北海
テムズ川には2つのフェリー会社がある。ダートフォード横断航路のケント州側にあるDart Lineは、ベルギーのフ
ェリー会社Cobelfretから少し離れたところにあり、一方Cobelfretは、パーフリートで新聞用紙の運送をするため小
さな港湾設備を開発している。近い将来、M 25自動車道が閉鎖されることで、トレーラーと相性が悪く決して人気が
あるとはいえないドーバー経由と違い、1日に2往復することが可能となる。Dart Lineはオランダの フリッシンゲン、
ベルギーのゼーブルッへと、比較的新しいダンケルクへの運航をしている。一方、長らくライバル関係にある
Cobelfretは、ゼーブルッへとロッテルダムとを結び、フリッシンゲンへの新しいターミナルを計画中だ。強気の姿勢
にも拘らず、Jacobsの子会社であるDart Lineは激しい競争に曝されて運賃を引き下げ、その結果、南アフリカの
グループBidvestの支配権を最近失った。Dart Lineは、Kent Lineが前のShell Haven Oil Refineryの跡地に新たに
開発したP&Oのコンテナターミナルで有名な、その発祥地であるDIFTから撤退することとなっている。Bidvestが将
来をどう考え、運航にどの程度の投資をすることになるのかを観察することは、興味深いものになるだろう。これま
ではここは安いルーマニアや中国の船舶を使用してきた。
ハリッジ、フリクストウ、イプスウィッチ、さらに離れたオーウェル港は、多くのフェリー運航を広く豊富に通年提供
しており、フリクストウ―ロッテルダム・ゼーブルッへ間のP&OとP&O North Sea Ferries、オランダのSheveningenを
結ぶNorfolkline、ハリッジ海軍造船所とトゥルクを結ぶMann & Son、イプスウィッチとオーステンドを結ぶFerryways
がある。Hutchison WampoaのHarwich InternationalはDFDSを母体とするもので、デンマークと新たに厄介なものと
なっているクックスハーフェン航路を抱えている。Stena Lineは通常船とHSSによるフーク・バン・ホーラント航路を
有している。
Pride of Rotterdam (P&O North Sea Ferries)
Norfolklineの話といえば、この会社は元々グレートヤーマスとを結んでいたところで、経済的規模を拡大するため
の大変な努力の結果、港は発展した。グレートヤーマスは、このフェリー会社に戻ってきてもらえるよう、数年前か
ら野心的な計画を立てて戦っている。
Superfastがバルト海に進出したことは地元にとっては戦慄以上のものであり、既存の運航を利用していた北部
から、貨物や旅客を奪うことは疑いもない。殆ど運賃次第ではあるが、貨物と旅客が北部からロサイスに行くよう
になって、より速くヨーロッパ本土の目的地に到達し得ると説得される理由はある。ここでの主要論点は、
Superfastがロサイス港の施設の所有者である Forth Portsから受け取る1,200万ポンドの助成金だ。アバディーン
のヨーロッパ本土向けの輸送量は年々成長してきたが、このかなり手ごわいギリシャの参入による将来の影響を
恐れている。しかしこの新しい運航は、その発展のとりわけ初期において、あらゆる援助を必要とすることとなるの
が現実だろう。燃料費と冬季の厳しい北風の天候状態が、会社を不安定なものとするであろう。
興奮するような、あるいはそうでなければ当惑するような発展をしているのが、しばしば北部諸島と呼ばれるオー
クニー諸島とシェトランド諸島への生活航路である。ここではRoyal Bank of ScotlandとCaledonian MacBarayneが
提携して、Northlinkの旗の下で運航している。3隻の船に代わって4隻の船を投入し、新造船は英国ではなくフィン
ランドでのみ建造しており、将来の経済への良い前兆とは言えないが、国有化の話が善良で愛国的なスコットラン
ドの読み物の中でこれまで語られてきた。Smyril Linesを悩ませた新造船は間もなくであり、Northlinkは収益を上げ
るために航路を連携させて上手くやっていくことだろう。
Lord of The Isles (Calmac)
Caledonian MacBrayneについて述べると、ここは西部諸島である23の島嶼を28隻のフェリーで本土と結び、それ
ぞれ52の港とターミナルを経由している。Calmacは大変親しまれており、年間500万人を超える旅客、100万台の
乗用車を輸送しており、地域や能力に違いがあるにも拘らずTransmediterraneaの獲得に名乗りを上げている。
Calmacは生活の一部であり、潜在的に収益力があり、現在3つに分かれている船主、スコットランド行政府、運航・
市場調査部門を、たぶん一つに集約することとなろう。
Bill Moses, ferryguide 2002, 47-48 (2002).
03/10/07