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The Great Passenger Ships of the World/Die Grossen Passagierschiffe Der Welt

2016年3月、私などが編集協力した客船写真集「The Great Passenger Ships of the World/Die Grossen Passagierschiffe Der Welt」がドイツで刊行されたので、紹介いたします。

本書は元々、ドイツの高名な客船研究家であるArnold Kludas氏が出版されてきた 「The Great Passenger Ships of the World」を引き継いでいるもので、最近では、 5年前後に1度の割で発行してきました。全世界の1万総トン以上のフェリーとクルーズ船を網羅するハードカバーの豪華な客船 写真集です。今回の第8版から英語表記となり、更に利用しやすくなりました。

このページでは、本書の冒頭部分の「序文」と「特記事項」を中心に紹介します。というのは、「序文」は近時の世界の旅客船業界の動向を 要領よく紹介するものとなっており、一方「特記事項」は旅客船についての有用な基礎知識の解説にもなっていると考えたからです。

The Great Passenger Ships of the World/Die Grossen Passagierschiffe Der Welt

カバー裏表紙

「Kludas」の客船案内の第8版は、船舶とクルーズの愛好家に絶対必携の高い信頼性のある参考文献を再度お届けする!世界の客船 は、信じられない速度で最高のものとなりつつあり、これまでになく大きく、これまでになく目を見張らせるような、これまでになく豪華なも のとなっており、2010年の最終版以来、1万総トン以上の約80隻の「巨船」が加わっている。今回の版では、最新の歴史、技術的詳細、 大半が新写真を使用して、858隻の船を紹介する。

驚くほど美しい写真と、信頼できる情報が完全に結合した本!

タイトル(3頁)

RAOUL FIEBIG、FRANK HEINE、FRANK LOSE
ARNOLD KLUDAS 創始

世界の素晴らしい客船
DIE GROSSEN PASSAGIERSCHIFFE DER WELT

1万総トンを超える世界中の858隻の全客船の写真付き目録

Koehlers Verlagsgesellschaft、ハンブルク

参考文献等(4頁)

参考文献
Batologen、ビケン
Cruise & Ferry Info、ハルムスタード
Cruising Monthly、グロスター
Designs、ハルムスタード
Faergefarten、コペンハーゲン
Ferry & Cruise Review、ダグラス
Guide、ハルムスタード
Lloyd's List、ロンドン
Maritime News、ケンドル
Market、ハルムスタード
Sea Lines、ウインザー
Ships Monthly、バートン・オン・トレント
Steamboat Bill、イースト・プロビデンス
www.maritimematters.com
Yahoo! インターネット E グループ
Ferries of Northern Europe
Ferries of Southern Europe
Ferries of Outside Europe
Linerslist

カバー写真
表紙
CELEBRITY CONSTELLATION(左)、CELEBRITY ECLIPSE(中央)そしてKRONPRINS FREDERIK(右)が、ドイツのバルネミュンデ港に入港しようとしている。(写真: Hans-Joachim Hellmann)
裏表紙
サン・マルタン(セント・マーティン)島フィリップスバーグのINDEPENDENCE OF THE SEASとMSC DIVINA(写真: Andy Hernandez)

発売中のタイトルの完全リストを喜んでお送りいたします。
住所を明記の上、電子メールをこちらにお送りください: vertrieb@koehler-books.de
インターネット上で弊社を訪問される場合は、こちら: www.koehler-books.de

ドイツ国立図書館の書誌情報
ドイツ国立図書館はこの出版物をドイツ全国書誌に登録する。詳しい書誌データは、インターネット上のこちらで検索可 能:http://dnb.d-nb.de

ISBN 978-3-7822-1245-8
Koehlers Verlagsgesellschaft、ハンブルク
2015年第8版、Koehlers発行
Maximilian Verlag GmbH & Co. KG内

版権所有

著者: Raoul Fiebig | Frank Heine | Frank Lose
翻訳支援: Christopher Watson
発行者: Inge Mellenthin
印刷: DZS Grafik、スロベニア

目次(5頁)

序文 ......................................................................... 7
この新版の特記事項...................................................... 9
船舶(時系列順)........................................................ 11
付録1: 貨物フェリーと臨時客船.................................... 259
付録2: 旧客船........................................................... 275
付録3: 建造中の客船................................................... 281
付録4: 2010年以降に引退した客船................................ 285
船舶目 録................................................................. 299

序文(7-8頁)

「The Great Passenger Ships of the World(=世界の素晴らしい客船)」が最後にお目見えして 6年が経過し、私たちは今、謹んでこの改訂第8版をお送りいたします。以前の版と同様、出版時に存在する1万総トン以上の客船とフェリー の状況を最新のものにし、入手し得る限り最新の写真を掲載いたしました。新版では毎度のことですが、何がしかの変更もしています。最も顕 著な ことは、この版では正に初めて、英語でのみ印刷されていることです。このことは、非ドイツ語の読者層から受け取って来たおびただしい数の ご質問に、今更ながら私たちが回答することを可能にするものです。残念なことに、現在の出版市場の状況では、ドイツ語版を並行して発行す ることが許されないものになっています。このような次第で、船舶の状況を可能な限り画一化し、英語の深い知識を持たない全ての関心あるド イツ語を話す読者の皆様が、私たちが翻訳した手がかりを頼りに、情報を取り出せることを可能にしました。

以前の版で多大なる支援をしてくれたRaoul Fiebigが、今回、共著者として私たちのチームに加わったことを、私たちは謹んで発表いたします。これにより、絶えず拡大しているクルーズ船部門についての彼の名高い 専門知識を、読者の皆様に提供することが可能となりました。彼の指名については、この出版物の創始者であるArnold Kludasの心からの支持を得ております。

私たち著者チームが拡大したように、クルーズ船が増加の一途を辿る傾向は、不変のままです。ところがこれと同時に、世界のフェリーの数 は減少し続けています。北ヨーロッパに配船されるフェリーは益々少なくなり、その結果として、このタイプの船の中には、今や20年以上も 運航しているものがあります(とりわけ注目に値するのがSTENA DANICAで、1983年に建造されて以来、同じ航路に配船されており、運航年数は想像を絶する数十年間に及んでいるのです。)。地中海では、海運会社は主として中古船 に頼っており、多くの古いフェリーは、近年のSOLAS(=海上における人命の安全のための国際条約)規制改正の犠牲になっています。と ころが北ヨーロッパとは対照的に、日本での建造ブームは不変のままです。この結果、日本から購入された中古フェリーの比率は益々増加し、 現在、地中海で運航されています。そして中国では、フェリー海運は未だに益々強固になっており、大量の新造船の数を誇ることができるよう に なりました。インドネシアとフィリピンの市場では、日本の中古船に殆ど全て頼り続けています。これら後者の地域の使用可能な写真素材を入 手することは困難なことが判っており、そのため、私たちの写真説明とは、大変にしばしばズレが生じています。

前の版の序文では、出版直前に就航したOASIS OF THE SEASの後、クルーズ船の大きさが増大し続けるのかどうかについて の疑問を、私たちは表明していました。これまでのところ、この予測は正確であることが証明されています。 OASIS OF THE SEASは、合計3隻の姉妹船を持つこととなっており、これより大きな船は、いまだに計画されていません。とは言うものの、10万総トン を超える船が益々増える傾向は、不変のまま継続しています。62隻が、現在、世界の大洋をクルーズしており、更に31隻が計画段階にあり ます。6年前、市場はある時期において 飽和状態になると私たちは推測しました。ところが造船所の注文控え帳は再び一杯になっており、これは一部には、海運会社が重要なクルーズ市場として、中国を次第に見出して 行ったことによるものです。しかし基本的には、今日建造される全てのクルーズ船の70%以上が、僅か3 つの大造船所(Fincantieri、Meyer/Meyer Turku、そしてSTX France)によって、4つの大手海運グループ(Carnival、Royal Caribbean、NCL、そしてMSC)向けに建造されているのです。新しい大型クルーズ船の多くは、僅かな違いしかない(多かれ少なかれ注目すべき)方法で、就航さ せている会社に適合させた、規格化された相当数の船となっているのです。クルーズ船の「残り」は、「アウトサイダー(注、勝つ見込みのな い競技者)」と見なされるのかもしれないものの、それでもなお興味をそそるもので、本書の写真でその姿を見ることができ、遥かに様々な意 匠を誇示しています。因みに、本書の5巻ある最初の版の1974年の夏に発行された最終巻の主要部分に姿を見せていた客船のうちの13隻 は、今日でも運航しており、この第8版の主要部分に含まれています。その他については、付録で言及しています。

私たちに正に最高の写真を提供することで、この本に再び貢献して下さった多くの写真家に感謝したいと思います。お名前は、それぞれの作 品の次に掲載しております。
私たちはTsuyoshi Ishiyama(=石山剛)に格別の感謝をいたします。データと、とりわけ日本から写真を提供することで、再び私たちを支援してくださいました。またMarko StampehlとUwe Jakobには、船のデータとその状況をチェックし、編集過程で原稿の多くの間違いを訂正していただき、感謝したいと思います。また翻訳追加支援をしてく ださったRichard Sevilleに、私たちは格別の感謝をいたします。

大事なことを言い忘れていました。皆さんの関心を、FERRIESに向けていただきたいのです。私たちが次の版の「The Great Passenger Ships of the World(=世界の素晴らしい客船)」を編集するまで、世界のクルーズとフェリー海運の進展についての最新情報を提供し続けている雑誌です。年に4回、ドイツで発行 しているFERRIESは、www.ferries-online.de、Schmiedestrasse 28, 24986 Mittelangeln(=郵便番号24986、ミッテランゲルン、シュミーデ通り28)のFrank Heineを通じて注文することが可能です。

2016年1月、パーダーボルン、ダムホルム、ブンデ
Raoul Fiebig(=ラウル・フェイビッグ) | Frank Heine(=フランク・ハイネ) | Frank Lose(=フランク・ローゼ)

この新版の特記事項(9-10頁)

I. 概評

この本は、今日、世界に存在する10,000 GRT/GT以上の841隻の全旅客船の年代順一覧を掲載するものであり、新造も含 む。項目は、造船所からの引き渡し日に従って整理されたものだが、姉妹船の場合は例外であり、常に先の船の直後に記載している。付録 1-4では、限られた運航、あるいはもはや運航していないといったことだけが判る、客船の簡易化された一覧としている。

II. 歴史上のデータ

この本に掲載された全ての事実と数字は、慎重に調査されたものである。それにも関わらず、間違いが忍び込んでいることについては、 お詫びしたい。原稿の締め切りが2015年12月であり、船舶の技術的データがこれよりも後に発表されたり、直前に船が引き渡された りしたものがあり、暫定的なものとなっているかもしれない。船舶の技術的及び歴史的情報は、常に次の順序で掲載している。

1) 型式

個々の推進型式は、それぞれの船名の前に、次のように掲載している。
ms = motor ship(発動機船)
ts = turbine ship(タービン船)

2) 船名

それぞれの船名は、船体に見られたように、ラテン文字で綴っている。名前の新しい綴り方には、益々遭遇しており、例として 「AIDA Prima」の代わりに「AIDAprima」とし、あるいは「Super Star」の代わりに「SuperStar」とするものがある。海運会社でさえも、時折、名前に矛盾があることがあり、混乱に繋がることがある。この問題は、ラテン語で書 かれていない船名を翻訳する際にも生じている。船体上の大文字に、アクセントや発音記号が表記されていることはまずなく、ここでも省 略している。

3) IMO番号

1987年、 International Maritime Organisation(=国際海事機関)(IMO)は、IMO 番号という形で、それぞれの船に対する独特の記号表示を導入した。これは、元々は LloydのRegister of Shipping(=船名録)において発行された登録番号に由来する。それぞれの船には、独特のIMO番号が割り当てられ、船の生涯において変更されることはなく、2回発 行されることは決してない。この本の船舶の中には、IMO番号を持っていないものもあるが、これは元軍艦(軍隊輸送船)であり、その ために番号が発行されなかったものである。少数の船舶の IMO番号にはもはや確定できないものがあり、あるいは新造船の場合においては、まだ判らなかったものもある。

4) 海運会社及び母港

可能であれば、船が纏っている海運会社の色について、ここでは言及している。補注は、例外的な場合にだけ、掲載している。会社名の 後にある法律用語(例、AG又はLtd.(=株式会社又は有限責任会社))は、殆ど全ての場合、省略している。会社名は、独特の省略 形で掲載されていることもあるかもしれない。それぞれの船の母港は、必ずしも海運会社の所在地ではないが、その船が掲揚している国旗 については、常に言及している。

5) 造船所、建造地、Yard番号

Pty.又はGmbH(=株式会社又は有限責任会社)のような法律用語は、ここでも会社名と並べて掲載していない。加えて、会社名 は時折、省略形で記載されている。建造地、および造船所のYard番号は、例外なく造船所の名称の後に記載している。

6) 総トン数

1994年、これまで使用されてきた全ての測度法が、正式に廃止された。これらの測度法は、船の計量から、莫大な容量を控除するこ とを可能なものとしてきた。例えばRoRoフェリーの広い車両甲板は、古い計算法では、含められることは殆どなかった。しかし新しい 規則の下では、こうした船は、50%以上も総トン数が増えることになったのだ!その他の客船についても、この違いは相当量のものとな り得る。この1つの例として、TROPICALEがある。1981年に22,929 GRTとして就航したが、改造もしていないのに、1994年に35,190 GTと定義されたのだった。GRT(=登録総トン数)測度法により就航した船舶は、新たな数値がLloyd's Register(= Lloyd船名録)に初めて収録された場合、その船の生涯の適切な時期に、GT(=総トン数)測度法が掲載されている。

7) 重量トン数

重量トン数は、tdw (t = 1,000kg、時には1,016kgであることも)で掲載されている。他の技術的データと対照的に、重量トン数の変更は、大規模な改造においてのみ言及して いる。この場合は、この本では船種の追加指摘として扱ってい る。GT/GRTとの関連で低tdwは、純客船あるいはフェリーを示し、GT/GRTとの関連で高tdwは、貨客船あるいは貨物フェ リーを示している。

8) 船の長さ

全長、すなわち船体の最長点の長さが、常に掲載されている。

9) 船幅

船体の成形幅が表示されている。最大船幅が、この寸法よりも10㎝を超えるところがある場合は、その値も掲載した(角括弧内)。

10) 推進システム

推進システムの数と型式は、明確な省略形を使って示している。製造業者は、セミコロンの後に掲載している。装置一式が、当該製造業 者の主工場で製造されたものでない場合は、ハイフンの後に当該製造会社を掲載している。船舶の中には、例えばディーゼル機関とガス・ タービン、あるいは様々な他のタービンからなる複合推進システムを組み込んだものがある。これには、例えばCOGES (Combined Gas Turbine and Steam Turbine Electric Drive system(=複合ガス・タービン及び蒸気タービン電気駆動システム))や、Integrated Electric Propulsion(=統合電気推進)(IEP)がある。

11) 機関出力

1977年以前に就航した船舶の機関の推進力は、発動機船の場合はbhpで、タービン船の場合はshpで掲載している。指定物理装 置の国際的な制度は、1977年に拘束力のあるものとなった。この制度の下で、出力はキロワット (kW)で表すべきものとされた。こうした単位は、本書では、1977年以降に製造された全ての機関について使用している (1kW = 1.36 hp; 1 hp = 0.735 kW)。機関は、船を推進させるために必要なばかりではなく、ディーゼル船とターボ・エレクトリック船の主機関によって運転される発電機も、船全体で必要とされる相当の電 気量を発電するために使用されている。この結果、これら主機関の性能は、推進のために必要なものよりは、著しく高いものとなってい る。そうした場合は、電気駆動モーターの推進力を、主機関の総合的な性能に加えて掲載している。

12) 推進手段

暗車又はその他の推進手段の数。例として、ウォーター・ジェット、ポッド・ドライバーがあり、これにはABBのAzipodという ポッド、Rolls-RoyceのMermaidやAquamaster装置、Siemens/SchottelのSSP、 (Dolphin として設計された)STN Atlas/Wartsilaのポッド・ドライブがある。

13) 速力

巡行速力は、ノットで掲載している。1ノットは、毎時1海里(1,852km)と定義されている。最高速力は、その後に角括弧 に入れて掲載している(判明時)。

14) 旅客定員

これはとても複雑な分野であり、実用的で標準化された体系を作り出すことは可能とは思われない。今日、クルーズ船に関する基本的な基 準は、寝台2台の船室が標準とされている。場合によっては、ソファー又はウォール・ベッド(注、壁に備え付けた寝台)が追加使用可能 とされている(例えば子供用)。これは角括弧内に掲載している。この状況は、フェリーに関しては、更に複雑になっている。短距離旅行 では、船室や寝台は必要ではない。甲板船客だけである。より長い夜間航海では、異なる快適水準の船室が、宿泊施設と共に、及び/又はプ ルマン式座席が提供されている。私たちは個別の場合において、出来るだけ多くの詳細を提供するよう試みてきた。角括弧内の数字は、最 大搭載人員。この本では、「Pullman(=プルマン)」の用語は、航空機流の座席ばかりではなく、フェリーにおいてカーテンで仕 切られた睡眠用寝台も含んでいる。

15) 乗用車、トラック、鉄道車両積載能力

乗用車の収容力は、特別の車両下甲板の全収容力を示している。というのは、車両は大きさが異なっているからであり、必要のある場 合、トラック・レーンと鉄道用甲板が乗用車によって占拠されることが可能であるからであり、この数字は、概略値と見るべきだからであ る。更にトラック、トレーラー(注、牽引される荷台車、日本でいうシャーシ)そして鉄道車両には、異なる様々な長さがある。適切な甲 板高のある、適切な待機レーンの全長を、こうした車両用になるべく掲載している。トラックについては、幅3メートルのレーン長として いる。軌道の長さは、言い換えると、船上のトラックの利用可能な全長は、鉄道車両に当てはまる。

16) 船員の規模

残念なことに、船員の規模はそれぞれの船について確定できなかった。この数字と乗客数との関係は、提供されるサービス水準を評価す る基準となっている。

III. 船舶の歴史的データ

1) 船歴

それぞれの船の生涯に関連する全ての主要事実や数字は、時系列順に掲載している。これには、船名変更、海運会社の変更(なおII. 4を参照)、大規模な改造作業、深刻な結果となった事故や、もちろん当該船舶の最終的な運命も含まれる。

2) 航路

この本では、クルーズ船については、しばしば一般的な航路の詳細のみを掲載している。こうしたものは、シーズン毎、旅行毎に異なる か らである。詳細情報は、フェリー航路に関して掲載している。しかし、時折ある短期傭船や航路変更は示すことができなかった。2つかそれ以上の港の間に入れた斜線は、これら の港のいずれか一方との間で行き来する運航であることを示している。

3) 言及する価値のあるその他の出来事

今までにない、より複雑な技術を用いた、より大型の船舶の数が増加する結果、より多くの「標準問題」が生じている。これには例え ば、ポッド・ドライブのような新技術を導入したことに伴う「初期問題」、大量の乗船客の感染症(例えば食中毒からサルモネラ菌ま で)、ちょっとした衝突、座礁や災難に類したものがある。これらの全ては、修理費や旅行中止により何百万もの損失の原因になるものだ が、ここでは特別の事例のみを報告している。

本文(11-307頁)

船舶(時系列順)
付録1: 貨物フェリーと臨時客船
付録2: 旧客船
付録3: 建造中の客船
付録4: 2010年以降に引退した客船
船舶目録

The Great Passenger Ships of the World/Die Grossen Passagierschiffe Der Welt

Information

著者について
Frank Heine(1965年生まれ)は、業界紙「Ferries」の編集者。Frank Lose(1967年生まれ)は、「Ferries」の編集長。この執筆陣に、経験豊かなジャーナリストでクルーズ専門家のRaoul Fiebigが加わった。3人の著者は共に、かってArnold Kludasが世界の大型客船の研究を始めた伝統を継続してしている。

詳細情報
ハードカバー: 307ページ
出版社: Maximilian Verlag; 8版 (2016/3)
言語: 英語
ISBN-10: 3782212452
ISBN-13: 978-3782212458
商品寸法: 24.5 x 2.5 x 30.7センチメートル
重量: 2.24キログラム
発売日: 2016/3(但し英語圏は2016/11)

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