氏は話した。

この会社では国内安全基準を練り上げ、ケニア港湾当局、ケニア海軍、警察、市役所の応援を得ていた。フェリーには十分な救命筏や消火設 備があった。

ここの運航は、年間2,500万ケニア・シリングの費用で、国際的な保険業者の保険に加入している。（The Nation: May 7, 2003）

東京の洋上大学の約350人の日本人が、昨日、グアム島の文化を知るためグアム大学を訪問した。この旅行は、洋上大学の太平洋諸島への 旅の一環。

洋上大学の学長Hideo Katoは、財団法人若い根っこの会を通じて、年1回のクルーズを主催している。これは簡単に翻訳すると、「若い根の会」という意味だ。

「根がなければ、美しい花を咲かせることはできません。」とKatoは通訳を通じて話した。「クルーズというものは教育的なものです。 言葉の壁と文化の壁を乗り越えるために、クルーズを活用したいものです。」

新聞発表によると、この日までに15,540人がこのプログラムによりグアム島とサイパン島を訪れている。Katoは、そのうちの何人 か はグアム島に休暇で再び訪れ、またグアム大学に入学した者もいると話した。

日本の学生は、ふじ丸に乗船してグアム島にやって来た。ふじ丸は昨朝、Cabrasの商港に投錨した。

洋上大学の27歳の学生Miho Miyawakiは、クルーズは自分の学校では伝統的なものとなっているという。

「今年は学生が参加して35回目なんです。」と言う。Miyawakiは友人達と旅行をしているが、クルーズはすばらしい経験であり、 グ アム島で過ごした数時間は楽しかったと話した。

一行は、Micronesian Area Research CenterとRobert F. Kennedy Libraryに向かい、最後に大学の歌手が公演したFine Arts Theatreを訪問した。

ふじ丸は今朝早く、サイパン島に向けて出発する予定。（Pacific Daily News: Thursday, May 8, 2003）

ロードアイランド州、ノース・キングストン発。Quonset Pointからマーサズ・ビンヤード島に向かう新しい高速フェリーが、来月初めまでに就航する。

この運航はこの種の最初のもので、マサチューセッツ州と初めて結ぶ。フェリーはRhode Island Fast Ferryが運航する見込みだ。350人の乗客を乗せ、90分で結ぶ。（POSTED: 8:16 a.m. EDT May 8, 2003）

ミシシッピ州ガルフポート発。沿岸警備隊の広報官は、ガルフポートに向かっていたクルーズ船から日曜日の早朝にメキシコ湾に男性が転落 したと話した。日曜日の朝、船とヘリコプターが現場海域を捜索した。

その男性は、午前零時から午前1時までの間にCarnival Conquestから、沿岸から約10マイル離れたキャット島とシップ島の間の水道で転落した、と沿岸警備隊の下士官Jonathan McCoolは語った。男性の名前や年齢は公表されていない。居住地はアラバマ州のノースポートであることが判明している。

McCoolは、沿岸警備隊の捜査官とハリソン郡の保安官代理が、転落当時の状況を他の乗客から聞いていると語った。

「甲板に立っている限り、事故で手摺を乗り越えて落ちることは難しいと思います。」とCarnivalの広報担当者Tim Gallagherは話した。クルーズ船の手摺は約4フィートの高さがあり、大人がすり抜けるような隙間はないという。（Las Vegas Sun: May 11, 2003 at 8:37:19 PDT）

ミシシッピ州ガルフポート発。日曜日、ミシシッピ州沿岸のメキシコ湾海域で、捜索救助隊がクルーズ船から転落した男性を捜索した。

アラバマ州ノースポートのMatthew Scott Bjorn（35）が、Carnival Conquestから午前零時から午前1時の間に海峡に転落した、と当局は話した。

ハリソン郡の保安官事務所によると、Bjornの妻と目撃者はCarnivalの職員に対して、10階のバルコニーから転落するのを見 た と話している。（Indianapolis Star: May 12, 2003）

イェーテボリ発。昨年の第4四半期にスウェーデンの港で扱った貨物は4100万トンであり、2001年の同時期に比べ5パーセント増加 した。外国の港からが1900万トンであり、1500万トンが海外に送られ、国際貨物輸送は7パーセント増加した。

しかし内航貨物は5パーセント減少し、300万トンであった。貨物全体では900万トンであり、うちイェーテボリ港がスウェーデンの貨 物 全体の5分の1以上を扱った。

この期には590万人の乗客がスウェーデンの港から出掛け、2001年の第4四半期に比べて3パーセント減少している。ゴトランド島と ス ウェーデン本土を結ぶ内航フェリーは、182,000人の乗客を輸送し、5パーセントの増加だった。（The Scandinavian Shipping Gazette: 12.05.03）

5月13日、カリフォルニア州アナハイム発。PlacentiaのRoy Ferreira副官は、ペルシャ湾を警戒する航空母艦で数ヶ月を過ごしたばかりだ。しかし適切な申し出を受けて、この海軍の士官は船に戻ることになるのかも知れない。

「船に乗れて、しかも働かなくて良いなんて最高ですよ。」と、Walt Disney Co.が現役軍人にクルーズあるいはテーマ・パークに招待する申し出を聞いてFerreiraは言った。

月曜日にDisneyは、米国軍人に敬意を表して、Disneyの米国テーマ・パークを3日間無料開放する「Armed Forces Salute（＝軍隊万歳）」を発表した。この提供は12月19日までのもので、家族、友人は割引となる。

この軍隊に対する提供は、フロリダ州のDisneyland Resort、Walt Disney World Resortと、7月19日から12月18日までのDisney Cruise Lineで有効だ。

現役の米国軍人が対象であり、沿岸警備隊の現役メンバーや、州兵や予備役の活動メンバーも含まれる。

これら現役軍人は、3日間の招待券を受け取ることができ、家族あるいは友人について、1人39ドルで5人まで同伴者切符を購入すること が できる。Cruise Lineは、カリブ海とバハマの特定のクルーズを値引きしている。

Ferreira（27）は、USS Abraham Lincolnの作戦及び戦闘指揮所における戦術行動の将校であった。先月、帰還して家族と会い、現在はマイアミに配属されている。彼は、Disneyがその「軍隊を支援 する伝統」の一環として行うことに該当する多くの軍人のうちの１人である。

「当社は、この提供により我が軍隊が友人や家族と魔法のような思い出を作ることを信じております。」とWalt Disney Parks and Resortsの社長Jay Rasuloは語った。

制限やその他の割引については、(714) 956-6424に電話をするか、ウェブ・サイトへ。（The Orange County Register: May 13, 2003 3:53am）

ミシシッピ州、ガルフポート発。新婚旅行中にクルーズ船から落ちた男性の遺体が、火曜日、ミシシッピ州沖の島で発見された、と当局者は 話した。

漁師が遺体を見つけて沿岸警備隊に無線連絡し、保安官の代理人がその遺体がアラバマ州ノースポートのMatthew Scott Bjorn（35）であることを知ったものであると、下士官のJonathan McCoolは語った。

Gary Hargrove検視官は、その遺体が日曜日の深夜にメキシコ湾の海峡にCarnival Conquestから転落したものであると見られているBjornであると確認した。

Hargroveは、Bjornの胸部の損傷は、転落時に救命艇に当たったものであることが窺われ、それにより死亡したものと見られ る、 と語った。

妻のRenee Bjorn（37）は、二人がパーティーに出席している間、夫は船の手摺に登っていたと話した。内側に戻ろうとしたとき、足を滑らせて10階のバルコニーから転落したと話 した。

「滑ったので、彼ったら私に微笑んだのです。」とRenee Bjornは話した。「手を貸そうとしたのですが。」

隣の船室の目撃者は当局に対し、Bjornは妻と口論をして手摺に登っていたと話している、とハリソン郡保安官事務所副長Robbie Coxは語った。また目撃者は両者とも明らかに酔っていたとも話しているという。

Renee Bjornは、二人が酒に酔っていたことは認めたが、喧嘩をしていたことについては否定している。（Associated Press: May. 13, 2003 04:20 PM）

ボランティアらは沿岸で、村を結んでいた歴史的なフェリーを復活させている。

ButleyからWoodbridge近郊のOrfordへ向かうフェリーは、Butley Creekの100ヤードの海域で再び運行を開始した。夏季期間中、週末に横断する徒歩客は前もって予約する必要があり、もし十分な支援が得られたならば、フェリーの運行 日は延長されることとなる。

このフェリーは600年の歴史を有するもので、主として徒歩客や、Orfordに向かうBoytonやButleyの住民によって維持 さ れてきた。

最後の渡船業者であるBryan Rogersが運行の将来に疑問を持ち、引退した。しかし今やAlde and Ore Associationが小型船、免許、保険、救命設備の費用を出している。

フェリーはGraham Hussey、Juliet Redding、その他のボランティアによって運営されている。天候が許せば横断するのに1人1ポンドであり、犬を乗せて行くことはできるが自転車は乗せることができな い。

Suffolk Coast and Heaths Projectの広報担当のJudith Hanlonは、次のように話した。「このように共同体計画を始めることができ、すばらしいことだと考えています。できるだけの支援をするつもりです。」

フェリーの予約は、01394 450843 と 411767で。（Suffolk Evening Star: May 13, 2003 16:32）

Star Cruisesの豪華クルーズ船Superstar Ariesは、日曜日からマレーシアを巡る新しい旅程で航海することとなり、観光業の回復の兆しとなっている。6月の終わりまでは、マラッカ、クアンタン、クアラルンプー ル、プラウティオマン、ペナン島に寄港する。

Star Cruisesは、今のところクルーズがSARS以前の水準にまで回復する見込みがないので、Superstar Ariesを暫定的に転配するものだと話している。この船は611人の旅客を扱うものであり、この会社の最大の船であるSuperstar LeoやSuperstar Virgoの収容能力の3分の1以下だ。

Superstar LeoとSuperstar Virgoは、船上でのSARS騒ぎの後、オーストラリアに転配した。予約が好調なため、Superstar Virgoのオーストラリアでの展開は、5月から7月中旬まで延長されている。（Channel News Asia: 13 May 2003 1721 hrs (SST)）

来年の夏にニュージーランドを訪問するクルーズ船の数が劇的に崩壊し、タウランガ経済に何百万ドルもの損害を与えることとなりそうだ。

タウランガを訪問する船の数は、75パーセントに落ち込んでいる。

2003年から2004年にかけてはたったの7隻であり、かろうじて昨年の夏の総数の4分の1に達しているに過ぎない。2001年から 2002年にかけては37隻の好成績であり、ここの経済に1200万ドルを注ぎ込んだものだった。（NZ Herald: 16.05.2003）

フロリダ州、タンパ発。Regal Empressは、金曜日の競売でこの900人乗りのクルーズ船に入札する者は誰もおらず、再び暗礁に乗り上げることとなった。

連邦裁判所は、その所有者Regal Cruisesの債権者に弁済すべく、この船を売却することを命じている。

最低額が200万ドルであり、数人の可能性のある買い手が興味を示していたが、誰も入札しなかった。別の競売日程が組まれる見込み。

Regal Cruisesは弁済不能となって倒産し、4月18日に連邦執行官により、その唯一の船は差押えられた。この会社はエンジンの修理でフォート・ローダーデールの会社に75 万ドルの負債を負い、ポート・マナティーに対しては11月からの港湾使用料その他で30万ドルの負債がある。

バハマ船籍の船は、現在、タンパ港に係船されている。Regal Empressは1953年にスコットランドで建造された。冬と春にはメキシコ湾、カリブ海、パナマ運河でクルーズをし、夏と秋にはニュー・イングランド沿岸からニュー ヨーク港でのみクルーズをしてきた。（Associated Press: May 16, 2003, 3:58 PM EDT）

昨日、スコットランドからヨーロッパ本土への最初の直行フェリーの運航事業者は、脅威に曝されていることを否定し、確かな将来を約束し た。

ギリシャ人が保有するフェリー会社Superfast Ferriesは、未だに乗客数と貨物輸送量を公表していないものの、Rosyth―ゼーブルッヘ航路は上手く行っていると話した。

フェリーを利用する十分な貨物がなく、その需要の低さが運航の脅威となり得ることが懸念されてきた。

しかしSuperfastは、今日で運航を開始して満1年になる同航路には満足していると話している。（Herald, The; Glasgow (UK): 2003-05-17）

台北発。台湾は昨日、2つの諸島を経由している中国本土との直行航路を休止すると発表した。1日で最高の34例の感染が報告され、 Sarsが広がるのを防ぐためだ。

中国と福建（フーチェン）省の南東に近い金門（チンメン）島を経由するフェリーは昨日閉鎖された、とMainland Affairs Council （MAC）は話した。3月31日、台湾は馬祖（マーツー）列島経由航路を閉鎖した。

MACによると、Sarsの発生で中国に行く人が過去2ヶ月間に激減しているので、閉鎖の影響は限られたものとなるという。

「4月28日に中国からの旅行者に対する検疫対策が図られ、伝染病の流入に対して目だった効果が現れています。しかしこの伝染病で人々 は 未だに心配しているので、運航を休止することで安心することになるでしょう。」

台湾と中国との全ての直接的なつながり、すなわち商業、運輸、郵便事業が、内戦終結の1949年に両者が分裂して以来、断たれることと なった。

しかし2001年から、金門島、馬祖島を手始めに、中国と直接結ぶべく所謂「ミニ・リンク」を始めていた。

昨日、保健省は、34例の新しいSars症例を報告し、台湾での症例は全部で308例となった。公式死者数は、35人のまま。

また昨日、台北のDayeh Takashimaya百貨店は、この病気の原因となるコロナウイルスに検査で陽性反応を示した従業員がいたため、消毒のため4日間閉店すると発表した。（The Straits Times 23:13 17-May-03）

Nancy Tiemannは嫌々ながら初めてヌードクルーズに出掛けたとき、他の乗客が「狂人の群れ」と化したならば、船室に隠れて本でも読んでいるつもりだった。しかしとても楽し いものだったので彼女は夫と2人で旅行業を始め、1万5千人のヌーディストをクルーズに送りだし、何と70パーセントもの人が繰り返し乗 船している。

観光業の多くが不況、戦争、テロの脅威で苦しんでいる中、このヌーディストの隙間産業は発展している。裸の気晴らしと旅行は、1992 年 には1億2000万米国ドルだったのが4億米国ドルに成長した世界的な産業である、とAmerican Association for Nude Recreationは話している。

愛好者は、裸の世界は簡単に仲間意識を持つことのできる平等なものだという。

「銀行の頭取もバスの運転手も見分けが付かないでしょう。」とこの協会の会長Erich Schuttaufは話した。「人間は身に付けているものを取り払って、自然のままになりたいものなんです。」

この組織は北米最古最大の協会であるが、この10年間に会員が75パーセント増加し、約5万人になっている。30の新たなヌーディスト あ るいは衣服を選択できる倶楽部が、過去2年間に米国およびカナダで開設されたという。

ストレスの高い職種、とりわけ専門職において成長している。

「服を脱ぎ捨てて、『さあ、休暇』って言えば、本当に早く寛げますよ。」と書類が高く積上げられた事務所から逃げ出すべく、週末にヌー ディスト倶楽部にやって来た弁護士であるSchuttaufは話す。

今月マイアミからカンクンに87人の裸の乗客のために飛行機がチャーターされた、といったマスコミが伝える出来事は、好奇心を呼び起こ す ものでもある、と業界関係者は話している。

「恐らくアメリカ人は、裸に対してヨーロッパの雰囲気を僅かに感じているようです。」とフロリダのCypress Coveヌーディスト・リゾートの市場調査担当取締役Debra Petersonは語った。「自分自身を受け入れることは、とても健康的なことなのですよ。」（中略）

Tiemannの初めての裸の航海は、夫との船旅を延期しなければならなくなり、やっと時間の取れた1週間にあったクルーズが、ヌー ディ スト倶楽部で殆ど満員だったことから参加したものだった。

「初めは本当に反対でしたが、2人とも服を脱がなければならなくなりました。」と話した。「これまでの旅行で出会ったような自惚れ屋や い らついた人々とは正反対の、本当に良い人達であることが解ったんです。」

そして「健康的な裸体主義旅行者」を招く、Bare Necessities Tour & Travelをテキサス州で、夫と共に始めたのだった。

それから13年が経過し、大手客船会社から傭船した船に、1万5千人をクルーズに送り出してきた。今年、Carnivalの船、 Ecstasy（＝絶頂感）を、2000人の乗客がカリフォルニアからプエルト・バラータ、その他のメキシコの港へのヌード・クルーズに 出掛けるために、10日間傭船した。

「当社は貸し切りで提供しております。こうしたグループとその他のお客様が一緒になることは、決してございません。」と Carnival の広報担当者Jennifer de la Cruzは話した。

ヌーディスト・グループの大半は、「裸は好色なものではない」ことを標語にしている。

Tiemannは、見知らぬ人から乱暴に扱われたり体型が完璧でなくても嘲られたりすることはないと、一般に女性を安心させる必要があ る と語る。

「もしママが行かなければ、誰も行きません。だからこれが安全なものであることをお母さんに確信させなければならないのです。」　 REUTERS（NZ Herald: 17.05.2003）

イェーテボリ発。8秒に1回フェリーが出入港をし、1時間に97,500人の乗客が世界中の港でフェリーに乗船している。

ShipPax Informationの統計によると、昨年、8億5500万人がフェリーで旅行をした。430万回の出港で、フェリーは1億4990万台の乗用車、81万5,000台の バス、2280万台のトレーラーを輸送した。

世界の全ての地域の輸送量が報告されているわけではないことから、Shippaxは、全乗客数は10億人以上と見積っている。（The Scandinavian Shipping Gazette: 19.05.03）

シアトル発。昨年、クルーズ船の何千もの乗客が発病したウイルスの種類であるノロウイルスに、7日間のアラスカ・クルーズの乗客55人 と乗員5人が罹患した、と当局者は話した。

その病気は、土曜日にシアトルに入港したNorwegian Cruise Lineの船、Norwegian Skyで発生した。海上消防局の職員が脱水症状の何人かを救護し、8人を地元の病院に搬送した。

入院した者は誰もいない。シアトル・キング郡公衆衛生局のJeff Duchin博士は、月曜日の記者会見でそう語ったが、とりわけ高齢の人や健康問題を抱えている人には、吐き気や腸の痛みが深刻となり得るという。

Norwegianは、義務付けられている疾病対策センター（CDC）に発生を報告した、とDuchinは話した。CDCと Duchin は、この発生はノーウォーク・ウイルスのタイプと関連があると話した。

アトランタのCDCの広報官Kathy Harbenは、会社は「適切な対策を取っている」と話した。「船上での監督を増やし、清掃と消毒をしている」という。

この853フィートの船には、2,400人の乗客と約1,000人の乗員が乗ることが出来る。この旅行には2,200人の乗客が乗船し て いた、と会社の広報担当者であるHeather Krasnowは月曜日に語った。

ノロウイルスとは、ノーウォーク及びノーウォーク様ウイルスを含むものだが、下痢、腹痛、嘔吐が24時間から48時間継続する。食べ物 や 水、感染者との接触、あるいは感染者が触れたものに触れることによって広がるものだ。

衛生局の広報官Matias Valenzuelaは、表に出ている人は手を十分に洗い、食べ物の調理には気を付けるべきだと話している。（ASSOCIATED PRESS: May 19, 2003）

女王陛下の孫であるZara Phillipsは、英国海運史上における珍しい出来事において、王族としての最初のご公務を行うこととなった。

22歳のZaraとその母君であるRoyal王女は、英国で初めての2隻同時命名式に臨まれるため、水曜日にサウサンプトンを訪問され る。

2,000人の客を前にして、王女はP&O Cruisesの船Oceanaを命名し、娘の方は姉妹船のAdoniaの命名をする。

船籍港における命名式に先立ち、その母親と娘は、77,000トンの船のそれぞれで行われる船上夕食会に出席される。

2隻の船は、地中海、バルト海、ノルウェーのフィヨルドでのヨーロッパ・クルーズを今年の夏に行う。この2隻の船は、2000年に Anne王女によって命名されたAurora、1995年に女王陛下によって命名されたOrianaを含むP&Oの船隊に加わる こととなる。

P&O Cruises UKの常務取締役David Dingleは、次のように話した。「当社はAdoniaとOceanaの登場をとても心待ちにしており、両船が英国クルーズ休暇の将来像を現実化する上で重要な役割を果 たすことを感じております。」

2船とも2,000人以上の乗客と、875人の乗員を輸送することができる。それぞれ2億1000万ポンドの建造費で、イタリアの Fincantieri造船所で建造された。（BBC NEWS: Wednesday, 21 May, 2003, 08:50 GMT 09:50 UK）

昨日の夕方、激しい地震で少なくとも600人以上が死亡し5000人以上が負傷したが、今日、アルジェリアの港湾は通常通り機能してい る模様だ。

Inchcape Shipping Servicesのヨーロッパ・アジア常務取締役Godwin CattleがFairplayに語ったところでは、主要港湾の全ての電話、電子メールは不通となっているが、アルジュウ、べジャイア、そして恐らくスキクダ港は、通常通 り開かれているという。べジャイアは震源地からちょうど218キロの地点にある。

救助隊が終日、倒壊した家屋の瓦礫の下から遺体を引き出している。フランスの民間防衛隊や救助犬が参加している。「我々は本当の国家的 惨事と取組んでいる。」とAhmed Ouyahia首相は、Algiersの病院に被害者を見舞った後、フランスのラジオ局RTLに語った。

地震の規模はリヒター・スケールで6.0に達したものと見られ、スペイン南部やバレアレス諸島でも揺れを感じた。最も揺れたのはメノル カ 島だったが、マホン港は開かれており、Trasmed ferriesは通常通り運航している。（The Fairplay: 22/5/03）

SARSウイルスの伝染病の不安から、今年ノルウェーへの観光旅行を選択する旅行者が増えている。

昨年と比較すると、ノルウェーにやって来るクルーズ船の数は20パーセント増となる。海路でノルウェーに来る観光客数は記録的である。 陸 上に本拠を置く観光産業が生憎の状況に直面しているのに対し、ノルウェーの有名な沿岸定期船「Hurtigruten」を含むクルーズ船 は、予約で満席となっている。

クルーズ産業では、不確実な世界状況とSARSの不安が旅行者に影響を与えているものと見ている。この理由から、今や東南アジアを避け る ようになり、その代わりとなる目的地を捜しているところだ。

ノルウェーのフィヨルドと海岸線の景観に、当り外れはないぞ！（The Norway Post: 23. Mai 2003）

昨年、シドニーのクルーズ船で、麻薬に関係して女性が死亡した事件を捜査しているニュー・サウス・ウェールズ州警察は、サウス・オース トラリア州に捜査の依頼をすることとなった。

ニュー・サウス・ウェールズ州水上警察の刑事は、麻薬による幻想の結果死亡したクィーンズランド州の44歳の女性が、昨年の9月23日 に ヌーメア行きのシドニーのクルーズ船に乗船していたと話している。

娘と2人の家族と一緒だったという。その女性は翌朝、男性グループの船室で死亡しているのが発見された。遺体は水上警察によって遺体安 置 所に移され、数人の男性と一緒に写っている写真を含む多くの物証が船室から押収された。

そのクルーズ船に乗船していた多くの乗客はサウス・オーストラリア州に居住している、と警察は話している。サウス・オーストラリア州の 主 要な刑事警察が、事情聴取をしてシドニーの刑事を助けることとなる。（Australian Broadcasting Corporation: Saturday, May 24, 2003. 7:25am (AEST)）

フィリピン、マニラ発。時化のマニラ湾で日曜日、200人近い乗客を乗せた旅客船が大型のフェリーと衝突して沈没した。

沿岸警備隊は、少なくとも126人が救出され、残りについては捜索活動が続けられていると話している。未確認情報によると、マニラから パ ラワン地方西部のコロンに向かっていた貨客船のM.V. San NicolasとSuperferry 12との衝突で3人が死亡した。

沿岸警備隊副長のReuben Lista副司令官は、126人が救出されたが、数人が岸の方に流されたようだと語った。

沿岸警備隊の広報官Armando Balilo副長は、San Nicolasには168人の乗客と25人の乗員が乗船しており、大時化の海で沈没したと述べた。

この事故は、マニラ南部のCavite地方沖のLimbones Point近くの、コレヒドール島からそう離れていない海域で、午前11時45分頃に発生した。

Listaは、沿岸警備隊と海軍はSuperferry 12の乗員やヘリコプター、何隻かの商船の応援を得ていると話した。

「大変に多くの船舶が出ているので、かなり良くカバーされています。」とListaは救助作業を語った。事故はフィリピン北部と中部を 雨 季の雨と強風が吹きつける中で起きたもの。

Superferry 12を運航しているWG&A Philippinesの広報担当者であるGina Virtusioは、小型の旅客船に衝突された時、船はマニラ湾を出るところだったと話した。

「当社船はセブ島への正しい航路を進んでいましたが、左舷にぶつかって来たのです。」とVirtusioは電話でAssociated Pressに語った。彼女によると、Superferry 12の1,400人の乗客と150人の乗員は全員無事であり、San Nicolasの生存者24人が助けられて乗船しているという。

過積載や救命設備の欠如がよく知られている小型船やフェリーは、フィリピン列島における主要な交通手段となっており、ここでは船舶事故 が よく起きている。（The Star: Sunday, May 25, 2003）

フロリダ州マイアミ港に停泊中のクルーズ船で火災が発生し、船員4人が死亡し、約20人が怪我をした。

マイアミの沿岸警備隊は、火災はSS Norwayのボイラー室で起きた爆発によって引き起こされたもので、おそらく蒸気が漏出したことによるものと思われると話した。

2,000人以上の乗客が怪我をすることなく、Norwegian Cruise Linesによって運航されているこの船から避難した。負傷した船員のうち8人は、病院で重体であると伝えられている。

クルーズは延期
爆発はSS Norwayが1週間のカリブ海クルーズを終え、日曜日の午前5時にマイアミ港に入港してから約2時間後に発生した。爆発は大変に強力なもので、4人の船員は海上に投げ出 され、爆音が船中を貫いた。

「最初は岸壁にぶつかったのかと思いました。すると灯りが消えたのです。」と乗客のKen Huntは話した。

日曜日に出発することとなっていたSS Norwayの次のクルーズは延期された。損傷について調査が行われる。

SS NorwayはSS Franceとして1960年代初期に就航し、当時は313メートルの世界最長のクルーズ船だった。当初はQueen Elizabeth IIと対抗して大西洋横断航海に使われていたが、1970年代半ばに運航を取り止めた。1979年、スクラップとして買収され、豪華船に修復した。（BBC NEWS: 2003/05/26 03:08:30 GMT）

米国当局は2001年にクルーズ船SS Norwayにおいて100以上の防火規則違反があることを見つけていた。日曜日、船上で爆発火災があり、3人が死亡した。3人のフィリピン人船員が死亡し、20人の他の 船員が負傷した。

日曜日のノルウェー時間午後1時に火災報知器が鳴った時、船はマイアミに停泊していた。乗客で怪我をした者はいない。火災は1つかそれ 以 上の蒸気容器が爆発して発生した。

VGに拠ると、1999年に機関室で別の火災が起きたことがあるという。Miami Heraldに拠ると、2年後の2001年にはアメリカ当局が船上で100以上の防火規則違反を見つけたという。

この船に2年前に乗組んでいた消防士のTerje Sorseterは、VGに対し、仕事をしていて上手く動かないのではないかと心配をしていたと話した。

「ディーゼルではなくて、蒸気で動くとても古い船でした。酷く暑くて、そこら中に真っ赤になっている熱い管があって、機関室は本当に混 沌 としていましたよ。まぁ、地獄のようなところで、何時悪いことが起こるかと、絶えず頭を冷やしていなければいけなかったですね。」 （Nettavisen, Norway: 26. mai 11:38）

内航フェリーに対するEUの新しい安全提案を文字通り受け入れたならば、ノルウェーは7615億ユーロの出費となる。しかしノルウェー はスウェーデンの例に習い、全てのカーフェリーへの適用を除外する見込みだ。

ノルウェーの100隻以上のカーフェリーが、厳しい新基準に適合せず、代替を余儀なくされている。（The Scandinavian Shipping Gazette: 26.05.03）

5社の仕事斡旋業者と求職者は、昨年の1億ケニア・シリングに上るクルーズ船雇用スキャンダルの責任を認めさせるため、司法長官に30 日間の猶予を与えた。

外国雇用代理人ケニア協会（Kenya Association of Foreign Employment Agents）は、外務省、労働省、運輸省、逓信省に代わって責任を認めさせるために、Amos Wako氏に警告をしている。

この代理人とはSam Manpower、Kanmes International、Lomohomi Manpower、Madam 'P'、Mombasa Secretarial Servicesであり、そして10,031人の求職者を代表するAntony Musyokiが率いる求職者集団が、政府の法律顧問の長が海外の仕事が存在しないことについて、調査し報告することを怠ったと主張している。

公衆の信用を傷付け、誤った情報を伝え、詐欺を働き、中傷し、悪宣伝をし、悪意に満ちたウソをついたとして、政府を訴えると言ってい る。

アラブ首長国連邦に本拠を置くAl Najat Marine Shippingという会社によってクルーズ船の仕事が広く宣伝されてから、これら代理人は昨年、注目を浴びるようになった。

代理人側のKagwe KamauとKaranja弁護士は、求人活動が中止になったとき、代理人らは求職者から何百万シリングを騙し取ったとして告訴されたと主張している。

代理人らは、このスキャンダルにより名誉が酷く毀損されたと主張している。また名誉毀損の他に、商機や収益を喪失したとして一般的な損 害 の賠償も求めている。

また、特別損害として10,031人の求職者1人につき、登録料3,000シリング、医療費4,500シリング、旅券料3,040シリ ン グ、運賃を求めている。代理人らはまた、下請け代理人や海外旅行の費用をも求めている。

昨年、アラブ首長国連邦やヨーロッパで働く海員の求人を巡って論争が続いていた。当時の労働大臣のJoseph Ngutu氏は、代理人を非難し、仕事の手配を完了するよう力説していた。大臣は、記録によると3,500人は不適格だが、6,500人の求職者は資格があると発表してい た。その後、仕事はなく、1億ケニア・シリングのペテンだったことを認めている。

Al - Najat Shipping Companyは、500人の被害者が議事堂の外で、政府は代わりの仕事を探せと叫んでデモをしたことで、再び注目を集めることとなった。

仕事がないことが判ってから、ある国際的な海運会社は警告を出している。（The Nation (Nairobi): May 26, 2003）

海運会社のCunardは、その保有する船Caroniaを50年代からのレジャー会社Sagaに売却する、と今日発表した。

イングランド北東のタインで最後に建造された旅客船であるこの24,000トンの船は、1973年に就航した。この668人乗りの旅客 船 は、Cunardでの2004年シーズンを終えてから、2005年にSagaの下でクルーズを開始することとなる。

CaroniaはVistafjordとして就航したが、1983年にCunardによって買収された。1999年にCaroniaに 改 名し、Cunardの第三船の名に甘んじてきた。

Caroniaは失うこととなったが、Cunardでは直ぐに2隻の新船が就航することとなっている。世界最大かつ最高に高価なクルー ズ 船である150,000トンのQueen Mary 2は、2004年1月にサウサンプトンから処女航海に出発することとなっている。

その後、2005年4月に85,000トンのQueen Victoriaが就航する。（PA News: Tue 27 May 2003）

フェリー会社のStena Lineが、競業他社のP&Oのケアンライアン港の持分を50パーセント取得することが明らかとなった。

この動きは、ベルファスト―ストランラー航路を運航するためにスコットランドに新港を建設する計画を、Stenaが反古にすることを意 味する。

この取引では、ケアンライアンのP&O港は、船舶を収容しP&Oの運航を行うために再建することとなっている。つまり そ れは、Stenaが予想よりも早くストランラーから撤退することも意味する。ストランラーから8マイル離れたOld House Pointに新港を建設する計画では、2006年に完成することとなっていた。

Stena常務取締役Gunnar Blomdahlは、ケアンライアンでの運航は2005年に始めると語っている。このことは、アルスターとスコットランド間の横断時間が短縮され、ベルファストの新ターミ ナルの工事が完成する2005年半ばまでには更に短縮化が進むことを意味することとなる。

ケアンライアン港の50％の持分取得は、昨日、Stenaにより発表されたアイリッシュ海の激変の主要な部分を構成する。また5隻の船 を 譲受け、ダブリン―リバプール航路、及びラーン―フリートウッド航路を引き継ぐことでP&Oと合意したという内容の覚書に署名し たことも明らかにされた。

「この取得に引き続いて、当社はアイリッシュ海の6航路を保有することとなる。」とBlomdahl氏は話した。

スウェーデンに本拠を置くStenaは、P&Oとの取引は今後の契約、従業員との懇談、通関手続きによって決まると話した。

P&Oのアイリッシュ海の約5,000万ポンドの資産の売却で、Stenaに切り替わることにより、様々な航路の陸上職員に影 響 が出るものと見られる。（Belfast Telegraph: 28 May 2003）

日曜日にボイラーが爆発した時、SS Norwayに乗組んでいたWinston Lewisにとっては宿命的な不運だった。この51歳のジャマイカ人は、クルーズ船を運航している会社の31年目のベテランだったが、水曜日、マイアミのJackson Memorial Hospitalで負傷のため死去した。事故のあった日、休暇を取ることとなっていた。

Norwegian Cruise Lineから仕事に戻るよう電話連絡を受けた時、Lewisは恋人と赤ん坊と一緒にキングストンの自宅で過ごしていた。

「彼は気違いですよ。でも出て行ったのです。」とLewisの18ヶ月になる息子の母親であるMarie Barkerは、ジャマイカから電話によるインタビューで答えた。「それは良い仕事でした。食卓に食べ物を並べるための良い方法だったんです。」

Lewisはジャマイカのマンチェスター教区の床屋で働く間に海に心を奪われ、定期的に支払われる小切手と職歴の期待に誘惑されたので す、とマイアミのジャマイカ総領事Ricardo Allicockは話した。

クルーズ船の幹部は、しばしば床屋にやって来て、遠洋定期船での生活についておしゃべりをしていた。

「彼はかなり若かったですね。」とAllicockは話した。「恐らく、これが生活を向上させる道だと思ったのでしょう。」

Lewisは別のNorwegianの船であるMajesticで長年働き、最近Norwayの乗員に加わったばかりだった、と Allicockは話した。Allicockは、その船の船長やNorwegianの幹部と会ったことがあるという。

Lewisはスチュワード（＝給仕）の監督をしており、爆発事故当時は働いていた。ボイラー室の近くで働かなければならなかったのかど う かについてはハッキリしない、とAllicockは話した。「全身にやけどを負ったと聞いています。頭のてっぺんと足の裏以外のすべてで すよ。」

ジャマイカの従弟とミルウォーキーの2人の姉妹が、重傷のLewisを見舞うためマイアミに飛んで来た、とAllicockは話した。 現 在、家族が島に埋葬するための準備をしている。（The Miami Herald: Posted on Thu, May. 29, 2003）

ギリシャの観光地サントリーニ島近海で座礁したフェリーから160人以上の観光客が救助された。座礁した双胴船Jet Oneの観光客らは、沿岸警備隊により、9時間かけて救命艇や他のフェリーに移された。

商船大臣Giorgos Anomeritiは次のように述べた。「波が高くて困難な作業だった。またその双胴船に接近するのが困難だった。ありがたいことに全てが上手く行った。」

2機の救助ヘリ、1機の軍の輸送機、そして12隻以上の船舶が、サントリーニ島の南約20マイルの現場に向かった。5人の乗客とJet Oneの8人の船員のうち4人がこの双胴船に留まり、現在、エーゲ海諸島に曳航中。

Anomeritis氏は、双胴船が座礁した原因について言及しなかったが、月曜日に商船省が調査結果を発表すると述べた。Jet Oneはサントリーニ島からクレタ島のイラクリオンに向かっていた。

ギリシャでは、エーゲ海のパロス島沖で岩礁に衝突して80人が死亡した、2000年9月のExpress Saminaのフェリー事故の後、救助方法や安全規則について徹底的に検討がなされている。（Associated Press: 11:11 Friday 30th May 2003）

マイアミ発。停泊中のクルーズ船で先週末にあったボイラーの爆発による負傷で、7人目の船員が死亡した。

機関員のRamon Villarais（39）は、木曜日に死亡した。Norwegian Cruise Lineの船に乗組んでいた9人が病院にいるが、会社によると、うち1人が危篤だという。

最初の6人の犠牲者の検死によると、5人は高圧蒸気によるやけどにより死亡したもので、他の1人は爆発による外傷によるものだという。

船齢41年のSS Norwayに乗船していた2,100人の乗客で、怪我をした者はいない。爆発原因は捜査中。（Indianapolis Star: May 31, 2003）